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    2009年7月22日(水)午前11前くらいから観測される皆既日食。
    日本で、皆既日食が観測できるのは、奄美大島の北部・喜界島・屋久島・種子島の南端・トカラ列島・硫黄島・北硫黄島・南硫黄島といった東シナ海に浮かぶ島々のみ。
    その中でも悪石島では、6分25秒。
    喜界島では、1分41秒。(午前10時57分ごろ~10時59分ごろ)

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    自衛隊のアンテナ塔

    赤連集落の上あたりにある、
    防衛省通信所にあったアンテナや鉄塔が撤去されていました。

    川嶺集落の上に完全に移転!?したのかもしれません。
    また、官舎も1棟完成し、入居しているようです。
    これまでと少しデザインが違います。

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    tag : 自衛隊 防衛省 通信所 アンテナ 川嶺 赤連

    ガソリンスタンドに車の列

    喜界島でも、ガソリンスタンドに車が数台列が出来るほどでした。
    あるガソリンスタンドでは、過去最高の売り上げで、
    タンクも底つくぐらいだったそうです。
    しかし、明日から数日は、
    お客さんはばったりと減るかも。


    4月1日にガソリンで25円安くなったものの、
    数日後、5円アップ。

    明日からは、30円アップした場合、
    200円台に突入するかもしれません。

    tag : 喜界島 ガソリンスタンド ガソリン 暫定税率

    アフリカマイマイ

    アフリカマイマイ(阿弗利加蝸牛)は、腹足綱柄眼目アフリカマイマイ科に分類される巻貝。近縁種とともに世界最大の陸産巻貝の一種である。

    本種を中間宿主とする寄生虫(広東住血線虫)は、人間に寄生した場合、好酸球性髄膜脳炎を引き起こす危険があり、場合によっては死に至る。触る、這った跡に触れる等してもこの寄生虫に寄生される危険があり、大変注意を要する生物である。

    日本では植物防疫法により有害動物指定を受けており、分布地からの生体の持ち込みは原則禁止されており、世界各国でも本種の生体の持ち込みは禁止されている。一方で外来生物法においても要注意外来生物に指定されており、世界の侵略的外来種ワースト100 (IUCN, 2000) 選定種にもなっている。

    分布
    東アフリカのモザンビーク、タンザニア付近のサバンナ地域が原産といわれている。主として人為的に移植されて分布を広げ、現在は東南アジア、インド洋、太平洋域の大陸島、海洋島(モーリシャス、スリランカ、ハワイ諸島、台湾、タヒチなど)、西インド諸島、カリブ海沿岸地域といった熱帯地方のほとんどに分布している。

    日本では南西諸島のうち奄美大島、徳之島、沖縄本島、宮古島、石垣島に、小笠原諸島のうち父島、母島、南鳥島に分布する。 気温の関係から奄美より北には定着できないとされていたが、2007年10月に鹿児島県出水市と指宿市で相次いで個体が発見され、現在県により駆除作業が行われている。いずれのケースでも複数個体は見つかっていないが、定着した可能性も否定できず、捕獲わなを仕掛けるなど警戒を強めている。


    特徴
    成貝の殻径が7–8cm、殻高が20cm近くに達する世界最大級のカタツムリである。 殻は右にも左にも巻くが、一般的には右巻きの方が多い。殻の色は食性により変化し、通常は茶色が多い。


    生態
    夜行性で昼間は草地や林縁部などの土中に潜んでおり、夜になるとエサを求めて移動する。のろいカタツムリのイメージとは異なり、移動速度はかなり速く、一晩で50m以上も移動する。

    雑食性で広汎な食性を有し、ほぼあらゆる植物の芽、葉、茎、果実、種子を食べる。それ以外にも落ち葉や動物の死骸、菌類など、とにかくえり好みをせず何でも食べる。また巨大な殻を構築するカルシウム分補給のためにとして砂や石、ときにはコンクリートすら摂食する。稀に共食いをすることがある。 とくに農作物などの柔らかい植物が大好物で、ゆえに農業害虫として農家から非常に嫌われている。ナメクジと同様にビールを非常に好む。

    雌雄同体で卵生であり、2匹が出会うと交尾しその後その双方が産卵する。交尾は30分から2時間ほどかかり、一度の交尾で得た精子は体内でその後2年ほど保存することができる。一回の産卵数は100–1000個以上であり、これを約10日の周期で繰り返すため、すさまじい繁殖力を誇る。成長も早く、孵化後半年から1年で成貝になる。

    生命力も強靭で、原産地アフリカの環境に適合しているため乾燥に強い。殻口に蓋をして仮眠状態になり、半年以上持ちこたえる。ただし低温には弱い。成貝の寿命は歯舌が磨り減って摂食不可になるまでの3–5年ほどである。


    日本に定着した経緯
    日本における本種が分布するいずれの島においても、食用目的で人為的に移植された経緯がある。沖縄には1932年以降に台湾経由で移入され、当初は養殖動物として厳重に隔離され、飼育されていたが、沖縄戦を機にこれらの飼育個体が野外に逸出した。なお、台湾ではいまでも本種を養殖しており、一部ではあるが食用にしている人々もいる。奄美大島へも、やはり食用として陸軍が持ち込んだ。小笠原へはジャワ島から持ち込まれた。

    沖縄では逸出時期がちょうど敗戦直後の食糧難の時代であり、途方もなく大きな本種は当時の沖縄人の格好のたんぱく源になった。しかしほどなく食糧事情は好転し、日本にもとより陸産巻貝を食べる習慣がなかったことや、外観が敬遠されるようになり、放置された個体が桁違いの繁殖力で爆発的に増加した。

    小笠原や沖縄では一時期猖獗を極め、道路上一面を本種が占め自動車が本種を踏み潰しながら走る光景が日常的であったとさえ言われる。本種による農業被害も甚大になり、小笠原では駆除した本種を各自治体が買い上げることで対処していたが、小1時間でトラック1台を満杯にしたという。1969年になると沖縄で好酸球性髄膜脳炎の患者が初めて確認され、病原体である広東住血線虫 Angiostrongylus cantonensis の中間宿主である本種はさらに忌み嫌われることになった。

    その後沖縄では防除剤で定期的に駆除するようになり、その効果もあってか1985年ごろから個体数が徐々に減少していったが、それでもまだあちこちで目にすることができる。なお小笠原諸島の父島では1989年を境に個体数が激減したが、母島の個体群は健在である。父島個体群激減の原因は不明だが、小笠原諸島の陸産貝類の個体群を捕食により次々に壊滅状態に追い込んでいる外来の陸生プラナリア、ニューギニアヤリガタリクウズムシが絡んでいるものと見られる。


    生態系に及ぼした影響
    広汎な食性を有し、強靭な生命力、無類の繁殖力を誇る本種は侵入先の生態系に対して壊滅的な影響を与える。とくに大陸と隔絶されている海洋島の生態系に対しては、天敵に対して無防備な固有種植物群を絶滅に追い込むまで根こそぎ喰い荒らす。

    また、旺盛な食欲でエサを横取りする、という一次被害もさることながら、それ以上に本種が海洋島の陸産貝類固有種に及ぼした二次被害の影響は計り知れない。主として太平洋の海洋島においては、本種の駆除のため肉食性のヤマヒタチオビ Euglandina rosea (Ferussac, 1821) が導入された。しかしいずれの島においても同種はアフリカマイマイには見向きもせず、ずっと捕食しやすい海洋島固有種を狙ったので、各島における陸産巻貝固有種は危機的なまでにその数を減らし、とくにハワイ諸島やタヒチにおいてはかなりの数の種が絶滅した。日本もその例に漏れず、ヤマヒタチオビを導入した小笠原諸島父島において陸産貝類固有種は1属を除いて絶滅した。残った小笠原固有種カタマイマイ属の命脈も、おそらく本種及びヤマヒタチオビを父島から駆逐したニューギニアヤリガタリクウズムシの侵入によりいまや風前の灯火と化している。


    人間との関わり
    日本において、本種は植物防疫法により有害動物指定を受けており、生息地である奄美、沖縄、小笠原の各島からの持ち出し及び日本本土への持ち込みは禁止されている。また日本に限らず、いまや世界各国で本種の生体の持ち込みは禁止されており、アメリカ合衆国においては国内移動であっても厳しく罰せられる。

    本種を中間宿主とする広東住血線虫に感染することで発病する好酸球性髄膜脳炎については2000年に沖縄で死者がでており、また小笠原ではかなりの確率で同虫のアフリカマイマイへの寄生が確認されている。ゆえに本種に素手で触れるのは無論のこと、本種の這った跡に触れること、這った跡の残る野菜類を生のまま口にするのも危険である。なお本種の駆除や防除にはナメクジ用の農薬が効く。ナメクジ同様ビールを用いた罠を仕掛けるのもよい。

    いっぽうで、当初食用として日本に持ち込まれたものの食材にならなかった本種であるが、台湾や中国など本種を養殖して輸出や食用に用いている国もある。フランスでは絶滅寸前のエスカルゴの代用品として本種を用いている。なお安物のエスカルゴの缶詰の中身は、本種であることが多い。


    その他
    オカヤドカリは、アフリカマイマイの殻をしばしば利用している。陸生巻き貝の殻は殻質が薄いものが多く、厚みのあるものはほとんどない。オカヤドカリは殻質の厚い貝が好みであり、沖縄では大型の個体はたいていアフリカマイマイの殻を使っている。

    インド洋、太平洋のほぼ全ての離島に導入され定着した本種だが、オーストラリア領クリスマス島のように定着できなかった島もある。同島に定着できなかったのは、島に多数生息するアカガニが幼貝の強力な天敵になったからと考えられている。

    アオサ

    アオサ(石蓴)は海藻の一種。2層の細胞層からなる膜状体で一般に鮮緑色を呈する。日本各地・世界各地の沿岸に普通に見られ、海岸に打ち上げられた状態でもよく目にする。アオサノリとも。沖縄ではアーサーと呼ばれるが、この語はアオサだけでなくヒトエグサをも総称した呼び方である(アーサー汁など味噌汁の具として供される「アーサー」はヒビミドロ目のヒトエグサである)。狭義ではアオサ藻綱アオサ目アオサ科アオサ属の海藻を指す。広義にはアオサ科あるいはアオサ目の海藻をも含む。アオサ属の藻の形態には個体間に大きな差異が認められ、しばしば種レベルの同定が困難である。

    生態
    アオサは一般的に潮の満ち引きのある浅い海の岩などに付着して生息・繁殖する。海水に浮遊した状態でも成長・繁殖する場合もある。

    アオサの生活環は同型世代交代型であり、胞子体・雄性配偶体・雌性配偶体の3種の藻体が共存するが、これらの外見上の区別は不可能である。無性世代である胞子体が成熟すると、辺縁の嚢から4本の鞭毛を有する遊走子が遊離する。遊走子が有性配偶体になり熟成すると、性別があり2本の鞭毛を有する配偶子が遊離する。雌雄の配偶子は接合して胞子体に成長するが、配偶子がそのまま同性の配偶体になる無性生殖の生活環を有する種も存在する。遊走子や配偶子を放出した成熟個体は枯死する。



    アオサの種の分類などは研究中で確定されていない。以下はおもに日本で見られる種を列挙したもの。

    U. amamiensis ウシュクアオサ
    U. arasakii ナガアオサ
    U. armoricana
    U. californica
    U. conglobata ボタンアオサ
    U. fasciata リボンアオサ
    U. fenestrata チシマアナアオサ
    U. japonica ヤブレグサ
    U. lactuca オオバアオサ
    U. ohnoi ミナミアオサ
    U. pertusa アナアオサ
    U. reticulata アミアオサ
    U. rigida
    U. scandinavica
    U. sublittoralis オオアオサ
    このうち、ヤブレグサ(U. japonica)とウシュクアオサ(U. amamiensis)は深い海でも育成可能なため、アオサ属(Ulva)からヤブレグサ属(Umbraulva)とする動きがある。

    アオサ科アオノリ属(Enteromorpha)のアオノリなどは、アオサと藻体の構造が異なっているものの、DNA分析などによりアオサ属に含める動きがある。

    アオサの正式名称と紹介されることがあるヒトエグサ(Monostroma nitidum)(海苔の佃煮の原料)は、かつてはアオサ目に含まれていたものの、近年ヒビミドロ目に移された。


    緑潮

    漂着したアオサ海水の富栄養化などが原因でアオサが大量繁殖すると緑潮(グリーンタイド)となる。その多くが不稔性のアオサである。稔性のアオサは遊走子や配偶子を放出すると枯死してしまうのに対して、不稔アオサは成熟せず成長し続けることとなる。

    大繁殖したアオサは漁網に絡まり、沿岸に漂着したものが腐敗して悪臭を発し、多量に堆積すると底生生物を窒息状態に陥らせる。悪臭の問題は既に1921年に日本海藻学の祖である岡村金太郎によって指摘されていたが、顕著化したのは水質汚濁が進んだ1970年代以降である。アオサの大量繁殖は自然環境への打撃のみならず漁業や観光(海水浴・ウォータースポーツ・潮干狩り等)への経済的打撃をも与える。

    しかしアオサは成長が早く、海水中の炭素・窒素・リン・栄養塩などを効率よく吸収するため、海水の浄化に寄与している一面も持つ。

    日本各地で現出するアオサ緑潮の原因種は発生箇所や発生時によってさまざまだが、日本沿岸でよく見られるアナアオサ型、温暖海域生息のアミアオサ型とリボンアオサ型、そしてヨーロッパでよく見られるU. armoricana型の4分類群が原因種だと推定されている。

    大量繁殖したアオサの活用法は緑潮問題を抱える自治体によって進められ、食料や飼肥料に転化させる動きもあるが、多くは回収されたのち焼却処分されるのが現状。


    おもなアオサ大量繁殖報告箇所
    三番瀬(千葉県)
    金沢湾・八景島(横浜市)
    浜名湖(静岡県)
    三河湾(愛知県)
    大阪南港野鳥園(大阪市)
    厳島(広島県)
    山口湾(山口県)
    浦ノ内湾(高知県須崎市)
    博多湾・和白干潟(福岡市)
    大村湾(長崎県)
    ブルターニュ半島(フランス北西部)
    Veerse Meer(オランダ・ゼーラント州)

    利用

    食用
    ふりかけの海苔などとして加工される。かつては、種類によって差異はあるが、アオノリやヒトエグサと比べて品質は劣るとされた。これは主に、ヒトエグサでは藻体を構成する細胞が一層に薄く並んでいるのに対し、アオサでは二層となっており、口に含んだ時の食感や食味が良くないためである。また、硬く苦味があるともいわれた。

    しかし青海苔の消費拡大に伴い、アオノリ属の代用として利用されるようになり、現在ではアオノリの出荷量を上回るようになっている[1]。アオサが食用に利用され始めたのは、アオサ大量発生が問題化し始めた1970年代。この大量発生するアオサの多くは不稔性のアオサである。配偶子などを放出する稔性のアオサは放出すると枯死するものの、不稔アオサは繁殖の生活環において枯死することはなく、藻体は拡大成長を続けることとなる。横浜市の八景島近辺の金沢湾で大量発生する不稔アオサを青海苔粉として加工した試作品が作られている。

    養殖場では人工採苗によって海苔網へ種付けし、河口付近などの穏やかな海に海苔網を張って養殖する。

    生あるいは乾燥させたアオサは味噌汁の具として用いられることもある。ただし沖縄などにみられるアーサー汁の材料として使われているのは多くの場合ヒトエグサである。

    またアオサにはカロチノイドの一種のルテインや遊離アミノ酸のDシステノール酸などが含まれており、近年は天然健康食品として注目される。

    食用養殖のアオサや海中繁殖のアオサとは別に、富栄養化などが原因で大量繁殖し緑潮として沿岸に漂着するアオサの食用化も試みられている。ただし漂着した時点で砂や泥にまみれ、また腐敗が始っているため、漂着前に海上で回収したアオサの方が食用に適している。


    飼肥料用
    北海道ではウニの人工飼育において飼料用に不稔性のアオサを養殖する。不稔アオサは成熟せず成長を続けるので飼料に適している。

    大量繁殖し沿岸に漂着したアオサを回収し、塩類除去や乳酸発酵などの工程を経て、魚貝類や鶏(鶏卵)の飼料や、田畑の堆肥として用いる試みが各地で行われている。

    こういった海藻の飼肥料化をマリンサイレージと呼ぶ。


    エネルギー用
    アオサを発酵させてメタンガスを発生させ、バイオマスエネルギーとして利用しようとする取り組みが大阪府立大学、東京ガス、九州産業大学・福岡女子大学・西部ガスなどでそれぞれおこなわれる。発生したメタンガスは燃料として、或いは発電用燃料としての利用が考えられる。また超臨界水によってガス化する取り組みもある。ただしコスト面などの理由で実用化には至っていない。


    関連項目
    蒲郡市
    三河湾の浄化とアオサ処理に関する循環型システムの構築「三河湾環境チャレンジ」に取り組む。

    ツワブキ

    ツワブキ(石蕗、艶蕗、学名Farfugium japonicum、シノニムFarfugium tussilagineum 、Ligularia tussilaginea )とはキク科ツワブキ属の多年草。イシブキ、ツワともいう。ツワブキの名は、艶葉蕗(つやばぶき)、つまり「艶のある葉のフキ」から転じたと考えられている。沖縄方言では「ちぃぱっぱ」という[1]。

