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    2009年7月22日(水)午前11前くらいから観測される皆既日食。
    日本で、皆既日食が観測できるのは、奄美大島の北部・喜界島・屋久島・種子島の南端・トカラ列島・硫黄島・北硫黄島・南硫黄島といった東シナ海に浮かぶ島々のみ。
    その中でも悪石島では、6分25秒。
    喜界島では、1分41秒。(午前10時57分ごろ~10時59分ごろ)

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    花火

    花火(はなび)とは、火薬と金属の粉末を混ぜて包んだものに火を付け、燃焼・破裂時の音や火花の色などを鑑賞するためのもの。火花に色をつけるために金属の炎色反応を利用しており、混ぜ合わせる金属の種類によってさまざまな色合いの火花を出すことができる。



    [編集] 概要

    夏の風物詩 花火大会(兵庫県滝野町夏祭り多くの場合は火薬が爆発・燃焼した時に飛び散る火の粉の色や形を楽しむが、ロケット花火やへび花火、パラシュート花火のように、火薬の燃焼以外を楽しむものもある。

    日本では、夏の夜の風物詩とされている。一部の自治体では大規模な花火の打ち揚げを「花火大会」と称して行っている。大会の時期は7、8月に集中し、これが旧暦では秋にあたるため、俳句では秋の季語になっている。

    花火大会のほか、イベントなどの開催を告げるため、また、祝砲のかわりにも使われる。なお、演劇や映画などで演出や効果の一環として流される煙(スモーク)や、パーティーなどで音とともに紙テープなどが飛ぶクラッカーも、法令上、花火(煙火)に含まれる。

    日本では「火薬類取締法」により製造から消費までが規制されている。打上花火を揚げるには、俗に花火師と呼ばれる「煙火打揚従事者」の資格が必要で、一般人の取り扱いは事実上不可能に近い。


    [編集] 花火の種類
    日本では、大きく分け、取り扱いや打ち揚げに免許が必要な大型の打上花火(法令上の用語は煙火)と、玩具店などで販売され、家庭などで消費される小型のおもちゃ花火(法令上の用語は玩具花火)に分けられる。法令上は、花火と煙火は異なるものを指すことになるが、煙火という用語は一般的な用語でないため、本項目内では花火に統一する。日本煙火協会サイト内でも、一般向けの表記は「花火」にほぼ統一されている。


    [編集] 打上花火
    「玉」とよばれる紙製の球体に「星」とよばれる火薬の玉を詰めて打ち揚げる花火である。打ち揚げにも火薬を用いる。打ち揚げ時と同時に導火線に点火され、所定の高さに到達すると、導火線が燃え尽きて玉内部の割火薬に点火されて「玉」が破裂し、「星」が飛散する。このとき「星」には、光の尾を引きながら燃焼するもの、落下途中で破裂するもの、色が変化するものなど様々なタイプがある。「玉」の内部に「星」を均一に詰めることが重要であるが、詳細な技術は花火師の秘伝とされる。

    一般的に、日本や中国などアジアの打上花火は、打ち揚げ時に光が同心円状に広がるものが多く、花火玉そのものの形も球形をしている。これに対し、日本国外(特に欧米諸国)の花火は打ち揚げても円状にはならず、花火そのものの形も円筒形をしている。円筒形の花火は、球形に比べ、火薬量などを増やすことができ、華やかな光や色を出すことが可能であるが、破裂途中で色の変化をさせることは困難だとされる。かつて、日本の花火も同心円状に広がるものの製造は困難で、一部の武家花火師のみの秘伝とされていたといわれるが、明治期に鍵屋十二代目弥兵衛が技術を取得し、以後、円形の花火が多く作られるようになったとされる。

    日本と欧米の花火球の形の違いの理由は、昔、日本では河川で打ち上げて、観客はあらゆる方向から観賞していたため立体的に発光しなければならなかったのに対し、ヨーロッパでは、貴族の館など建物の裏から打ち上げていて、観客は一定方向からしか見なかったため、平面的な発光でもよかった、というのが理由とされる。

    打上花火は「割物」、「ポカ物」、「型物」などに分類される。

    「割物」は代表的な打上花火で、破裂したときに星が球状に飛散するものである。中でも星が菊の花のように尾を引いて広がるものを「菊物」、尾を引かないものを牡丹に喩えて「ボタン物」とよぶ。また、二重の球状に広がるものを「芯物」という。
    「ポカ物」は星が飛散しないもので、ランダムな方向に星が飛んでいく「蜂」などがある。
    「型物」は「割物」の変形で、土星などの形に星が飛散するものである。
    伝統的に打上花火の「玉」の大きさは寸、尺であらわされる。直径約6.06cmの二寸玉(2号玉)から直径約60.6cmの二尺玉(20号玉)、さらに三尺玉(30号玉)、四尺玉(40号玉)まである。二尺玉は直径約500m程度、世界最大といわれている四尺玉は直径約800m程度まで広がる。ただし、この号数表記は打ち揚げ筒の太さであって、実際の花火玉の直径はこれよりも若干小さくなる。具体的には、20号玉の直径は60cmではなく約57cmである。

    『世界の果てまでイッテQ!』で、直径1kmの花火球を作って打ち上げようとしたものの、打ち上げの途中に自重で落下し、落ちた水中で爆発する、という失敗に終わった。

    代表的な打上花火である「割物」の鑑賞のポイントとして以下のようなものがある。

    「玉の座りがしっかりしているか」:玉が昇りつめた点で開いていることを「玉の座りがしっかりしている」という。きれいに広がるための重要なポイントである。
    「盆が取れているか」:星が盆のように真ん丸に見えているか。
    「消え口が揃っているか」:星の色が一斉に変化し、一斉に消えているかである。ただし、わざと消え口をずらしている花火もある。
    星がまんべんなく広がり、歯抜けになっていないか。
    星の発色が良く、はっきりとした色が出ているか。さらに、星をどのように配色するかは花火師の個性が発揮される重要なポイントである。
    三尺玉(長岡まつり)
    花火打ち上げ筒のモニュメント(長岡駅前)
    長岡まつりの花火
    おぢやまつりの花火



    [編集] 仕掛花火
    複数の花火を利用するなど作為的に仕掛けを施した花火。

    枠仕掛
    速火線で連結した焔管(えんかん)を、木や鉄パイプ等で文字や絵を型どった枠上に並べて配置し、点火によって焔管が一斉に燃焼することにより、数分程度文字や絵を浮かび上がらせるもの。
    網仕掛(ナイアガラ)
    速火線で連結した焔管を数~数十メートルに渡り一列に吊し、点火によって焔管から火の粉が一斉に流れ落ちるもの。一部花火大会では2000mに及ぶものも存在する。ナイアガラ滝から。
    スターマイン
    打上花火の玉や、星、笛等を順序よく配置し、速火線で連結し、次々と連続して打ち揚げるもの。枠仕掛けの最後に裏打ちとして使用されることもある。主に2号玉(約6cm)から4号玉(約14cm)の玉が用いられる。
    立火仕掛
    星を連発で打ち揚げる「乱玉」、筒に詰めた火薬により火の粉を噴出させる「噴水」(別名「三国」)の二種がある。「噴水」のうち、手持ちや抱えたまま噴出させるものは「手筒」という。
    車花火
    円盤等の周りに火薬を詰めた筒を配置し、火薬の噴射推進力により円盤を回転させ、火の粉を円状に噴出させるもの。
    流星(龍勢)、ロケット
    竹筒等に火薬を詰めた筒を取り付け、火薬の噴射推進力により、上空へ打ち出すもの。
    ケーブル花火
    ロケットをロープで吊し、火薬の噴射推進力によりロープに沿って走るもの。枠仕掛の点火用に使用されることもある。
    海上自爆
    花火を打ち上げるのではなく、海上に浮かべた筏などの台舟に「玉」を設置し、遠隔操作で点火するものである。本来、球形に展開する花火が海面上でしか開かず下半分は海面に映ったものとなるが、遠方から見るとあたかも普通の花火のように見える。近年の遠隔操作技術の向上により、各地で見られるようになった。
    ナイアガラ(網仕掛) ドイツのデュースブルク市、2004年



    [編集] おもちゃ花火
    かつては玩具花火とも呼ばれたが、日本煙火協会での表記はこちらに統一されている。購入や使用に免許が不要な花火の総称で、線香花火のような手で持つものが代表的なものであるが、小型ではあっても打上花火になっていて、筒があって上空で破裂するものも存在する。日本では、日本煙火協会が出荷品の検査を行っており、合格したものには「SFマーク」がつけられる。

    かつては駄菓子屋さんなどで単品でも発売されていたが、現在では一つの種類の数本入りから、複数種類の花火100本くらいを詰め合わせにしたものが、晩春から初秋にかけてスーパーマーケットやホームセンター、コンビニエンスストアなどで売られている。

    ねずみ花火
    炎を吹き出すタイプのひも状の花火を、円形に組んだもの。火を点けて炎が吹き出すと重心に対して回転を与える向きの力がかかるため、地面に置かれた場合、高速に回転してその勢いで地面をはい回る。円形の炎がシュシュッと音を立ててはい回る様がネズミに喩えられたためにこの名がある。最後にパンとはじけるような仕掛けを施されたものが一般的。最近は使い方が分からない人が多く、やけどをする人が多いようである。
    コマ花火
    ねずみ花火の応用型で、本体が独楽(こま)状になっている。ねずみ花火よりも高速に回転できるため、うなるような音を立てて地面上で回転する。
    UFO花火
    コマ花火の応用系。扇風機の様な小型のフィンがついているため回転と同時にフィンに風を受け上昇する。平らな所に置かないと予想しない方向に飛んだりするので、注意が必要。
    線香花火
    日本の夏の情緒を代表する花火である。こよりや細い竹ひごの先端に火薬を付けた花火。火を付けると火薬が丸くなり、小さな火花を散らすようになる。燃え方に様々な名前が付いている。現在でも開発が行われている。最も長く安定させて燃えさせるには45度の角度に傾けた方が良いとも言われている。
    ロケット花火
    打ち揚げ式の花火。瓶などを発射台にする。打ち揚げ後破裂するものと破裂しないものがある。破裂しない物の場合は打ち揚げ時の大きな音を出すように改良されているものが多い。
    こうもり花火
    基本的にはロケット花火と変わらないが、コウモリのような羽がついており、真上に急上昇、柄が無いなどの特徴がある。地方によって名称の違いあり。
    パラシュート花火(袋物)
    かつて打上花火として揚げられていたもの。昼花火の一種で、上空で破裂した玉の中に袋が入っており、万国旗やパラシュートが降りてくる仕組み。電線にひっかかるなどの障害が生じたため、現在では打上花火としては全く使われず、おもちゃ花火で小さなものが若干生産されているのみである。1931年に細谷火工(現在ホソヤエンタープライズの名で花火部門が独立)によって製造されたものが始まりとされる。
    発破
    長さ数センチの小型の花火。多くの場合複数の爆竹が導火線によって結びつけられており連続して爆発するようになっている。花火としての歴史は古く、もっとも古い種類の花火とする説もある。中国系文化圏では、旧正月などを祝うために使われる。別名、ダイナマイト。
    クラッカー
    長さ10cm程度の小型花火。発破同様、音を楽しむ花火であるが発破とは異なり単体で使用する。導火線は無く、代わりに筒の先端に有る火薬が導火線の役目を果たしている。点火後5秒程度で破裂する。
    蛇花火
    火をつけるとヘビのように燃えかすが伸びる花火。色は黒。地方によって名称の違いあり。
    煙花火(煙玉)
    球体をしたもの(玉の色はさまざま)。花火の一種。火をつけるとその名のとおり煙を吹く。殆どが色の付いた煙を出す。もっぱら花火の使われ方より、その特性から悪戯などに使われるのが非常に多い。地方によって名称の違いあり。
    癇癪玉(かんしゃくだま)
    踏んだり、物に当てたりすると音がなる。パチンコなどで飛ばすことが多い。クラッカーボールと呼ぶ場合もある。
    これを大型化したものが、異常時に線路上にセットし、列車が通過すると爆音を発して緊急停止させる信号雷管である。
    紙火薬
    遊戯銃、あるいは陸上競技のスタート用のピストルなどに使用され、火薬部分に打撃が加わると発火し、火花と破裂音を放つ。小粒な火薬を赤い巻紙に等間隔で配置したものを巻玉火薬、ミシン目の入った赤色または黄色のシートにやや大きめの火薬を配置したものを平玉火薬と呼ぶ。大量にまとめて使われる危険性があるため、後述のキャップ火薬の普及により淘汰されつつある。
    キャップ火薬
    主に遊戯銃に使用される、プラスチック製のキャップに紙火薬同様の火薬を詰めたもの。過剰装てんなどのおそれがなく、紙火薬より取り扱いが容易かつ発火も確実である。特にモデルガンに使用されるものは、作動を確実にするために厳密に調整されており、価格も高い。種類は、直径5mmと7mmの二種類ある。
    線香花火



    [編集] 歴史
    紀元前3世紀の中国で爆竹が使用されたのが起源だという説もあるが、最初期の花火は6世紀、中国で火薬が使われるようになるのとほぼ同時期に作られはじめたと考えられている。ただし、10世紀まで花火は存在しなかったという主張もあるが、いずれにしても、発明の地は中国であったとされる。最初期のものは、たとえばロケット花火に似たものを敵陣に打ち込んで火事を起こしたり相手を威嚇したりといった、武器との区別がはっきりしないものもあった。

    ヨーロッパに伝わったのは13世紀以降で、初期のものは祝砲の音を大きくしたり、煙に色などがつくようにしたものだったと考えられる。ヨーロッパでの主な生産地はイタリア(当時の東ローマ帝国領内)で、火薬と花火製造がさかんに行われた。この時代、ヨーロッパの花火は主に王侯貴族のものであり、王の権力を誇示するため、王が催すイベントなどで揚げられた。ロケットを除く打上花火は、イタリアで開発されたという説もある。

    16世紀になるとイングランドで花火の技術が大きく進歩する。1532年、ヘンリー8世は王室軍隊の花火師を徴用するための規則を定め、戴冠式や王室の結婚式、誕生日などでテムズ川で水上花火を楽しんだという記録がある。

    また17世紀になるとポーランドやスウェーデン、デンマークなどに花火学校が設立され、体系的な知識を有す専門的な花火師集団が形成されていった。イングランドのジェームズ1世はデンマークから技術者を招聘し、娘エリザベスの結婚式を花火で盛大に祝った。また1672年にはウリッジ兵器廠に花火研究所が設立され、1683年には花火に関するテキストが刊行されるなど、花火技術は漸次発展していったのである。


    [編集] 日本での歴史
    日本で花火が製造されるようになったのは16世紀の、鉄砲伝来以降である。

    幕府の御金改役の後藤庄三郎光次の著作(幕府の儒学者の林羅山とする説もあり)とされる駿府政事録という日記・政事録によると、1613年に徳川家康が駿府城内で外国人の行った花火を見物したというのが、花火という語で確実に花火が使われたと分かる最も古い記録である。『宮中秘策』(1741年)、武徳編年集成にも引用されている。また、古事類苑に、花火の起源や詳細が紹介されており、駿府政事録の記述もある。

    1712年(正徳2年)頃出版された和漢三才図会;寺島良安著(江戸時代の図入り百科事典)には、鼠花火、狼煙花火などが紹介されている。

    異説として、1582年4月14日にポルトガル人のイエズス会宣教師が現在の大分県臼杵市にあった聖堂で花火を使用したという記録(『イエズス会日本年報』『ルイス・フロイス日本史』)

    1585年に、現在の栃木県藤岡町で、皆川山城守と佐竹衆が戦のなぐさみに花火を立てたという記述もあるが、戦の最中に当時貴重だった火薬をそのようなことに使うはずがないという主張もされている。

    伊達政宗が米沢の居城で、天正十七年(一五八九)七月七日夜、外国人(大唐人)によって、花火を行ったという。(元禄年間作成といわれる伊達家治家記録;貞山公治家記録、伊達天正日記など)徳川家康の記述内容との酷似や仙台七夕花火の内容と酷似する。伊達家治家記録が一般に出版されたのは、仙台市図書館蔵書によると、平重道・責任編集;仙台藩史料大成・第1期(出版年 1972-1982)とある。

    信長公記;太田牛一著 巻十四(天正九年辛巳)御爆竹の事という資料に“正月八日、御馬廻、御爆竹用意致し、(中略)御爆竹申し付けの人数、(中略)この外、歴/\、美々しき御出立、思ひ/\の頭巾、装束、結構にて、早馬十騎・廿騎宛乗せられ、後には、爆竹に火を付け、どうと、はやし申し、御馬ども懸けさせられ、其の後、町へ乗り出だし、さて、御馬納めらる。見物群集をなし、御結構の次第、貴賤耳目を驚かし申すなり”と記載があり、天正九年(1581)正月15日に、祝賀の行事として、安土城下で、織田信長が馬揃えを行い、爆竹(花火の一種)を使用したとある。

    江戸時代になり、戦がなくなると、花火を専門に扱う火薬屋が登場した。1648年には幕府が隅田川以外での花火の禁止の触れを出しており、花火は当時から人気があったとされる。当時のものは、おもちゃ花火であったと考えられる。現存する日本で最も古い花火業者は、東京(当時の江戸)の宗家花火鍵屋であり、1659年に初代弥兵衛がおもちゃ花火を売り出した。

    鍵屋初代弥兵衛は大和国篠原(奈良県吉野郡)出身であり、幼少の頃から花火作りに長けていたと言う。1659年、江戸に出てきた弥兵衛は葦の中に星(花火)を入れた玩具花火を売り出し好評を得た。弥兵衛はその後研究を続け、両国横山町に店を構え、「鍵屋」を屋号として代々世襲するようになった。

    その後大型花火の研究を進め、1717年には水神祭りに合わせて献上花火を打ち上げている。1733年、関西を中心に飢饉に見舞われ、江戸ではコレラが猛威を振るい打数の死者を出した暗い世相の中、将軍吉宗が死者の慰霊と悪霊退散を祈り両国大川(隅田川のこと)の水神祭りを催し、それに合わせて大花火を披露し、これが隅田川川開きの花火の起源になったと言われている。

    鍵屋と並んで江戸の花火を代表したのが玉屋である。玉屋は鍵屋の手代であった清吉が1810年に暖簾分けをし、市兵衛と改名の上、両国広小路吉川町に店を構えたのが始まりである。

    このように鍵屋、玉屋の二大花火師の時代を迎えるようになった江戸では、両国の川開きは、両国橋を挟んで上流を玉屋、下流を鍵屋が受け持つようになった。当時の浮世絵を見ると玉屋の花火は多く描かれており、また「橋の上、玉や玉やの声ばかりなぜに鍵やといわぬ情けなし」という歌が残っていることからも、玉屋の人気が鍵屋をしのいでいたと考えられる。しかし1843年、玉屋から失火、店のみならず半町ほどの町並みを焼くという騒動があり、失火は重罪と定められていた当時であり、また偶然将軍家慶の東照宮参拝出立の前夜であったことから厳しい処分が下され、玉屋は闕所(財産没収)、市兵衛は江戸お構い(追放)となってしまい、僅か一代で家名断絶となってしまった。

