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    2009年7月22日(水)午前11前くらいから観測される皆既日食。
    日本で、皆既日食が観測できるのは、奄美大島の北部・喜界島・屋久島・種子島の南端・トカラ列島・硫黄島・北硫黄島・南硫黄島といった東シナ海に浮かぶ島々のみ。
    その中でも悪石島では、6分25秒。
    喜界島では、1分41秒。(午前10時57分ごろ~10時59分ごろ)

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    フキバッタ

    フキバッタ(蕗飛蝗)は、バッタ科フキバッタ亜科 Melanoplinae に分類されるバッタの総称である。なお前胸腹板突起(通称「のどちんこ」)があり、同様の突起を持つツチイナゴ亜科やイナゴ亜科その他とともに独立のイナゴ科 (Catantopidae) として分類される場合もある。




    [編集] 分布
    世界では120属890種以上が知られ、全北区、東洋区、新熱帯区に分布する。代表的な属であるサッポロフキバッタ属 Podisma はユーラシア、北米大陸)に16種ほどが分布する。日本では北海道にサッポロフキバッタ(札幌蕗飛蝗、学名 Podisma sapporensis sapporensis)など3種1亜種が分布する。

    また、バッタ相が比較的貧相な日本において、各地で種分化しているミヤマフキバッタ属 Parapodisma は(日本、朝鮮半島)など東アジアに固有の属である。日本からは13種程度が知られるが、ほとんどの種が日本固有種で、本州、四国、九州の各地に分布するが、分布域が限定される種が多い。


    [編集] 特徴
    身体はメスの方が大きめで、一般にオスの体長は 25mm 前後、メスでは 30mm 前後だが、個体や地域によって差異は大きく、中には 40mm を超える個体も存在する。その体型は、腹が長く細長く見えるものから、腹が短く詰まって見えるもの、腹の先が上に反り返っているものなど様々である。触角は概ね 10mm 以下。

    その姿は一見するとイナゴ(イナゴ亜科)に似るが、ほとんどの種は翅が退化しており、飛ぶことはできない。一般に、胸に退化した翅の跡が残るが、その長さは腹を覆うほど長いものから、ほとんど無いものまで、多様である。イナゴ亜科との違いは、後腿節の後端の側葉(そくよう:二股に見える部分)が尖らないことや、後脛節の先端部外面に不動棘(関節なしに直接生える棘)がないことなどである。ハネナガフキバッタなどは翅が長いため特にイナゴ類に似るが、これらの点で区別することができる。

    体色は緑色を基調とし、背筋が茶色になるものもある。眼の後ろに黒線が入るが、この線の長さは頭部で止まるものから腹まで続くものまで様々で、その様子も種の識別の目安になる。

    脚も緑色だが、模様が入らないもの、黒い模様が入るもの、赤くなるものなど様々である。他のバッタと同様、その脚で跳ねることができるが、オンブバッタなどに比べると動きは活発でなく、のんびりしているものが多い傾向がある。

    これらの特徴は地域等により様々に分化しており、大まかな外見だけで種を特定するのは困難であるが、体長 25 - 40mm 程度で、外見がイナゴに似ていて翅が退化して飛べないものは、多くの場合フキバッタ類であることが多い。実際の種の同定では主に交尾器の形態が重要視され、特に雄の交尾器に種の特徴が出る。しかし、一部の種を除けば比較的分布が限られるものが多いため、生息地からある程度の種を絞ることができる。


    [編集] 生態
    成虫は年に 1回、夏から秋にかけて発生する。

    フキの葉を好んで食べることからこの名が付いたが、他にもクズやフジバカマなどの広く柔らかい葉を好んで食べる。これらの食草が生い茂る、林縁や落葉広葉樹林などの明るい林床などに生息する。

    なお、ヤマトカスミニクバエ (Blaesoxipha japonensis) などニクバエの幼虫に捕食寄生される場合があることも近頃の研究で判明している。その他詳細は不明ながらヤドリバエ科やツリアブ科などの寄生を受けている可能性もある。