    特徴
    分布・生育環境
    日本では本州の福島県・石川県以西から四国、九州、琉球諸島(大東諸島と魚釣島を除く)に、日本国外では朝鮮半島、中国、台湾に分布する。低地から山地の日陰や海岸に多い。

    形態
    多年草で、草丈は50cm程度。地下に短い茎があり、地上には葉だけが出る。葉は根生葉で葉身は基部が大きく左右に張り出し全体で円形に近くなる。長い葉柄を持ち、葉柄は大きく切れ込んだ葉身の中心につく。これらの点はフキによく似ている。その葉は厚くて表面につやがあり、緑色が濃く、若いときには綿毛が多い。花期は10-11月。葉の間を抜けて花茎を伸ばし、その先端に散房花序をつけ、直径5cm程度の黄色い花を数輪咲かせる。

    フキが夏緑性であるのに対して、ツワブキは常緑性である。


    利用
    日陰でもよく育ち、園芸植物として、日本庭園の石組みや木の根元などに好まれる。斑入りの葉を持つものもある。

    民間薬(生薬名たくご)として、茎と葉を打撲や火傷に用いる。フキと同じように茎を食用とすることもある。

    津和野町の名前の由来は「石蕗の野」であるという。


    変種
    リュウキュウツワブキ(F. japonicum var. luchuense)
    奄美大島、沖縄島、西表島に分布する琉球諸島固有変種。渓流植物。ツワブキとは葉の形が極端に異なり、円形からハート形をしているツワブキに対し、本変種は扇形からひし形をしており、葉面積が狭くなっている(狭葉現象)。これはツワブキが渓流環境に適応した結果であると考えられいる[2]。沖縄島と西表島では比較的多いが、奄美大島では2つの河川に少数個体が点在するのみであり[3]、環境省レッドリストで準絶滅危惧に、鹿児島県レッドデータブックで絶滅危惧I類に評価されている。

    脚注
    ^ 多和田真淳監修・池原直樹著 『沖縄植物野外活用図鑑 第5巻 低地の植物』 新星図書出版、1979年、180-181頁。
    ^ 土屋誠・宮城康一編 『南の島の自然観察』 東海大学出版会、1991年、ISBN 4-486-01159-7。
    ^ 鹿児島県環境生活部環境保護課編 『鹿児島県の絶滅のおそれのある野生動植物-鹿児島県レッドデータブック植物編-』 財団法人鹿児島県環境技術協会、2003年、339頁、ISBN 4-9901588-1-4。

    アザミ

    アザミ(薊)は、キク科アザミ属(Cirsium )に属する双子葉植物の総称。標準和名を単にアザミとする種はない。スコットランドの国花。

    葉は深い切れ込みがあるものが多い。また葉や総苞にトゲが多く、さわるととても痛いものが多い。頭状花序は管状花のみで作られていて、多くのキクのように周囲に花びら状の舌状花がならばない。花からは雄蘂や雌蘂が棒状に突き出し、これも針山のような景色となる。花色は赤紫色や紫色をしている。種子には長い冠毛がある。

    若いときには根出葉があり、次第に背が高くなり、茎葉を持つが、最後まで根出葉の残る種もある。草原や乾燥地、海岸などに出るが、森林内にはあまり出現しない。別名刺草。名前の由来は、アザム〈傷つける、驚きあきれる意〉がもとで、花を折ろうとするととげに刺されて驚くからという説がある。



    フジアザミ (学名:C. purpratum )
    トネアザミ (学名:C. nipponicum var. incomptum ) ナンブアザミの変種。
    ノハラアザミ(学名:C. tanakae)世界に250種以上があり、北半球に広く分布する。地方変異が非常に多く、日本では100種以上あるとされるが、現在も新種が見つかることがある。さらに種間の雑種もあるので、分類が難しい場合もある。

    以下の種は比較的分布が広いものである。
    ノアザミ C. japonicum DC.:春のアザミは大体これと考えてよい。本州~九州。この種の園芸品種をドイツアザミというが、実際はドイツとは無関係である。
    フジアザミ C. purpratum (Maxim) Matsum.:花の直径が8cmにも達する(花の画像:フラボン)。関東~中部地方の山地。
    ノハラアザミ C. tanakae :秋に花を咲かせる。本州中部地方以北の山地。
    ハマアザミ C. martitimum Makino:海岸性のアザミで、葉が厚くてつやがある。本州中部以南、九州までの太平洋岸。
    モリアザミ C. dipsacolepis (Maxim) Matsum.:本州~九州の草原。時に食用に栽培される。
    ナンブアザミ C. nipponicum (Maxim) Makino:本州中北部では普通。変種を含めると、四国まで一帯に分布。
    オニアザミ C. borealinipponense Kitam.:中部地方、東北地方の日本海側。
    キセルアザミ C. sieboldii :湿原。
    サワアザミ C. yezoense :近畿以北の日本海側沢沿。
    タチアザミ C.inundatum Makino: 北海道から本州の日本海側の湿地。
    ツクシアザミ C. suffltum (Maxim.) Matsum.:九州では一番普通なアザミ。四国、九州に分布。
    ごく分布の限られたものも多い。
    チョウカイアザミ C. chokaiensis Kitam.:東北鳥海山の高山の草原。 
    オゼヌマアザミ C. homolepis Nakai:尾瀬およびその周辺の湿地のごく一部区域。
    アイズヒメアザミ C. aidzuense Nakai ex Kitam.:本州日本海側のごく一部区域。
    南方島嶼には以下の種がある。
    シマアザミ C. breviaule A. Gray:奄美、沖縄に分布。
    オガサワラアザミ C. boninense Koidz.:小笠原諸島に分布。

    繁殖方法

    アザミの花に潜り込むハナムグリの一種根が冬越しする他に、綿毛(冠毛)の着いた果実が風で飛散して増える。受粉は昆虫による虫媒花である。


    近縁な群
    アザミ属の植物とよく似ていたり、名前に「アザミ」が付いたりするが、アザミ属の植物でない物もある(ヒレアザミ、キツネアザミ、ミヤコアザミ、マツカサアザミ、ルリタマアザミなど)。また、トウヒレン属やヒゴタイ属もよく似た花を咲かせる。ゴボウも花はよく似ている。チョウセンアザミ(アーティチョーク)はアザミ属ではなく、チョウセンアザミ属である。


    人間との関係・食材
    とにかく触れれば痛い草の代表である。スコットランドでは、そのトゲによって外敵から国土を守ったとされ、国花となっている。

    新芽や根は、てんぷらなどにして山菜として食べられる。「山ごぼう」「菊ごぼう」などといわれることもあり、味噌漬けなどの加工品として山間部の観光地・温泉地などで販売される「山ごぼう」は多くの場合、栽培されたモリアザミの根である。


    有毒植物との区別と注意
    学術上の種名、ヤマゴボウ・ヨウシュヤマゴボウはいずれもキク科ではなく、モリアザミなどのアザミとは類縁関係の遠いヤマゴボウ科であり、薬用にはなるが、食用になるどころか有毒植物であり、混同して誤食しないよう注意を要する。

    アシナガバチ

    アシナガバチ (脚長蜂、Paper wasp) は、スズメバチ科アシナガバチ族に属するハチの総称。26属900種以上が知られ、日本には3属11種が生息。セグロアシナガバチ、キアシナガバチ、フタモンアシナガバチがよく見られ、最近の都市部、市街地ではコアシナガバチが目立つ。

    同じスズメバチ科だけあり、アシナガバチの生態はスズメバチに似ている。幼虫の餌も昆虫の肉とすることなど共通点が多いが、スズメバチのような流線型ではない体型は敏捷で小回りの効いた飛翔を困難にしており、空中でハエなどを狩るのではなく、チョウやガの中型や小型の幼虫、つまりケムシやアオムシの類を狩ることが多い。巣の材料はほぼ同じであるが、構造はスズメバチの巣は外皮があるのに対しアシナガバチはそれがない。また、多くのスズメバチのように枯れ木の木部繊維や朽木ではなく、ホオナガスズメバチ属と同様に樹皮の靭皮繊維を素材とし、それに唾液由来のタンパク質などを混入して巣材とするので、一般のスズメバチの巣より強靭である。そのため、しばしばスズメバチ類の巣は洋紙に、アシナガバチ類の巣は和紙に例えられることがある。

    性質はスズメバチに比べればおとなしく、巣を強く刺激しなければまず刺してはこない。刺傷は子供などが巣を刺激して起こるケースと、洗濯物等に紛れ込んでいるアシナガバチに気づかず起こるケースとがある。毒はスズメバチに比べれば弱いが、アナフィラキシーショックにより死亡することもあるので過去に刺されたことがある人は注意が必要。また刺された時の痛さという点ではスズメバチよりも強いとも言われている。

    最大の天敵はヒメスズメバチである。


    代表的な種類
    セグロアシナガバチ(学名:Polistes jadwigae)
    体長20-26mm、体の模様は、黒の地に黄褐色の斑紋がある。北海道以外の日本全国に分布する。市街地でもよく見られる。
    キアシナガバチ(学名:Polistes rothneyi)
    体長20-26mm、日本全国に分布する。黒の地に黄色が目立つ。
    フタモンアシナガバチ(学名:Polistes chinensis)
    体長14-18mm、腹部に黄色い2つの斑があることからこう名付けられた。市街地でよく見られる。
    コアシナガバチ(学名:Polistes snelleni)
    体長10-15mm。
    キボシアシナガバチ(学名:Polistes mandarinus)

    ドラゴンフルーツ

    ドラゴンフルーツ (dragon fruit) 、またはピタヤ (pitaya) は、サボテン科ヒモサボテン属のサンカクサボテンの果実を指す。中国語名、火龍果/火龙果(ピン音: huǒlóngguǒ)。メキシコおよび中南米原産。日本では果皮が黄色いものを区別してピタヤ(イエローピタヤ)と呼んでいるが、ピタヤは本来サンカクサボテンの果実の総称であり、ドラゴンフルーツとはピタヤの一品種に付けられた商品名である。ベトナム、マレーシアなど東南アジア、台湾、中国南部とイスラエルなどで主に栽培されている。近年になって、日本においても沖縄や九州での農業栽培が広まっている。

    果実の特徴
    果実はアボカド程度の大きさと形をしており、表面にサボテン科果実特有の葉のような緑色の突起物がある。果皮は光沢のある鮮やかな赤色が代表的だが黄色のものもある。果肉は白もしくは赤いゼリー状で豊富な果汁を含んでおり、一面に胡麻粒のような黒い種子がある。この種子は取り除かずに果肉ごと食べられるため、果肉を食べたときにキウイフルーツと同じようなショリショリとした食感がある。栄養素は、アルプミン、アントシアン、ブドウ糖、リン酸、ポリフェノール、食物繊維、カロチン、カルシウム、鉄、ビタミンB1・B2・B3、ビタミンCなどが含まれており、健康食品として注目されている。赤肉種に含まれる色素は強烈で、天然色素として染料や口紅などに使われる程なので衣服などに付着すると洗っても取れなくなる。

    ホワイトドラゴンはほのかな甘味と酸味を持ち、レッドドラゴンはホワイトドラゴンより甘くほのかな酸味を持つ。イエローピタヤは、ホワイトドラゴンやレッドドラゴンよりも甘くさっぱりとしていて酸味はない。ピンクドラゴンは濃厚な甘味を持ち、一般に出回っているドラゴンフルーツの中では最も甘い[1]。ゴールデンドラゴンはホワイトドラゴンよりも更に薄味と評されており、ミニドラゴンはホワイトドラゴンに近い味と評されている。

    日本では一般的に味が薄い(もしくは無い)と誤解されているドラゴンフルーツだが、日本で流通しているものの殆どは輸入品であり、これらは日持ちさせるために未熟果の段階で収穫されている。しかしドラゴンフルーツはほとんど追熟しない果物なので、その結果として味が薄いという感想を抱く事になる。また、一番流通量が多くて殆どの人が目にするのは白肉種であり、これが果物というより野菜と言った風味のために、これも前述の感想を抱く要因の一つとなっている。きちんと樹上で完熟されたドラゴンフルーツは甘いものなのだが、代わりに日持ちがしなくなるために中々流通せず、そうしたものを日本で目にする機会は非常に少ない。


    ドラゴンフルーツHylocereus undatus

    ドラゴンフルーツ果肉の赤い品種Hylocereus costaricensis

    ピタヤ(イエローピタヤ) Selenicereus megalanthus

    ドラゴンフルーツの実るサボテン



    園芸植物としてのドラゴンフルーツ
    近年日本では園芸用としてこのサボテンの人気が上がってきており、苗木は標準和名のヒモサボテンではなく「ドラゴンフルーツ」という園芸名で流通している。そのため、果実だけでなくこの品種自体を示す名前として「ドラゴンフルーツ」は広まり始めている。

    非常に強壮なサボテンで、寒さに弱い点を除けばこれといって手のかかる事はない。日当たりが良く、水はけの良い土壌に植え付けるだけで誰でも簡単に栽培できる。ただ、自由に成長させると10メートル程にもなる大型サボテンで、新芽も1年で1メートル以上伸びる事がままあるので狭い場所では栽培が困難である。

    登攀(とうはん)性の植物であるため自立はしないので支柱が必要。1メートル~2メートル以上の大きさに育った株の下垂した枝に花が付くので、1メートルほど上方に伸ばしたら摘心し、そこから新たに出た枝を紐で縛って下に誘引(見た目が開いた傘のような感じになる)してやると良い。あまり伸ばしすぎると管理に支障を来たすので、ある程度の大きさになったらそれ以上伸びた部分は切り詰める。

    冬に8度以下になる地域では、鉢植えにして室内に取り込んでおけば後は断水気味に栽培すれば越冬可能。霜や雪、凍結に注意すれば枯らすことはまず無いだろう。農薬や化学肥料などは必要とせず、時々有機肥料をやるくらいで良い。ただ、果実を充実させる為に3月頃に追肥してやった方が味の良い物が出来る。

    日本では「果実」だけを食するのが普通であるが、原産国では食用サボテンとして「花(蕾)」も「葉肉」も食べられており、捨てるところのない植物として重宝されている。


    ミニドラゴンフルーツ
    ミニドラゴンフルーツ(Hylocereus属)は、ドラゴンフルーツの矮性品種。石化月下美人という名で販売されている事もある。成長しても20センチ~40センチ程にしかならないので、比較的狭い場所でも栽培可能。栽培方法もドラゴンフルーツとさほど違いが無いが、支柱は使わずとぐろを巻いたような独特な株姿を楽しむ。


    品種
    日本では販売する側からして非常に大まかな区別しかしていないために、流通しているもののほとんどは正しい品種名が不明。実際には20種類を軽く越える品種が存在し、品種改良により新たな品種も生まれ続けている。

    白肉種(Hylocereus undatus)…「ホワイトドラゴン」、「ホワイトピタヤ」などの商品名で販売。栽培が簡単で収穫量も多いため、ドラゴンフルーツの中では最大の生産量を誇る。自家親和性なので特に授粉に気を使う事は無い。他に「ミニドラゴンフルーツ」と呼ばれる物もあり、これも自家親和性。
    赤肉種(Hylocereus costaricensisとHylocereus polyrhizusの2種)…「レッドドラゴン」、「レッドピタヤ」などの商品名で販売。自家不親和性と自家親和性の2種類があり、自家不親和性のものは別の品種を植えなければ実が付かない。
    黄皮白肉種(Hylocereus polyhizus)…「ゴールデンドラゴン」という商品名で販売。主にニュージーランド産のものが入ってきている。後述のイエローピタヤとは別物。
    黄皮白肉種(Selenicereus megalanthus)…「イエローピタヤ」、「ゴールデンピタヤ」、「イエロードラゴン」などの商品名で販売。主にコロンビア産のものが入ってきている。これは前述のゴールデンドラゴンとは別属のSelenicereus属の果実で、Hylocereus属の物とは果実の形が異なる。自家親和性だが人工授粉した方が実の付きが良くなる。
    桃肉種…「ピンクドラゴン」という商品名で販売。日本で交配された品種と海外で交配された品種がある。日本産は白肉種(Hylocereus undatus)と赤肉種(Hylocereus ocanponis:明の明星)の交配種で、今のところはこれ一種類しかない。桃肉種は最新品種のためまだ一般の流通ルートなどで見かける事はあまりなく、通信販売などでの限定生産がメイン。海外のものは白肉種(Hylocereus undatus)と赤肉種(Hylocereus polyrhizus)の交配種で、数種類存在する。しかし、海外産の品種は日本では今の所流通していない。

    泡盛

    泡盛(あわもり)とは、米を原料として、黒麹菌(アワモリコウジカビ)を用いた米麹である黒麹によって発酵させたもろみを蒸留した蒸留酒で、沖縄県の特産品である。原料の米は、日本酒と異なり、インディカ米であり、主にタイ産の砕米が用いられる。3年以上貯蔵したものは古酒(クース)と呼ばれる。