    当時は、鍵屋のような花火専門業者の花火は町人花火と呼ばれた。このほか、大名らが配下の火薬職人らに命じ、競って隅田川で花火を揚げたという。これらの花火は武家花火と呼ばれる。特に、火薬製造が規制されなかった尾張藩、紀州藩、水戸藩の3つの徳川家の花火は御三家花火と呼ばれ、江戸町人らに人気があった。また仙台の伊達家の武家花火も、伊達政宗以来の豪放な藩風を反映させ、仙台河岸の花火として江戸町人の人気を得、見物人が大挙押しかけ。藩邸近くの万年橋の欄干がおれるという事故まで発生している。武家花火は、戦に用いる信号弾のようなものが進化したもので、狼煙花火と呼ばれ、いわば垂直方向に着目した花火であり、色や形を楽しむ仕掛け花火を中心とした、いわば平面に特化した町人花火とは方向性が異なった。この方向の違いを共に取り入れたのが現代の日本の花火技術である。

    日本煙火芸術協会創立者で煙火に関する書物を数多く著した花火師の武藤輝彦(1921年-2002年)によれば、打揚花火は、1751年に開発されたとされている。それ以前の花火は、煙や炎が噴き出す花火であったと考えられている。

    鍵屋は第二次世界大戦期に十三代天野太道が花火製造を取りやめ、現在は打ち揚げ専業業者となっている。このため、鍵屋は第二次世界大戦期まで現存したといわれることがある。

    花火に関しては特に江戸での記録が多く残っているが、これ以外の地方で花火が製造されなかったわけではない。特に、外国と交易のあった九州と、長野、愛知などでは、江戸時代から花火がつくられていた。特に、三河国岡崎地方(現在の愛知県岡崎市付近)は徳川家康の出身地ということで、火薬に関する規制がゆるやかであり、江戸時代から町人が競って花火を製造した。現在も岡崎周辺におもちゃ花火問屋が多いのはこの名残だといわれる。これ以外の現在の花火の主な産地は長野県、新潟県、秋田県、茨城県で、徳川家にゆかりのある地方が多い。

    明治時代になると、海外から塩素酸カリウム、アルミニウム、マグネシウム、炭酸ストロンチウム、硝酸バリウムといった多くの薬品が輸入され、それまで出せなかった色を出すことができるようになったばかりか、明るさも大きく変化した。これらの物質の輸入開始は1879年から1887年にかけて段階的に行われ、日本の花火の形は大きく変化した。これ以前の技術で作られた花火を和火、これ以後のものを洋火と言い分けることもある。

    新たな薬品によって多彩な色彩を持つ鮮やかな花火が誕生した反面、化学薬品に対する知識不足から相当な事故が発生したのも明治時代である。特に塩素酸カリウムは他の酸性薬品と混合すると不安定になり、僅かな衝撃でも爆発する危険性が高まる性質を有しており、和火時代の酸化剤として使用していた硝石と同様に扱った場合重大な事故を招く結果となった。

    多彩な色彩を持った洋火を大規模に打ち上げた記録としては、1889年2月11日の大日本国憲法発布の祝賀行事で、二重橋から打ち上げたものである。

    それまで、花火の製造は打ち揚げには何の免許も規制も存在しなかったが、1910年に許可制となった。これ以前の地方の花火は、農家などが趣味で製造しているものが多かったが、この後、化学知識を駆使する必要から花火師の専業化が進むことになる。

    大正期には発光剤としてのマグネシウムやアルミニウムなどの金属粉が登場し、夜空により鮮やかに大輪の華を咲かせられるようになり、また塩素酸カリウムに鶏冠石を混合した赤爆を編み出し、大きな発音効果を有す花火が完成していった。

    このように順調に技術を発展させていった花火であるが、昭和に入り戦火が拡大する世界情勢で停滞期を迎えることになる。花火製造は禁止はされないかわりに高い物品税がかけられたが、それでも当初は出征兵士壮行の花火や、英霊の向かえる慰霊花火など、慰霊祭や戦勝祈願の花火が上げられていた。しかし戦火の拡大により隅田川川開きの花火大会も1937年に中止となった。そんな中、花火製造業者は防空演習で使用する発煙筒や焼夷筒(焼夷弾の音を再現する)を製造していた。

    終戦後は1945年9月に長野市の諏訪神社で花火が揚げられるが、翌10月に連合軍総司令部により火薬製造が禁じられた。しかし、1946年7月4日には、各地のアメリカ軍基地で日本業者がアメリカ独立祭の打ち揚げ花火を揚げ、戦後初の花火大会として1946年9月29日と30日に土浦市で開催された第14回全国煙火競技大会(現在の土浦全国花火競技大会)、1947年の新憲法施行記念で皇居前広場(皇居前広場では最後の花火打ち上げとなった)などが行われた。

    日本の花火製造業者の粘り強い説得により。1948年にはGHQが在庫花火の消費を許可、これうを受け両国花火組合主催、読売新聞社が後援、丸玉屋小勝煙火店が単独で打ち上げる、両国川開きの花火大会が1948年8月1日に復活した。この時は打ち上げ許可量僅か600発であったが、平和な時代大輪の華に70万人の観客があった(『両国川開年表』)

    終戦後はおもちゃ花火を含め、日本の花火は海外に多く輸出されたが、現在は中国からの輸入量のほうが多く、輸出は激減している。現在でも多くの花火業者は、地元に根付いた零細・中小企業であり、技術を親の手から子の手へと伝える世襲制をとっている。


    [編集] 季節と消費
    日本では、花火の消費は夏に集中しており、そのほかの季節はあまり需要が無い。これは、花火が川開きに使用されていた名残だといわれている。一方、諸外国では年間を通じて消費されており、日本でも近年では、自治体の緊縮財政などで消費が伸び悩んでいる打ち上げ花火を中心に、年間を通した小口での販売を行う業者が出てきている。


    [編集] 伝統花火
    主に歴史の有る花火を紹介する。この中には手筒花火の様に地方公演も行うなど地域交流の一つともなっている物もある。

    松下流綱火(茨城伊奈)
    別名をからくり人形仕掛花火ともいう。1603年、小張城主となった松下石見守重綱が戦勝祝いなど陣中で行ったのが初まりとされる。江戸時代になると火難除けと五穀豊穣を祈って愛宕神社に奉納するようになった。
    小張松下流綱火は民族芸能の人形芝居と花火を組み合わせた珍しい行事であり、高さ10m程度の柱を3本立て、3本の大綱を中心に綱を張り巡らし、人形を操作するための櫓を組み、お囃子に合わせて人形を操りながら仕掛け花火で人形の姿を照らすというものである。
    上演外題は源平盛衰記や桃太郎、安珍清姫日高川場などであり、お囃子も松下以外にも巫女舞、繰こみ、三番臾など外題によって様々である。
    人形は外題により上演ごとに藁を束ねたものを使用する。また仕掛け花火の火薬の調合は、1807年の『万華火本』と称される文書が現存しており、それに従った製法が守られている。
    高岡流綱火(茨城常総)
    別名をあやつり人形仕掛花火とも言う。その歴史は古く慶長年間から続いており、それを中止すると村内は不幸に見舞われると言われている。
    その昔、田僕から舞い降りた紅黒二匹の蜘蛛が巣を作るのを見て編み出したとの伝説がある。現在は高岡地区に住む長男だけで組織される更進団により伝統が守られている。
    秩父龍勢花火(埼玉秩父)
    天正年間に始まったといわれる秩父市下吉田、椋神社秋の大祭に奉納される手造りの花火。長さ約15mのロケット花火が300~500mの高さまで打ち上げる。
    三河手筒花火(愛知豊橋・東三河)
    直径約10センチ、長さは70~80センチの青竹の節をくりぬき、周囲を麻縄で巻きつけた手筒を使用した花火である。氏神に奉納する前日に内部には火薬をたたき詰め、奉納の当日は若衆が脇腹に抱えて点火する。すると炎が時には10メートルを超えて噴出すという勇壮なものである。
    手力雄煙火(岐阜長森)
    毎年5月、9月、11月に方策を祈って手力雄命(たぢからおのみこと。手力男命とも)に奉納する花火である。神輿に取り付けた手筒花火や、舞火、滝花火などの種類がある。
    流星(滋賀米原・近江他)
    関ヶ原の合戦の際、関ヶ原から石田三成が本陣を構えた佐和山まで狼煙花火で連絡を取っていたのを真似て今日に伝えたと言われている。
    流星で使用されているのは日本の伝統的な黒色火薬であるが、集落ごとに配合が異なり流派を形成している。
    篠田の花火(滋賀近江八幡)
    江戸中期に起源を持つ花火である。硝石と明礬を配合した上で糊を加え、板に絵や文字を描き、それを櫓に取り付けて火を放つというものである。
    成羽愛宕神社奉納花火(岡山成羽)
    1704年に成羽藩主の山崎義方が愛宕神社の勧請のための奉納花火を催したことに由来する花火大会である。

    [編集] 花火大会
    記録ではっきりわかる最も古い花火大会は、隅田川花火大会(両国川開き)である。

    打ち上げ花火の製造には半年以上かかり、ほとんどの工程が手工業で量産が不可能である。また、危険な業種でもあることから、古くから非常に人気があったにもかかわらず、しばらく長い間、花火大会の数はあまり増えなかった。1980年ごろでも、名のある主な花火大会は10~20くらいであったとされる。しかしその後、安価な中国産花火が大量に輸入されるようになり、1985年に鍵屋十四代天野修が電気点火システムを開発すると、少人数で比較的安全に打ち揚げができるようになったことから、花火大会の数は激増した。日本煙火協会によれば、2004年に行われる花火大会は200近くにのぼる。協会が把握していないものもあるため、実数では200を超えると考えられる。


    [編集] 代表的な花火大会
    注:太字は日本三大花火大会

    北海道
    洞爺湖ロングラン花火大会(北海道虻田郡洞爺湖町、4月から10月の20時45分~21時05分、400発) - 実施日数では日本最高(年間約180日間開催)
    勝毎花火大会(北海道帯広市十勝川河川敷、8月13日、2万発) - 十勝毎日新聞社主催。北海道内で最大規模、日本全国においても八大花火大会のひとつに数えられる花火大会。2007年度の集客数は約17万人。
    青森県
    青森花火大会(青森県青森市、8月7日、1万発) - 青森県内最大規模の花火大会。花火の打ち上げとねぶたの海上運行のコラボレーションがあり、世界ではここにしかない花火大会。
    浅虫温泉花火大会(青森県青森市、8月1日、5000発) - 青森県内最古の花火大会。ねぶたの前夜祭とともに行われる。
    五所川原花火大会(青森県五所川原市、8月3日、5000発) - 浅虫温泉花火大会に次ぐ青森県内での古い花火大会。プログラムが全てスターマインで構成されている。
    古都ひろさき花火の集い(青森県弘前市、6月第3土曜日、1万発) - 2006年に始まったばかりの花火大会。
    秋田県
    全国花火競技大会 (秋田県大仙市(旧・大曲市)、8月最終土曜日、約1万5000発) - 80回以上続く著名な競技大会。日本煙火協会が後援する2つの競技大会のうちの1つで「大曲の花火」とも呼ばれる。集客は約70万人(大仙市の人口は9.8万人)と非常に多く、市内中心部が交通規制されたり、秋田新幹線が増発されたりと対応するものの、未だに50km先の秋田市まで車で帰るとなると最大で5時間かかるほどの渋滞に見舞われる。なお、テレビではNHK衛星にて生放送で放映されている。
    茨城県
    土浦全国花火競技大会(茨城県土浦市、10月第1土曜日、約2万発) - 著名な競技大会。日本煙火協会が後援する2つの競技大会のうちの1つ。
    栃木県
    足利花火大会(栃木県足利市、8月第1土曜日、2万発) - 北関東を代表する歴史と規模
    埼玉県
    熊谷花火大会(埼玉県熊谷市、8月第2または第3土曜日、1万発) - スターマインコンクールや、市民などが記念に上げる「慶事花火」(会場でメッセージがナレーションされる)など。最寄りの熊谷駅から徒歩5分で会場の荒川河川敷の会場に到着できるアクセスの利便さも好調。45万人の人出がある。高崎線・秩父鉄道で臨時列車が運転される。
    秩父夜祭花火大会(埼玉県秩父市、12月3日 8000発)- 全国的に数少ない大規模な冬の花火大会。秩父夜祭(日本三大美祭)の山車と山を背景にした上空に映える花火の競演は非常に華やかである。
    東京都
    隅田川花火大会(東京都) - 記録に残る限り最も古い。
    東京湾大華火祭(東京都、8月第2土曜日、1万2千発) - 隅田川花火大会と並ぶ東京の代表的な花火大会。
    多摩川花火大会 (東京都世田谷区・川崎市)- 多摩川にかかる二子橋付近の河川敷で同日に行われる花火大会。通常は毎年8月第3土曜日に開催される。打上数は両大会それぞれ約 6,000発、合計約 12,000発。
    新潟県
    長岡まつり大花火大会 (新潟県長岡市、8月2日・3日、二日間で約2万発) - 信濃川河川敷で開催され「日本一の大花火」と称される。正三尺玉(30号玉)や10号早打ち100連発など。上越新幹線や信越線など臨時列車が増発される。越後三大花火大会のひとつ。約70〜80万人の人出。
    片貝まつり浅原神社秋季大祭奉納煙火(新潟県小千谷市、9月9日・10日)-日本国内で唯一四尺玉(40号玉)の打ち揚げがある。また、日本で唯一の「昼間の三尺玉」の打ち揚げもある。越後三大花火大会のひとつ。海岸や川原ではなく丘陵の上で打ち上げられる。
    ぎおん柏崎まつり海の花火大会(新潟県柏崎市、約1万発) - 越後三大花火大会のひとつ。海中空スターマイン・日本唯一の海上三尺玉など。尺玉(10号玉)300連発は約7分間にも及び本州日本海側最大規模。
    長野県
    諏訪湖祭湖上花火大会(長野県諏訪市、毎年8月15日、約4万発(2005年)) - 観衆は約45万人。水上スターマインが有名。輸送には普段首都圏で使用されている201系電車による臨時列車が増発される。日本第2位かつ湖上での花火大会としては日本最大。
    全国新作花火競技大会(長野県諏訪市、9月第1週、約1万7千発)- 観衆は約30万人。花火師各々がテーマを決め、そのテーマに沿って作られた新作花火を、テーマに沿った曲にあわせて打ち上げる。新作もの限定の競技会であり、目新しい花火を見ることができる。大会の最後には諏訪湖花火名物の水上スターマインも打ち上げられる。
    長野えびす講煙火大会(長野県長野市、11月23日、約4000発)
    静岡県
    熱海海上花火大会(静岡県熱海市、夏・秋・年末に数回) - 海上での花火大会としては日本最大級
    愛知県
    岡崎観光夏祭り花火大会(愛知県岡崎市、8月第一土曜日) - 江戸時代から続く三河花火や各種コンクールでは最新花火など堪能できる。全国でも類を見ない凝りに凝った豪華な枠仕掛け花火や水面を走る「金魚花火」といった珍しい小型花火も観られる。
    三重県
    熊野大花火大会(三重県熊野市、8月17日) - 七里御浜にて開催 周囲が山に囲まれているため爆音は圧巻。国道42号は毎年30km超の渋滞、普段ほとんど乗客のないJR紀勢本線も臨時列車が多数運行されるも寿司詰め状態で花火と共に交通の混雑具合も有名。
    大阪府
    教祖祭PL花火芸術(大阪府富田林市、8月1日、10万~12万発) - PL教団の宗教行事で雨天決行。 花火大会として発数では日本最大かつ世界最大級。約30万人の人出とされるが、周辺市町も見学者であふれる。
    なにわ淀川花火大会(大阪市淀川区、8月第1土曜日、約2万発) - 2005年までは平成淀川花火大会。
    広島県
    宮島水中花火大会 (広島県廿日市市宮島町)
    太田川花火大会 (広島県広島市)
    山口県・福岡県
    関門海峡花火大会(山口県下関市・福岡県北九州市門司区、8月13日、計1万3000発)- 関門海峡を挟んで両岸で打ち上げが行われる。全国2番目の計110万人の人出。サンデン交通バス、門司港駅・下関駅は大変混雑する。列車は各線で大増発される。
    福岡県
    西日本大濠花火大会(福岡県福岡市中央区、8月1日、6000発) - 大濠公園で行なわれる。市街地のビルでは見えるところが多く、またNHK福岡放送局も大濠公園の近くにあるため中継する。当日は最寄の福岡市地下鉄空港線・大濠公園駅は大変混雑する。七隈線開業後は六本松駅へ誘導する。西日本新聞社・コカ・コーラウエストジャパンなどが協賛している。
    その他、全国各地で行われる花火大会については、日本の花火大会一覧を参照。


    [編集] 花火の日
    戦後、花火が解禁された1948年8月1日の記念に、東京本所厩橋で大規模な花火爆発事故の起きた1955年8月1日の追悼、世界最大ともいわれる教祖祭PL花火芸術の開催日8月1日の記念を兼ね、花火の日が8月1日に制定された(1967年制定)。このほか両国川開きが旧暦5月28日であったことから、5月28日も花火の日となっている。


    [編集] 花火と事故
    花火の事故としては花火工場における製造過程での事故と花火大会における実演時の事故とに大きく分けられる。花火大会における事故は、花火の危険性だけでなく多くの観客が集まるために起こりうる事故を防ぐために事前にさまざまな予防措置が運営側によって施されるようになっているが、防ぎ切れていない。 また、家庭で行なわれる花火でも、火薬の危険性を十分認識していない児童が遊戯の主体であるため、取り扱い時の不注意や、ふざけて人に向けるなど危険な行為を行なうことによって、事故を起こしがちである。また、遊戯後の火の不始末による火災の危険性もある。
    家庭で花火をするときは、バケツなどに水を汲むなどしていつでも消火できる環境にして遊び、燃え尽きた後の花火はきちんと処理すること。また、小さい子どもだけで花火をするのは避けること。

    従来から花火の事故は多くあったが、統計が残っているのは1950年代ごろからである。1950年代から1960年代にかけては花火工場の爆発事故が多く、毎年10名以上の死者が出ていた時代もあった。多くは花火工場が爆発し従業員が死亡するというものだったが、近隣の建造物や一般人の生命に危害を及ぼしたものもあり、これらの事故により花火製造に関する規制は徐々に厳しくなった。ただし、安全な種類の火薬を用い、保管量を守れば、そのような事故の大部分は防げたはずだという主張もある。