    [編集] 日本の種
    かつては北海道に生息する種をフキバッタ(サッポロフキバッタ、学名 Podisma sapporense)、本州以南の種を一括してミヤマフキバッタ(深山蕗飛蝗、学名 Parapodisma sp.)と大きく分類されることが主流であったが、近年研究が進んだところミヤマフキバッタに一括されていた中にも地域等により形態的差異があることが明らかになってきたことから、次のように分類されるようになった。

    フキバッタ類は翅が退化し飛べないために個体の移動範囲が狭く、そのため地域毎の分化が進んでいったと考えられている。メダカなどと同様に遺伝的にも地域毎に分化が進んでおり地域固有種が存在すると考えられていること、生殖隔離が不完全である(種間交雑により雑種が生まれやすい)と考えられていること、そもそも情報不足であることなどから、今なお相次ぐ丘陵地の人為的開発による破壊や雑木林など里山的環境の退廃、遺伝子汚染などにより地域固有種が失われる可能性もあり、地域の絶滅危惧種に指定されている場合も多い。

    現在は主に下記の種に分けられると考えられているが、フキバッタ類は地域毎の分化が進んでいてその境界が不明瞭なことから、種の特定が大変難しく、そもそも何種に分類されるべきかも確定していない。一時期は地域毎に独立種とする見方もあり、下記の種は大まかな分布地域によって判断されていたが、最近ではある程度の生殖隔離があるものを種とする考え方により、オスの交尾器の形で判断されることが主流になりつつある。