    戦前には、鹿児島県奄美地方でも製造されていたが、現在は作られていない。また本場泡盛・琉球泡盛の商標をつけることができるのは沖縄県で作られたものだけとされている。台湾等においても泡盛を作る酒造所がある。

    なお、製造時の副産物であるもろみ(酒粕)は加工され「もろみ酢」として販売されている。近年の健康ブームの中で人気を得ている。

    銘柄など

    東京・銀座の酒屋に並ぶ泡盛47の酒造所(平成18年6月現在)と多くの銘柄があり、地方にも各地に固有の銘柄ががんばっている。たいていは地域にちなんだものや、縁起の良さそうな名を持っているが、単に泡盛という名を持つものもいくつかある。

    県内一般に流通しているもののアルコール度数は30%であるが、本土への移出や飲みやすさを考慮して25%にしたものや減圧蒸留で製造されたものも増えつつある。一方、長期熟成用の原酒にはより度数の高いものも多数ある。保管中にアルコール分の揮発等により度数が低くなるためである。伝統的な古酒を造るための原酒として、ろ過を抑えた泡盛も販売されている。新酒では欠点となる成分が、熟成中に変化して、長所となると考えられているためである。

    与那国町には、花酒と呼ばれる60%のものが「どなん」・「与那国」・「舞富名」の三銘柄あり、泡盛では最も度数が高い。皿に広げると揮発し、容易に火がつく。


    石垣島の泡盛泡盛の製造地域は、大きく分けて酒造組合のある6つの地域に分けられる。中心都市であり琉球王朝の王府のあった首里地区を有する那覇市の酒造所の泡盛がよく流通している。琉球王朝時代、首里地区の酒造所のみ公認であったためである。各地や離島の銘柄にも人気の高いものがある。本島北部の泡盛は生産量が少ないためあまり流通していないが、山原(ヤンバル)の豊富な水源を擁し水質が良いため銘酒が多いと思われる。本島中部は首里地区から移転した酒造所等もあり、比較的近代的な酒造所が多い。宮古島の酒は口当たりがよく飲みやすいものが多く人気が高い。宮古島は酒豪が多い沖縄県でも特に酒に強い人が多いとされており、オトーリという酒の飲み方は有名である。この風習のため飲みやすい泡盛が多いと考えられる。八重山の酒は離島の小規模業者により生産されていることが多いため、個性的である。なお、大東諸島は明治時代に伊豆諸島からの移民が開拓した島であるため、泡盛の製造は行われていない。

    一般には熟成が3年未満の一般酒が流通する量が多く、多くの蒸留酒で寝かせてから販売されるのが普通であることと比較すると、やや特殊な例に当たる。昭和末までは、ほとんど二合瓶、三合瓶、一升瓶で出回り、特に手頃感のある三合瓶に人気があった。三合瓶と称されているが、容量は600mlである。二合瓶、三合瓶とも、一升瓶をやや寸詰まりにした形である。瓶も蓋も全銘柄共通で使われ、一升瓶と同じ柄のラベルが貼られていた。現在では、様々な形の瓶やそのまま寝かせるための甕、記念品や土産として琉球ガラスや陶器に詰められた泡盛も流通している。


    古酒(クース)
    泡盛を寝かせると、こくや独特の香気が出てうまくなるので、古酒(クース)として珍重される。 なお、かつては琉球王朝時代に200年物や300年物が存在したとされるが、沖縄戦により全て失われ、今では首里の識名酒造に貯蔵された140年物の古酒が現存するのみである。


    基準

    公正取引委員会の基準
    公正取引委員会によって、『3年貯蔵酒が総量の50%を超える場合』に古酒と定義されている。この基準により、「50%」の基準を満たせば古酒と表示出来るため、水を足したり、他の年数の泡盛を足す例がしばしば見られた。


    沖縄県酒造組合連合会の独自基準
    本土並み課税を見込み、一般酒の価格競争力がなくなったとしても単価の高い古酒で対応すべく、古酒の基準を厳格化して品質向上を目指す機運が生じた結果、2004年6月から、沖縄県酒造組合連合会(46社が加盟)により、独自の基準が導入された。この基準では、「10年古酒」と表示することができるのは、10年古酒100%、ブレンド古酒の場合は原酒には最低10年を経た古酒を使用したものである。ブレンド古酒の場合は、「5年50%、3年50%」などのブレンド比率の表示も可能である。

    また、瓶詰め日の明記も義務付けられた。


    製法
    伝統的には、一定期間に一本づつ、選び出した泡盛で満たした南蛮甕を貯蔵し(順に親酒、二番手、三番手……と呼ばれる)、ある程度年数が経ったところで、最も古い酒である親酒を掘り出し、きき酒を行った上で慶事等の際飲用に供される。『親酒』を飲んだり、甕からしみこんで減った分は、その分だけ『親酒』に二番手を、二番手に三番手を…というように順次新しいものを古いものへ補充し、最後に最高の番手の甕に新しい酒を補充する。この方法を仕次ぎという。最低でも、甕を3個用意し、三番手まで作るのが望ましいとされる。 なお、シェリー酒にも同様の方法があり、これをソレラシステムという。

    多くの酒造所で、様々な方法で貯蔵されているが、現在、効率性の観点から多く採用されている貯蔵方法はステンレスタンク貯蔵である。泡盛は瓶詰めされたものを寝かせても熟成がすすみ古酒化するとされているが、瓶、ステンレスタンク、ホーロータンク、甕、樽と異なる容器で熟成された古酒は風味が異なる。前に挙げた方法はアルコールの減少が少なく、泡盛本来のクリアな風味となり、後者はアルコールが揮発し丸くなり、容器から溶出した成分のため複雑な風味となるといわれている。

    瓶内でも熟成されると考えられているため、家庭でも新酒をそのまま寝かせることにより古酒にすることも可能である。かつては本州に出荷した泡盛の売れ残りが沖縄に送り返されることがあり、沖縄の業者は古酒になっているため喜んで引き取っていたが、本州の業者にも熟成のことが知れ渡ると売れ残りが送り返されることがなくなったという。


    古酒ならではの問題
    古酒は、利益を出すまでに年月がかかるため、企業にとってはハイリスク商品である。また、泡盛業界は零細事業所が多いため信用力が低く、必ずしも思った利益が出るとは限らない長期事業に銀行が貸し渋りする傾向がある。そのため、損益確定が早い一般酒に力を入れる動きが泡盛業界には多い。

    このため、1976年より沖縄県酒造協同組合が各酒造場の生産する泡盛の原酒を仕入れ、ブレンドののち長期貯蔵により古酒として出荷する事業を行っている。同組合には沖縄県内全46社が参加している。

    一方で、古酒ビジネスをローリスクにする方法も存在する。沖縄県内産以外であっても、材料・製法を踏襲すれば「泡盛」や「クース」と表示出来ることを利用し、長期保存が必要な古酒では、モンゴルなどの地価が極端に安い外国で倉庫費を削減して製造する動きも始まっている。 また、近年の法整備により貯蔵中の泡盛を担保とする融資制度の導入も計画されている。

    なお、一般の泡盛の不良在庫(デッドストック)の分を「古酒」として売ることも出来る。この場合、商品化には味の調整が必要であり、ブレンド古酒となる。


    酒税軽減特例措置について
    1972年の本土復帰後から、沖縄県には酒税軽減措置がとられてきた。沖縄県内出荷向けに限り、本土の酒税と比べ、復帰直後は60%軽減された。優遇税率は5年間の時限措置であったが、5年ごとに見直されるだけで延長が繰り返され、一時は-15%までになったが、1990年からは-35%になっている。発泡酒や第三のビールなどの酒税強化の流れの中、2002年の延長決定の際には、自民党税調から「(優遇は)今回限り」との発言があり、財務省も「激変を緩和する役割を終えた」として2007年の酒税軽減措置廃止は既定路線となった。県庁も2002年の税調などの見解に沿い、酒税軽減措置の再延長を求めないとしていた。しかし、泡盛業界の強い要望や、2006年の県知事選で政府寄りとされる知事が当選したことにより、酒税軽減措置の再延長が政治的に決定された。


    泡盛業界特有の問題
    泡盛業界は、従業員9人以下の零細事業所が全体の6割を占めている。 酒税の軽減総額は泡盛業界の年間の利益総額よりも大きく、県内出荷率が高い。軽減措置を廃止された際増税額が価格転嫁できないと仮定すると、利益はなくなり赤字となる。一方、価格転嫁が順調に進んだ場合でも、出荷量の減少による利益の減少や県民生活への影響は避けられないとされている。 現在県内の消費は飽和状態であると考えられているため、従来の流通形態では成長が見込めない。 酒税軽減廃止への対応と泡盛市場の拡大のため、県外出荷量の増加は重要であると考えられている。

    沖縄ブームによって2004年まで県外出荷量は拡大したが、以後は期待されたようには推移していない。原因としては、前述にあるような泡盛企業の一般酒への傾倒、基準の厳格化による古酒の減少、芋焼酎を初めとした焼酎との競合、沖縄ブームの沈静化等が考えられる。


    歴史
    酒の蒸留技術は14世紀後半から15世紀頃にシャム国(現在のタイ)から琉球に伝えられた。それとともにタイ米、貯蔵用の甕などがもたらされ、現地の気候と、黒麹菌の導入などの改良により新たな蒸留酒、つまり泡盛が誕生した。

    天文3年(1534年)、明の冊封使・陳侃が琉球に赴いたときの記録『陳侃使録』に、暹羅(タイ)から製法がもたらされた南蛮酒として泡盛のことが触れられている。

    泡盛は、15世紀から19世紀まで、奉納品として中国と日本に献上されていた。日本へは、島津氏を通して徳川幕府に献上されたが、公式には『徳川実紀・駿河記』の慶長17年(1612年)に『琉球酒』として登場する。その後、『焼酒』の名を経て寛文11年(1671年)以降、『泡盛』となって今に至る。

    沖縄戦では多くの酒造場が被害を受け、終戦後には原料の米も食料用すら欠乏する状態で泡盛の製造ができなくなり、燃料用アルコールを飲む者までいたという。このため1946年に当時の沖縄民政府が米軍の許可を得て官営の酒造工場を設置した。米は使えないためチョコレートやソテツの澱粉が原料に用いられていた。1949年に民間の酒造場が認可され、泡盛造りも徐々に復興している。


    語源
    『泡盛』の由来には2説がある。

    かつては原料に粟を用いたことから、
    蒸留の際、導管から垂れてくる泡盛が受壷に落ちる時、泡が盛り上がる状態を見て「泡盛る」となり、転じて『泡盛』となった、
    というものである。そのうち、小泉武夫は2.を支持している。

    実際、沖縄では蒸留した酒を茶碗に入れて泡立たせ、徐々に水で薄めて泡が立たなくなるまでそれを繰り返すことによってアルコール度数を決定していた。これは、蒸留酒に含まれる高級アルコールなどの起泡性成分含量がアルコール度数にほぼ比例することによる。


    分類
    なお、酒税法上では乙類焼酎に分類される。政令ならびに財務省令によると、乙類焼酎のうち、 「米こうじ(黒こうじ菌を用いたものに限る。)及び水を原料として発酵させたアルコール含有物を単式蒸留機により蒸留したもの(水以外の物品を加えたものを除く。)」については、酒類の種類(品目)の表示を「泡盛」とすることができるものとされている。なお、酒税法で乙類焼酎のアルコール度数は45%以下と定められているため、与那国島に特例で製造が認められているアルコール度数60%の銘柄は酒税法上「スピリッツ類 原料用アルコール」とされている。


    泡盛ベースのカクテル
    パイナップルドール
    美南海
    守礼
    琉波
    アイランダー
    琉宮
    リーフライン
    琉華
    万音
    琉神
    ゴーヤーカクテル
    花織-はなうい-
    オキナワン・ブリーズ
    響-とよみ-
    サンド・スター
    ティーダ
    ピンクシーサー
    ヒカンザクラ
    サザンコール
    黄金の花
    泡盛コーク
    ハイビスカス
    A-signカクテル
    スカーレット・トゥインクル
    琉海
    琉球シンドローム
    アスール・プラージャ
    うりずん
    サザン・アイランド・オキナワ
    レキオ
    みやらび
    さくら
    琉美
    アワモリ・トニック
    ニライカナイ
    フローズン泡盛ダイキリ
    泡盛マルガリータ
    泡盛サンライズ
    泡盛ルシアン
    夜のでいご
    一晩限り

    鹿児島港

    鹿児島港(かごしまこう)は、鹿児島県鹿児島市にある重要港湾。港湾管理者は鹿児島県。開港より約650年の歴史を有し、港湾設備と都心市街地が一体化した南日本の主要な港湾地帯でもある。

    港湾は南北約20kmの範囲に及び、本港区(桜島フェリーターミナル、北埠頭、南埠頭)、新港区、鴨池港(鴨池フェリーターミナル)、中央港区(旧南港、旧木材区)、谷山港一区、谷山港二区、浜平港区に分かれる。

    鹿児島県は離島が多く、本土の大半が半島や険しい地勢の為、物流・旅客共に海上交通に頼る面が多い。その為、鹿児島港の各港区や旅客ターミナルは普段から活況を呈しており港湾周辺は華やかである。加えて桜島フェリー・垂水フェリー・種子島・屋久島行の高速船は頻繁に運行されており、一般の旅客に加え、通学・通勤での定期利用者も非常に多い。又お盆や年末、転勤シーズンになると各旅客埠頭では帰省客や異動客や見送りの人々の喧騒で鹿児島中央駅や鹿児島空港以上に賑わう。

    歴史
    12世紀中頃 現在確認される最古の記録によれば、この時期に島津氏により開港されたようである。
    1602年-1854年 現在の本港区の大半がこの期間に形成される。鹿児島城の築城や城下の拡大、薩英戦争の防衛などに伴い、周辺の丘陵が削られ土砂で随時埋め立てられている。埋立て開始当初、現在の中心街天文館界隈の大半は遠浅の海であったようだ。
    1901年-1905年 明治の大改修により近代港湾として整備に着手。すでにこの頃より沖縄、阪神方面の定期航路が頻繁であり、台湾にも定期航路があった。
    1901年 港の背後地区に官営鉄道鹿児島本線(現在の日豊本線~肥薩線経由で熊本方面へ行く山岳ルート)の鹿児島駅が開業。同時期より沖縄方面の貨物取扱いが開始。
    1907年 横浜港、神戸港等と共に旧重要港湾に指定。
    1919年 旧関税法の「開港」に指定。
    1922年 国の指定港湾(内務省告示)指定。同時期より上海、大連、朝鮮半島へ国際定期航路が開設されていたようである。
    1923年-1934年 大正、昭和の大改修に着手。この頃より現在の新港の城南埠頭が建設される。目的は本港区の頻繁により一部航路を分離する為、同時に鹿児島市が近代都市として飛躍の為に漁港関連施設も同時に整備。ほぼ同時期に近隣の本港区の旧ボサド桟橋(住吉町)に全国で4番目の魚類・青果中央卸売市場が整備される。
    1950年 植物防疫法「輸入可」港に指定。
    1951年 新重要港湾、入管難民法の「出入港」、家畜伝染病予防法「輸入可」港に指定。
    1952年 検疫法検疫港に指定。この頃より旧南港区(中央港区)の整備を開始。
    1959年 現在の港湾計画を策定。新港区の整備開始、奄美・沖縄航路が本港区から移転。
    1965年 旧木材港区(中央港区)整備開始。適用港湾、特定港に指定。
    1966年 谷山港一区の整備開始。
    1960年後半 新港区と鴨池港区の中間の与次郎地区の埋立が完了。
    1967年 新港区新港に魚類中央卸売市場が新設。(住吉町市場より分離される。)
    1971年 港湾計画を拡大して、谷山港二区の整備開始。
    1972年 旧鹿児島空港跡地に鴨池港区の整備を開始、大隅半島の垂水航路専用のフェリーターミナルとする。
    1972年 港湾計画を改定して、浜平港区の整備開始。
    1972年 新港区と鴨池港区の中間の埋立地である与次郎地区を主会場に太陽国体が開催される。
    1976年-1980年代 鴨池港区の背後地区(鹿児島飛行場跡地)である鴨池新町を旧日本住宅公団が「鴨池ニュータウン」として都市整備、高層集合住宅団地の建設を皮切りに地区計画を策定し外壁の色調を統一したオフィス街が出現。
    1976年 中央港区木材港背後地区に青果中央卸売市場が移転。これにより住吉町の中央卸売市場は閉鎖された。
    1985年 本港区と背後地区の再整備計画に着手。
    1986年 谷山港二区に石川島播磨重工業が進出。(2002年撤退)
    1991年 本港区の市役所大通りを鹿児島市が「みなと大通り公園」として再整備。
    1991-1993年 本港区背後地域の県農協連跡地に再開発ビル「アーバンポート21」を整備、高層集合分譲住宅、商業施設、シティーホテル等の一体化した整備される。
    1993年 本港区北埠頭ターミナルの供用開始。
    1996年 本港区背後地域の小川町21番街区に再開発ビル「アーバンポート住宅棟」が整備される。
    1996年 将来の臨港道路の一部となる谷山臨港大橋が開通。
    1997年 鴨池港区の背後地区に鹿児島県庁、県警察本部、県議会が移転。
    1997年 本港区にいおワールドかごしま水族館が開館。
    1998年 新桜島フェリーターミナル供用開始
    2000年 将来の臨港道路の一部となる天保山シーサイドブリッジ供用開始。
    2002年 本港区南埠頭ターミナルの供用開始。
    2004年 本港区背後地区にJR貨物のコンテナ列車専用の取扱い駅である鹿児島貨物ターミナル駅が開業。鉄道と海上輸送とのオンタイムが実現。
    2005年 本港区に大型商業施設ドルフィンポートが開業。
    2006年 本港区にNHK鹿児島放送局が新築移転。
    2007年 中央港区の旧木材港に大型商業施設イオン鹿児島ショッピングセンターが開業。