    国によっては花火の爆音が銃声と混同されかねないことから、記念日以外は花火の使用を禁止していることもある。


    [編集] 火災・爆発など
    玩具問屋爆発事故(1955年8月1日)
    東京都墨田区厩橋で、おもちゃ花火問屋が爆発。死者18名。
    東京宝塚劇場火災事故(1958年)
    無許可で演出のために使われた花火が引火。劇団員3名が死亡。以後劇場での花火の使用に厳しい規制がかけられる。特に東京都内では全面禁止。(1985年に一部規制緩和)
    長野県花火工場爆発事故(1959年)
    花火工場に近接した小学校校庭で体操をしていた小学6年生児童が爆風で死亡。花火製造に規制がかけられる一因となる。
    横浜花火大会暴発事故(1989年)
    山下公園近くの沖合いで打ち揚げていた花火の火が他の打ち上げ前の花火に引火し、その場で多数爆発した事故。花火師2名が焼死。
    鹿児島県南国花火製造所爆発事故(2003年(平成15年)4月11日)
    煙火製造工場内の配合所、火薬類一時置場を含む複数箇所で爆発が発生、10人死亡。この事故により法令が改正され、雷薬などの配合工程において導電性のある器具の使用義務が定められたほか、この工程における停滞量・人数が従来より縮小され、原材料に使われる金属の保管場所は危険区域外へ設置しなければならなくなった。

    [編集] その他・花火大会に絡む事故
    両国橋落下事故(1879年)
    両国川開きの際、混み合う見物人により橋が崩れ、花火は途中中止となる。
    萬代橋事件(1948年8月23日)
    「新潟まつり」の前身にあたる「川開き」の花火大会の際、打ち上がり始めたスターマインを見ようと、観衆が一斉に萬代橋下流側の欄干に殺到し欄干が落下、約100名の観衆が信濃川に転落。死者11名、重軽傷者29名。これ以降、花火大会の際には萬代橋を含む信濃川に架かる橋梁上での立ち止まっての花火見物は禁止されている。
    明石花火大会歩道橋事故(2001年7月21日)
    花火大会の観客が歩道橋で群集雪崩を起こし、死者11名・負傷者247名の大惨事に。警察・自治体の警備や対応の不備が浮き彫りになる。(大蔵海岸#事故も参照のこと)

    [編集] 花火の値段
    花火の種類、複雑さ、花火師により複雑に価格が大きく異なるが、一般的な打ち上げ花火の一発あたりの相場は 3号玉が約3400円 5号玉が約1万円 10号玉が約6万円 20号玉が約55万円 となっている。


    [編集] 花火が関連する作品
    王宮の花火の音楽(ヘンデル)
    花火(ドビュッシーの前奏曲集第2巻の第12曲)
    花火(ストラヴィンスキー)
    花火(aikoの3枚目のSingle)
    こころ(NHK連続テレビ小説)
    FANTAVISION(PS2用ゲームソフト、パズル)
    ドンちゃんパズル 花火でドーン!(ゲームボーイアドバンス用ゲームソフト、パズル)
    花火百景(PS2用ゲームソフト、パチスロシミュレータ)
    花火職人になろう(ウィンドウズ用ゲームソフト、花火シミュレータ)
    花火職人になろう2(PS2用ゲームソフト、花火シミュレータ)
    打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(ドラマ「If もしも」、岩井俊二監督)
    天国の本屋〜恋火 (竹内結子主演)
    大江戸ロケット

    [編集] 関連項目
    パイロテクニクス

    [編集] 外部リンク
    ウィキメディア・コモンズには、花火に関連するマルチメディアおよびカテゴリがあります。業界団体
    日本煙火協会
    打ち上げ事業者
    日本初の花火屋 宗家花火鍵屋 、 鍵屋15代目インタビュー(イノベーティブワン) - 鍵屋の当代(15代目)は著名な柔道家でもあり、2008年北京五輪の柔道審判員である(日本女性として史上初)
    印旛火工-花火ショードットコム
    花火師ネット
    大会公式サイト
    全国花火競技大会 (大曲の花火)
    信州諏訪湖の花火(諏訪湖祭実行委員会)
    なにわ淀川花火大会運営委員会
    大会ポータルサイト
    Yahoo!Japan花火特集2006
    花火だ.どっとコム
    スポンサーサイト

    積乱雲

    積乱雲(せきらんうん、ラテン語学術名cumulonimbus、略号Cb、キュムロニンバス)とは何らかの原因で発生した強い上昇気流によって雲頂が時には成層圏下部にも達することがあるような巨大な雲の一種である。積乱雲の鉛直方向の大きさは雲の種類の中でも最大であり、最高部から最低部までの高さは1万メートルを超えることもある。また、積乱雲は他にも雷雲(らいうん)、入道雲(にゅうどうぐも)などの言い方がある。



    [編集] 概要

    発達し、下部が真っ黒になった積乱雲積乱雲の発生原因は様々であるが、多くの場合は地上付近と上空の温度差がもたらす大気の不安定によって生じる(すなわち不安定を解消しようとして生じる)対流性の上昇気流によるものであるが、地形の影響を受けることもある。よって、積乱雲は多くの場合、地上と上空の温度差が大きくなる夏場に見られるが、日本海側では冬に強い季節風によって生じる積乱雲もある。積乱雲は通常積雲及び雄大積雲(積雲が発達したもの)がさらに発達したものである。また、一般用語としては雄大積雲を積乱雲といったりもするが、気象学では雲の頂点が対流圏界面まで達して、その付近で水平に広がり始めたものを積乱雲としている。 また、この後には、雨(夕立ち)が起こるときが多い。

    積乱雲は対流圏界面の高さまで達するほど鉛直方向のスケールが大きいが、通常の場合は積乱雲の雲頂が成層圏に突入しそこからさらに発達し続けることはない。したがって、対流圏界面が天井のような形で、そこから雲はどんどん水平に広がっていく。全体的に見るとかなとこのような形をしていることから、この雲をかなとこ雲(anvil cloud)という。

    かなとこ雲は、その付近の低温によって氷の結晶で構成されている。雲が圏界面付近で成層圏に突入せず、水平に広がる理由は対流圏上部と成層圏下部の温度の違いによる。すなわち、対流圏上部では気温が-70℃前後であるのに対して成層圏下部はオゾン層の影響で相対的に気温が高い。この気温差によって雲頂は成層圏に突入することができず、圏界面を境に水平に広がる。かなとこ雲が発生しているということは、その積乱雲の活動が非常に活発であり、地上では激しい雷雨を伴う場合が多い。すなわち、かなとこ雲が発生している積乱雲は後に述べる積乱雲の成熟期の姿である。

    また、積乱雲の多くはその雲頂あたりに、強いジェット気流の影響を受けて氷晶でできた巻雲などを伴う場合がある。この巻雲は積乱雲の毛羽立ちと表現され、毛羽立ちがあるものを多毛雲、ないものを無毛雲と呼ぶ。無毛雲と多毛雲は雲種の1つ。

    積乱雲が広範囲を覆うと、その中は太陽光が遮られて暗くなり、時には日中でも夜のようになることがある。また、雲の中では激しい対流が起こっており、その下降気流が地上まで達してダウンバーストなどの突風を発生させたり、漏斗雲をともなった竜巻を発生させたりすることがある。


    [編集] 積乱雲の一生
    積乱雲の一生は約数時間から台風を伴うような巨大なものでは数日間に及ぶことがある。したがって、積乱雲は気象学では通常メソスケールの気象擾乱として区分されていることが多い。

    積乱雲は地上から見ると一つの大きな雲の塊のように見える。しかし実際、積乱雲がかかっている付近では雨が弱まったり強まったりしている。すなわち、積乱雲という大きな雲の塊の中にいくつもの小さな積乱雲が存在していることが知られている。人間の体を構成しているのが細胞なので、積乱雲を構成している小さな積乱雲を細胞に例えて降水セル(precipitation cell)と呼んでいる。積乱雲の寿命が数時間なのに対してこれらの降水セルはスケールが相対的に小さいので寿命は約30分から60分である。降水セルの一生は次の三過程に分けられている。すなわち(1)成長期、(2)成熟期、(3)減衰期の三つである。


    [編集] 成長期
    成長期は名前のとおり、降水セルが上昇気流によって発達していく過程である。すなわち、雲頂が上昇気流によってどんどん上昇していく。この段階では降水セルは上昇気流だけを伴い、雨粒などが発生しても上昇気流によって上方に運ばれるので、地上付近での降水はない。


    [編集] 成熟期

    雷を伴った積乱雲時間がたってくると成長期にある降水セルの雲頂が対流圏上部に達し、氷晶や雨粒なども十分に成長する。よって、これらの雨粒などは上昇気流に逆らって落下運動を始めるのだが、その際に摩擦によって周辺の空気も一緒に引きずり落とす。これが結果的に下降気流を発生させ、この下降気流が発生したとき降水セルは成熟期になる。この段階では一つの降水セルの中で下降気流と上昇気流が共存している状態である。したがって、上昇気流によって下方から運ばれてくる氷晶などと落下中の氷晶が衝突してしまうことになる。この衝突時の摩擦によって静電気が発生し、これが何度も起こることにより積乱雲が電気を帯びる。積乱雲と地上の電荷の違いによって、電圧が高まると結果的に放電が起き、これが積乱雲による雷の始まりでもある。地上で激しい雷雨が起きるのは、この降水セルが成熟期にあることを表す。また、下降気流は雨粒などの摩擦によって生じるほか、氷が乾燥した層を通過する際に昇華熱によって周りの空気をいっそう冷やし、さらに下降気流が増す。これらが次々と起こることから下降気流がどんどん強まる


    かなとこ状多毛積乱雲(Cumulonimbus capillatus incus)の全景

    [編集] 減衰期

    アーチ雲を伴ったガストフロント、メキシコ ユカタン半島にて
    2000年台風7号のもととなった積乱雲の列、マーシャル諸島近海このような過程を経て強まった下降気流は上空からやってきたことと、昇華によって回りの空気を冷やしているので非常に低温である。結果的にこの下降気流が雲の底に集まり、雲の底は低温なので部分的に高圧状態となる。このような下降気流によって部分的に気圧が高まった場所をメソ・ハイ(メソスケールの高気圧という意味)と呼んでいる。この空気が雲底から地上に向けて一気に流れ出す。最終的には上昇気流よりも下降気流のほうが強まって上昇気流がどんどん弱まってくる。これが減衰期の始まりである。したがって降水セルは収束に向かう。

    また、メソ・ハイから空気が地上に向けて一気に流れ出すとき、周りの比較的暖かい空気と衝突して、冷たい空気が暖かい空気に入り込むような形をする。これは寒冷前線の発生のメカニズムに似ている。したがってこの部分では小型の寒冷前線のようなものが起き、この線に沿って突風が吹いたりもする。この線をガストフロントという。このとき、地上ではこのように下降気流が増すことによって、結果的には降水セルが死滅し、残っていた雨粒がしとしとと降るなどして最後に雲が消えるのである。こうして降水セルは一生を終える。

    ガストフロントがある証拠に、実際激しい降水が数分続いてその後突風を伴い、降水が弱まるという気象現象は多く観測されている。しかし、今述べた降水セルの例はかなり活発な積乱雲において起こることで、降水セルによっては成長期からすぐに消滅に向かうこともある。降水セルがきれいに三段階を経て一生を終えるかはそのときの大気の状態による。

    また、先ほど述べた原因によって起こる下降気流が極端に強くなり、地上に被害をもたらすこともある。この積乱雲を伴う強い下降気流が極端に強い場合、これをダウンバーストという。

    降水セル及び積乱雲が一生を終えても、先ほど述べたガストフロントは残ることがある。ガストフロントはメソ・ハイが原因で起きたものなので、周りより冷たい空気からなることは明らかである。ガストフロントにさらに湿った暖かい空気が流れ込んだ場合、再びその部分だけ上昇気流が発生し、結果的には新たな積乱雲が発生してしまうこともある。すなわち、もとの積乱雲を原因に新たな積乱雲が発生するので、積乱雲の世代交代を行う。積乱雲の世代交代には次の様な場合もある。積乱雲と積乱雲が二つ並行してある場合、両者の積乱雲がメソ・ハイによって下降気流を伴う。下降気流と下降気流がぶつかると空気は上にいくしかなく、結果的に上昇気流が発生して積乱雲が発生することもある。

    このような世代交代は衛星画像で見てみると良く分かる。一つの積乱雲の塊を先頭に、その後ろにいくつもの積乱雲が続いている。これは今述べたようなメカニズムによって発生することが多い積乱雲である。


    関連項目
    ウィキメディア・コモンズには、積乱雲 に関連するマルチメディアがあります。スーパーセル
    漏斗雲
    雲形
    巻雲 巻積雲 巻層雲 積乱雲
    積雲
    高積雲 高層雲 乱層雲
    層積雲 層雲

    金魚すくい

    金魚すくい(きんぎょすくい、金魚掬い)とは、背が低く面積の広い水槽に入れられた金魚をすくう遊び。縁日で的屋が出す代表的な屋台の1つ。

    金魚の養殖が盛んな奈良県大和郡山市では、観光事業として1995年から毎年8月に「全国金魚すくい選手権大会」が開かれている。


    概要
    一般には、客が100円程度のお金を払うと小さなボール(椀)とポイと呼ばれる金魚を掬う道具が手渡される。ポイは枠に紙が貼られたもので、これで金魚を掬う。ただし、これを水に浸すとふやけてもろくなり、すぐに破れてしまう。完全に破れて枠だけになればもう金魚は掬えないから、そうなるまでに何匹の金魚を掬ってボールに入れられるか、というのがこの遊びの骨子である。

    といっても、多い方が勝ち、とか決まっているわけではなく、何匹掬おうと、好みのものだけを掬おうと、あるいはポイを破って遊ぼうと客の自由なのであるが、難しい条件を与えられれば、その中であえてどれだけ掬えるか、に気合いが入るのはごく自然なことであろう。「金魚すくい選手権」はこの部分をスポーツ的に昇華させたものである。

    商売の形としては、掬った分だけ客のもの、という、釣り堀のようなシステムが基本である。 ただし、メインターゲットである小さな子供にはかなり難しいゲームであるので、まったく掬えなくても数匹は持ち帰らせてくれる店も多い。 反対に、掬っただけを買い取りとする店もある。 また店によって、金魚を持ち帰らないなら100円で2ゲーム可能、金魚10匹すくったらフナと交換可能といったローカルルールも見られた。稀に金魚のほかメダカやミドリガメ等も一緒に水槽に入れている店もあった。それは、珍しさのためや、業者の在庫の都合などが考えられる。 金魚とメダカを一緒にするのは好ましくない。それは金魚がメダカを食べてしまうからである。


    [金魚すくいで使用される金魚
    ペット用等の金魚の市場で選別の際に撥ねられた、商品価値の低い個体を使うビジネスとして金魚すくいが営まれていることが多い。

    ※種類の詳細については、キンギョ#代表的な品種も参照。なお、これらは金魚すくい業界での呼称で、正式な品種とは異なっている。

    小赤(7~22円) 一般的な金魚。小さめのワキン。もっとも小さく軽いが動きは速い。
    黒出目金(15~30円) 出目金。
    姉金(25~35円) 大きな小赤。
    大物(250~500円) 目玉となる派手で高価な金魚。数は多くない。
    (注)カッコ内の価格は業者での夏季のもの。金魚は時価で売られるのが一般的で、流通の少ない春にはこの約1.5倍に上がる。


    ポイ
    柄の付いたプラスチック等の輪に紙の膜が貼られたものが主流。金魚すくいに必須の道具であるが、店によっては最中に針金を指したものを使う場合もあるが近年は少ないようである。いずれにせよ、水に浸すとあっという間にもろくなる。

    ポイは紙の厚さによって4号~8号と種類がある。号数が大きくなるほど紙が薄くなるが、ポイ製造会社によって厚さに対する認識が違う為、同じ強度でも某社では6号、某社では7号という具合に違う号数が割り振られる事もある。

    分かり難いが表裏があり、枠の縁に紙が乗っている面が表、乗っていない面が裏で、金魚すくいには表面が適している。


    すくい方
    ポイで金魚をすくい上げる。ただし、ポイは水に浸けるとふやける。力がかかると破れる。これをいかに少なく抑えるかが一つのポイントである。

    水に浸ける時間は少ない方がよい。かといって、金魚を掬うには水に浸けないわけにはいかない。また、すくい上げるにはどうしても水圧と金魚の重さがかかる。これらをどうやって少なくするか、あるいは軽減するかが重要な技術である。そのためには掬う金魚を選ぶことも重要になる。水面近くでじっとしている金魚は狙い目である。また尾から掬うと破れるため、頭から掬うのがよい。
    ポイが最中の場合には、紙のように特定の金魚に狙いを定めてという方法は難しい。そこで,最中は金魚のエサにもなることから、縁をほんの少しだけ水に浸けて群がってきたところを数匹まとめてすくい取るのがよい。言うまでもないが、紙と違い最中は一度でも水に浸かると使用不能になるので、まさに一発勝負である。


    金魚のその後
    掬われた金魚はすべて客に持ち帰らせる場合もあるが、一部だけを持ち帰らせる、とする店もある。いずれにせよ、金魚すくいを始める段階では、客はその金魚をどうするかまでは考えていない場合が多い。したがって、特に子供が持ち帰った金魚は、事後処理に困る事例が多い。はじめから泉水がある家庭や、仕方なく飼育キットを購入して飼育が始められるのは金魚にとっては幸いな場合で、大抵は始末に困って、学校へ持ち込まれる例、近所の公園の池に放される例が多い。下水等に放流されてしまうこともある。また、ビオトープ施設や保護されている湿地などではこのような形で放流される金魚に手を焼いている例が多々ある。

    クワガタムシ

    クワガタムシ(鍬形虫、Stag beetle)とは、昆虫綱コウチュウ目(甲虫目、鞘翅目)クワガタムシ科に含まれる昆虫の総称。

    このグループには、体長3mm程度のものから最大120mmに達するものが含まれ世界での種類数は100属1000種を超えるが、分類の難しいグループもあり正確な数は不明である。また、最近でも多くの新種が見つかっている。さらに、甲虫類の化石はごく少ないため、甲虫は昆虫の中では新しいグループに分類されているが、新生代新第三紀鮮新世から中新世頃の地層からクワガタムシの化石が発見されており、クワガタムシは甲虫類の中では比較的原始的な種類に属していることが明らかになっている。

    一般にクワガタムシとして認識されているのはオスの顎が発達した種類のものであるが、オスでもメスと殆ど変わらない種も同様に存在し、比率的に特に珍しい訳ではない。

    クワガタムシの成虫は比較的飼育しやすいことから、古くからペットとしての扱いが一般化していた。だが現在、オオクワガタ飼育ブームの過熱により、様々な環境問題及び社会問題が発生している(詳細は後述)。