    主な施設
    本港区
    北埠頭:旅客待合所、旅客ターミナルビル、桜島フェリーターミナル、県営1号上屋、県営2号上屋、県営4号上屋
    南埠頭:旅客待合所、南ふ頭旅客ターミナル、村営フェリーとしま乗り場、村営フェリーみしま乗り場、高速船ターミナルビル
    新港区:
    新港第1待合所、新港第2待合所、県営上屋2号、県営上屋2号、県営上屋5号、鹿児島市魚類中央卸売市場
    鴨池港区:
    鴨池フェリーターミナル、天保山シーサイドブリッジ
    谷山港一区:
    谷山漁港、鹿児島市青果中央卸売市場、谷山臨港大橋、県営上屋1号、県営上屋2号
    谷山港二区:
    県営上屋




    各埠頭の航路紹介
    本港区北埠頭
    桜島フェリー ※24時間運行されている。
    鹿児島港(桜島フェリーターミナル) - 桜島フェリーターミナル(袴越)
    奄美海運(マルエーフェリー系列):「フェリーあまみ」「フェリーきかい」 ※親会社マルエーフェリーと使用岸壁が違うので注意。
    鹿児島港 - 喜界島(湾港) - 奄美大島(名瀬港) - 奄美大島(古仁屋港) - 徳之島(平土野港) - 沖永良部島(知名港)
    琉球海運・共進トラベル(株)(共進組): RO-RO船「わかなつおきなわ」 ※2006年9月をもって旅客扱い休止。但し貨物の定期航路は存続強化される。
    鹿児島港 - 那覇港 - 平良港 - 石垣港
    本港区南埠頭
    三島村営:「フェリーみしま」
    鹿児島港 - 竹島 - 硫黄島 - 黒島
    十島村営:「フェリーとしま」
    鹿児島港 - 口之島 - 平島 - 諏訪瀬島 - 悪石島 - 小宝島 - 宝島 - 奄美大島(名瀬港)
    コスモライン:貨客船「プリンセスわかさ」
    鹿児島港 - 種子島(西之表港)
    折田汽船:「フェリー屋久島2」
    鹿児島港 - 屋久島(宮之浦港)
    本港区南埠頭(高速船ターミナルビル) ※2007年4月から供用開始。
    鹿児島商船:高速船「トッピ-」
    鹿児島港 - 指宿港 - 種子島(西之表港)(島間港) - 屋久島(宮之浦港)(安房港)
    コスモライン:高速船「ロケット」
    鹿児島港 - 種子島(西之表港) - 屋久島(宮之浦港)
    新港区(第2待合所)
    ※県として本港区北埠頭に移転を要請中。

    マリックスライン:「クイーンコーラル」「クイーンコーラル8」
    鹿児島港 - 奄美大島(名瀬港) - 徳之島(亀徳港) - 沖永良部島(和泊港) - 与論島(与論港) - 本部港 - 那覇港
    マルエーフェリー:「フェリーあかつき」「フェリーなみのうえ」
    鹿児島港 - 奄美大島(名瀬港) - 徳之島(亀徳港) - 沖永良部島(和泊港) - 与論島(与論港) - 本部港 - 那覇港
    鴨池港区(通称:「鴨池フェリーターミナル」)
    大隅交通ネットワーク
    鹿児島港 - 垂水港
    谷山港二区(七ッ島地区)
    鹿児島商船:貨客船「はいびすかす」
    鹿児島港 - 種子島(西之表港) - 屋久島(宮之浦港)

    関連項目
    マリンポートかごしま
    重要港湾
    特定港
    鹿児島東西道路
    いおワールドかごしま水族館
    ドルフィンポート
    NHK鹿児島放送局
    鹿児島貨物ターミナル駅

    ヘゴ

    ヘゴ

    ヘゴ科ヘゴ属の学名:Cyathea spinulosa(狭義)
    ヘゴ科ヘゴ属(Cyathea)の総称(広義)。本記事で説明。

    ヘゴとはヘゴ科ヘゴ属のシダ類の総称である。これらは世界中の熱帯から亜熱帯地方に分布し、茎の廻りの気根がよく発達して茎を覆って樹木のような感じになる、いわゆる木生シダ類である。。この茎は「ヘゴ材」(ヒカゲヘゴのものが多い)といい着生植物の栽培に使う。ヘゴ材のことを単に「ヘゴ」ということも多い。

    また、観葉植物として栽培されるものもある。

    ビロウ

    ビロウ(Livistona chinensis、蒲葵、枇榔、檳榔)はヤシ科の常緑高木。漢名は蒲葵、別名ホキ(蒲葵の音)、クバ(沖縄)など。古名はアヂマサ。

    ビロウの名はビンロウ(檳榔)と混同されたものと思われるが、ビンロウとは別種である。

    葉は掌状に広がる。ワシントンヤシにも似るが、葉先が細かく裂けて垂れ下がるのが特徴である。東アジアの亜熱帯(中国南部、台湾、南西諸島、九州と四国南部)の海岸付近に自生し、北限は福岡県宗像市の沖ノ島。沖縄などでは庭木・街路樹に用いるほか、葉は扇や笠に利用し、また若芽を食用にする。

    淡島 自凝(おのごろ)島 檳榔(あぢまさ)の島も見ゆ 放(さき)つ島も見ゆ (古事記・仁徳天皇御製)
    ビロウにちなむ地名として、枇榔島(宮崎県門川町、鹿児島県志布志市、南大隅町)、蒲葵島(高知県大月町)などがある。

    古代天皇制においては松竹梅よりも、何よりも神聖視された植物で、公卿(上級貴族)に許された檳榔毛(びろうげ)の車の屋根材にも用いられた。天皇の代替わり式の性質を持つ大嘗祭(だいじょうさい)においては現在でも天皇が禊を行う百子帳(ひゃくしちょう)の屋根材として用いられている。民俗学の折口信夫はピロウに扇の原型を見ており、その文化的意味は大きい。扇は風に関する呪具(magic tool)であったからである。


    参考文献
    吉野裕子 『扇―性と古代信仰―』、人文書院、1984年。のち、講談社学術文庫。

    パイナップル

    パイナップル(学名:Ananas comosus 英:pineapple、中:鳳梨、菠蘿)は、熱帯アメリカ原産のパイナップル科の多年草。単にパインと略して呼ばれることもある。

    名前の由来は、果実の形が松かさに、味がリンゴに似ているのでパイン(松)+アップル(リンゴ)という説のほか、パインは松かさを意味するが、アップルはリンゴではなく単に果物という意(西欧の言語では、リンゴを果物の代名詞とする造語例が多数ある)であるという説がある。

    形態
    葉は地下茎から叢生して剣状で硬く、ふちにとげのある品種とないものがある。増殖させるときの苗は葉の付け根の腋芽が発達した吸芽を用いる。

    苗を植えて12-18カ月すると株の中心部から花穂が現れる。60cmから長いものでは100cmに至る花軸が伸び、先端部分に円筒形の花序が付き、約150個の花が咲く。花序にらせん状に密生する花はがく(外花被)、花びら(内花被)とも3枚で、単子葉植物の典型的な姿である。花びらは肉質であり、色は白を基調とし、先端部分が薄紫色を帯びる。開花後、受粉の有無によらず、約6カ月で結実する。結実後、子房に由来する真の果実と個々の花の基部にある花托、さらに花序の軸までが融合して肥大化し、いわゆる「パイナップル」となる。花序の先端の成長点は開花後も成長を続けて葉をつけた冠芽になり、これを挿し木しても繁殖できるが、吸芽を用いるよりも開花までの時間がかかるため、経済栽培における繁殖用には用いられていない。花言葉は、「完全無欠」。


    栽培

    パイナップル畑(ガーナ)パイナップルは多年草であり、実を収穫後、根茎から再び芽を出し、これが成長すると先端部に結実する。しかしながら、収穫ごとに実が小さくなっていくため、株を3年以上用いることは少ない。パイナップルの果実といわれる食用部分は伸長した花序の軸の周りに排列した小果実の付け根の部分が軸もろとも融合肥大し、多量の汁を含むようになったもので、真の果実は表面へ螺旋状に並んだ、硬化して食べられない疣状の部分から果肉の表層までの部分である。多くの市販品を生産している農園では遺伝的に同一個体のクローンである同一品種ばかりを植えるので、自家不和合性によって受精が、ほとんど起こらず、果実内に種子ができていない。しかし、市販品でも時々他の農地の他品種の花粉がハチなどによって運ばれるなどの原因で受精が起きていることもあり、皮として剥いた部分と食用になる果肉の境界部分に褐色の胡麻粒のような種子が小数見られることがある。もちろんこれを土にまけば発芽するが、開花して果実をつけるに至るまで何年もかかる。

    パイナップル科の植物の多くと同様に、パイナップルもあまり土壌には依存しておらず、熱帯のやせた酸性土壌や乾燥した環境でよく育ち、降った雨水を葉の付け根に集めて葉面から吸収する。そのため、葉面散布肥料が効果的である。


    歴史
    原産地はブラジル、パラナ川とパラグアイ川の流域地方であり、この地でトゥピ語族のグアラニー語を用いる先住民により、果物として栽培化されたものである。15世紀末、ヨーロッパ人が新大陸へ到達した時は、既に新世界の各地に伝播、栽培されていた。 クリストファー・コロンブスの第2次探検隊が1493年11月4日、西インド諸島のグアドループ島で発見してからは急速に他の大陸に伝わった。 1513年には早くもスペインにもたらされ、次いで当時発見されたインド航路に乗り、たちまちアフリカ、アジアの熱帯地方へ伝わった。当時海外の布教に力を注いでいたイエズス会の修道士たちは、この新しい果物を、時のインド皇帝アクバルへの貢物として贈ったと伝えられる。 次いでフィリピンへは1558年、ジャワでは1599年に伝わり広く普及して行った。そして1605年にはマカオに伝わり、福建を経て、1650年ごろ台湾に導入された。日本には1830年東京の小笠原諸島・父島に初めて植えられたが、1845年にオランダ船が長崎へもたらした記録もある。


    生産

    市場に出回るパイナップル(レユニオン)植付け後15~18ケ月で収穫が始まる。自然下の主収穫期は、たとえば沖縄では7~9月と11~翌年2月である。1年を通した生産面の労働力の分配や缶詰工場の平準化を図り、植物ホルモンであるエチレンやアセチレン(カーバイドに水を加えて発生させる)、エスレル(2-クロロエチルホスホン酸)、を植物成長調整剤として利用し、計画的に花芽形成を促して収穫調節を施している。

    栽培適地は年平均気温摂氏20度以上で年降水量1300mm内外の熱帯の平地から海抜800mくらいまでの排水の良い肥沃な砂質土壌である。世界生産量の約5割がアジア州で、残りの5割はアフリカ州、北アメリカ州、南アメリカ州の間でほぼ均等に分かれている。

    2002年時点のFAOの統計によると世界生産量は1485万トン。1985年時点に比べて60%以上拡大している。主要生産国はタイ (13.3%)、フィリピン (11.0%)、ブラジル (9.9%)、中国 (8.6%)、インド (7.4%)、コスタリカ、ナイジェリア、ケニア、メキシコ、インドネシアである。1985年の世界総生産は923万トンで、主産地はタイ、フィリピン、ブラジル、インド、アメリカ、ベトナムなどである。日本では沖縄県が主産地で2002年時点では1万トンである。1985年から2002年までのシェアの推移をたどると、米国のシェアが6%から2%までじりじり下がっていることが特徴である。既に米国は上位10カ国に含まれていない。


    果実の成分

    スライスしたパイナップルパイナップルの果実は芳香があり、多汁でさわやかな酸味と甘みに富み、生果肉100g中全糖分として10~15%、クエン酸やリンゴ酸など酸類を0.8~1.2%、、カルシウム17mg、カリウム100mgを含み、ビタミンCを5~14mgのほかカロチンやビタミンBも含んでいる。果汁中にはタンパク質分解酵素ブロメラインを含み、肉類の消化を助ける。しかし、タンパク質の一種であるゼラチンを分解してしまうため、生の状態のパイナップルを入れたゼラチンのゼリーは作ることができない。

    未熟果や追熟不十分の果実には多量の酸の他、シュウ酸カルシウムの針状結晶などを含むため、食べ過ぎると口内は荒れ、さらに先述のブロメラインの酵素作用によって組織のタンパク質が分解され、出血にまで至ることがある。


    利用

    食用
    熟した果肉の皮を剥いて生食に用いることが多い。

    果肉を用いる料理としては広東料理の酢豚が著名である。ほかに、縦半分にカットして、果肉をくりぬき、炒飯を詰めた料理に加工されることがある。


    加工食品
    缶詰は花序の軸にあたる芯を抜き、皮をはいで円筒状にしたものを適当な大きさに切り、砂糖シロップを加えて加熱殺菌して造られる。日本にパイン缶が普及し始めた当初は、リンゴの輪切りを用いた偽パイン缶も存在していた。

    果肉の加工品では、ほかに油で揚げて水分を飛ばしたパイナップルチップやジャムが製造されている。

    パインジュースは缶詰製造過程の廃棄部分である果実表皮、果芯部、切片や破損果などを原材料にする場合もあるが、缶詰に向かない低温期の果実は全体をこれにあてる。ジュースは無濃縮と濃縮とがあり、前者はパルプ含有率を3%以下、後者は2%以下とし、最高6分の1まで濃縮され、氷点下30度に保管される。その他発酵させてパイン酢、アルコールの原料に、また味噌や納豆の製造に用いるクエン酸カルシウムなどの原料にも用いられている。中国広東省では果汁を利用したビール風のアルコール飲料も製造されている。

    加工時の廃棄物は乾燥させて飼料にする。


    繊維
    また熱帯では果実のみならず、葉から繊維を採って利用することがある。この繊維は白色強靭、絹糸状で長さ38cm~90cm、採取率は通常2~3%に過ぎないが、この繊維で織った布は手触りが麻に似て紗のように薄く、フィリピンや太平洋のマリアナ諸島ではピンヤ・クローズといって、これで礼服を仕立てる習慣がある。繊維を採る目的でパイナップルを栽培するときは、日光を制限して密植し、果実は若い間に取り去ってしまう。


    保管方法
    生の切っていない果実を保管する場合は、逆さまに立てかけるとよい。 本来は、果実の下部に甘みが多いのであるが、逆さまにすることで甘みが果実全体に均等になるためである。

    バナナ

    バナナ(甘蕉 ・実芭蕉/学名Musa spp. )はバショウ科バショウ属の食用品種群の総称。幾つかの原種から育種された多年草であり、その果物である。原産は熱帯アジア、マレーシアなど。生産地は台湾、インド、ブラジル、フィリピン、エクアドルなど、アフリカ諸国でも重要な食料。

    特徴
    よくバナナの木と言われるように、高さ数mになるが、竹類などと同様に草本であり、正確には野菜に分類される。その高く伸びた茎のような部分は偽茎(仮茎)と呼ばれ、実際には、葉鞘が幾重にも重なりあっているものであり、いわばタマネギの球根を引き延ばしたようなものである。茎は地下にあって短く横に這う。

    茎のような先端からは、長楕円形の葉(葉身)が大きく伸びる。花(花序)は偽茎の先端から出て、下に向かってぶら下がる。花序は1本の果軸に複数の果房(果段)がつき、各果房には10本から20本程度の果指から成っている。

    食用バナナでは種子は消失しており、吸芽の株分けなどによって繁殖されている。生産性、栄養価は高水準だが保存が難しく穀物のような主要作物とはなっていない。


    品種
    日本ではごく少数の限られた品種しか見かけないが、熱帯地域では多くの種類が生育・栽培されている。果皮の色をとってみても、一般的に知られるものが緑色から黄色であるが、桃色から紫まで多様である。

    害虫(主にチチュウカイミバエ)の日本国内侵入を防ぐため、植物防疫法の定めにより熟した状態では輸入できないので、輸入するバナナはまだ青い緑熟のうちに収穫して、定温輸送船などで日本に運ばれる。植物防疫法、食品衛生法等の諸手続きを経て輸入通関後、バナナ加工業者の所有する加工室内でエチレンガスと温度、湿度コントロールによりバナナの熟成を促す。収穫後時間が経過するにつれて皮の表面に浮かぶ黒い斑点状のものをシュガースポット (Sugar spot) と呼び、簡単な熟成のバロメータとなる。

    日本では皮を剥いてそのまま、あるいはヨーグルトに入れるなど生食が多い。牛乳や氷などとともにミキサーにかけてバナナジュースとすることもある。縁日などでは、バナナにチョコレートを掛けたチョコバナナなどが屋台の定番の一品となっている。

    一方、熱帯の生産地域では料理用バナナも多く栽培されており、これを主食としている地域もある。また果実だけではなく、バナナの花(蕾)を食用とする地域も多い。料理用バナナは生食用バナナよりデンプン、繊維質、ビタミンA等が豊富でイモに近い感覚で調理される。タイでは、「簡単なこと」や「ありふれたこと」を意味する言葉として「クルアイ・クルアイ」(『バナナ・バナナ』の意)という言い回しがあり、バナナが日常に根ざしていることが伺える。 日本で手に入るバナナチップス(スナック菓子の一種)は生食用バナナが使われている甘いチップスであることが多いが、バナナ生産国では料理用バナナ、生食用バナナを問わず塩味のチップスが主流である。バナナチップスはそのまま菓子として食べたり、麦酒、洋酒のつまみとしても合う。

    国内における販売価格は、輸送手段の発達もあり、数十年間ほとんどめぼしい上昇をしていない。一方で、近年は味の濃い高級バナナが店頭に並ぶことも増えている。

    日本国内でも、南九州・沖縄を中心にバナナが栽培されている。沖縄では、普通のものよりはるかに短くて小さいシマバナナという品種もよく見かける。味は酸味がやや強くてうまいが、皮が薄くて傷みやすい。


    バナナの保存方法
    最適温度は15度で1回でも13度以下にしてしまうと低温障害をおこして傷む進行が早くなる。常にエチレンガスを放出しているため、皮が物に接していてもすぐに傷む。1本づつ切り離してビニール袋に入れたり、成っている時のように吊るすようにした方がよい。


    バナナに関する文化
    童謡
    とんでったバナナ(小鳩くるみ / 坂田おさむ・神崎ゆう子他)
    バナナのおやこ(林アキラ・森みゆき / 坂田おさむ・神崎ゆう子 / 速水けんたろう・茂森あゆみ / 他)
    みんなのうた
    元祖バナナの魂(山本コータロー)
    バナナ スピリット(西岡恭蔵)
    バナナ村に雨が降る(EPO)
    バナナをたべるときのうた
    歌謡曲・ポップス
    バナナ・ボート
    バナナの涙(うしろゆびさされ組)
    バナナチップス(少年ナイフ)
    キャラクター
    カワスベリ バナ夫(カミオジャパン『エリートバナナ バナ夫』)
    B1 B2 (バナナインパジャマ)

    バナナの皮
    バナナの皮を踏んだ人が滑って転ぶ古典的なギャグが世界的に知られている。バナナの可食部に面する果皮の内側は多量の植物油を含んでいるため、「潤滑効果」と呼ばれる現象が発現し、摩擦係数が低減するため滑りやすくなる[1]。この現象はワックスを塗った床が滑りやすくなるのと同じ原理である。

    また、バナナの皮には幻覚作用を持つアルカロイド、ブフォテニンが微量ながら含まれている。この成分は喫煙者にはやや効き辛いが、微量とはいえ毒性なので皮を食べるのはあまり良くない。

    マングローブ

    マングローブ(Mangrove)とは、熱帯~亜熱帯地域の河口汽水域の塩性湿地に成立する森林のことである。紅樹林または海漂林とも言う。マングローブという用語は「森林全体」と森林を構成する「種」を表す場合があり、混乱を招くため、前者を「マングローブ(林)」、後者を「マングローブ植物」と使い分けることが一般的である。また、前者をマンガル(mangal)、後者をマングローブと区別することもある[1][2]。世界では、東南アジア、インド沿岸、南太平洋、オーストラリア、アフリカ、アメリカ等に分布し、日本では沖縄県と鹿児島県に自然分布するが、本州にも人工的に移植された場所がある(後述#日本のマングローブ)。

    成立条件
    熱帯から亜熱帯の海水に浸る土地に成立する。波当たりのない場所ではなく、主としてある程度以上の大きさの川の河口域に成立する。しかし、波当たりがなければ、たとえば内湾などでは普通の海岸でも生育する場所がある。

    波当たりのない、遠浅で汽水の場所であるので、泥がたまりやすく、マングローブ林より海側の区域は干潟になる場合が多い。泥質に生育する樹木には往々に見られることであるが、泥質の中は酸素が不足がちになるため、呼吸根といわれる、地表に顔を出す根を発達させるものが多い。

    マングローブ林の外縁(海側)のものは満潮時には幹や一部の葉まで海水に浸り、内側は塩分を含む泥質ではあるが、直接に海水を被ることはなく、そこから陸上の植生につながる。生育する植物の種は群落内の各地点で異なり、耐塩性の違いなどによって帯状分布を示す。

    マングローブ林は、亜熱帯上部、たとえば九州ではせいぜい2mの高さのところもあるが、熱帯地域では30mに達するものがある。また、特有のつる植物もあり、場所によっては若干の草本も出現する。


    生態系の特徴
    マングローブは干潟の性質を持ちつつ、そこに樹木が密生する場所である。干潟は、河川上流からや海から供給される有機物が集まって分解される場所であるため、非常に生産力の大きい環境であり、多くの生物の活動が見られる場所である。しかしながら、表面構造の単純さが大きな難関になっている。それに対してマングローブでは同様な環境でありながら、樹木が密生し、特徴的な呼吸根が発達することでその表面の構造が複雑になり、様々な動物の隠れ家を与え、その幹の表面はコケ類や地衣類の繁殖を許す。

    その底質は砂泥で、多くの有機物を含む事から、その表面以下では有機物の分解に伴う酸素消費によって嫌気性な環境となり、硫化水素の発生を引き起こす。


    マングローブ植物

    主要な種

    マングローブ林を構成する植物は世界に70~100種程度あり、主要な樹木の多くがヒルギ科、クマツヅラ科、ハマザクロ科(マヤプシキ科)の3科に属する種である。

    日本国内で、マングローブ林にのみ分布が限定される種は、メヒルギ(ヒルギ科)、オヒルギ(ヒルギ科)、ヤエヤマヒルギ(ヒルギ科)、ハマザクロ(ハマザクロ科、別名マヤプシキ)、ヒルギダマシ(クマツヅラ科またはキントラノオ科、ヒルギダマシ科)、ヒルギモドキ(シクンシ科)及びニッパヤシ(ヤシ科)の5科7種である。これらは、マングローブ林の主要な構成種であり、分類学的にも近縁の群からかけ離れている。

    上記の種に付随して、サキシマスオウノキやシマシラキ、テリハボク、サガリバナ、リュウキュウキョウチクトウ等の樹木が生育するほか、シイノキカズラなど特有のつる植物や草本をともなう場合がある。これらの付随する種は、後述する#半マングローブを構成する種も含まれる。


    特徴

    西表島のマングローブ(オヒルギ林)。主要構成樹種のヒルギ科の植物は、いずれもつやのある楕円形の葉を持つ。葉は分厚く、厚いクチクラ層に覆われる。呼吸根をもち、その形は種によってさまざまである。メヒルギはわずかに板根状になる。オヒルギのものは膝状に地表に顔を出す。ヤエヤマヒルギの場合、タコの足状に地表より上から斜めに根が伸び、幹を支えるようになるので支柱根とよぶ。

    また、これらの植物は、果実が枝についている状態で、根が伸び始め、ある程度の大きさに達すると、その根の先端に新芽がついた状態で、果実から抜け落ちる。このように、親植物の上で子植物が育つので、このような種子を胎生種子と呼ぶ。親を離れた種子は、海流に乗って分散(海流散布)し、泥の表面に落ちつくと成長を始めるが、親植物から離れた後、下の泥に突き刺さり、その場所で成長する事もある。

    他にも、マングローブ林を構成する木はいろいろあるが、海流に乗って分散する種子を作るものは数多い。


    帯状分布
    マングローブの樹種には帯状分布が見られる。

    日本の場合は、一番海側にはヒルギダマシがまばらに出現する。低木で、根が泥の浅いところを這い、一定間隔でタケノコのように棒状の呼吸根を出す。背が高くならないので、満潮時には株全体が海水に没する場合がある。場所によってはハマザクロがここに出現する。

    それより陸側では北方ではメヒルギ、南方ではヤエヤマヒルギが密な群落を作る。その内側にはオヒルギが生育する層がある。 さらに陸側の、ほとんど海水を被らないが、海水の影響を受ける区域には、サガリバナや、巨大な板根を作るサキシマスオウノキなどが生育している。西表にも生育が見られ、より南の海洋島にも広く分布するゴバンノアシもここに生育する。このあたりまでがマングローブ林であり、それより内陸へは、次第に陸の植生へと続く。このマングローブと陸地の境界付近にあたるやや乾燥した区域をバックマングローブと呼ぶ。


    半マングローブ
    真のマングローブ(true mangrove)に類似した植生として、半マングローブ(semi-mangroveまたはminor-mangrove)があり、広義のマングローブとして考えられている。マングローブ植物が、自然状態では潮間帯のみに生育し、陸地に分布を広げないのに対し、半マングローブを構成する植物(以下、「半マングローブ植物」とする。)は陸地での生育も可能な種が含まれる。半マングローブはマングローブと混在、あるいは周辺の陸地部に立地する。

    また、半マングローブ植物もマングローブ植物と同様に、海水の塩分に対し適応した形態(クチクラ層が発達した葉など)や生理機能(塩分排出能など)を持っている種もある。

    日本では、半マングローブを構成する植物として、代表的な種としてハマボウやハマジンチョウ、ハマナツメなどが挙げられるが、上述した種も含まれる。


    生息する動物

    アメリカヒルギの葉を運ぶカニマングローブ林は海水の影響のもとにある。海側は干潟に接し、陸側は海水の影響がなくなるところまでにあたる。主要な動物は海産の底生生物である。

    潮が引いた時には、多数のカニが出現する。干潟の近くではシオマネキ類やミナミコメツキガニなどが出現し、森の中にはアシハラガニ類やイワガニ類が多数生息している。潮が満ちると地面に掘った穴の中にもぐりこんでやり過ごすものが多いが、中には木に登って過ごすものもある。なお、潮が満ちるとガザミやノコギリガザミなど、大型のカニが姿を現す。貝類では、キバウミニナなどの巻貝、ヒルギシジミなどの二枚貝がいる。これらの多くはマングローブ植物の落葉や種子を食べている。特にマングローブの落葉を直接消費するキバウミニナやある種の大型のカニ類はマングローブ生態系の炭素循環において重要な存在である。

    魚類では、干潟や呼吸根の上でトビハゼ類が活動するが、潮が満ちると他の多くの海水魚が侵入する。木の呼吸根が複雑に入り組んだマングローブ地帯は身を隠すのに都合がよく、アイゴ類やハゼ類など、多くの小魚がみられ、さらにそれらを捕食するフエダイ類やオオウナギなどの大型魚もいる。

    マングローブを利用する哺乳類や鳥類もいる。大東諸島に生息するダイトウオオコウモリはマングローブを昼間のねぐら場所として利用している[3]。 また、西表島での調査結果によるとメジロを中心とした鳥類の混群が確認されており、特にメジロはオヒルギの花の蜜を餌としていることも報告されている[4]。

    また、マングローブ植物そのものを生息場所としている動物もいる。貝類のイロタマキビガイやマングローブ植物イワガニ科のヒルギハシリイワガニ等の小動物がマングローブ植物の幹や支柱根で生活している。また、固着性動物であるフジツボの仲間のシロスジフジツボがヤエヤマヒルギに付着している事例も報告されている[5]。


    日本のマングローブ

    石垣島宮良川河口の群落
    沖縄本島漫湖の群落
    静岡県南伊豆町のメヒルギ群落日本では、九州南端の鹿児島県喜入町(現鹿児島市)にあるメヒルギ群落がマングローブの北限であり特別天然記念物にも指定されている(喜入のリュウキュウコウガイ産地)。しかし、江戸時代に移植されたとの説もあり、自然分布での北限は種子島であると考えられている。それ以北では、ハマボウの群落が時にマングローブに似た様子を見せるが、ほとんど広がりをもたない。また、伊豆半島ではメヒルギが植樹されており、定着の北限とされる。

    種子島には、メヒルギが生育しており、自然分布でのマングローブの北限と考えられている。種子島の湊川と大浦川は、「種子島のマングローブ林(湊川、大浦川)」として環境省の日本の重要湿地500に選ばれている。

    屋久島には、メヒルギが生育している。島南西部の栗生にマングローブ林が成立しており、屋久島町の天然記念物に指定されている。

    奄美大島には、オヒルギとメヒルギが生育しており、このうちオヒルギは奄美大島が北限である。住用川と役勝川の河口が住用村マングローブ国定公園特別保護地区として保護されている。

    沖縄島(沖縄本島)には、オヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギ、ヒルギモドキの4種が生育しており、このうちヒルギモドキは島北部の億首川の河口にしか見られない。ヤエヤマヒルギとヒルギモドキについては、沖縄島が北限である。その他に、島北部の慶佐次、南部の漫湖等でマングローブ林が発達している。このうち種子島の慶佐次のマングローブ林は、「東村の慶佐次マングローブと流入河川」として日本の重要湿地500に選ばれている。

    久米島には、オヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギの3種が生育している。島東部の儀間川河口に島唯一のマングローブ林が成立している。

    宮古島には、オヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギ、ヒルギダマシが生育しており、このうちヒルギダマシは宮古島が北限である。島北部の島尻にマングローブ林がある。

    石垣島には、オヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギ、ヒルギダマシ、ヒルギモドキ、マヤプシキの6種が生育しており、このうちマヤプシキは石垣島が北限である。島内では宮良川河口のマングローブが最も広く、「宮良川のヒルギ林」として国指定天然記念物となっているほか、島西部の名蔵アンパルにもマングローブ林が広がり、国指定鳥獣保護区及びラムサール条約登録地になっている。

    西表島には、上述のマングローブ植物7種が全て生育しており、仲間川や浦内川の河口に広大なマングローブ林が発達している。特に仲間川のマングローブ林は、仲間川天然保護区域に指定されている。


    マングローブの破壊と再生
    近年、世界各地でマングローブの破壊が問題になっている。東南アジアでは、木炭の材料とするための伐採と、海岸沿いの湿地をウシエビ(ブラックタイガー)などのエビ養殖場とするための開発が主な原因となっている。また、家畜の飼料とするための伐採も行われている。そのため、あちこちでマングローブが消滅しつつある。 熱帯雨林の破壊が地球温暖化とのかかわりで問題になったように、マングローブの破壊も同様な問題として注目されるようになった。また、マングローブが海の水質浄化にはたす役割が大きいことが知られるようになり、世界の湿地帯の価値の見直しとも連動し、その意味でも注目を受けつつある。

    現在、あちこちでマングローブの再生を目指した試みが行われている。紅海では砂漠の沿岸でマングローブの形成が試みられた。砂浜では風と波のために生育が維持できないが、枯れ木などを使って柵を作り、水流を止めるようにすれば生育が始まり、群落が少し出来れば、それが波除けとなって次第に面積が広がると言う。

    日本でもマングローブの浄化作用を利用しようとの目的で、マングローブ林形成を目指す事業が各地で行われている。沖縄県那覇市の漫湖にはマングローブ林が植樹され、分布範囲が広がっている。しかし、上流からの土砂の流入や生活排水の流入、廃棄物が原因という可能性もあるが、干潟の陸地化や悪臭などの問題も生じている。

    さらに、本州の太平洋岸地方でも、あちこちでマングローブを育てようとの試みが行われている。これらの地域は、本来の分布域ではなく、そのままでは生育させることが難しい。そこで、ビニールシート等をかけて保温する方法などもとられている。だが、本来根付かない植生を根付かせることは自然植生の撹乱であるとの意見もある。

    トマト

    トマト(学名Solanum lycopersicum)は、ナス科ナス属の植物。赤茄子(あかなす)、蕃茄(ばんか)、小金瓜(こがねうり)などとも言う。多年生植物で、その果実は食用として利用される。トマトは、緑黄色野菜の一種である。

    形態

    トマトの花日本ではピンク系トマト(‘桃太郎’系)が生食用として広く人気を博し、赤系トマトはもっぱら加工用とされた。しかし近年になって赤系トマトには、抗酸化作用を持つとされる成分リコピンが多量に含まれていることから利用が見直されている。その他に白、黄、緑色、褐色、複色で縞模様のものがある。果実にはゼリー状物質が満たされているが、一部の品種ではピーマンのように中空である。他に、実が細長いイタリアントマトや、実が極めて小ぶりで凹凸の少ないミニトマトがある。葉の形は、ニンジン葉(葉の切れ込みが特に深い)やジャガイモ葉(切れ込みが少なく、浅い)の葉を付ける品種では、トマトと気づかれない事も多い。