    [編集] 名称
    オスの1対の大顎が大きく発達し、戦国時代の武士の兜についている鍬形(型)(くわがた)の形に似ていることからその名がある。

    学名Lucanidaeについてだが、Nigidius Figulusが、クワガタムシを魔除けとして使っていたルカニア地方 (Lucania) に因んでLucaniと呼んでいたことを古代ローマの博物学者プリニウスが記しており、これが由来と見られる。

    英語ではStag beetleというが、stagは雄鹿、beetleは甲虫を指し、クワガタムシの大顎を鹿の角になぞらえたものである。他のヨーロッパの諸言語においても同様の由来の呼称が使われている。中国語は日本語での漢字表記と同じである。


    [編集] 分布
    東南アジアに分布の中心があり、熱帯アフリカがこれに準じる。東南アジア周辺のオセアニアやインド方面にも多い。ヨーロッパや北米では種類数が少ないが、南米に大型種が見当たらないことは興味深い。というのも、よく対比されるカブトムシは南米を分布の中心とするが、東南アジアにも、コーカサスオオカブトなどといった大型で有名な種が多数生息しているからである。

    分類学の始まったヨーロッパでは、大型種はヨーロッパミヤマクワガタとパラレリピペドゥスオオクワガタのみであった。ヨーロッパミヤマクワガタの属するミヤマクワガタ属Lucanusはクワガタムシ科の学名Lucanidaeにも使われており、大航海時代に発見された海外の種は全てLucanus属に入れられていた。パラレリピペドゥスオオクワガタはオオクワガタ属の基準種である。


    [編集] 日本での分布
    日本では37種程が知られている。ヤクシマオニクワガタを独立種として、更にマグソクワガタをクワガタムシ科として認めた場合、39種となる。日本のクワガタムシは殆どが黒または赤みの混ざった黒であり、地味な印象がある。

    離島の多い日本では、広範囲に渡って分布し各島で亜種を擁するものも多く、ヒラタクワガタなどは日本だけでも十数もの亜種で構成されている。一方四島として唯一九州にはキュウシュウヒメオオクワガタ、オニクワガタの各亜種が固有に生息しているほかは、本土内で亜種が分かれることは特にあまりない。

    ただし、標高の高い地域にしか生息できないルリクワガタ属やツヤハダクワガタでは事情が違い、ルリクワガタ属ではルリクワガタは本州、四国、九州と全般的に生息するものの、それ以外では東北地方にコルリクワガタ、関東甲信越地方にトウカイコルリクワガタ(亜種)、中部地方西部から近畿地方にかけてキンキコルリクワガタ(亜種)、瀬戸内地方にニセコルリクワガタ、甲信地方にホソツヤルリクワガタ、四国九州の一部にミナミコルリクワガタ(亜種)と、かなり断続的に分布しており、ツヤハダクワガタの亜種でも似たような分布を示している。

    全体的な分布としてはやはり南寄りで、本土に広く分布するものの中でもヒラタクワガタ、ネブトクワガタ、ルリクワガタ属などは北海道には分布しない。逆に南方の離島には種、亜種共に固有種が多数生息している。

    また、チビクワガタ属は本土にも生息はしているものの、南の離島に多く、天敵が少ないためであろうと考えられる。


    [編集] 離島
    伊豆諸島では八丈島に固有種が多く、独立種ハチジョウノコギリクワガタとハチジョウコクワガタ、ハチジョウヒラタクワガタ、ハチジョウネブトクワガタの固有亜種、スジクワガタ、チビクワガタが生息している。一方八丈島以北の島は本土のものとあまり変わらず、伊豆大島から三宅島にかけてのイズミヤマクワガタ(亜種)のほかには御蔵島、神津島の極めて特殊な生態のミクラミヤマクワガタくらいで、本土のものと特に亜種が分かれず分布しているものもある。その先の小笠原諸島にはオガサワラネブトクワガタ、オガサワラチビクワガタが生息するが、大型種は見られない。

    対馬のクワガタムシは日本列島よりも朝鮮半島との関係が強い。朝鮮半島に広く生息するチョウセンヒラタクワガタ、キンオニクワガタのほか、ヒラタクワガタの亜種ツシマヒラタクワガタが対馬にも生息しているといった状況である。周辺の離島にもゴトウヒラタクワガタ、イキヒラタクワガタという亜種が点在している。

    日本でクワガタムシが最も栄えているのは南西諸島である。屋久島にヤクシマコクワガタ、ヤクシマスジクワガタ、ヤクシマオニクワガタ、ヤクシママダラクワガタの特産亜種亜種、その周辺の三島列島硫黄島と口之永良部島にノコギリクワガタ2亜種、トカラ列島にトカラノコギリクワガタ、トカラコクワガタの特産亜種とトカラ、ガジャジマ、ナカノシマのネブトクワガタ3亜種、奄美諸島には日本唯一のシカクワガタ属アマミシカクワガタやスジブトヒラタクワガタ、更には以南の奄美大島、徳之島、沖永良部島、沖縄本島、与那国島など多数の島々にマルバネクワガタ属4種2亜種やヒラタクワガタ6亜種、ミヤマクワガタ1亜種、リュウキュウノコギリクワガタ5亜種(基亜種含む)、アマミコクワガタ4亜種(基亜種含む)、ネブトクワガタ6亜種が集住している。徳之島にはヤマトサビクワガタが生息する

    そのほかには大東島にはヒラタクワガタの亜種とダイトウマメクワガタが、硫黄島にはイオウマメクワガタが生息している。

    概して離島には地上歩行種が多いと言える。これは本土では捕食者に狙われやすかったがために絶滅し、離島のみに生き残ったからだと考えられている。


    [編集] 生態

    [編集] 成虫
    成虫は一般に夜行性のものが多く、灯火にも飛来するが、ルリクワガタ類やヒメオオクワガタのように、冷涼な高緯度地方や高い標高の地域に生息するものでは、昼間活動するものもいる。

    成虫の食物は、大型種ではマルバネクワガタ属などを除くと、樹液や腐敗した果実などのように糖分とそこに繁殖した酵母菌を多く含む餌に集まる種が多い。こうした食物に集まる大型種を含む系統群(タクソン)自体が、このようなパッチ状に点在する餌資源を雌雄の出会いの場とすることで雄による雌を巡る激しい資源防衛(雌自身、或いは雌のやってくる餌場の独占)のための闘争行動を行うグループとして進化したたと考えられ、これによって闘争の武器になる身体の大型化、雄の大顎の長大化といった一連の形態の進化が生じたと考えられている。

    さらにこうした繁殖戦略を持つクワガタムシでは、闘争による資源防衛の成功率が高くなるためには巨大な体躯が必要となるが、これを形成するのに必要な成長量が幼虫時代に確保できなかった雄でも、小柄で身軽な体を活かして餌場の周辺を資源防衛の勝者に目立たないようにうろつき、餌場の主が気がつく前にやってきた雌にアプローチして交尾に成功する性質も同時に進化した。つまり、雄の繁殖戦略自体が成長の履歴や自らの置かれた相対的な状況に応じて切り替えられるようになっているのである。これらのクワガタムシの雄が、しばしば個体によってからだの大きさに大きな変異があり、それに連動して大顎の形態にも大きな変異が生じる性質は、この行動上の繁殖戦略が形態面に反映したものと考えられている。

    こうした資源防衛戦略による大型化は複数のタクソンで複数回生じたと考えられており、例えば同じクワガタムシ科の中でもオオクワガタ属やノコギリクワガタ属などを含むタクソンと、ミヤマクワガタ属などを含むタクソンは、互いに独立にこの性質を獲得したと推測されている。

    このような食性のクワガタムシは飼育下では、昆虫ゼリーと言われる専用の人工餌が開発、市販されているので、これを与えるのが便利である。また、リンゴやバナナを与えてもよい。

    他に新芽や若枝に集まって大顎で傷をつけて出てきた汁を吸うもの、一生朽ち木の中で過ごし、朽木内の他の昆虫を捕食しているもの、成虫になってからの摂食活動(後食)をほとんどしないものも知られている。


    [編集] 幼虫
    幼虫は同じコガネムシ上科に属するコガネムシ科の幼虫に似ているが、ほとんどのコガネムシ上科の幼虫では尾節に開く肛門が横に裂けて排泄時には上下に開くのに対し、クワガタムシ科の場合には肛門は縦に裂けて排泄時には左右に開き、この左右に座りだこ状の突起があるため区別できる。

    また、コガネムシ科の幼虫は腐植土などの比較的壊れた植物繊維質の餌を好むが、クワガタムシ科の場合には繊維質の残っている固めの餌を好む(次項参照)。

    幼虫期間は2年のものが多いが、飼育下では栄養素が高濃度で供給されるため、1年程度で成虫になる種類も多い。オオクワガタ、ノコギリクワガタ、ルリクワガタ類などでは夏~秋に産卵されたものは幼虫で1年目の冬を越し、翌年の秋に羽化して成虫になり、そのまま蛹室内で越冬する。低温でじっくり幼虫に餌を食べさせたほうが大型個体になりやすいと信じられている。


    [編集] 餌
    幼虫の餌は木材が腐朽した朽木などの腐植質であるが、生態学的に大きく白色腐朽(白腐れ)材食、褐色腐朽(赤腐れ)材食、軟腐朽材食(黒腐れ)、シロアリによって生成した腐植食の4タイプに大別される。

    白色腐朽材食を獲得したタクソンは比較的新しく現れたものであるが、最も資源量が多いタイプの朽木を餌としており、地球上で最も繁栄しているグループである。オオクワガタ属やノコギリクワガタ属などが含まれるタクソンで、近年のクワガタムシ飼育ブームでも主要な対象種になっているものはこれに含まれるものが多い。古い型のクワガタムシでもキンイロクワガタ属などのように、一部この性質を獲得しているタクソンが散見される。木材粉砕物と栄養添加物を混合してビンに詰め、水蒸気で高温高圧滅菌して、その中でキノコの菌糸を純粋培養した、いわゆる菌糸ビンによる飼育の対象となるのは、この型のクワガタムシである。オオクワガタのように比較的乾燥した堅い朽ち木を好むものや、ヒラタクワガタやノコギリクワガタのように湿り気の多い、場合によっては枯れ木の根株の地下部のような土壌中に埋没した部分を好むものまで、様々な環境を好むのものが分化している。

    褐色腐朽材食のクワガタムシはマダラクワガタ属など古い型のクワガタムシに多い。白色腐朽材食のクワガタムシの幼虫が褐色腐朽材も問題なく食物にできるのに対し、褐色腐朽材食のクワガタムシの幼虫は生理的に白色腐朽材を食物にできないことが知られている。


    [編集] 蛹
    3令幼虫が終齢で、この段階で十分摂食して成長すると、蛹室と呼ばれる部屋を作って体色が濃くなり動かなくなる前蛹状態になり、脱皮によって蛹になる。羽化したての成虫には色がついておらず、特に大顎の根元や前翅は色づき、硬化するのに時間がかかる。多くの昆虫と同様、この硬化はキノン硬化と呼ばれる酵素反応で、外骨格を構成するキチンから成るシートに大量に埋め込まれたタンパク質分子が、相互にハイドロキノンと反応して架橋され、これによって物理的に硬くなると同時に褐色に着色する。同時にハイドロキノンからはメラニン色素も合成され、色はさらに濃くなる。


    [編集] 体の構造
    頭部・胸部・腹部に分けられるのは例外ではない。背面から見た場合、しばしば前胸背板が胸部に、後翅の部分が腹部にあたると誤解されるが、前胸とは胸部の一部分であり、後胸・腹部が翅の下にあることは腹面から見ればわかるだろう。


    [編集] 大アゴ
    クワガタムシの最大の特徴でもある、一般の会話では「鋏」「角」「牙」などと呼ばれる部分は、学術的には大腮(たいさい)と呼ばれるが、愛好家の間や専門書等では大アゴと呼ばれることが多い。これはもともと採食器官として多くの昆虫にあるものが戦闘用に発達したものである。餌場やメスの取り合いにおいて使用されるが、闘争心の高い種では、目の前の動く物体を全て攻撃対象とみなしてしまうことがよくあり、大アゴの間で木片を動かしてやれば挟むし、メスさえも死に追いやることが稀ではない。そのためそのような種ではペアリングの際には注意を要する。

    オオクワガタ属のものは大アゴの力が強いことが知られているが、それよりも奇抜な大アゴを持つホソアカクワガタ属やチリクワガタ属はあまり力が強くなく、過剰適応の例とされる。一般に朽ち木に産卵する種類の方が力が強いようである。

    大アゴは中空だが、断面などの点で構造力学的に理に叶った形をしており、人の手で折れるようなことはまずない。

    成虫は雌雄の大きさ・形が異なるものが多く、通常雌よりも雄が大きい。雄では発達した大アゴを持つ種類が多く、大アゴの形状も分類上の重要なポイントとなっている。比して、雌では殆どの種が黒っぽく同じような外観をしている。背中に模様のある派手な種ではメスにもまったく同じ模様とは限らないものの持つものもあり、識別が多少簡単にはなるが、それ以外の大勢では頭楯の形状や前翅の点刻の深さなどで判断し、オスに比べてとても難しいことは言うまでもない。植物防疫所により輸入可能なクワガタムシがオスだけと決められているのも、このような理由によるものである。

    オスでも小型種であれば大アゴが発達しないものが多く、種・亜種の判別は困難を極める。このような種では、他のオスだとわかる明確な指標のない多くの甲虫 類と同じように、雌雄の判別がすぐにできないこともある。

    また、幼虫時代の栄養状態や環境条件によって、体の大きさが大きく変化したり、大アゴの形状に変異が見られる種類が多い。時には別種かと思うくらい変異があることもあり、

    長歯型(大歯型)
    中歯型(両歯型)
    短歯型(原歯型)
    などと分けられる。大歯型のものが人気があるが、全ての型を標本箱に並べて変異を楽しむことも多い。全ての種にこれらの型の全てが見られるわけではない。もちろん大アゴの発達があまりない種では変異もないし、オオクワガタ属でも変異が連続的であり劇的な違いは見られないが、身近なクワガタで言えばノコギリクワガタが有名である。長歯型では強く湾曲する大アゴは、原歯型では直線状で短く、内歯も目立たなくなる。尚、この類の用語はきちんと定義された学術用語ではないため、愛好家によって違う変異の体形に使われていることがあると記しておく。また、全体の大きさと大アゴの形とは必ずしも対応しない場合があり、ツヤクワガタ属や一部のノコギリクワガタ属にこの傾向が見られる。

    大アゴの向かい合う方向に生えている突起を内歯(ないし)といい、先端部分を外歯(がいし)という。根元から数えて第一内歯、第二内歯と呼ぶ。内歯の数、位置、形状は重要な種の識別要素である。


    [編集] 脚
    脚(または肢)は前胸に1対、後胸に2対生え、根元から腿節(たいせつ)・脛節(けいせつ)・フ節(ふせつ)(「フ」は足偏に付)に分けられる。脚の根元の体との接続部分を転節、転節のついている板状の器官を基節という。

    飼育下ではフ節がよくとれるため、慌てる飼育初心者も多いが、出血の恐れもなく、また脚が6本もあるので1本くらい取れただけでは支障はない。ただ標本としての価値が下がるため、標本収集を目的とする者は採集したものを、フ節が取れるのを恐れて、持ち帰って飼育せずそのまま酢酸エチルで殺すことも多い。生体でも通常より値段は下がるため、主に累代飼育を目的とするものは種親の欠陥を気にせず購入するが、欠陥箇所によっては交尾や産卵に支障をきたす場合があるため、注意が必要である。


    [編集] 翅
    他の甲虫類同様、前翅はとても硬く柔らかい部分を守る働きもしている。鞘のように後胸・腹部や後翅を覆っているため、上翅(じょうし)或いは鞘翅(しょうし)ともいう。

    飛行時には前翅を開き、後翅に血液を通し広げて飛ぶが、大型種の場合飛ぶのは至極不器用で、また柔らかい部分が剥き出しになるため鳥に狙われやすい。あまり飛ばない種も多いが、翅が退化してしまっているわけではない。このような種は灯火やバナナトラップなどに集まりにくいため、ルッキングでの採集が基本となる。

    飛行後、後翅をうまく畳めなくなってしまい、前翅からはみ出た状態になったり、前翅自体がきちんと閉まらなくなることがある。これは飼育下で狭いケースに入れられたクワガタムシが飛ぼうとしたときにも起りやすく、俗にはねパカという。この場合、後翅が何かに引っかかって状態が悪化することがよくあるため、はみ出た翅は切り取ってしまうのが結果的に最もよい手段である。


    [編集] その他の器官
    触角
    基本的に10節に分かれ、根元から数えて第一節は長く、第二節との間で曲げることができる。これがクワガタムシ科と他の科を識別する要素のひとつになっている。

    [編集] 採集
    クワガタムシを対象にした採集には以下のものがある。それぞれ有効的な種、有効的でない種があり、目標の種によって使い分ける。それぞれの採集方法の詳しい解説はトラップ (昆虫採集)を参照のこと。

    灯火採集
    クワガタムシの成虫、大型の人気の高い種の多くは夜行性で、明かりに集まる性質がある。そのため24時間明かりの点いているコンビニや自動販売機、街灯などを見廻ったり、ライトトラップを設置しておびき寄せる方法がとられる。ライトトラップは装備が多くなるため、本格的に採集を職業、趣味にしている人のみが行う。日が暮れる間と昇る間が飛来のピークとなる。
    トラップ採集
    クワガタムシの餌を日中に数箇所設置しておき、夜見てまわる。昆虫図鑑などではよく蜂蜜を木肌に直接塗るものが紹介されているが、これではあまり効果がない。使い古したストッキングに腐りかけたバナナを数本いれ、アルコールに浸して発酵させて枝に括り付けると効果がある。バナナ以外ではパイナップルが使われることがあるが、殆どはバナナである。 この採集方法は、使用後にストッキングの後片付けをしない採集者が多い為、後片付けが出来ない人は自粛してもらいたい方法でもある。



    樹液採集(ルッキング採集含む)
    上の人為的に餌を設置するのとは違い、自然に餌にしている餌場をまわって採集する方法。スズメバチがいる可能性があるため、注意が必要。



    洞採集
    木の洞をペンライトで覗き込み、ピンセットを使って引きずり出す方法。洞を縄張りとし、飛翔をあまりしないオオクワガタなどに用いられる。餌場の近くの台場クヌギ(枝が定期的に切り落とされたため、歪んで洞が形成されたクヌギ)がねらい目である。たとえ見つけることができても引きずり出すのは難しい。煙幕を使って中のクワガタムシを逃げ出させる方法があるが、その木には以後虫が寄り付かなくなってしまうため、厳禁である。
    材割採集
    朽ち木を斧で割って幼虫や蛹、羽化したばかりの新成虫を取り出す方法。手頃な立ち枯れや倒木を斧で割り、それらしき新しい坑道を見つけるとそれに向かって掘り進んでいく。成虫の活動しない冬期には唯一の採集法となるが、一度割った朽ち木は二度と幼虫の住処となりえないことから、問題視されている。