    農林水産省の品種登録情報ページによれば、100種を超えるトマトが登録されている(2007年9月現在)。これは、野菜類の登録品種数の中でも、目だって多い。一方でF1品種は登録されないことが多く、桃太郎などの有名な品種の登録はない。


    分類
    色による分類ではピンク系と赤系に大別される。 ピンク系トマトの果実はピンク色を呈し、赤系トマトの果実は濃い赤やオレンジ色を呈する。 海外では多くの品種が赤系トマトであるが、国産の品種は生食用として栽培されるものはピンク系のものが殆どであり、加工用品種、台木用品種やミニトマトに赤系のものが見られる。


    ミニトマトは一度に10個以上実をつけることも珍しくない。地植えにして支柱を立ててやると1本のトマトから100個以上は収穫できる果実の大きさによる分類では大玉トマト、中玉トマト(ミディトマト)、ミニトマトに分類される。 大玉トマトの果重は200g以上、ミニトマトの果重は20~30g程度となり、この中間的な果重となるものは中玉トマトと称される。 ただし、栽培方法によって果重は変化し、水を極力与えず高糖度化をはかると大玉の品種も果実が小さくなる。 小さく甘みの強いフルーツトマトとは、高糖度化をはかったトマトの事であり、品種名を示すものではない。例えばフルーツトマトの代表的なものに高知県高知市一宮(いっく)地区の徳谷トマトがあるが、これは一宮の特に徳谷地区の土壌が塩分を含んでいるために成長が遅く、また小ぶりであるが糖度が高いもの指すが、この地区のトマトはほぼ糖度が6以上あるため該当しないものはあまりない。また、塩トマトがあるが、これは熊本県八代地域の干拓地など塩分の多い土壌で育成されたトマトの内特別に糖度が高いものを指す。品種は主に「桃太郎」である。

    トマトは長らく独自の属(トマト属 Lycopersicon)に分類されてきたが、1990年代ごろからの様々な系統解析の結果、最近の分類ではナス属(Solanum)に戻すようになってきている。元々リンネはトマトをナス属に含めてlycopersicum(ギリシャ語lycos '狼' + persicos '桃')という種小名を与えたが、1768年にPhilip Millerがトマト属を設立してつけたLycopersicon esculentumが学名として広く用いられてきた。この学名は国際植物命名規約上不適切な(種小名を変えずにLycopersicon lycopersicumとすべき)ものであったが、広く普及していたため保存名とされてきた。しかし系統解析によりトマト属に分類されてきた植物がナス属の内部に含まれることが明らかとなったため、ナス属を分割するか、トマト属を解消してナス属に戻すかの処置が必要になった。したがってリンネのやり方に戻して、学名もSolanum lycopersicumとするようになっている。


    歴史

    プチトマト(またはミニトマト)。付け合せのトマトとして日本でも広く普及している。ヨーロッパへは、1519年にメキシコに上陸したエルナン・コルテスがその種を持ち帰ったのが始まりであるとされている。当時トマトは有毒植物であるベラドンナに似ていたため、毒であると信じる人も多く最初は観賞用とされたが、イタリアの貧困層で食用にしようと考える人が現れ、200年にも及ぶ開発を経て現在のかたちとなった。これがヨーロッパへと広まり、一般的に食用となったのは18世紀のことである。一方北アメリカではその後もしばらくは食用としては認知されなかった。1820年、ニュージャージー州のロバート・ギボン・ジョンソンは、町の裁判所前の階段でトマトを食べて人々に毒がないことを証明したが、詳しい資料は残っていない。

    1793年。当時、アメリカは輸入の際、果物には関税がかからず、野菜には関税が課せられていた。このため、トマトの輸入業者は、税金がかからないようにと「果物」と主張。これに対して農務省の役人は「野菜」だと言い張った。両者は一歩も譲らず、さらに果物派に植物学者も加わり、論争はエスカレート。とうとう最高裁判所の判決を仰ぐことになってしまった。判決は「野菜」。裁判長はずいぶん悩んだと思われ、判決文には「トマトはキュウリやカボチャと同じように野菜畑で育てられている野菜である。また、食事中に出されるが、デザートにはならない」と書かれた。

    日本には江戸時代の寛文年間頃に長崎に伝わったのが最初とされる。青臭く、また真っ赤な色が敬遠され、当時は観賞用で「唐柿」と呼ばれていた。中国では、現在も「西紅柿」(xīhóngshì)と呼んでいる。日本で食用として利用されるようになったのは明治以降で、さらに日本人の味覚にあった品種の育成が盛んになったのは昭和に入ってからである。


    植物的特性
    本来は一年生植物であるが、適切な環境の下では長年月にわたって生育し続け、延々と開花と結実を続けることができる。1本仕立てで1年間の長期栽培を行うとその生長量は8m~10mにも達する。

    通常の品種では発芽後、本葉8葉から9葉目に最初の花房(第一花房)が付き、その後は3葉おきに花房を付けるという性質をもつ。 また、各節位からは側枝が発生する。側枝では5葉目と6葉目に花房が付き、その後は3葉おきに花房を付けるが、側枝は栽培管理上、除去される事が多い。 株がストレスを受けると正常な位置に花が付かない(花飛び)現象が発生するため、株が適切に生育しているかどうかを示す指針となる。

    適温は昼温20~25度、夜温10~20度とされる。気温が30度を超えた環境では花粉稔性の低下により着果障害や不良果が増加し、最低気温が5~10度を下回ると障害を受ける。適湿度は65~85%でありこれ以下では生育が劣り、これ以上では病気が発生しやすくなる。

    潅水量が多すぎると裂果を引き起こし、少ないと障害果が発生するため、高品質な果実を作るためには潅水量の細かい制御を必要とする作物である。潅水量を減らすことで高糖度な果実を生産することができるが、収量は減少する。水耕栽培では養液の浸透圧を制御する事で高糖度化を行うことができる。


    利用

    トマトの実。縦断面と横断面トマトを用いた料理にはサラダや焼きトマトなど、そのままを味わう料理も数多くあるが、手を加えた料理でよく知られているものにメキシコ料理のサルサソース、イタリア料理の各種ピザ、パスタ用ソース、インドのカレーの一部、ヨーロッパのシチューの一部などがある。中華料理でもトマトと卵のスープにしたり、中央アジアのラグマンなどに利用されている。また、日本でトマトラーメンを出す店は少なくない。

    このように各国で広く利用されていることの理由としては、グルタミン酸の濃度が非常に高いためうま味があること、酸味があること、などが挙げられる。

    日本の他には韓国でピンク系トマトが多く消費される。ちなみに韓国ではトマトは果物の一種と考えられることも多く、輪切りにしたものに砂糖をまぶして食べるのが最もありふれた食べ方のひとつである。中国においても砂糖をまぶす場合がある。

    品種によって酸味、甘みの度合いがかなり異なり、また皮の硬さも異なるので、用途に適したものを選んで使うのがコツとなる。例えば、酸味が強く皮が厚いイタリアントマトは加熱した料理に向いている。仮に、生食用として売られている品種(桃太郎など)を加熱調理に利用する場合は種子周辺のゼリー質を捨てずに利用するのがポイントである(生食用トマトはゼリー質を使わないと水っぽくパスタ等に絡まない上に旨味が出ない、イタリアントマトは種子を捨ててもよい)。

    美味しいトマトの見分け方としてヘタがキレイで色の良いものが薦められているが、あまり当てにならない。トマトの味は品種や産地、栽培方法、栽培農家などによって味にかなりの差が出る為である。従って、スーパーなどで実験的に一度購入して、美味しいと感じたトマトの袋やラベルを覚えて次からはそれを購入するといった方法が確実である。また、緑色がかった未熟なトマトでも数日ほど常温で追熟させる事で少しは美味しくなる。

    トマトの加工食品として、トマトジュース、トマトケチャップ、トマトソース、トマトピューレ、ドライトマト(乾燥トマト)などがある。


    生産
    農林水産省の野菜生産出荷統計によれば、トマトの作付け面積は、1985年ごろから減少傾向にあり、ピーク時の75%程度にまで落ち込んでいる。これは飛躍的な増加を見せた1960年代後半以前のレベル(15,000ヘクタール以下)である。収穫量ベースでも、ピーク時の1980年代の80%程度、7-800,000トン程度を推移している。

    近年、加工用トマトとミニトマトは、作付面積、収穫量ベースでそれぞれ10%程度を占める。

    総務省の平成12年(2000年) 家計調査によれば1世帯当たりの年間購入量(重量ベース)では、トマトは生鮮野菜類中5位に位置する。これは一般消費者家庭でダイコン、馬鈴薯、キャベツ、タマネギに次いでトマトが多く消費されることを示唆するものだが、出荷量、収穫量ベースで見てもトマトはこれらの野菜に次いで5位を占めている。(平成13年野菜生産出荷統計)

    また、家計調査によれば、野菜の主要品目が10年前と比べて軒並み減少または横ばい傾向にある中、ネギと並んで目立った増加を見せている数少ない野菜類のひとつである。


    栄養
    他の野菜類と同様に、トマトはビタミンCを多く含む。また、リコピンは1995年にがん予防の効果が指摘されて以来、注目を集めるようになったが、有効性に関しては「有効性あり」とするデータと「有効性なし」とする両方のデータがあり、科学的なデータの蓄積が必要である。

    これはハーバード大学のGiovannucci らの研究チームが4万5千人以上の医療関係者を対象に6年間のコホート調査を行った結果から、さまざまな形態のビタミンAを含む食品の中でもイチゴと並んでトマト関連食品3種(トマト、ピザ、トマトソース)が前立腺癌の罹患率の低さと相関しているとしたもの。その後、さまざまな関連研究の引き金ともなった。


    トマトを題材にした作品

    トマトが題名及び歌詞に出てくる楽曲
    トマト - 童謡(作詞:荘司武、作曲:大中恩)
    気まぐれヴィーナス - 桜田淳子
    トマトジュースで追いかえすのかい - 大塚博堂・梓みちよ
    トマト - 渡辺美里
    トマト売りの歌 - 久保田早紀

    アニメーション
    サラダ十勇士トマトマン

    コンピュータゲーム
    サラダの国のトマト姫
    トマトアドベンチャー
    マキシムトマト - 「星のカービィ」シリーズに出てくる回復アイテム

    その他
    トマトは米国で最初に認可を受けた遺伝子組み換え作物である。1994年5月、FDA(連邦食品医薬品局)が承認したFlavr Savrというトマトで、長期間の保存に適した品種であった。ただし、開発費用などを回収するために通常のトマトよりも高い価格に設定されたため、商業的にはそれほどの成功を収めなかった。

    植物学において、近年トマトはナス科のモデル植物として注目されている。Micro Tomは矮性で実験室でも育成が可能な系統として利用されている。また、国際的なゲノムプロジェクトも行われており、研究のためのリソースが整備されつつある。

    1985年に開かれた国際科学技術博覧会(つくば’85)では、地上ではトマトの実がなり地下ではジャガイモの根茎が出来る「ポマト」という植物が出展された。

    なおジャガイモの茎にトマトを接ぎ木したものは、「ジャガトマ」と呼称されることがある。


    花言葉
    「完成した美」「感謝」

    グアバ

    グアバ (グァバ、グヮバとも;英語:Guava;スペイン語:Guayaba;ポルトガル語:Goiaba;学名:Psidium guajava L.) は、フトモモ科に属する熱帯性の低木。または、これと同じ Psidium 属の約100種の植物の総称。


    植物学上の特徴と分布
    カリブ海沿岸、中央アメリカ、南アメリカ北部、東南アジアなどに自生する。和名はバンジロウ。蕃石榴(バンザクロまたはバンセキリュウ)ということもある。沖縄地方の方言ではバンシルー(沖縄本島)、バンチキロー(宮古)、バンチュル(八重山)、また台湾では芭樂(バラー、注音: ㄅㄚ ㄌㄜˋ)と呼ばれる。

    葉は楕円から卵型で、長さは5-15cm程度。対生で枝分かれしない。花は白く、5枚の花弁と多数のおしべを持つ。


    台湾のグアバ(芭樂)果実は食用とされる。形は球か洋ナシ型で、直径3-10cmほど。皮は薄くてきめが細かく、色は薄い緑色から黄色、成熟期には品種によってピンクや赤になる。強い特徴的な香りをもち、白か橙色の果肉の中には、小さくて固いたくさんの種子がある。なお、種子を多く摂取すると腹をくだす。ビタミンA、B、Cが豊富。

    葉に含まれるポリフェノールは、糖の吸収をおだやかにする作用があり健康茶(グアバ茶)に使われる。特定保健用食品の許可がある製品も存在する。

    グアバは熱帯の国々で食用として栽培されており、ストロベリー、コスタ・リカ、アップル、ギニア、カットリー、マウンテンなどの品種がある。果実はそのまま食用とするか、デザートなどに使われる。アジアでは、生のグアバに食塩またはプルーンの粉末や乾燥梅干しの粉末(酸梅粉)をつけて食べる。ゆでたグアバはキャンディー、ジャム、マーマレード、ゼリー、ジュースなど、幅広く使用される。

    グアバは霜に弱い。ハワイなど一部の熱帯地域では、ある種のグアバが雑草のようにはびこっている。また、グアバは熱帯の植物には珍しく、室内で育成すれば温帯地域でも食べられる大きさの果実を収穫できるため、園芸の対象としても興味をもたれている。日本においては沖縄県で民家の庭木としてよく見られる。

    ルリカケス

    ルリカケス(瑠璃懸巣、Garrulus lidthi)は、動物界脊索動物門鳥綱スズメ目カラス科カケス属に分類される鳥。別名ショーシャ。

    分布
    日本(奄美大島)固有種


    形態
    全長38cm。名前の通り頭部、翼、尾羽は瑠璃色の体毛で覆われている。嘴の周囲の羽毛は黒い。翼と尾羽の先端には白い羽毛が生える。翼の基部、胴体は赤褐色の体毛で覆われる。嘴は白い。

    近縁種の調査のDNA分析によると本州等に分布するカケスよりも、遠くヒマラヤに分布するインドカケスに近いという結果となった。[1][2]


    生態
    常緑広葉樹林や人里近くに生息する。数頭からなる小規模な群れを形成し生活する。

    食性は雑食性で昆虫類、果実等を食べる。朝や夕方に畑でサツマイモを掘り起こして食べることもある。

    繁殖形態は卵生で、崖や人家に作った巣に3-7個の卵を産む。抱卵期間は20日程でメスのみが抱卵する。繁殖期にはペアで生活する。


    人間との関係
    鹿児島県の県鳥に指定されている。

    農作物を食べるため害鳥とされる。

    羽毛や標本目的の乱獲により生息数が激減し、1921年に国指定天然記念物に指定された。しかし生息地の環境破壊により生息数は減少しつづけた。現在は植林作業等により本種の生息地を保護する対策が取られている。また人為的に移入されたネコや、近年ではジャワマングース等の食害による生息数の減少が懸念されている。


    脚注
    ^ 森林生物データベース 00183 ルリカケス ([http://ss.ffpri.affrc.go.jp/index-j.html 独立行政法人 森林総合研究所)
    ^ ルリカケスは今 - 解明がまたれる興味深い生態 -

    関連項目
    ウィキメディア・コモンズには、ルリカケス に関連するマルチメディアがあります。ウィキスピーシーズにルリカケスに関する情報があります。カケス属
    鳥類天然記念物一覧

    トウガン

    トウガン(冬瓜、中国語読み トングワ、英:wax gourd, winter melon、学名:Benincasa hispida)は、ウリ科のつる性一年草。別名にトウガ、カモウリ、シブイなど。

    原産はインド、東南アジア。日本では平安時代から栽培されている。7~8月に収穫される夏の野菜で、実を食用とする。

    実は大きいもので短径30cm、長径80cm程度にもなる。

    元々の名称は「とうが」で、これが転じて「とうがん」となり、「冬瓜」の字が宛てられた。また、果実を丸のまま冷暗所に置けば冬まで保存できるとされることから「冬瓜」と書かれるともいう。

    民話、瓜子姫の瓜子はこのトウガンから来ているという説がある。


    利用

    食用
    実は、成分的にはほとんど(96%)が水分で、味はほとんどなく、煮物、あんかけ、酢の物、スープ、蒸し物などとして他の味を含ませる料理に用いられる。広東料理では大きいまま、中をくりぬいて刻んだ魚介類、中国ハム、シイタケなどの具とスープを入れ、全体を蒸した「冬瓜盅 トンクワチョン」という宴会料理がある。

    中華料理では未成熟の小さな実を「毛瓜」(中国語 マオクワ)、「節瓜」(広東語 チックワ)と呼んで、炒め物などの素材とすることも行われている。

    若葉や柔らかい蔓も葉野菜として、炒め物などに用いることができる。

    料理以外の食品では、実を砂糖を加えた水で煮て飲料にする場合もあり、台湾では缶入り飲料もある。刻んで焼き菓子の具にまぜる場合もある。


    薬用
    漢方では、体を冷し、熱をさます効果があるとされる。種子は冬瓜子(とうがし)、白瓜子(はくかし)、冬瓜仁(とうがにん)などと呼ばれ、利尿剤などとして用いられる。

    シャリンバイ

    シャリンバイ(車輪梅、学名:Rhaphiolepis indica var. umbellata、 シノニムR. umbellata)はバラ科の常緑低木。東北地方南部以南~韓国、台湾までの海岸近くに野生する。また栽培されることも多い。


    特徴
    葉は楕円形で厚く、深緑色でつやがある。縁には浅い鋸歯が出ることもある。多くの場合、枝先に葉が集中する傾向がある。

    5月頃白または淡紅色の5弁の花をつける。果実は黒紫色の液果で秋から冬にかけて熟す。

    海岸に多く、日向の岩の上などに見られる。

    変異が多く、いくつかの変種が報告されているが、それらを認めるかどうかには諸説がある。葉が幅広く倒卵形のものをマルバシャリンバイ、幅の狭いものをタチシャリンバイと言うが、これらについては中間型があって区別しがたい。栽培されているものには国外産のものもあるが、それらの種名も判断が難しいようである。また東南アジアからインドに分布するRhaphiolepis indica の変種ともされる場合がある。和名は枝の分岐する様子が(葉の配列の様子とも)車輪のスポークのようで花が梅に似ることから。

    奄美大島では大島紬の染料に使われる。また、乾燥や大気汚染に強いことから道路脇の分離帯などに植栽される。

    サトイモ

    サトイモ(里芋)は、サトイモ科の植物。学名は、Colocasia esculenta Schott。マレー地方が原産と言われる。茎の地下部分(塊茎)を食用とする。また、葉柄は、芋茎(ズイキ)といい食用にされる。水田などの水分含量の高い重粘な土質で日当たり良好かつ温暖なところが栽培に適する.主要な品種は小芋系統(小芋が多数できる)の‘石川早生’品種群で,生産の8割以上を占めるとされている.他にズイキ用(葉用)の‘赤ズイキ(八頭)’や京料理に使う海老芋用の品種である‘唐ノ芋’,小芋系統で比較的耐寒性がある‘えぐいも’群,親芋(親芋が太り,小芋はほとんどできない)系統の‘筍芋’などがある.