    [編集] 飼育

    [編集] 流れ

    [編集] 成虫飼育
    ケースにマット(後述)を7、8割まで入れる。木に産む種類の場合は同時にシイタケ栽培のあとの廃ほだ木などを利用した飼育種に応じた腐朽度の産卵木数本も同時に埋め込む。マットに産卵させる種の場合、特に底のほうは硬く詰めると足場となり産卵しやすいとされる。次に餌となる昆虫ゼリーを入れ、メスを入れる。オスは別のケースに入れる。マットは少なめ、低価格のものでよい。

    マットの湿気を保つため、定期的に霧吹きをかける。手で握って固まるくらいが丁度いいとされている。

    オオクワガタ属のように長寿命の分類群のメスは、幼虫のときに蓄えたタンパク質だけでは十分産卵できず、成虫になってから樹液に繁殖した酵母の摂取、他の昆虫の捕食などによってタンパク質を多量に摂取する必要があることが知られており、同居中のオスを襲って食べてしまったなどという報告も多い。対策として高タンパクゼリーを与えるのが効果的で、そのほかにも昆虫の死体やカブトムシの蛹を与える愛好家もいる。

    カブトムシと異なり、クワガタムシは縄張意識や戦闘本能が雌雄の区別なく強いので、カブトムシのように、オス1匹に対し複数のメスを同じケースに入れて飼育する事は避けたほうが好ましい。同種のメス同士が戦って勝った方のメスが負けたメスを殺してしまう事もあるからである。また、同種のオスがメスを死に追いやることも稀ではない。そのため、ペアリングの時以外には雌雄別々に飼育する事が好ましい。


    [編集] ペアリング
    野外で活動中に採集された個体ならば既に交尾を済ませている確率が高いが、飼育繁殖個体の場合オスと交尾させる必要がある。クワガタムシには大アゴの力が強いものも多く、時にはメスを敵とみなして殺してしまうこともあるため注意をしなければならない。飼育者の見ている間で交尾させる、クワガタムシの大アゴを輪ゴムなどで縛るなどの方法がとられる。


    [編集] 割り出し
    産卵木に産卵孔と呼ばれる産卵した痕が見られると、産卵した証拠である。卵の段階で取り出すと見落としやすく、また幼虫の消化管の醗酵室に共生する微生物の定着がうまくいかないからと考えられる原因で管理も難くなるため1令幼虫以降にまで育った段階で取り出すのがよいとされている。マットに産む種類は飼育容器のプラスチックの壁越しに、底に卵が見えることがある。産卵した形跡が見られない場合、産卵木、マットの種類を変えて試行錯誤する必要がある。


    [編集] 幼虫飼育
    幼虫飼育には大きく分けて3種類ある。

    材飼育
    産卵木を使用する。産卵木に穴を空けて幼虫を入れ、マットに埋める。自然に最も近い飼育法だが、手間がかかる割には大型個体が望めないため最近は少ない。
    マット飼育
    マットに産む種類でなくともマットで飼育することができる。発酵済みマットに入れておくだけなので手間はかからない。添加物を混ぜて工夫することもできる。
    菌糸ビン飼育
    簡単に大きい個体を作出することができるが、種類によって好き嫌いが激しく、オオクワガタやヒラタクワガタなどのオオクワガタ属やニジイロクワガタなどに使われている。上のほうをくりぬいてそこに幼虫を入れる。また、菌糸ビン以外に飼育下で繁殖法が不明な種類さえいる。
    共食いが起こったり、一匹あたりの餌の配分が少なくなるため、1頭ずつ別々の容器に入れるのが基本だが、オスとメスの羽化時期がずれて次の産卵が行えなくなるのを防ぐ目的で、栄養状態の悪化による羽化個体の小型化に目を瞑り、敢えて多頭飼育することがある。

    大体を食い終わると、マットを入れ替えなければならない。この時に幼虫が出した糞を新しいものに混ぜておくと新しいものに馴染みやすくなり、ストレスを感じず幼虫が痩せるのを防ぐことができることが知られている。そのほかにもドッグフードや成虫用の昆虫ゼリーを与える愛好家もおり、様々な方法が試みられている。


    [編集] 蛹の管理
    幼虫は蛹室を作って前蛹状態に入るが、蛹室は脆くて崩れやすく、容器を雑に扱うと割と簡単に崩壊してしまうことがある。この場合は人工蛹室を使用する。スポンジや木を使った市販のものもあるが、その手のものは簡単に自作できるし、マットに穴を掘り蛹室を再現することでも代用できる。

    羽化したての新成虫は完全に色付いていない。外皮もまだ柔らかいため触るのは厳禁である。数日後あるいはそのまま蛹室内で越冬してから地表に出てくる。幼虫の成長のための摂食でなく、成虫になってからの摂食を昆虫学用語で後食(こうしょく)というが、雌の寿命が短く、幼虫期に蓄えた栄養素だけで卵形成し、産卵する種と、雌の寿命が長く、成虫になってから新たに後食によって得た栄養素で体を充実させ、逐次卵や精子を形成して長期に渡り繁殖活動を続ける種でこれの意味は大きく異なる。前者では単に活動に必要な糖分を得るだけでよく、時にはほとんど後食そのものを行わないものもあるが、後者ではタンパク質などの様々な栄養素を必要とする。成虫の活動時期の長い種や、蛹室内で越冬する種では、性成熟し、交尾可能な状態になるまで数ヶ月かかる。


    [編集] 飼育用品
    ホームセンターやデパートなどで売っていることがある。専門店に行けば、割高だが質が高い用品を手に入れることができる。


    [編集] 昆虫ゼリー
    クワガタムシ、カブトムシ用に樹液の代替品として開発された餌。クワガタムシ飼育ブームの以前から、夏休みに子供が採集したクワガタムシやカブトムシを短期間飼育するための用途で開発、販売されていた。市販されているカラフルなものはそうした古典的なタイプで、安価だがその分防腐剤がたくさん入っていたり単純に糖分の水溶液を寒天で固めたのみの栄養素に偏りがあるものが多いため注意を要する。尚、人体には無害だが、防腐剤がたくさん入っているため多量に摂取することは避けるべきである。

    飼育ブームの到来以来、飼育愛好家のより高度な要求に応じて以下のような特殊なゼリーが開発、市販されるに至った。3層になっているもの、プロポリスを配合したものなどユニークなものも多い。

    黒糖ゼリー
    マルカンの「サムライ」が有名。黒褐色のものが多い。本来自然下で餌とする樹液の成分をヒントにして作られた。嗜好性に重点を置いている。栄養価は高いが、口ブラシの固化が指摘されている。
    高タンパクゼリー
    フジコンの「ドルクスゼリー」や「乳酸ゼリー」が有名。乳白色のものが多い。栄養に重点を置いている。メスの産卵時にタンパク質を必要とすることから考案された。高値であるため、産卵用のメスなど特定のクワガタムシに与えることが多い。
    寒天にヨーグルト、果汁などを混ぜ自作する方法があるが、手間がかかる割に日持ちしないため、市販のもので十分とされる。

    他にも以下の関連商品がある。

    餌皿(皿木)
    昆虫ゼリーをそのままマットの上に置くとマットがついて汚れてしまうほか、マットにも汁がついて不潔になりやすく、またクワガタムシにとっても食べにくい。そのため円盤型に輪切りにした木の切り口に昆虫ゼリーが入るような穴を数箇所空けた餌皿が市販されている。
    ゼリーカッター
    昆虫ゼリーの蓋に十字型の切れ込みを入れる道具。昆虫ゼリーの蓋を開けて液が飛び散るのを防げるほか、中身がこぼれない、マットまみれにならないなどの利点がある。
    ゼリースプリッター
    昆虫ゼリーは底が深く、長い大アゴを持つクワガタムシでは底のほうまで食べきることが出来ない。また無理に顔を突っ込んで大アゴが底を突き破り、抜けなくなる事故も見られる。そこでゼリーを縦に割ることのできる器械が市販されている。
    昆虫ゼリーはいかにも人工物であるため嫌う愛好家も存在し、代わりに天然の樹液に似せて作られた人工樹液も売られているが、利便性は昆虫ゼリーに劣る。


    [編集] マット
    昆虫飼育用にシイタケの廃ほだ木などの朽木を粉砕し、或いはさらに添加物を加えて発酵させたおが屑や土のような腐植質のフレーク状のものをマットと呼んでいる。栄養剤添加と発酵によって、クワガタムシの成虫や幼虫が野生状態で生息場所としている様々な腐朽段階の朽木や腐植質の状態を人工的な飼育環境下に再現でき、こうした状態の違いによって用途や飼育に適した種が異なる。

    ミタニ社の製造販売する「くぬぎ大王」を筆頭とする未発酵マットは、材を機械で砕いたもので木の色が残っており、手が込んでいない分安価であり、マットの発酵段階を厭わない成虫観賞用飼育やカブトムシの幼虫飼育、産卵木の埋め込み用として使われる。添加剤や水を混ぜて数日置くことで発酵させることができる。

    発酵済みマットは黒っぽく、ミヤマクワガタのように土の状態にまで腐朽が進んだ朽木や腐食の堆積に産卵し、幼虫がそこで育つタイプのクワガタムシや、外国産カブトムシの採卵、幼虫飼育に利用することが出来る。種類によって適した発酵段階や窒素量などが違い、見極めを誤ると採卵できなかったり、幼虫を死なせてしまうこともあるため注意を要する。各社がよい製品の開発にしのぎを削っており、成分は基本的に企業秘密とされる。

    関連商品

    マットプレス
    マットを、手が中に入らないビンに詰める際に利用する。プラスチック製のものやステンレス製のものがある。てこの原理を利用したものも存在する。

    [編集] 産卵木
    朽木に直接産卵する種から採卵するために用いられる木材の形状を保った状態の朽木で、種類によって適した種類、硬さ、太さが異なる。一般にはクヌギ・コナラ材をシイタケ栽培に用いた後の廃ほだ木を商品化したものが手に入りやすい。カワラタケがついているものは適度に柔らかくなるため良質である。爪がめり込む程度の硬さがよいとされる。

    オオゴンオニクワガタやタランドゥスオオツヤクワガタなど飼育が難しいとされてきた種では近年霊芝材(れいしざい)、すなわちマンネンタケの菌糸を接種して作り出した朽木の効果が注目されており、他の種でも試されるなど需要が増えつつある。


    [編集] 飼育容器(成虫用)
    飼育容器に必要な条件としては

    中に熱がこもらないような通気性
    観察することの出来る透明性
    何匹も飼育をする時にでも場所をとらない積み重ねが可能
    逃げられることのない蓋の頑丈さ
    のようなことが挙げられる。

    プラスチックケース
    略してプラケース、もっと略して愛好家間の符牒的用法ではプラケと呼ばれる。
    ガラスよりも扱いが簡単であるため初心者に多く利用される。最も飼育容器として使用されるが、コバエシャッターと比べると多少の欠点がある。




    コバエシャッター
    シーラケース社から。符牒的に「コバシャ」と略される。クワガタムシ飼育に特化したケースで、愛好家から一定の支持を集めている。穴が数箇所に空いた部分にフィルターをはめ込む仕組みになっている。蓋が網状になった通常のプラケースと比べると、コバエが自由に出入りすることもできないし、クワガタムシが大アゴで挟んで抜けなくなる事故も防げ、また湿度も保つことができる。そのため、最も飼育容器として奨められる飼育容器であるが、高価なのがネックである。
    ガラスケース
    鑑賞魚用の水槽。大きさに難がない。蓋を別途用意する必要がある。
    コンテナケース
    プラケース中ほどのものからガラスケースくらいまでの大きさがある。積み重ねるのが簡単で、蓋がぴっちりと閉まるため使い勝手がよい。半透明なため観賞性は悪く、主に大量に飼育している増殖・販売業者や愛好家に利用される。
    新聞紙を蓋に挟むと保湿に効果があることが知られている。そのため専用のシートや蓋にはめ込む形式のものも市販されている。

    タッパー
    安価であるが、成虫幼虫ともに飼育容器としては最もすすめられないケースである。原因は、「飼育スペースが非常に小さい(特に巨大種や大型種の飼育には奨められない)」 「穴を開けても通気性が悪い」 「蓋のはめ込みが出来ない」 「透明度の強いものでも半透明のため、鑑賞性が悪い」「蓋や本体が軟らかい材質でできているため、外産カブトムシの幼虫にかじられやすい」などがある。

    [編集] 飼育容器(幼虫用)
    1ペアから時に何十個もの幼虫が得られる。そうした大量の幼虫を場所を取らずに置けることが重要である。

    プリンカップ
    卵や1令幼虫に対して使われる。プリンカップ型のプラスチック。積み重ねができるため、店頭などでメスなどの小型の成虫に対しても使われることがある。
    ビン
    2令幼虫以降に対して使われる。マットを硬く詰め易く、蛹も観察しやすい。

    [編集] 菌糸ビン(菌床ビン)
    未分解の木材を粉砕したおが屑に栄養剤などをくわえて滅菌し、オオヒラタケなどの菌糸を植つけ、多くのクワガタムシの幼虫が好む白ぐされ状態の朽木の環境を人工的にコントロールしやすい環境下で再現したもの。本来はほだ木を使わずに木材腐朽菌の食用キノコを栽培するために開発され、エノキタケやヒラタケ、エリンギタケなどの産業的栽培に用いられてビン栽培法と呼ばれているものをクワガタムシ飼育に転用したものである。

    菌糸のため白っぽく、幼虫が食べたところが茶色くなるため交換のタイミングを見極めやすい。もともとキノコ栽培用の技術であるため、時にはビンの中の菌糸表面からキノコ(菌の子実体)が生えてくることがあるが、菌は子実体の成長と胞子生産のために菌糸体に蓄積した栄養素を子実体へと転流してしまい、ビン内の菌糸体内部にクワガタムシの幼虫の成長に役立つ栄養素が乏しくなるために、まだ大きくならない原基のうちに抜き去るのが望ましいとされる。使用後数ヶ月で品質が落ちるため、幼虫の食欲にあった大きさの菌糸ビンを使う必要がある。

    自然状態の朽木に近い産卵木飼育や発酵マット飼育と比べて1種類の菌のみが純粋培養された菌糸ビン法は菌とクワガタムシとの関係に異なる点が多い。そのため様々な点で他の飼育法と異なる管理法をとらなければならない。

    例えば産卵木飼育ではクワガタムシの成長に適する種のキノコの菌糸が、この飼育法では逆にクワガタムシの幼虫を襲って殺し、そこから栄養素を吸収してしまうことも起きた。このため、クワガタムシの成長に適合する菌の種類の解明までにかなりの試行錯誤が必要であった。

    また多種類の微生物が朽木に共存して微生物群集を形作る野生状態、産卵木飼育、発酵マット飼育では、クワガタムシの幼虫がいったん食べて消化管の一部に発達した発酵室内で朽木を発酵、栄養素の一部を吸収して排泄した糞を再び摂食によってできた朽木の坑道内で様々な微生物に発酵させ、再度摂食するというサイクルを繰り返して朽木の中の栄養素を徐々に吸収していくが、菌糸ビン飼育では単純に特定のキノコの菌糸体のみを消化吸収して、そこに蓄積された栄養素を利用しているらしく、生きた菌糸体の繁茂した部分が食い尽くされた段階で、新しい菌糸ビンに移さなければならない。

    他にもビンではなくプリンカップを使ったものや、中身のみを取り替える菌糸ブロックも市販されている。この菌糸ブロックはキノコ栽培において、菌床栽培法と呼ばれているものに他ならない。


    [編集] ブーム

    [編集] 歴史
    クワガタムシは、カブトムシと共に最も人気のある昆虫のひとつである。一昔前には、定期的に手入れされた里山の雑木林には普通に見られた。木を蹴ると、クワガタムシが驚いて脚をちぢこませて大量に落ちてくる性質を利用して採集をしていたというのは有名な話である。子供たちはクワガタムシに指を大アゴで挟ませて我慢比べをしたり、昆虫相撲をさせたりと、親しんでいた。成虫の飼育は行われていたものの、幼虫時の生態はあまり解明されておらず、意外にも累代飼育がなされることは殆どなかった。

    こうして最近までクワガタムシはアマチュアの収集家や研究家は多かったものの、プロの研究者はほとんどおらず、十分マニュアル化された飼育繁殖技術はほとんどない状態であった。

    クワガタムシのブームは、1986年に月間むしの「オオクワガタ特集号」に、詳しい採集方法や、累代飼育法が公開された事から始まったと言える。それまで一般には謎の昆虫だったオオクワガタは、生息地に行けば採れる可能性の高い昆虫になったが、同時に商業目的による乱獲も進んだ。当時公的機関の研究者は、害虫でも益虫でもなかったクワガタの飼育方法を知るものはほとんどいなかったが、オオクワガタの累代飼育技術を、アマチュア研究家の小島啓史が月間むしで公開し続け、1996年に著書「クワガタムシ飼育のスーパーテクニック」で日本産の主な種の繁殖飼育技術を公開したため、子供の頃クワガタムシに親しんだ世代を中心にオオクワガタのみならずクワガタ全体の飼育ブームが起きた。

    特にオオクワガタは成虫の見栄えがよい大型種であるが、乱獲により野外での採集が困難になっており希少性が高かったこと、飼育技法の公開により、簡単に飼育下で繁殖可能であることが明らかになったこと、さらに成虫の寿命が長く数年に及び、ペットとしての愛着を持ちやすかったことなどがブームの背景となった。となってさらに飼育下でいかに見栄えよく大きな成虫を育てるかという競争が起き、ブームをより加熱させた。

    こうして加熱したブームはより広がりを見せるようになり、様々な種の飼育繁殖を試みる愛好家も増えてより多様な飼育技術が考案され、また当初は愛好家自ら自作していた飼育資材を製造販売する専門業者も増加するに至って、日本における安定した趣味の一角を成すようになった。

    こうして、以前はハイレベルのアマチュア研究家でなければ出来なかった累代飼育が初心者でも簡単に楽しめるような環境が形成され現在に至っている。


    [編集] 問題点
    こうした飼育ブームの過熱により、一部愛好家の圧力などによってそれまで植物防疫法によって生体での輸入が禁止されていた海外産のクワガタムシやカブトムシの輸入が解禁され、今日では数多くの海外産のクワガタムシやカブトムシが国内で飼育、繁殖されるに至っている。しかし、問題も多い。

    様々な政治的判断や妥協(複数の昆虫学会で関係者によって述べられた例によると、WTOにおいて中国が日本の植物防疫法を非関税障壁と非難する事態を避けるために、生体植物を加害しなければ、植食性昆虫でも生体の輸入を許可するほど植物防疫法は寛容である、と言う言い訳のためにクワガタとカブトの輸入が許可されたとする説がもっとも有力)で解禁リストに加えられた種の中には、農作物に対する害虫となりうる危険が非常に高い種(パプアキンイロクワガタなどは、あらゆる草本・木本の花穂や頂芽を5分に1本の比率で切るため、モルジブに侵入した例では大害虫となっている)が含まれてしまっており、また金目のものなどに比べて国内への持ち込みに際して監視の目も弱いこともあり、解禁リストにない種でも平然と店頭で売られている実態もある。