    熱帯アジアを中心として重要な主食になっている多様なタロイモ類のうち、最も北方で栽培されているものである。日本には縄文時代に伝わったとされる。山地に自生していたヤマイモに対し、里で栽培されることからサトイモという名が付いたとされる。栽培は比較的容易である。

    晩夏から秋にかけて収穫される。地味な存在ながら、煮物の材料として、日本では非常に一般的な存在である。各地の芋煮会、いもたき(又はいもだき)の主材料でもある。親イモに寄り添うように、子イモ、孫イモとたくさんのイモができることから、子孫繁栄の縁起物として正月料理等にも用いられる。

    でんぷんを主成分とし、低カロリーで食物繊維も豊富である。独特の「ぬめり」があるが、これはムチン、ガラクタンという成分によるもので、ムチンには消化促進、ガラクタンには免疫力向上作用があるとされる。生ではえぐみないし渋みが強い.これはある種のタンパク質が付着したシュウ酸の針状結晶が多数あるためで,その結晶が口腔内に刺さることにより引き起こされる.このため加熱等でタンパク質を変性させることにより渋みは消える.

    繁殖
    サトイモは花を咲かせないと言われるが、実際には着花することがある。着花する確率は品種間の差が大きく、毎年開花するものからホルモン処理をしてもほとんど開花しないものまで様々である。着蕾した株では、その中心に葉ではなくサヤ状の器官が生じ、次いでその腋から細長い仏炎苞を伸長させてくる。仏炎苞は淡黄色で鑑賞価値はほとんどない。花は仏炎苞内で肉穂花序を形成する。

    サトイモの多くの品種は3倍体や5倍体などの高次倍数体であるため、着果はほとんど見られないが、2倍体品種ではよく着果する。

    種子はウラシマソウなどと比較してかなり小さいが、採種後乾燥させることなく直ちに播種することにより容易に実生苗が得られる。実生苗は成体と比較して相当小さく、生育させるためにはかなりの手間を要する。そのため、種子繁殖は品種改良等の目的で行われることがあるが、経済栽培で行われることはほとんどない。

    人為的増殖は、もっぱら親株から分離した種芋を植えることによって行われる。


    サトイモ畑
    主産地
    千葉県(生産量1位)
    宮崎県
    鹿児島県

    サトイモを使った主な料理
    がめ煮(筑前煮)
    芋煮
    芋がら縄
    芋棒
    簡単な調理法として、丸ごと茹でて皮を剥き、塩や醤油をつけて食べるということも行われる。

    スモモ

    スモモ(酢桃、李、学名:Prunus salicina)はバラ科サクラ属の落葉小高木。中国原産。

    スモモの果実はモモに比べて酸味が強いことが、和名の由来となっている。漢字では「李」とも書かれる。英語では「prune(プルーン)」、「plum(プラム)」などと呼ばれる(ただしウメも「プラム」と呼ばれることがある。)。古くから日本に伝わっており、和歌などにも詠まれる。農園で栽培される他、自生しているものもある。


    特徴
    花期は初春。果実はスモモ系は6月下旬から8月上旬、プルーンの系統は9月頃収穫できる。果実は紅や黄色、果肉は淡黄色や紅色など品種によって異なる。代表的な品種としては「大石早生」、「ソルダム」、「サンタローザ」、「メスレー」、「太陽」など。比較的新しい品種では「紫峰」、「月光」、「貴陽」、「秋姫」、「いくみ」などがあり、これらの品種は従来種より糖度が高く、生食用に品種改良されている。日本での主産地は山梨県など。

    「スモモも桃も桃のうち」という言葉が有るが、桃とは異なる種である。 同じバラ科サクラ属の梅、杏、桃の花粉を利用して人工授粉させることができる。


    収穫高上位(日本)
    ※2005年度(平成17年度)

    全国1位 山梨県 全国シェア35%(9340トン)
    全国2位 和歌山県 全国シェア15%(3920トン)
    全国3位 長野県 全国シェア13%(3480トン)

    アカギ

    アカギ(赤木)は、トウダイグサ科の常緑高木である。

    別名 カタン
    分布 沖縄・小笠原 東南アジア。
    小笠原のものは移入である。固有種からなる在来の植生を駆逐することが懸念されている。
    樹高 15~25m
    樹皮は細かく割れて剥がれる。全体に赤みを帯びている。
    沖縄本島南部の石灰岩地帯においては、極相林を形成する樹種の一つである。那覇市首里の周辺は、第二次世界大戦以前には、アカギの大木からなる森があちこちにあったとされるが、戦火によって焼け落ち、現在では金城町の一部に残っているにすぎない。なお、焼けた大木が首里城前に一本だけ残されている。その木のてっぺんにはアコウが根を下ろしており、バスガイドはそれを「大木に寄生しております」と紹介するのが常である。
    葉  3出複葉、互生。葉は厚手で、濃緑色、つやがある。
    花  雌雄異株。春、葉腋に円錐花序の黄緑色。
    果実 直径1~1.5cmの球形、
    用途
    樹木 街路樹、庭木、防風樹、
    材  赤く、白色の木目があって美しく家具、建築、器具。
    果実 食用

    ザクロ

    ザクロ(石榴、柘榴、若榴 Punica granatum)は被子植物のザクロ科の唯一の属であるザクロ属の小高木、もしくはその果実。原産地はイラン東部から北インドのヒマラヤ山地。

    果実の赤く硬い外皮を割ると赤く透明な果肉(仮種皮)の粒が無数に現れる。果肉一粒ずつの中心に種子が存在する。

    花は子房下位で、蕚(がく)と花弁は6枚、雄蕊は多数ある。果実は秋に熟す(花式図参照)。

    分類
    現存するザクロ科(Punicaceae)の植物はザクロのほか、イエメン領ソコトラ島産のソコトラザクロ(P. protopunica)の2種のみである。近年発達した分子系統学によるAPG植物分類体系ではミソハギ科(Lythraceae)に分類される。


    利用

    盆栽
    日本では庭木、盆栽など観賞用に栽培されることが多く、矮性のヒメザクロ(鉢植えにできる)や八重咲きなど多くの栽培品種があり、古典園芸植物のひとつでもある。

    薬能
    石榴根皮、苦楝皮、檳榔子
    果皮を乾燥させたものは石榴果皮(せきりゅうかひ)と言う。成分としてアルカロイド、イソペレチェリン、タンニン等を含有。
    煎じて飲むと下痢止めや有鉤條虫駆除薬の虫下しになるが、副作用が強く最近は利用されない。
    ラットなどを用いた動物実験では、有効効果の報告もあるが人間での確認は、まだこれからである。

    健康ブーム
    果汁にエストロゲンが含まれるとして2000年頃ブームとなったが、国民生活センターの試験では検出されていない。[1]また、血流改善効果、美容効果や抗ガン作用効能をうたった商品があるが有効性は科学的に確認されていない。クロザクロの種子の有効性は海外で研究が行われている。[要出典]




    料理など

    イランのザクロのスープ、アシェ・アナールグレナデン・シロップ(ザクロのシロップ)
    シリアとレバノンでは、ザクロの果汁を濃縮して料理の味付けやサラダドレッシングとして用いる。
    中東、北インド、メキシコなどでは、果肉の粒を煮込み料理やデザート、料理の飾り付けに用いる。
    ケーキ
    果実のしぼり汁で磨くと湯気でも鏡が曇らないといわれ、風呂の鏡を磨くために用いた。そこから風呂への入り口を柘榴口という。屈み入ると鏡鋳る(鏡を磨くこと)とを掛けたものともいう。

    文化
    初夏に鮮紅色の花を咲かせ、他の樹木が緑の中で目立つため中国の詩人王安石は、『万緑叢中紅一点』と詩に詠んだ。
    花言葉は円熟の美。子孫の守護。イギリスでは馬鹿という花言葉を与えられている。
    色が似ているガーネットを柘榴石と呼ぶ。
    人肉の味に似ているという俗説がある。以下の神話はそれを示唆しているものと思われる。

    神話
    お釈迦様が、子供を食う鬼神「可梨帝母」に柘榴の実を与え、人肉を食べないように約束させた。以後、可梨帝母は 鬼子母神として子育ての神になった。
    ギリシャ神話において冥王・ハーデスにつれ攫われたペルセフォネはザクロを口にしたことで1年のうち一定期間を冥界で過すこととなり、母・デメテルはその期間嘆き悲しむことで冬となった。

    デイゴ

    デイゴ(梯梧 Erythrina variegata)はマメ科の落葉高木。インド原産。春から初夏にかけて咲く赤い花が有名。沖縄県の県花でもある。デイコ、エリスリナともいう。

    海紅豆が別名とされることが多いが,これは別種のアメリカデイゴ(鹿児島県の県花)のこと。

    落葉性とはいっても、冬に全木が落葉することはあまりなく、花が咲く枝が落葉する傾向がある。花は枝先に穂状に出る。葉は大きな幅の広い葉を3枚つける三出複葉で、クズの葉に似ている。

    木は太くなる。あまり高くならず、横に枝を張る傾向がある。公園や街路樹としてよく栽培されるが、根本や根からも芽が出るので、人家の庭に植えられることは少ない。材は柔らかく、加工しやすいため、漆器材料として使われる。

    琉球大学で学生が配っている合格電報の文面は”デイゴ咲く”。

    篤姫 第17話 予期せぬ縁組

    篤姫 第17話 予期せぬ縁組

    [pandora]

    篤姫(宮崎あおい)の江戸城大奥へのお輿入れが翌年早々と決まり、江戸の薩摩藩邸は華やいだ雰囲気に包まれていた。西郷(小澤征悦)は、篤姫の嫁入り道具の選定を命じられて奔走するが、幾島(松坂慶子)にはもっと質の高いものを用意するようにと突き返され続ける。そんな折、尚五郎(瑛太)がようやく江戸詰めに選ばれる。初めての江戸暮らしに尚五郎は驚くばかり。斉彬(高橋英樹)に身近に接し、お庭番として活躍している西郷の姿にも刺激され、蘭学等の勉強に励む。

    しかし、わずか数か月後、尚五郎は斉彬に呼ばれ、予期せぬ重大な命令を受ける。小松清猷(沢村一樹)が赴任先の琉球で病死したため、尚五郎は清猷の妹・お近(ともさかりえ)と結婚し、小松の家を継ぐようにというのだ。あまりの突然な縁組に驚きを隠せない尚五郎に、斉彬は篤姫との面会を特別に計らう。篤姫と久しぶりに囲碁を打つ尚五郎。すっかりと御台所にふさわしい落ち着きを身につけた篤姫の成長ぶりを目の当たりにし、尚五郎も自らの運命に覚悟を抱く。

    尚五郎が去った江戸の薩摩藩邸では、お輿入れの準備も大詰めを迎えていた。そんなある夜、突如、江戸の町を大地震が襲う……。

    マレーシア、遺伝子操作を加えた蚊の自然界放出を計画

    マレーシア、遺伝子操作を加えた蚊の自然界放出を計画


    【Technobahn 2008/4/29 01:21】マレーシア政府が蚊を媒介とした伝染病対策のために遺伝子操作を加えたオスの蚊を自然界に放出する計画であることが25日までに地元紙の報道により明らかとなった。

     26日付けのニューサンデータイムズ紙の報道によりと、マレーシア政府は近くクタム島(Ketam island)で遺伝子操作を加えた蚊の放出実験を行う予定だ。

     報道によると蚊に対する遺伝子操作は英バイオテクノジー企業、Oxiter社が製作したもので、このオスの蚊と交配した自然界のメスの蚊は生んだ幼虫は生後まもなく死亡するとしている。

     遺伝子操作を加えた穀物は一部で生産や食用が認められているが、遺伝子操作を加えた生物を自然界に意図的に放出するというのはこれまでに行われたことはない。

    三味線

    三味線(しゃみせん)は、日本の有棹弦楽器。もっぱらはじいて演奏される撥弦楽器である。四角状の扁平な木製の胴の両面に皮を張り、胴を貫通して伸びる棹に張られた弦を、通常、銀杏形の撥(ばち)で弾き演奏する。

    概説
    成立は15世紀から16世紀にかけてとされ、和楽器の中では、比較的歴史が浅いと言える。基本的にはヘラ状の撥を用いるが、三味線音楽の種目により細部に差異がある。近世邦楽の世界、特に地唄・筝曲の世界(三曲)等では「三弦(さんげん)」、または「三絃」と呼称し、表記する事も多い。雅語として「みつのお(三つの緒)」と呼ばれることもある。沖縄地方では三線(さんしん)とも呼ぶ。

    楽器本体は「天神」(糸倉)、「棹」(ネック)、「胴」(ボディ)から成り、さらに棹は上棹、中棹、下棹の3つに分割出来るものが多く、このような棹を「三つ折れ」という。これは主に収納や持ち運びの便のため、また棹に狂いが生じにくくするためであるが、分割されていないものもあり「延棹(のべざお)」と称する。逆に5つ以上に分割できるものもある。

    素材には高級品では紅木(こうき)材(インド産)を用いるが、紫檀(したん)、花林(かりん)材(タイ・ミャンマー・ラオスなどの東南アジア産)の棹もある。以前は樫、桑製も多かった。最近一部ではスネークウッドを使うこともある。特殊なものとして白檀(びゃくだん)や鉄刀木(たがやさん)を使うこともある。固く緻密で比重の高い木が良いとされる。胴は全て花林製だが昔は桑、ケヤキのものもあった。上級品では、内側の面に鑿(のみ)で細かな模様を一面に彫り込む。これを「綾杉」といい、響きを良くするといわれている。

    皮は一般に猫の腹を使用していたが、高価な事と生産量の減少により現在は稽古用など全体の7割程度が犬の皮を使用している。 また津軽三味線は例外を除き犬皮を使用する。 合成製品を使用する場合もあるが、音質に劣るため好まれない。 雌猫は交尾の際、雄猫に皮を引っ掛かれてしまうため雌猫の皮を用いる場合は交尾未経験の個体を選ぶ事が望ましいと言われているが、実際には交尾前の若猫の皮は薄い為、傷の治ったある程度の厚みの有る皮を使用することが多い。

    糸(弦)は三本で、絹製。津軽三味線に関しては、ナイロン・テトロン製の糸を用いる事もある。太い方から順に「一の糸」「二の糸」「三の糸」と呼ぶ。それぞれ様々な太さがあり、三味線音楽の種目ごとに使用するサイズが異なる。

    通常、一の糸の巻き取り部の近くに「さわり」と呼ばれるしくみがある。これは一の糸の開放弦をわずかに棹に接触させることによって「ビーン」という音を出させるもので、倍音成分を増やして音色に味を付け、響きを延ばす効果がある。これによって発する音は一種のノイズであるが、三味線の音には欠かせないものである。「さわり」の機構を持つ楽器は琵琶など他にもあるが、三味線の特徴は一の糸のみに「さわり」がついているにもかかわらず、二の糸や三の糸の特定の押さえる場所にも(調弦法により変化する)、共鳴によって同様の効果をもつ音があることである。これにより響きが豊かになるとともに、調弦の種類により共鳴する音が変わるので、その調弦法独特の雰囲気をかもし出す要因ともなっている。「東さわり」と呼ばれる棹に埋め込んだ、螺旋式のさわりもある。


    調弦
    三味線にあっては、調弦は複数のパターンがあり、ヴァイオリン等と異なり、曲によって、また曲の途中でも調弦を変化させる。基本の調弦は次の通りである。調弦法が多種あるのは、異なる調に対応するためと、響きによる雰囲気の違いのためである(詳しくは「地唄」を参照)。

    本調子 - 一の糸に対し、二の糸を完全4度高く、三の糸をオクターブ高く合わせる。一の糸がCならば二の糸はF、三の糸は高いCとなる。
    二上がり - 一の糸に対し、二の糸を完全5度高く、三の糸をオクターブ高く合わせる。本調子の二の糸を上げるとこの調子になる事から。沖縄では「二上げ」と言う。C-G-Cとなる。
    三下がり - 一の糸に対し、二の糸を完全4度高く、三の糸を短7度高く合わせる。本調子の三の糸を下げるとこの調子になる事から。沖縄では「三下げ」と言う。C-F-B♭となる。

    種類
    伴奏する内容に合わせて幾つかの種類がある。一般に、細棹・中棹・太棹に大別される。

    長唄三味線:細棹。象牙製の撥を用いる。歌舞伎音楽等で使用。
    義太夫三味線:太棹。大きく厚い撥を用いる。浄瑠璃等で使用。
    常磐津三味線:中棹。
    清元三味線:中棹。
    地唄三味線:中棹。高いポジションを多用するため、棹の胴との接合部が他の三味線とは異なっている。「津山撥」という象牙製の撥を用いる。
    地唄の三味線自体は「三弦(三絃)」と呼ばれる事が多い。「三曲」とも呼ばれ、地歌及び箏・胡弓・尺八との合奏に使用。

    新内三味線:中棹。爪を用い、立って演奏する「新内流し」が有名。
    柳川三味線(京三味線):三味線の最も古い形。細棹より更に細い。
    津軽三味線:太棹。先端が鼈甲製の小ぶりの撥を用いる。津軽民謡の伴奏に使用。
    三線(サンシン):琉球列島、現在の沖縄県全域と鹿児島県の南端島嶼部で用いられる。インドネシアニシキヘビの皮と、黒檀製漆塗りの棹に特徴がある。撥は用いず、水牛の角で作られた爪で弾く。
    ゴッタン:鹿児島県に残る楽器。杉板で作られ、皮を張らずに板張りされている。

    歴史・関連楽器
    三味線は楽器分類学上「リュート属」に属し、その中でも胴に長い棹を差し込んだ形状をしており、このような楽器は世界各地に見られ、ギターやシタールも同じ仲間と見なされている。いっぽう同じリュート属でも琵琶やリュートなど棹と胴が一体化もしくはそれに近いものとは別の系統とされる。

    楕円形の胴に革を張り、棒状の長い棹を取り付けたリュート属弦楽器は、すでに古代エジプトの壁画に見られる。しかしこれが三味線の直接的な祖先かどうかは分からない。一方同じような楽器が中国秦代にも現れ、やがて奚琴となり、トルコ族によって中東に伝えられてラバーブになった。このラバーブが後に中東及びイラン(ペルシャ)のセタールとなったという説がある(胡弓演奏家・原一男による「擦弦楽器奚琴起源説」)。これは「3つの弦(糸)」の意であり、これが三味線の祖先とされる。のち中国に入り、三弦(サンシェン)が生まれる。琉球王国と中国(福州)との貿易により琉球にもたらされ、三線(サンシン)となった。これが三味線の原型という説もある(中国の三弦そのものが琉球経由で日本に入ったとする説もある)が、その後三線は本土の三味線から逆影響を受けて完成した。このような理由にもより、沖縄県では今でも中国風に「サンシン」と呼んだり、日本風に「シャミセン」と呼んだり、二つの呼称が併存している。

    16世紀末、琉球貿易により堺に中国の三弦がもたらされ、短期間の内に三味線へと改良された。豊臣秀吉が淀殿のために作らせた三味線「淀」が現存するが、華奢なものの、すでに基本的に現在の三味線とほとんど変わらない形状をしている。外国楽器である三弦から三味線への改良に関しては、当道座の盲人音楽家との関連が重要である。三弦が義爪を使って弾奏していたのを改め、三味線の弾奏に彼らが専門としていた「平曲(平家琵琶)」の撥を援用したのもそのあらわれである。また琵琶の音色の持つ渋さや重厚感、劇的表現力などを、本来どちらかといえば軽妙な音色を持つ三味線に加えるために様々な工夫がなされたものと思われる。とくに石村検校は三味線の改良、芸術音楽化、地歌の成立に大きく関わった盲人音楽家であろうと言われる。 こうして軽重哀楽を様々に幅広く表現することのできる楽器となり、江戸時代に入るとすぐ、石村検校らにより最初の三味線音楽種目である地歌が生まれる。また語り物である浄瑠璃にも取り入れられ、三味線音楽は「歌いもの」「語り物」の二つの流れに大きく分かれ、更に分化を繰り返して大きく発展していく。また都市の芸術音楽から流行歌、やがて地方の民謡にまで盛んに使われるようになり、こうして様々な近世邦楽をリードし支え、それと同時に更なる改良が加えられ、日本を代表する弦楽器となった。

    日本音楽史上、一般民衆が楽器を手にするのは、神楽の笛、太鼓、鈴を除けば、三味線を待たなければならなかった。


    三味線に関する言葉
    相手を惑わすことを「三味線を弾く」という。本来は「口三味線を弾く」、つまり口で三味線の音色を真似る事から、偽物、虚言という意味。たとえば「マージャンで、実際の手とは全く異なる手が出来ているように言い、相手を油断させたり警戒させたりする」「モータースポーツの予選でのかけひきで、実力よりはるかに遅いタイムを出してライバルチームを油断させる」など。
    シャミセンガイは触手動物門腕足綱無穴目シャミセンガイ科に属する動物。殻を胴、長い尾を棹に見立てたもの。
    ナズナ(アブラナ科の植物)の俗名として「ペンペン草」がある。これは果実が三味線の撥に似ているため、三味線音の擬音「ペンペン」を冠したもの。

    関連項目
    ウィクショナリーに三味線の項目があります。石村近江 - 江戸時代の三味線製作者
    ワッシー・ヴィンセント・ジュニア - 富士松ワッシーの名で黒人初の名取りとなる。
    風が吹けば桶屋が儲かる

    三線

    三線(さんしん)は三本の弦(糸)をもつ楽器(弦楽器、特に撥弦楽器に分類される)で、沖縄県および鹿児島県の奄美地方で広く使用されている。琉球三味線とも。 中国の三弦(サンシェン)を起源とするという。16世紀には堺に伝わり、三味線のもとになったといわれる。

    本体
    本体は棹(ソー)、胴(チーガ)、糸巻き(カラクイ・ムディ)から構成され、その他に手掛け(ティーガー)、絃(チル)、駒(ウマ)、糸掛け(チルドゥミ)などが付属する。

    三線の音は棹(ソー)で決まると言われ、価格もその質で決まる。棹の材質は重みがあって狂いの出にくい黒木(クルチ)<黒檀を第一とし、中でも八重山産の黒木(エーマクルチ・標準和名はリュウキュウコクタン)を珍重するが、昨今は八重山の黒木は採り尽くされているので、台湾やフィリピンなどに産する南方黒木(カミゲン)やカマゴンと呼ばれる木材が多く使われている。そのほかにはユシギ(イスノキ)も多く用いられる。また、近年は内地の三味線に使われる花梨や紫檀でも作られる。ごく低価格の三線では桑木などの硬木が用いられる。通常、棹の表面は黒く漆塗りされるが、黒木や花梨で棹を作る場合は、木目や色合いを生かすためにスンチー塗り(春慶塗)と呼ばれる透明の漆塗りを施すことが多い。また、奄美地方では塗りを施さない木地のままの棹を好む人も多い。なお、内地の三味線とは異なって、棹は分割できないのが普通である。内地の三味線に見られる「さわり」は三線にはない。棹の形状から、真壁(マカビ)型、与那城(ユナグシク)型、南風原(フェーバル)型、知念大工(チニンデーク)型、平仲知念型、久葉の骨(クバヌフニ)型、久場春殿(クバシュンデン)型など七種類の形に分かれるが、それぞれの型はいくつかの形に細分されるものもある(江戸与那など)。真壁型が最も多く、現在作られているものも大半が真壁型である。また、開鐘(ケージョウ)と呼ばれる名器はすべてこの真壁型である。近年は新しい型の棹を作る試みもなされている(例:又吉真栄によるマテーシ千鳥・マテーシ鶴亀など)。

    蛇皮線(じゃびせん)と本土で呼ばれることもある(沖縄では言わない。沖縄では三線「サンシン」、あるいは単に三味線「シャミセン」と言い、奄美地方の方言では「サンシル」、或いは「サミシル」と言う。)ように、ヘビの皮(現在はニシキヘビの皮革が使われる。)をチーガ(胴)の表裏に張ってあり、竹製のウマ(駒)を立てて胴から弦を浮かせる。最近では人工皮を張ったものや人工皮の上に本皮を張った二重張りとか強化張りと呼ばれるものも普及しつつある。人工皮はその性質上高く鋭い音になりやすいので、好みの別れるところである。ただし、人工皮でも張り方次第でかなり柔らかい音にできる製作者もいるため、オーダーメイドの場合はある程度の調整が可能な場合もある。尚、奄美地方では沖縄に比べて薄い皮を強く張った三線を好んで用いる。

    過去には蛇の本皮に手が出ない庶民が用いた渋紙(芭蕉の渋を塗って強化した紙)張りの三線や、第二次世界大戦後の物資の乏しい時期に製作された馬の皮張り、セメント袋張り、米軍払い下げの落下傘生地を何枚も貼り合わせて張った三線も存在した。また空き缶を胴とする「カンカラ三線」(かんからさんしん)と呼ばれるものも代用品として製作された。カンカラ三線は近年になって学校教育でも用いられ、また手軽なお土産としても人気を博している。また最近はエイサーに用いられるパーランクーに棹をつけ弦を張った「パーランクー三線」も人気が高い。

    派生として、棹を2本にしたものやエレキギターの構造を用いたものがある。

    弦(チル)は太い方からそれぞれ、ウーヂル(男弦)/ナカヂル(中弦)/ミーヂル(女弦)と呼ぶ。 弦は本土の三味線と違って白色である(奄美のものは黄色。これは昔、音に張りを与えるため、弦に卵黄を塗った名残である。沖縄ではウーシマヂル/大島弦と呼ぶ)。


    演奏の流派など
    演奏は琉球王朝の宮廷音楽として発達した古典と、庶民の間に歌い継がれてきた民謡とに大きく分けられる。


    民謡 民謡はさらに、本島の民謡、宮古民謡、八重山民謡などに分けられる。

    古典 それぞれ19世紀の演奏家に端を発する野村流と安冨祖(あふそ)流の二大流派があり、そのほかに湛水流という古典の原点的な流派もある。

    ちなみに、古典と言う呼称は、近代に入って、継承や保存という意識が強まることによって生まれた。仲宗根幸市は、楽曲の種類によって大節とか端節などと呼ばれていたものをまとめて古典と呼ぶようになったのが、いつごろか、はっきりしないとしつつ、おおよそ大正末ころではないかと推測されている。


    奏法
    演奏時は水牛の角などでできたチミ(爪/撥)を人差し指にはめて、弦をはじくことにより音を出す。ただし現代ではギターのピックを使うことも多く、また人差し指の爪を使って弾く奏者もいる。奄美では竹製の細長い撥を使う。

    沖縄では基本的に上から下へ撥を下ろす奏法(ダウンストローク)で弾かれるが、奄美では下から上に弾き上げる奏法(アップストローク)が多用される。内地の三味線と異なって、沖縄では撥で胴を叩かないが、奄美では竹製の撥で胴を叩く奏法もある。楽譜はチブドゥクル(壺)あるいは勘所と呼ばれる弦を押さえる場所や、タイミング、弾き方を文字で表した工工四(クンクンシー)と呼ばれる縦書き譜が用いられる。


    関連文献
    『唄に聴く沖縄 』(松村洋)「白水社」

    三島村

    三島村(みしまむら)は、薩摩半島南端から南南西約40kmの位置にあり、竹島・硫黄島(鬼界ヶ島)・黒島の有人島と、新硫黄島、デン島の無人島から成り立つ。

    歴史
    戦前まではトカラ列島の7島(現在の鹿児島郡十島村(としまむら))を含めた大島郡十島村(じっとうそん)の一部であったが、米軍の占領政策により北緯30度線(屋久島と口之島の間)で分断され、村役場のあった中之島と切り離された為、残った3島だけにより仮の十島村役場を鹿児島市に設立(当初の職員数は僅か3名)、鹿児島郡の管轄下に入る。1952年(昭和27年)2月10日に7島が日本に返還され、改めて十島村が設立された後も3島は統合せず、三島村として完全に分離する。

    1973年(昭和48年)、大島郡から鹿児島郡に郡変更がなされ、現在に至る。

    村役場が鹿児島市に置かれている理由としては、行政機能の能率を上げる為による。いずれかの島に役場を置くより、県都であり生活圏である鹿児島市に置いていた方が、国や県との折衝がやりやすく、また住民にしても、各種申請が行いやすいという理由がある。また、交通手段を村営船のみに頼っている為、欠航等により鹿児島市に足止めされた場合でも、村役場の助けをもらえるという利点もある。

    ただし、役場職員のほとんどが村内に住所を持たないため、村長選や村議会選の選挙権が無く、また税が村に入らないなどの問題がある。


    地理
    南西諸島の最北端に属する。

    竹島:面積4.20km² 周囲9.7km 人口112人
    硫黄島:面積11.65km² 周囲14.5km 人口142人
    黒島:面積15.37km² 周囲15.2km 人口215人

    行政

    村の行政機関
    硫黄島出張所  鹿児島郡三島村大字硫黄島
    竹島出張所  鹿児島郡三島村大字竹島
    大里出張所  鹿児島郡三島村大字黒島
    片泊出張所  鹿児島郡三島村大字黒島
    大里ふるさとセンター  鹿児島郡三島村大字黒島
    片泊ふれあいセンター  鹿児島郡三島村大字黒島
    三島開発総合センター  鹿児島郡三島村大字硫黄島
    なお三島村には常備消防はなく火災等災害時は消防団が対応する 救急に関しては診療所に配置されている患者輸送車(軽ワゴン車)で対応し 重症患者はヘリコプターにより 昼間は鹿児島県消防防災航空隊 夜間は海上自衛隊鹿屋救難飛行隊 例外的に第10管区海上保安本部鹿児島航空基地の所属機も使用される


    県の行政機関
    鹿児島県警察:鹿児島中央警察署硫黄島駐在所  鹿児島郡三島村大字硫黄島
    硫黄島へき地診療所  鹿児島郡三島村大字硫黄島80-80
    黒島診療所  鹿児島郡三島村大字黒島片泊135
    竹島へき地診療所  鹿児島郡三島村大字竹島7
    硫黄島福祉センター  鹿児島郡三島村大字硫黄島

    郵政
    硫黄島郵便局  鹿児島郡三島村大字硫黄島89-14
    鹿児島中央郵便局黒島分室  鹿児島郡三島村大字黒島15
    片泊簡易郵便局  鹿児島郡三島村大字黒島字片泊135
    鹿児島中央郵便局竹島分室  鹿児島郡三島村大字竹島
    いずれもゆうちょ銀行ATMは設置されていない。
    集配を行うのは日本郵便鹿児島支店である。

    三島村役場(鹿児島市に所在)
    近隣自治体
    枕崎市
    指宿市
    西之表市
    南さつま市
    南九州市
    肝属郡:南大隅町
    熊毛郡:中種子町、南種子町、屋久島町

    地域

    教育

    小・中学校
    竹島小中学校(竹島)
    大里小中学校(黒島)
    片泊小中学校(黒島)
    三島小中学校(硫黄島)

    高等学校
    村内に高校はなく、ほぼ全員が鹿児島学区に進学する。

    文化施設
    みしまジャンベスクール 鹿児島郡三島村大字硫黄島
    冒険ランドいおうじま(鹿児島市立施設) 鹿児島郡三島村大字硫黄島

    電話番号
    市外局番は村内全域が「09913」。同一市外局番の地域との通話は市内通話料金で利用可能(硫黄島MA)。収容局は硫黄島局および硫黄島黒島局。


    郵便番号
    郵便番号は村内全域が「890-09xx」(鹿児島中央郵便局)である。


    交通機関
    ウィキメディア・コモンズには、三島村 に関連するカテゴリがあります。村営定期船 みしま:鹿児島-竹島-硫黄島-黒島(大里)-黒島(片泊)
    ※約1196トン、最高19.1ノット、全長89.5m、定員200人。ほぼ一日おきに運行。鹿児島新港、黒島片泊港でそれぞれ一泊する(運行ダイヤについては村役場へ問い合わせの事)。
    薩摩硫黄島飛行場

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