    また、飼育繁殖された海外産、或いは国内の他地域産のクワガタムシ、カブトムシが野外放虫されることにより、日本国内の生物群集、ひいては生態系の攪乱(遺伝子汚染)も懸念されている。実際に、東南アジアから大量に輸入されるオオヒラタクワガタは、日本在来のヒラタクワガタと亜種レベルでの相違しかなく、これらの交配個体と見られるクワガタムシが幾多も見つかっている。これは、モラルの低い愛好家の存在はもちろんのこと、全くの素人であっても海外種をデパートなどで簡単に入手し、飼育できてしまうがために、このような問題に関する知識に乏しい者が悪意なく「自然に返してやる」といった実情も指摘されている。

    その他にも、海外産の輸入個体に伴って侵入したダニなどのクワガタムシの海外産寄生虫の国内進入が確認されていること、海外で保護生物とされて持ち出しが規制されている種の密輸出の問題が生じ、海外での逮捕者もでていることなどの様々な問題が引き起こされている。

    一方で、生き物であるクワガタムシ、カブトムシを売買し、大きく見栄えある成虫を育て上げるべく競争が過熱していること、更にそれが小中学生の間でも広まっていることについて、生き物に対して間違った意識が広まってしまうのではないかとして、倫理上、教育上の観点からの批判も少なくない。最近ではムシキングの流行も話題になったが、同様に子供たちに生き物に対する間違った意識を植え付けることになるではないかと危惧する声が多く発せられた。


    [編集] 俗語
    通常海外産のクワガタムシの名前は、例えばフェモラリスツヤクワガタであった場合、後のほうの属名を省略し、単にフェモラリスと呼称することが多いが、有名であったり、属名を省略しても十分長いと感じられる名前を持つクワガタムシには、愛好家の間でのみ通じる略語が作られることがある。

    アンタエウスオオクワガタ→アンテ
    クルビデンスオオクワガタ→クルビ
    グランディスオオクワガタ→グラン
    パプアキンイロクワガタ→パプキン
    ローゼンベルギーオウゴンオニクワガタ→ローゼン
    マンディブラリスフタマタクワガタ→マンディ、マンディブ
    パラレリピペドゥスオオクワガタ→パラレリ
    オオクワガタ属、ネブトクワガタ属などの黒っぽいクワガタムシを黒虫(くろむし)、ニジイロクワガタ、キンイロクワガタ属、ホソアカクワガタ属などの色彩が派手なクワガタムシを色虫(彩虫、いろむし)と呼ぶことがある。厳密な定義はないため、各人によってどのグループまで入れるかの考え方が異なる。

    遺伝学で雑種のn代目を指すFnは、繁殖個体n代目という意味になる。繁殖個体はブリード物や新成虫などと呼び、それに対して採集された個体はワイルドなどと呼ぶが、時々F0とすることもある。ワイルドから繁殖させた個体はWF1と表記する。ワイルドではメスの場合自然下で既に交尾を済ませていることがおおいため、改めてペアリングをする手間が省けるが、羽化してからどのくらい経ったのかがわからないため、買ってすぐに死んでしまう可能性があるという欠点もあり、専門店ではブリード物かワイルドかの表示をするところが多い。

    ハイブリッドは通常は雑種という意味であるが、同種、同亜種であっても他産地を掛け合わせた個体に用いられることがある。

    普段別々に飼育している雌雄を同じケースに入れ、交尾をさせることをペアリングやカップリングという。雌雄セットで販売されている商品は「○○クワガタペア」などの表示がつく。

    蛹室の欠陥などで羽化に失敗した個体は羽化不全と呼ばれ、翅がぐちゃぐちゃになった状態になる。羽化してすぐ死んでしまう新成虫も多いが、特に外傷がなければ通常の個体と変わらず生活をするものも少なくない。蛹室が狭く、大アゴが曲がってしまうこともある。これらは成長時の外的な影響によるものであるから奇形ではない。そのほかにも羽化不全ほどではないが、前翅に皺ができたり、ディンプルと呼ばれる小さな凹み、窪みができることがある。これらの羽化時の事故は大型個体ほど顕著であり、愛好家が大型個体の作出に血眼になるオオクワガタ類にも多く、よく彼らを落胆させる。

    大アゴが太くなったクワガタムシ(主にオオクワガタ)は重量感があるとされ、極太と呼ばれる。こうした人気のある形状をしたクワガタムシは良形とされる。クワガタムシを大量に飼育し、形のよい成虫のみを選抜して血統管理をする飼育家も存在し、こうして作られた血統のものは高値で取引される。元木弘英の元木スペシャルや森田紳平の森田ゴールドがその例である。また、元木弘英は複眼が白化する現象ホワイトアイの血統を作ることに成功したと公言している。

    ギネスブックとは直接の関係はないが、記録上大アゴの先端から尻までの体長が最大であった場合、ギネス個体という。死後は体長が1,2mm減少することが知られていることから、生体は体長に2mm引くなどと決められることもある。尚、記録を統一する機関は存在しないため、公式の記録ではない。専門雑誌や個人サイトの企画として行われることが多い。


    [編集] 関連企業
    ミタニ
    1968年創業。茨城県かすみがうら市に所在。社長は女性。「昆虫博士の自然観察シリーズ」として主に初心者、子供向けの飼育用品の製造・販売、オオクワガタ、アトラスオオカブトなどの有名種の生体の販売を行っている。
    フジコン
    1970年創業、1984年設立。オオクワガタの多産地として有名な能勢町に所在。一般向けからプロ向けまでの飼育用品を製造・販売している。ワールド・インセクツ・ショップとして会社のそばに直販店を構え、またインターネットによる通販も行っている。
    マルカン
    1982年創業。長田駅最寄りの大阪府東大阪市に所在。クワガタムシのみならず、ハムスター、観賞魚、犬、猫などペット全般の飼育用品を製造・販売している。
    むし社
    中野駅最寄りの東京都中野区に所在し、一角に店舗を設け、生体・標本や飼育用品を販売している。各種専門雑誌や図鑑の編纂も行っている。
    虫研
    吉田賢治が創設。埼玉県嵐山町に所在し、近くでは世界クワガタムシ博物館も運営している。博物館では年4回虫研フェアーを開催している。関連書籍を精力的に出版。
    エルアイエス
    1997年創業。東京都杉並区に所在。昆虫展を企画し、生体、標本の貸し出しを行ったり、昆虫園の設立を行っている。

    [編集] 専門雑誌
    月刊むし(むし社)
    1971年3月に創刊。以後毎月20日毎に発売されている。掲載内容はクワガタムシに限らないが、新種、新亜種などの発表も多い学術的な雑誌である。クワガタ特集号が年に1回、オオクワガタ特集号が不定期に出ることがある。
    BE・KUWA(むし社)
    2001年創刊。2,5,8,11月の25日に発売されている。
    KUWATA(ワイルドプライド)
    1998年6月に創刊。年に3回発売されている他、1年毎に別冊が出されており、CLUB KUWATA会員用の会報誌「KIYORA」もある。寄稿による採集記、飼育記、飼育・採集・種の解説などが中心となる。
    ARMA(ピーシーズ)
    アルマと読む。2000年創刊。A4サイズに大きく載せられた美しい写真には定評がある。
    昆虫フィールド(くぬぎ出版)
    偶数の月の27日に発売されている。一部水生昆虫の記事もある。
    くわがたマガジン(東海メディア)
    奇数の月の30日に発売されている。
    趣味の昆虫(出版)
    略称「趣味昆」。2001年11月20日創刊。一般書店にて購入できる数少ない専門雑誌だったが、既に廃刊している。
    KUGAMU(虫研)
    1989年6月創刊。当初は年に4回発売されていた。今では殆どが絶版になり、虫研での入手となるが、総集復刻版とするものが1999年に出されている。
    ルカヌスワールド(環境調査研究所)
    1997年4月創刊。偶数の月に販売していたが、2002年から頻度を減らして1,4,7,10月の発売となり、37号で休刊に至った。
    Breeder's(グッドコミュニケ-ションズ)
    2002年3月創刊。奇数の月に発売されている。

    [編集] 分類

    [編集] クワガタムシ亜科 Lucaninae
    ミヤマクワガタ属 Lucanus - ミヤマクワガタ・ヨーロッパミヤマクワガタ・カンターミヤマクワガタ ミクラミヤマクワガタ オーベルチュールミヤマクワガタ ミヤマクワガタ アマミミヤマクワガタ
    オオクワガタ属 Dorcus - オオクワガタ・ヒメオオクワガタ・ヒラタクワガタ・コクワガタ・アンタエウスオオクワガタ・オオヒラタクワガタ・アルキデスヒラタクワガタ アカアシクワガタ サワイコクワガタ ネパレンシス
    ノコギリクワガタ属 Prosopocoilus - ノコギリクワガタ・ギラファノコギリクワガタ・アスタコイデスノコギリクワガタ・ゼブラノコギリクワガタ トレスノコギリクワガタ ウォーレスノコギリクワガタ タカサゴノコギリクワガタ ハチジョウノコギリクワガタ
    コツノノコギリクワガタ属 Aphanognathus
    オニクワガタ属 Prismognathus - オニクワガタ・キンオニクワガタ
    ヒメオニクワガタ属 Cladophyllus
    カンギアヌスオニクワガタ属 Eligmodontus
    トリアピカルスオニクワガタ属 Gonometops
    シカツノオニクワガタ属 Capreolucanus - シカツノオニクワガタ
    オウゴンオニクワガタ属 Allotopus
    ツヤクワガタ属 Odontolabis - アルケスツヤクワガタ・ラコダールツヤクワガタ・フェモラリスツヤクワガタ
    ホソクワガタ属 Leptinopterus
    クビホソツヤクワガタ属 Cantharolethrus
    ホソアカクワガタ属 Cyclommathus - メタリフェルホソアカクワガタ・ギラファホソアカクワガタ
    マルバネクワガタ属 Neolucanus - アマミマルバネクワガタ・チャイロマルバネクワガタ・マキシムマルバネクワガタ
    フタマタクワガタ属 Hexarthrius - パリーフタマタクワガタ・ブケットフタマタクワガタ・マンディブラリスフタマタクワガタ
    シカクワガタ属 Rhaetulus - ディディエールシカクワガタ・スペキオススシカクワガタ
    オオシカクワガタ属 Rhaetus - ウェストウッディーオオシカクワガタ
    クロツヤシカクワガタ属 Pseudorhaetusチュウゴククロツヤシカクワガタ
    ベトナムシカクワガタ属 Weinreichiusペロティシカクワガタ
    メンガタクワガタ属 Homoderus - メンガタクワガタ・グラディアトールメンガタクワガタ
    ヌエクワガタ属 Katsuraius
    オオツヤクワガタ属 Mesotopus - タランドゥスオオツヤクワガタ・レギウスオオツヤクワガタ
    チリクワガタ属 Chiasognathus - チリクワガタ
    シワバネクワガタ属 Sphaenognathus
    ハイイロクワガタ属 Cacostomus - ハイイロクワガタ
    コフキクワガタ属Casignetus - フンボルトコフキクワガタ
    ハワイハネナシクワガタ属 Apterocyclus - ハワイハネナシクワガタ
    チリハネナシクワガタ属 Apterodorcus - チリハネナシクワガタ
    ネブトクワガタ属 Aegus - ネブトクワガタ・アンプルスネブトクワガタ
    ニセネブトクワガタ属 Aegognathus
    ヒサゴネブトクワガタ属 Aegotypus
    サビクワガタ属 Gnaphaloryx
    キバサビクワガタ属 Eulepidius
    ヒサゴサビクワガタ属 Bartolozziolucanus
    インフラトゥスサビクワガタ属 Cherasphorus
    パリオロススサビクワガタ属 Tumidaegus
    ヒョウモンクワガタ属 Scortizus
    インカクワガタ属 Auxicerus
    サメハダクワガタ属 Pycnosiphorus
    ムネツノクワガタ属 Sclerostomus
    オノレクワガタ属 Onorelucanus
    ギアナクワガタ属 Charagmophorus
    コツノクワガタ属 Lissotes
    オオコツノクワガタ属 Lissapterus
    ヒメコツノクワガタ属 Paralissotes
    オオズコツノクワガ属 Geodorcus
    カギツノクワガタ属 Heterochthes - カギツノクワガタ・アンダマンカギツノクワガタ
    カタハリクワガタ属 Hoplogonus
    マルガタクワガタ属 Colophon - プリモスマルガタクワガタ
    コツメクワガタ属 Chewlucanus

    [編集] ルリクワガタ亜科 Platycerinae
    ルリクワガタ属 Platycerus - ルリクワガタ・コルリクワガタ・ヨーロッパコルリクワガタ
    ニセルリクワガタ属 Platyceroides
    ムカシルリクワガタ属 Platyceropsis - ムカシルリクワガタ
    ツヤハダクワガタ属 Ceruchus - ツヤハダクワガタ

    [編集] キンイロクワガタ亜科 Lampriminae
    ニジイロクワガタ属 Phalacrognathus - ニジイロクワガタ
    キンイロクワガタ属 Lamprima - パプアキンイロクワガタ・アウラタキンイロクワガタ
    ニセキンイロクワガタ属 Homolamprima
    ヒメキンイロクワガタ属 Eucarteria - ヒメキンイロクワガタ・ニセヒメキンイロクワガタ
    ムナコブクワガタ属 Rhyssonotus - ムナコブクワガタ
    ムカシクワガタ属 Dendroblax

    [編集] イッカククワガタ亜科 Sinodendrinae
    イッカククワガタ属 Sinodendron - イッカククワガタ

    [編集] マダラクワガタ亜科 Aesalinae
    マダラクワガタ属 Aesalus - マダラクワガタ
    ナンヨウマダラクワガタ属 Lucanobium
    ネッタイマダラクワガタ属 Echinoaesalus
    マグソクワガタ属 Nicagus - マグソクワガタ
    クシヒゲマグソクワガタ属 Ceratognathus

    [編集] ツメカクシクワガタ亜科 Penichrolucaninae
    ツメカクシクワガタ属 Penichrolucanus
    ナンベイツメカクシクワガタ属 Brasilucanus

    [編集] ツツクワガタ亜科 Syndesinae
    ツツクワガタ属 Syndesus - ツツクワガタ

    [編集] チビクワガタ亜科 Figulinae
    チビクワガタ属 Figulus - チビクワガタ・マメクワガタ
    サメハダチビクワガタ属 Cardanus
    ユミアシチビクワガタ属 Amneidus - ユミアシチビクワガタ
    ヒョウタンクワガタ属 Nigidionus - ヒョウタンクワガタ
    ツノヒョウタンクワガタ属 Nigidius - ルイスツノヒョウタンクワガタ・グランディスツノヒョウタンクワガタ
    ニセツノヒョウタンクワガタ属 Novonigidius
    シシガシラヒョウタンクワガタ属 Dinonigidius - シシガシラヒョウタンクワガタ
    サソリクワガタ属 Platyfigulus - サソリクワガタ
    オオツツクワガタ属 Xiphodontus

    [編集] 日本のクワガタムシ一覧
    オオクワガタ属 : オオクワガタ・ヒメオオクワガタ・ヒラタクワガタ・スジブトヒラタクワガタ・チョウセンヒラタクワガタ・コクワガタ・リュウキュウコクワガタ・アカアシクワガタ・スジクワガタ・ヤマトサビクワガタ
    ノコギリクワガタ属 : ノコギリクワガタ・ハチジョウノコギリクワガタ・リュウキュウノコギリクワガタ・ヤエヤマノコギリクワガタ
    ミヤマクワガタ属 : ミヤマクワガタ・ミクラミヤマクワガタ・アマミミヤマクワガタ
    ネブトクワガタ属 : ネブトクワガタ・オガサワラネブトクワガタ
    オニクワガタ属 : オニクワガタ・(ヤクシマオニクワガタ)・キンオニクワガタ
    マルバネクワガタ属 : アマミマルバネクワガタ・オキナワマルバネクワガタ・ヤエヤママルバネクワガタ・チャイロマルバネクワガタ
    シカクワガタ属 : アマミシカクワガタ
    ルリクワガタ属 : ルリクワガタ・コルリクワガタ・ニセコルリクワガタ・ホソツヤルリクワガタ
    チビクワガタ属 : チビクワガタ・オガサワラチビクワガタ・マメクワガタ・ダイトウマメクワガタ
    ツヤハダクワガタ属 : ツヤハダクワガタ
    ツノヒョウタンクワガタ属 : ルイスツノヒョウタンクワガタ
    マダラクワガタ属 : マダラクワガタ
    マグソクワガタ属 : マグソクワガタ




    [編集] 参考文献
    『検索入門 クワガタムシ』 岡本修治・山口進 保育社 ISBN 4586310324
    『世界のクワガタギネス』 西山保典 木曜社 ISBN 4944207026
    『世界のクワガタムシ大図鑑』 水沼哲郎・永井信二 むし社 ISBN 4943955010
    『クワガタ飼育読本』 エイムック ISBN 4870994917
    『世界のクワガタムシ 生態と飼育』 鈴木知之・福家武晃 株式会社環境調査研究所 ISBN 4998089242

    カブトムシ

    カブトムシ(甲虫、兜虫)は、コウチュウ目(鞘翅目)・コガネムシ科・カブトムシ亜科・真性カブトムシ族に分類される昆虫だが、広義にはカブトムシ亜科 (Dynastinae) に分類される昆虫の総称としても用いられる。

    大型の甲虫で、成虫は夏に発生し、子供達の人気の的となる。サビカブト属 Allomyrinaから独立した。

    名前の由来は、大きな角のある頭部が日本の兜のように見えるため。夏の季語。

    [編集] 特徴
    体長はオス30-54mm(角を除く)、メス30-52mmほどである。かつては日本最大の甲虫とされていたが、1983年に沖縄本島でヤンバルテナガコガネが発見され、その座を失った。

    オスの頭部には大きな角があり、さらに胸部にも小さな角がある。この角は皮膚が発達したもので、餌場やメスの奪い合いの際に使用する。ただし、角の大きさには個体差があり、これは幼虫時の水分や栄養状態で決まるとみられている。一方、メスには角はないが、わずかに頭部がとがり、脚が太く、鋭いとげが発達している。これは土中にもぐるために都合がよい。

    本州以南から沖縄本島まで分布し、日本以外にも朝鮮半島、中国、台湾、インドシナ半島まで分布する。北海道には人為的に定着したものといわれている。 また、クワガタムシと同様に南西諸島等のサトウキビ栽培地域では、カブトムシ亜科に属する別種のサイカブトがサトウキビの農業害虫として駆除の対象になっている。


    [編集] 食性
    成虫はクヌギやナラ、場所によってはサイカチやヤナギなどの樹液を餌にしている。カミキリムシの産卵や幼虫の摂食活動などによって傷がつき樹液が染み出た樹木に集まってくるとされたが、最近はこの餌場はボクトウガの幼虫が餌となる小昆虫を誘引するために樹幹に掘った孔の出入り口を加工して、常に樹液が出るように操作している場所が多いことが判明してきた。カブトムシの大あごはつやのある褐色の毛でおおわれていて、これに毛管現象で樹液を染み込ませ、なめとって吸う。基本的に夜行性で、昼間は樹木の根元の腐植土や枯葉の下などで休み、夕暮れと共に起きだして餌場まで飛んでいく。朝が明ける前には再び地面にもぐりこむが、昼になっても木の幹にとどまっていることもある。

    樹液が染み出る箇所には他にもクワガタムシ、スズメバチ、カナブン、チョウ、ガ、ハエ、アリなど多くの昆虫が集まってくるが、カブトムシは体が大きくて硬いため良い場所を独占しやすい。他の昆虫を押しのけて悠然と樹液を吸う様を指して「森の王者」などと呼ぶ人もいる。ただし昆虫以外にはモグラやフクロウ、カラス、人間などの天敵がいる。


    [編集] 生活環

    カブトムシの3令幼虫カブトムシは卵 - 幼虫 - 蛹 - 成虫という完全変態をおこなう。

    交尾を終えたメスは、腐植土または腐食の進んだ朽木の中にもぐりこみ、20-30個程度の卵を産みつける。卵は直径3mm程度でピンポン玉のように丸く、白色をしている。卵は2週間ほどで孵化する。

    孵化直後の幼虫は白いが、やがて頭部は褐色に色づく。頭部は硬いが、胴体は白く柔らかい。幼虫は腐植土や柔らかい朽木を食べて成長する。糞は楕円球形で、ドッグフードのような形をしている。目はないので、大アゴを擦り音を出すことで他のカブトムシの幼虫と接触することを避ける。なお幼虫の天敵はコメツキムシや寄生バチの幼虫、モグラ、アリなどである。他にもカビやウイルスによる病気で死ぬこともある。

    幼虫は成長に伴って2回の脱皮をおこなう。3令幼虫が終令だが、この頃には体長が100mmほどになる。冬を過ごした3令幼虫は4月下旬から6月ごろに体からの分泌液で腐植土中に蛹室を作り、そこで脱皮をして蛹(さなぎ)となる。オスの場合は蛹に脱皮する時に頭部に角ができる。蛹ははじめ白いが、橙色、茶色を経て黒ずんでくる。やがて黒ずんだ蛹の殻に割れ目が入ると、脚をばたつかせながら殻を破って羽化する。成虫の翅は白いが、翅を伸ばしてしばらくたつと黒褐色に色づく。

    成虫は翅が固まると、夜を待って地上に姿を現す。成虫の寿命は1-2ヶ月ほどで、7月-9月頃に発生した後は全て死んでしまう。クワガタムシのように越冬することはない。しかし人間の飼育下で11月くらいまで生きることもある。


    [編集] 採集
    カブトムシの成虫はクヌギ、コナラなどの樹液を餌にする。昼のうちにこれらの樹皮が傷つき樹液が染み出している箇所を見つけておき、夜から朝方にかけてそこに行くと、カブトムシが樹液をなめているところを捕まえることができる。見つけた樹木に蜂蜜や黒砂糖を煮詰めた汁などを塗っておくと効率良く集めることができるとされるが、実際カブトムシは樹液の糖分が樹皮の酵母や細菌によって発酵した産物であるエタノール(エチルアルコール)や酢酸などの匂いを頼りに餌場を探すので、酒や酢などを塗ったほうが良い。

    カブトムシを持つときはよく大きい角を持つ人がいるが、大きい角を持つと足を大きく動かすため、足を痛めることがある。また、頭部と胴部の間に強い負荷がかかる形となる。正しい持ち方は上から背中の横の部分を持つか、小さい方の角を持つ。

    また、ガなどと同じく光に引き寄せられる習性もあるので、夜に林のそばにある街灯の下で捕まえることもできる。ただしこれは場所によりけりで、待っていても飛んでこない場合が多々ある。

    一方、幼虫は林内や林近くの腐植土、キノコ栽培後の廃ホダ捨て場、あるいは農家が作成している堆肥を掘り返すと出てくる。春の早いうちならば大きな3令幼虫がいるので、幼虫を傷つけないよう注意しながら腐植土を掘り進めれば採取できる。カブトムシの幼虫の見分け方としては、大きなアゴ、頭のすぐ近くに足が生えていること、体の両脇には9つの気門、全体に細かい毛が生えている、などで見分けることが出来る。


    [編集] 飼育

    [編集] 卵・幼虫・蛹
    飼育ケースは小さすぎると、幼虫同士が接近しすぎて体が傷つくことがある。幼虫がある程度の大きさに育ったら、大きなケースを用意するか、個別に分ける。

    土は、ペットショップや昆虫専門店・ホームセンターで販売されている専用のマットを使う。適度な湿気が重要で、マットを握って崩れない程度がよいとされており、霧吹きで定期的に水をやる。(幼虫が土の上に出てきている場合は、明らかに湿気が不足している。)

    たまにカブトムシ用マットを交換すると、栄養不足で個体が小さくなる(オスの場合は角が極端に小さくなってしまう)ことと、新鮮な空気を含ませるためマットへのカビの発生を防ぐことができる。また、糞が多くなったときはマットの交換が必要である。幼虫の糞はマットとほぼ同じ色なので、気付かないうちに餌となるマットが不足して飢え死にすることもあり、注意が必要である。

    使用するマットは園芸用の腐葉土でも構わないが、中には防虫防カビ処理をされているものもあり、それらの薬品で幼虫が死んでしまうこともあるため注意が必要である。

    また、卵と蛹はつぶれやすいので、秋口(卵の時期)と春(蛹の時期)にはマットを掘り返さないようにする。万が一、蛹を掘り返してしまった場合は、マットに蛹室の代わりとなる縦長の窪みを作り、そこに蛹を立てて入れておくとよい。


    [編集] 成虫
    脱走しないよう蓋がしっかりと閉じる飼育ケースを用意する。カブトムシの寝床となるマットと止まり木を用意し、直射日光の当たらない暗くて涼しい場所で飼う。カブトムシは体色が黒なので日光が当たると体温が上昇し死んでしまう。幼虫と同様、霧吹きで定期的にマットに水をやる。

    成虫の餌は市販のゼリー、樹液、又は果物(リンゴやバナナ等)などを与えるとよいが、カブトムシの飼育における定番のエサとされるスイカやメロン等は水分が多すぎるため、腹を下しやすい(食べ過ぎると下痢をする)のであまりすすめられない。

    ほかのカブトムシと戦わせてもいいが弱ってしまうので長生きさせたい場合はやらないほうがよい。

    詳しい飼育用品の解説はクワガタムシ#飼育用品を参照。土に産む種類のクワガタムシと考えればよい。


    [編集] 文化
    日本初の独自の本草書『大和本草』(1709年)には、絵と共に蛾に似ているなどという記述がある。本草学者である小野蘭山の『本草綱目啓蒙』(1806年)によると、江戸時代の関東地方ではカブトムシのことを「さいかち」と呼んでいたことが記されている。この由来についてはサイカチの樹液に集まると考えられていたという説、カブトムシの角がサイカチの枝に生えた小枝の変形した枝分かれした刺に似ているからだとする説がある。また、『千虫譜』(1811年)には、カブトムシは独角僊と紹介され、子供がカブトムシに小車を引かせて遊んでいると書かれている。

    カブトムシは、日本ではその独特な姿形を「格好いいもの」と考える人が多く存在し、特に小学生程度の年齢の子供に人気がある。カブトムシの成虫が現れる7-9月は小中学校が夏休みにあたるため、この時期の深夜から早朝にかけて、山林に自生するカブトムシを捕まえにいくことが子供たちの夏期の楽しみの一つになっている。子供たちは捕まえたカブトムシを、しばしば上記した飼育方法によって飼育する。また観察日記を夏休みの自由研究として記録する子供も多い。

    捕まえたカブトムシは飼育観察するだけでなく、カブトムシに糸をつけ糸巻きを引かせて遊んだり、子供同士でその大きさを競い合ったり、あるいは「けんか」「昆虫相撲」などと称して、2匹のオス同士、またはカブトムシとクワガタムシをけしかけ角で相手をひっくり返した方が勝ちとする遊びに興じたりする。力が強く、大きく、競技で多くの勝ちをおさめるカブトムシを持つことは、その年頃の子供にとって一種のステータスであり、これによって他の子供からある種の尊敬を集めることもある。ちなみにカブトムシは自分の体重の20倍以上のものを引っ張ることができるとされる。人気の高さゆえにカブトムシを商品として売買することが1970年代頃から行われている。

    子供だけでなく、大人にもカブトムシの愛好家は存在する。1999年に植物防疫法が規制緩和され、海外産カブトムシの一部が輸入解禁となったため、日本国内で様々な種類のカブトムシが入手できるようになった。子供の頃には入手も叶わず、図鑑の向こうの存在でしかなかった海外産カブトムシが手に入るようになったわけで、このようなカブトムシを飼育し、より大きな個体を作り出そうと心血を注ぐ人が多い。ちなみに2005年現在53種類の輸入が可能となっている。


    [編集] 俳句
    兜虫、甲虫は夏の季語でもあり、他に皀莢虫、鬼虫、源氏虫などの異名がある。元々カブトムシとクワガタムシは必ずしも明確に区別されておらず、このような名称はクワガタムシにも使われる。

    蝉などに比べるとあまり詠まれていない。

    ひつぱれる糸まつすぐや甲虫(高野素十)


    [編集] 亜種
    カブトムシ T.d.septentrionalis - 北海道(人為的)・本州・四国・九州・壱岐・対馬・五島列島・平戸島・種子島・口永良部島・屋久島・奄美大島・沖縄本島(人為的)・朝鮮半島・済州島・中国大陸
    オキナワカブト T.d.takarai - 沖縄本島
    クメジマカブト T.d.inchachina - 久米島
    T.d.dichomus - 中国大陸
    ツノボソカブト T.d.tunobosonis - 台湾
    T.d.politus - タイ
    飼育用の本土産カブトムシが沖縄本島で逃げて定着し、固有亜種の生存を脅かしている。


    [編集] カブトムシをモチーフにしたもの
    アーティスト・音楽・工業製品
    フォルクスワーゲン・ビートル(かぶとむし)、日本でもカブトムシの愛称で知られる乗用車。独特の外観と性能で約半世紀にわたり親しまれてきたが、1999年 にフォルクスワーゲン・ニュービートルとしてフルモデルチェンジした。英和辞典の一部には、beetleの項にこの名を併記しているものもある。
    イギリスのロックンロールバンドグループ、ビートルズ。(the Beatles。Beat+Beetleの造語)
    ミュージシャン、aikoが1999年11月17日にリリースしたCDシングルの曲名。『カブトムシ』。、曲の制作当時、aikoはカブトムシが夏の虫であるがことをまったく知らなかった。「カブトムシ」と言う曲ではあるが、夏の曲ではない。
    キャラクター
    仮面ライダーストロンガー 日本のカブトムシがモチーフの仮面ライダー。
    仮面ライダー剣 ヘラクレスオオカブトをモチーフとした仮面ライダー。
    仮面ライダーカブト 日本のカブトムシをモチーフとした仮面ライダー。
    ヘラクロス カブトムシがモチーフのボケモン(ポケットモンスター)
    カブテリモン カブトムシがモチーフのデジモン(デジタルモンスター)
    メガロ カブトムシがモチーフの怪獣(『ゴジラ』)
    なお、英語由来のものに関しては、英語の"beetle"を「カブトムシ」あるいは「かぶとむし」と翻訳し、その訳語が定着してしまっているものが多く見られる。しかし、"beetle"が意味している概念はカブトムシも含む甲虫全体である。つまり、英語の"beetle"を翻訳したものは、元々は、「雄が巨大で発達した角を持った甲虫」をイメージしたものではない。

    カナブン

    カナブン(金蚊)は、コウチュウ目コガネムシ科ハナムグリ亜科に属する昆虫であり、やや大型のハナムグリの一種である。

    ただし、近縁の種が数種あり、さらに、一般にはコガネムシ科全般、特に金属光沢のあるものを指す俗称として「カナブン」と呼ぶ場合もあるので、注意を要する。アオドウガネなどの緑色を帯びた中型のコガネムシを指して「かなぶんぶん」と呼称することが往々にしてある。

    関西から四国にかけては「ブイブイ」という呼び名がある。

    生息地
    日本では本州・四国・九州のほか、佐渡島・伊豆諸島・隠岐諸島・対馬・壱岐・五島列島・種子島・屋久島・黒島に生息する。海外では朝鮮半島・済州島・中国大陸に見られる。低地から山地まで全般的に生息し、市街地などにも普通に見られる。都会でも頻繁に見られる普通種である。


    生態

    成虫
    大柄なハナムグリで、頭は四角く、背中が平らになった形をしている。全身に緑っぽい金属光沢がある。この金属光沢にはいくつかの型がある。緑色と銅色のものがよく見られる。

    飛行能力が優れている。飛び方が特徴的で、飛翔時に前翅(鞘翅)を内側に傾けると、多くの甲虫のように開かなくても側面に隙間ができ、この状態で後翅を伸ばせるので、前翅を閉じたまま後翅を羽ばたいて飛ぶ。足場が無くても飛び始めることができる。

    ヤナギなどの広葉樹の樹液を餌とする。カブトムシやクワガタムシの集まる樹液の出るところでは、このカナブンや近縁のハナムグリ類が多数集まるのが良く見られる。


    幼虫
    幼虫は朽ち木など腐植を食べて育つが、最普通種であるにもかかわらず野生状態での生育場所は十分解明されていない。

    片面を切断した円柱形で白く、前端には褐色で固い頭があり、足は短いものが3対ある、いわゆるジムシである。つつくと体をC字型に丸めるが、地上に出すと、体を伸ばし、腹面を上にして、背中を波打たせて前進する。


    近縁種
    日本に生息する近縁種として次のようなものがある。生息地、習性などにはそこまでの違いはなく、同時に見られることも多々ある。和名からもわかる通り体色に違いがあるが、カナブン自体にも同じような色彩変異があり、一概に決められるものではなく、同定にはある程度の経験が必要となる。海外にも色鮮やかなカナブンの仲間がたくさんある。

    アオカナブン(ミドリカナブン) Rhomborrhina unicolor Motschulsky, 1861
    緑色型のカナブンよりも金属光沢が強く、鮮やかである。体型は細め。正確には、後脚の左右の基節が接していることで判断する。北海道にも生息する。福江島には亜種 ssp. fukueana。
    クロカナブン Rhomborrhina polita Waterhouse, 1875
    カナブンの黒化型より真っ黒な印象。カナブンよりも1世代の時間が長く、近年個体数が減少して珍しい。
    サキシマアオカナブン Rhomborrhina hamai Nomura, 1964
    チャイロカナブン Cosmiomorpha similis nigra Niijima et Kinoshita, 1927

    関連項目
    ウィキスピーシーズにカナブンに関する情報があります。ウィキメディア・コモンズには、カナブン に関連するマルチメディアがあります。コガネムシ
    ハナムグリ

    参考文献
    今森光彦 『野山の昆虫』 山と溪谷社〈ヤマケイポケットガイド〉、1999年、ISBN 4-635-06220-1。

    外部リンク
    日本産コガネムシ上科図説 第2巻 食葉群I(コガネムシ研究会)
    日本産ハナムグリリスト(AN INSECT EXPEDITION)

    検索連動型広告

    検索連動型広告(けんさくれんどうがたこうこく)とは、検索エンジンで検索されたキーワードに関連した広告を配信するインターネット広告の一種。 代表的なメディア (媒体)としてオーバーチュアの「スポンサードサーチ」やGoogleの「アドワーズ」がある。

    当初オーバーチュアの広告表示は 連動するキーワードの入札価格をオークション性にして為、単純にクリック単価が高い広告主のみを 検索キーワードページの上段にて広告表示を行ってた。 その後、収益性を考えgoogleアドワーズと同様のCPC(クリック単価)×CTR(クリックスルーレート)の合計値の スコアの上位順に表示結果を露出する方式に変更した。 実際に収益は上がったがその分、広告主の広告費用負担は増大したと言われている。

    また検索連動に似たモデルであったNTTのタウンページはインターネット 検索連動の普及と共に大きく広告収入が激減している。

    検索エンジン結果の広告だけでなく多数の他サイトをネットワークし 各サイトとのコンテンツに合わせた広告を自動配信する コンテンツマッチ広告のシステムも併せ持つ会社が多い。



    [編集] 歴史
    Goto.com を参照の事。


    [編集] 利点
    キーワードマッチ(検索語句によって語句に類似するキーワードの広告を表示する機能)が本システムの最大の特徴と言える。これによって、本来見込み客ではない客層への無意味な広告露出をする事なく、ターゲットを絞った人間に広告を効果的に打つ事が可能となった。※但し、本システムも完全ではなく、現在も常に改良され続けている。

    また、検索連動とは違うが広告掲載サイトに直接広告を掲載する事も可能となっている。広告提供側はサイト内に記載された文章を自動的に解釈し、サイトにあった広告を露出させる事が可能となっている。

    更に、広告掲載順番と言う物が設定されており、指定したキーワード内で他の広告主と競合した場合、最大のクリック単価を入札した広告主が基本的にTopに露出されるようになっている。次点の広告単価入札広告主は二番目と言う事になる。この機能がある為、先程は1番に表示されてたはずなのに、今は2番目だと言う風に、絶えず表示順番が入れ替わる。2番手だった広告主が、1番目に表示されたいが為に、より高額の広告単価を設定する為である。勿論、Topに位置する広告が一番、人の目に留まりやすい事は言うまでもない。この機能により初めて間もない人間でも、資金が潤沢であれば、いきなりTop表示という事も可能となっている。

    その他に、広告内容ほぼ全てを広告主が決定出来る事によって、広告開始、停止等は自由自在なのは勿論の事、個人、法人等の区別は無く、クリック単価も「ある程度」は低く開始出来る事等から、気軽に始める事が可能な広告媒体であり、需要は現在計り知れない程になってきている。メディアとしての成長面は様々なメディアでも報道されていて、現在、ネット広告は日本ではTVメディア、新聞、の次と言う程にまで広告規模が成長してきており、検索連動型広告もその一翼を大きく担っている。


    [編集] 広告主側の弱点
    勿論、利点ばかりではない。

    1、過去から問題となっているのは、いたずらによる広告クリックである。本システムはクリックで広告主に課金されてしまう形態の為、いたずらでクリックされる例が後を絶たない。勿論、本システムを提供している各社は根絶に膨大な努力を費やしているが、中々防ぎきれない現状もある。これによって、広告主は目に見えない不正で無駄な代金を消費されている可能性がある。

    2、利益率が少ない商品、サービスの本システム利用は不向きである。幾らキーワードマッチ、コンテンツがマッチしたと言っても、クリックした客が広告主の利益に必ず結びつく行動を起こしてくれるとは限らない。むしろ行動を起こしてくれない客の方が圧倒的に多い。よって、コンバージョン。成約率とクリック単価の割合を厳密に測定しなくてはならない。具体的には100円の利益が出る商品が、1クリック10円で広告露出した場合、クリック人数が10人以内に購入してくれないと本システム的には赤字となる。これは当然、広告主側が行うべき処理で、何度も試行錯誤を行いながら実践で掴んで行くしかない。

    ただ、自社サイトや個人サイトの広告による認知を目的として広告を出稿しているケースも非常に多いので、これは各々の使用目的等に沿った方法を模索して頂きたい。

    3、自社、個人のサイトに合うキーワードを探すのが非常に難しい。これに関しては、多種多様な理由によってキーワードが設定される為に非常に難しい。本システムを利用して成功するか、失敗するかは全てのこのキーワードを何に設定するかに掛かっていると言っても過言ではない。例えば、一般語句として日常使われるような語句は「ビッグワード」と呼ばれ、クリック単価はとてつもなく高い傾向にある。「花」、「りんご」、「本」等である。こういう語句だけでキーワード設定するとクリック単価をかなりかなり高く設定しないと殆ど表示されない状況にある。よって例えば、「りんご」だけではなく、「りんご 青森」等、複数の語句を組み合わせる事が重要となってくる。

    所が話しはそれだけでは終わらない。今度は「りんご 青森」と設定しても、クリック単価の問題が出てくる。自分が出せるクリック単価は何円、何十円なのか。自分の懐と相談しなければならない。どうしてもその語句で広告を掲載したいとなると、かなりの出費が必要となりかねない。そこで、同様の意味を持つが別の語句となる言葉を捜す訳である。

    例えば、「○○りんご 青森」等である。そうして試行錯誤を何度も繰り返す事により、自分の最適と思われる、キーワード、クリック単価を見つける訳である。

    所が、所が、である。更に問題となるのが、キーワード競合相手である。せっかく最適と思われるキーワードを見つけて、広告単価を設定したとしても、既にそのキーワードの競合相手がいて、表示順番が低ければ当然、広告価値が下がる。そうなるとまた別のキーワードを探すのか、もしくは競合を超えるクリック単価を入札するのか。非常に悩み所である。2番目でも、3番目でも表示出来れば良いと言うのであれば、勿論、それはそれで良いだろうと思われるので、各人の最適を見つける事が重要である。キリが無い世界とも言える。

    このように自分が出したい語句と、1クリックに掛ける事の許される金額範囲を厳密に計算しなければ広告効果が乏しくなる可能性がある事から、現在は非常に高度化した世界になりつつある。その為、認定代理店を設けたりして、このキーワード設定を専門家に委任する事も出来る。勿論その分の代金は高くなる事は言うまでもない。

    4、事前効果測定通りには中々行かない。各社、広告を掲載する前にこのキーワードは表示される順位はこれぐらいだ、大体これぐらい1日にクリックされるだろうと言うような目安を教えてくれるが実際利用してみるとその通りにならない事も多い。これは当然と言えば当然で、売り文句が各々違う為にばらつきが出る。つまり大体このジャンルではこれぐらいだろう程度にしかならない。この為、自分が本当に効果のあるキーワードが何なのかを模索しなければならない回数が激増し、煩雑性が高まった。


    [編集] 広告掲載側の弱点
    勿論、こちら側も問題点はある。

    1、表示して欲しくない広告が出る。基本的にコンテンツマッチを行っている企業が多いので、それを例として記載する。コンテンツマッチは広告表示されるサイトの内容を自動的に広告提供会社が内容を読み取り、それに合った広告を表示する機能であるが、全く関係のない広告も出るケースがある。広告提供会社は内容と広告主が設定したキーワードとの関連性によって表示しているはずであるが、広告主が設定したキーワードが非常に膨大な数、更に広告内容と関係のない様々な語句で設定されていたりする場合、例えば、ゲーム関係なのに、宗教系の広告が出たりする。

    勿論これは、広告提供会社のミスではなく、広告主が様々なジャンルのサイトで表示されるように仕組んだ事である。これを回避するのは広告掲載側が全て行わねばならず、多大な労力が必要となる。またそういう広告主は無数におり、しかも新規で常に増え続ける為に完全に防ぎきるのは個人では最早不可能であると言える。

    2、支払い関係。外資企業の場合、ドル建てで行われているケースがある。そういった場合、ドルの為替金額が実際に支払われる円に換算される。そうなると、為替の動向により最終確定支払い金額が変動する。支払い受け取り対象者は特に為替レートによって一喜一憂する事も少なくない。また、過去に何度か支払われるであろう期日に支払われず、支払い受け取り対象者をヤキモキさせた事もある。

    3、2にも関連するが、突然アカウントが停止して広告配信が行われなくなる。そうなった場合、殆どが受け取れるであろう代金も消滅する。この理由は不明なケースが多く、問い合わせても無視されたり、型通りのテンプレメールが届くだけと言うケースも少なくない。広告提供会社は一定金額に到達したら支払うというように決めているケースが多いが、規定支払い金額に到達しそう、または到達した時が一番この問題発生件数が多いとされる。これは支払い処理時または支払い処理寸前に一括で不正チェックを行うからとされているが、真偽は不明である。

    但し、アカウント回復し、正常に支払われる事もあるので、もし本件が発生したら、問い合わせてみるべきである。しかし、本件のような場合は広告提供会社が下手に情報を公開するとその情報を逆手に取り、不正な操作を行われかねない可能性が充分考えれるので、殆どの核心情報は公開されない。質問内容をよく考えるべきである。

    4、そもそもの審査が通らないケースが多い。検索連動型広告を掲載する為には、広告提供会社のサイト審査を通過しなくてはならない。極端に厳密ではないが、公的風俗を乱しているサイト、ギャンブル、儲けを意識したようなサイト群はまず通らない。だが、審査指針を公表していて、それを満たしているだろうと思われるサイトでも通らないケースも多く、審査結果が届かないと掲載出来るかどうかは一切分からないようになっている。これによって泣きを見た人間も多い。

    にがり

    にがり(苦汁、滷汁)とは、海水からとれる食品添加物。海水から塩を作る際にできる余剰なミネラル分を多く含む粉末または液体であり、主に伝統的製法において、豆乳を豆腐に変える凝固剤として使用される。

    概要
    海水に含まれている塩類は、塩化ナトリウムが大部分を占める。海水から食塩を生成する場合、塩化ナトリウムが先に結晶化するので、これをかき集めるなどして物理的に取り除いた後に残る液体が苦汁である。苦汁の成分は、塩化マグネシウムや塩化カルシウムなどである。ほかにカリウム・鉄などのミネラルを含む。味は、主にマグネシウムイオンにより、文字通り苦い。


    用途
    食品衛生法では、にがりは「粗製海水塩化マグネシウム」という名称で既存添加物名簿に収載されている。法律では食品に添加物を使用した際は基本的に名簿にある物質名で標記をすることになっているが、粗製海水マグネシウムは豆腐の凝固剤として使用した場合のみ「にがり」と標記してもよいことになっている。豆腐を凝固させる場合、他にも焼石膏やグルコノデルタラクトンなども凝固剤として使用されているが、にがりを用いる方がしっかりとした豆腐ができやすい。

    にがりは、他にも煮物料理のアク取りにも使われる。

    また、2004年5月30日に放映された生活情報バラエティー番組(後に捏造問題で打ち切り)で「にがりダイエット」なるものが放映されてから、日本ではにがりはダイエット効果のあるものとして話題になっているが、科学的根拠は明確でなく、下痢やミネラルの吸収阻害などの悪影響が出る場合があり[1]、過剰摂取は大変危険である。 現に2004年に知的障害者施設で、誤ってにがりの原液400mlを飲まされた女性が死亡する事件が起きた。


    製法
    江戸時代以降、次の方法でにがりを得た。海水から得られた塩をカマスに詰め、縁の下でスノコに載せて夏の間寝かしておくと、湿気の多い季節のため、塩の中に含まれる塩化マグネシウムなどが空気中の水分を吸って潮解する。さらに吸湿がすすむと、液体としてしたたり出てくるものがにがりである。このにがり成分をしたたり出させる工程を「枯らし」という。よく枯らした食塩は、味がまろやかになり、「甘塩」として高価で取引されたという。

    今日では伝統的製法を謳う食塩でも「枯らし」を行うものはほとんど無い。多くの製品は海水を加熱して煮詰めることで結晶化させ、遠心分離でにがり分を除去している。現在のにがりは、煮詰めて塩の結晶を除いた残りの液体と、遠心分離機で分離される液体を混ぜ、濃度を調整して製造するものが多い。


    参考文献
    ^ 構築グループ「「にがり」と「痩身効果」について」。独立行政法人 国立健康・栄養研究所。2004年10月13日。

    関連項目
    塩田

    木酢液

    木酢液(もくさくえき)とは、木材を乾留した際に生じる液体のこと。主に炭焼き時に得られる副産物。ほとんどが水分であるが、木材由来の有機酸、フェノール、タールなどが含まれるため弱酸性を示す。強い殺菌作用を示すことから、無農薬指向の農業で農薬代わりとして、また土壌改良の手段として脚光を浴びるようになった。

    しかし、最近農林水産省が試験を行ったところ、農業用については種子消毒など極一部の用途を除き、特に実際の圃場では効力を確認することができなかったことが2005年の農業資材審議会農薬分科会で報告されている。

    独特の臭気があるので犬猫などの忌避剤として使われることもある。


    効能
    木酢液は近年、健康志向の中で塗布剤、入浴剤などとして利用されている。その中で特に効果が見られるものを挙げる。ただし、メカニズムは未だ不明な点が多く、確実にその効果が得られるものではない。また、安全性については次項に述べる。

    保温効果(入浴後、湯冷めしない)
    皮膚の新陳代謝を促し、肌を滑らかにする。
    抜け毛や雲脂(フケ)を防ぐ。
    独特の香気によるアロマ効果(ストレス解消に効果的といわれる)
    アトピーや炎症、かゆみなどを防ぐ。
    犬猫や虫などの忌避
    ウイルス性イボの治療

    安全性
    木酢液は樹種や採取方法により、濃度や成分が異なるため、注意書きを良く読む。(個人的に譲ってもらう際には使用経験談を聴取し)健康食品になりうるものとして、一部では飲用、皮膚への塗布、入浴剤等としての利用等が試みられており、健康商品として市場を拡大している。だが一方で、製法や樹種によってはフェノール、ホルムアルデヒド、キシレンといった人体へ影響のある物質が含まれる場合もあり、あまり妄信的になるのは好ましい傾向とはいえなく、使用するに至って濃度や加減を考えるべきである。


    農薬の代用品としての使用も、植物由来であるとはいえども組成を考えると真に「環境に優しい」ものであるのか疑問視する考えもある。

    2002年の農薬取締法の改正に関連して、特定農薬の候補としてその安全性が問題となったため幾つかの機関で試験が行われた。その結果、農林水産省が行った試験では製法を管理していてもホルムアルデヒドが時として高濃度で含まれることで有害成分の含有が管理できないことがわかり、また幾つかの毒性試験は陽性となった。環境省や大学等の機関でも幾つかの毒性試験が陽性であった報告があるため特定農薬への指定は見送られた。そのため、農薬効果を謳って販売したり、農業生産に用いたりすることは、農薬取締法違反となる。


    土壌改良材

    栄養ドリンク

    栄養ドリンク(えいようドリンク)とは、肉体疲労時の栄養補給などを目的で販売されている飲料である。ドリンク剤とも呼ばれる。

    この飲料は、ビタミン類・アミノ酸・滋養強壮に効果のある生薬・漢方薬由来成分のエキスなど、およそ疲労回復や健康維持に効果が期待できる成分が処方され、含有成分によって、以下のように分けられる:

    医薬品
    医薬部外品
    清涼飲料水
    位置付けとしては、医薬品分類の物以外は機能性飲料よりも直接的であるが、薬未満と言えよう。オロナミンCなど、従来より一般の小売店で売られていたカフェインを含まないドリンク類は、清涼飲料水扱いされる。

    形態
    販売当初はアンプルで流通していたが、薬臭さを除去し、容量を増やし、現在の外見が茶色、もしくは緑色のガラス瓶にスクリューキャップの栓というもの形態に至っている。内容量は概ね100ml前後である。色付き瓶を用いているのは生薬成分の変質を防ぐという目的もあるが、その一方で医薬品と同じ色の瓶を用いることで効果をアピールする目的も含まれる(紙箱に収められた製品でも濃い色付きの瓶を採用しているものが多い)。

    ときおり容量のアップや形状を工夫するなど差別化を図る意欲的な新製品も現れるが、愛用者はことに保守的なデザインを好む傾向が強いらしく[要出典]、成功には至っていないようである。


    販売価格
    価格は製品によってさまざまで、1本数十円から3,000円以上のものまであるが、ドラッグストアやスーパーマーケットなどのセールの目玉商品として、主に医薬部外品扱いのものが10本1セットで500円程度からといった手頃な価格で売られている場合もある。

    価格の違いは主に含有される成分の種類や量によるものが多く、一般的には高価な物の方がより効果が高いと言われる。高価な物では、産出量が少なく貴重な漢方薬原料(例として朝鮮人参、マカ等)を用いたり、他の安価な製品では含有量の少ないタウリンなどの成分を強化する事で成分面での差別化が図られている。また高級な商品では金色や銀色でデザインされた紙箱に一本ずつ収め、特に豪華な商品になると専用のストローが付属するなど成分面以外でも高級感が醸し出されている。

    また、成分だけではなく価格によって消費者に好まれている製品も見受けられ、成分が同じで価格の安いゾロ品やコピー商品ではパッケージを廃する等の工夫により低価格化を推し進めたものもあるが、かえって廉価な印象だけが先行し消費者に今一つ信用されないケースも散見される。


    効果・効能
    一般的には各種ビタミンや漢方生薬を複数配合し、肉体疲労・病中病後・食欲不振・栄養障害などの場合の栄養補給に適しているとされるものが多い。但し、同価格帯の製品でも「A社の製品は効き目を体感できるが、B社の製品ではその効き目を感じることが出来ない」という者もいればその逆の場合もあり、総じて効果の程は人それぞれである場合が多い。また、近年では含有する成分を特定の効能向けに特化して差別化を図った商品も多く見られる(例:眠気を抑えるためにカフェインを、または美肌効果としてコラーゲンやビタミンBなどを多く含んだもの等)。栄養ドリンクの服用で疲労回復効果がはっきりと自覚できるのは、もっぱらカフェインによる覚醒作用と、大量に使用されている砂糖やブドウ糖によって血糖値が上昇する事によるものがほとんどであると考えられ、成分や価格の差はあまり意味がないという説がある一方、「(高価な)栄養ドリンク(栄養成分)を摂取した」というプラシーボ効果も少なからずあるという説もある。


    服用上の注意
    栄養成分の多いものは医薬品として長らく薬局やドラッグストアの店頭でのみ販売されていたが、1999年3月の医薬品販売の規制緩和により主力商品が医薬部外品に変更されてコンビニエンスストアやスーパーマーケット、駅売店、一部の自動販売機などでも販売されるようになった。

    但し、栄養ドリンクといえども成分中には多量の摂取が好ましくないカフェイン(コーヒーの10倍以上の濃度)などが含まれているものもある。また、生薬等の薬効成分抽出のためにエタノールを使用し、これに由来するアルコールが0.1~1%程度含まれる商品もある。この結果、酒気帯び運転の取締り(アルコール検査)の際にアルコール分が吐息から検出されて騒動となるケースもあるとされる。

    乳幼児の服用、あるいは成人でも1日に2本以上服用することは避けた方が良いとされる。しかし、近年では幼児・児童向けとして、そして成人向けにもにカフェインやアルコール等を含まない物も発売されており、幼児・児童に与える場合はそのような製品を選択した方が無難であろう。

    なお、栄養ドリンクに含まれる成分のうち水溶性ビタミン類は過剰に摂取しても尿の栄養価を高めるだけなのでただちに健康面での問題を引き起こすにはあたらないが、上述の通り過剰摂取によって健康を害するおそれがある成分が含まれた製品が多いのも事実である。健康食品やサプリメントと同様、単により多く摂取すればそれだけ健康になれるという訳ではないので、服用にあたっては適量を心掛ける必要がある。


    海外進出
    日本ではポピュラーな栄養ドリンクであるが、海外では事情が異なり、韓国やタイなどのアジア、中東諸国で流通している以外は目立つほどの流通量ではない。日本においてトップシェアを占める大正製薬などが、海外、特にアメリカ市場への開拓に乗り出したことがあるが、ワーカホリックのイメージが強く敬遠されたと言われる。

    しかし、若者のいわゆるアンダーグラウンド文化を背景に、欧米でも近年「レッドブル」が大きく売上を伸ばしており、徐々に栄養ドリンクが欧米においても定着しつつある。またアメリカではアスピリンのガブ飲みや、精神科医の診察をステイタスと感じるような世代も出現しており、今後さらに市場が広がる可能性はある。

    なおレッドブルは、2006年現在全世界で年間約30億本の売上を記録しており、既にリポビタンDなどの売上を遥かに凌駕しているが、一方で同社では営業・イメージ戦略上「レッドブルは『栄養ドリンク』ではなく『エナジードリンク』である」と主張し、レッドブルは栄養ドリンクのカテゴリーには含まれないとの立場を取っているため、レッドブルを栄養ドリンク市場のトップブランドと位置づけるかどうかについては、人によって見解が分かれるところである。


    主な栄養ドリンクの種類
    リポビタンDシリーズ・ゼナシリーズ・アルフェシリーズ(大正製薬)
    ユンケルシリーズ(佐藤製薬)
    チオビタシリーズ(大鵬薬品工業)
    エスカップ(エスエス製薬)
    リゲインシリーズ(三共→第一三共ヘルスケア)
    アリナミンドリンクシリーズ (武田薬品工業)
    グロンサン・新グロモント(中外製薬→ライオン)
    アスパラシリーズ(田辺製薬→田辺三菱製薬)
    チョコラBBドリンクシリーズ(エーザイ)
    ホリエナジー(ライブドア・東洋新薬)→販売中止
    グロンビターシリーズ・ビタシーシリーズ(常盤薬品工業)
    レッドブル
    タフマンシリーズ(ヤクルト)

    その他
    栄養ドリンクはドラッグストアやコンビニ等の他、配置販売業(所謂、置き薬)でも医薬品・医薬部外品ともPB商品として取り扱っている会社があり、販売員が配置薬と一緒に配置してゆく場合がある。ケースで置き込んで、まれにトラブルになる場合がある。

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