    シリアゲフキバッタ属 Aanapodisma Dovnar-Zapolskij, 1933(東アジア温帯に3種)
    シリアゲフキバッタ Aanapodisma miramae Dovnar-Zapolskij, 1933
    ロシア沿海州、朝鮮半島、済州島、日本(対馬のみ)、中国河南省。
    アオフキバッタ属 Aopodisma Tominaga et Uchida, 2001(日本固有で1属1種)
    アオフキバッタ Aopodisma subaptera (Hebard, 1924)
    青森県以南~関東山地~長野県、山梨県まで。別名:コバネフキバッタ
    ダイリフキバッタ属 Callopodisma Kanō, 1996(日本固有で1属1種)
    ダイリフキバッタ Callopodisma dairisama (Scudder, 1897)
    雄の交尾器によって3型に分けられ、それぞれ分布域を異にしている。長野県~岐阜県~愛知県一帯(東海型)、和歌山県を除く近畿(中近畿型)、中国地方東部~近畿北部(中国・北近畿型)。
    タラノキフキバッタ属 Fruhstorferiola Wilemse, 1922(東南アジアに9種)
    タラノキフキバッタ Fruhstorferiola okinawaensis (Shiraki, 1930)
    翅はある程度発達しており、腹部の2/3程度を覆う。春頃には幼虫がツワブキなどに群れているのが見られ、夏季には石灰岩地のタラノキの上に多数集まって交尾しているのが観察される。別名:オオオキナワイナゴモドキ、オオシマフキバッタ。奄美大島~沖縄本島北部。
    ハネナガフキバッタ属 Ognevia Ikonnikov, 1911(世界に2種)
    ハネナガフキバッタ Ognevia longipennis (Shiraki, 1910)
    名前のとおり発達した4枚の翅を持ちよく飛翔する。そのため外見上はイナゴ類によく似る。分布は広く、特に北の地方では個体数が多く、時に大発生することがある。多くの植物を食べるが、イネ科やカヤツリグサ科は食べない。大発生時にはマメ科やアブラナ科、ソバなどの農作物を食害するが、大きな被害には至らないことが多い。種小名はラテン語で longus(長い)+ penna(翅)の意で和名同様、発達した翅に因む。
    ミヤマフキバッタ属 Parapodisma Mistshenko, 1947(東アジアに13種以上)
    カケガワフキバッタ Parapodisma awagatakensisi Ishikawa, 1998
    ヒメフキバッタに似るが交尾器が異なり、雌が赤くなることはない。和名は静岡県の掛川に、学名は同市にある粟ヶ岳に因む。 静岡県(天竜川~大井川間)
    テカリダケフキバッタ Parapodisma caelestis Tominaga et Ishikawa, 2001
    現在のところ、日本で唯一の高地性のミヤマフキバッタ属とされる。和名は生息地の光岳(てかりだけ)に因む。南アルプス。
    ヒメフキバッタ Parapodisma etsukoana Kobayashi, 1986
    カケガワフキバッタに似ているが交尾器で区別される。雌の腹部は赤味を帯びるが、メスアカフキバッタの生息地に隣接する個体群では全身が赤くなり、分布の西南限では全身が緑色になるという。人名に因むらしい種小名の由来については原記載に説明されていない。福島県南部~関東甲信越~近畿北東部及び三重県の一部。
    キイフキバッタ Parapodisma hiurai Tominaga et Kano, 1987
    ブナ林などの湿潤な環境に生息する。紀伊半島の山地。
    ミカドフキバッタ Parapodisma mikado Bolivar, 1890
    雄の尾肢は先端に向かって広がり端部が裁断状となるのが分かりやすい特徴。湿潤な環境を好み、森林限界まで生息する。分布が広く、それに応じて地理的変異も多い。サハリン、国後島、北海道、東北、関東、中部、滋賀県まで。東北南部以東ではほぼ日本海側に限られる。別名:ミヤマフキバッタ、マルイナゴ。ミヤマ~の名はなぜか属名にのみ残っている。
    シコクフキバッタ Parapodisma niihamensis Inoue, 1979
    核型の違いから本種をタイプ種とするシコクフキバッタ属 Pseudoparapodisma Inoue, 1985 が創設されたが、外部形態には別属とするほどのい違いがないことから、ミヤマフキバッタ属に含めるとする意見が主流のようである。山地のブナ林の林床など、比較的湿潤な環境に生息する。四国、淡路島(先山:せんざん)。
    ヤマトフキバッタ Parapodisma setouchiensis Inoue, 1979
    低地から丘陵地、山地まで広く生息し、一部では森林限界まで見られるという。この属ではミカドフキバッタと並んで広い分布をする。近畿以北のものは P. yamato Tominaga et Storozhenko 1996とされたが、それより西南に分布するセトウチフキバッタ P. setouchiensis の syn. と見なされ、学名は古い方の setouchuensis が有効となるが、和名の方はより広く使用されてきたヤマトが使用され、和名と学名とに捩れ現象が生じた。別名:セトウチフキバッタ、トガリバネフキバッタ。青森県南部~九州(屋久島・種子島を含む)、韓国、中国。なお、本種と下記の各種は、いずれもオスの生殖器の形が酷似することから同種であると考える意見や、それぞれをヤマトフキバッタの型として見る意見などがある。
    Parapodisma bandii An et Lee, 1986
    朝鮮半島に分布しており、韓国では本種のみが確認されている。
    ヒョウノセンフキバッタ Parapodisma hyonosenensis hyonosenensis Tominaga & Kanō, 1996
    京都府、兵庫県、鳥取県東部。学名・和名とも生息地の一つ氷ノ山から。
    キビフキバッタ Parapodisma hyonosenensis kibi Tominaga & Kanō, 1996
    兵庫県西部~岡山県。学名・和名は生息地の古名の吉備から。
    オマガリフキバッタ Parapodisma tanbaensis Tominaga et Kanō, 1989
    福井県西部~近畿。学名は生息地の丹波から。和名は雄の尾肢が強く曲がることによる。
    キンキフキバッタ Parapodisma subastris Huang, 1983
    陽地性とされ、ヤマトフキバッタと混生する。長野県、岐阜県、福井県~近畿(和歌山県を除く)。
    オナガフキバッタ Parapodisma yasumatsui Yamasaki, 1980
    形態的にはキイフキバッタやシコクフキバッタに近縁で、生態的にも似ており、山地の湿潤な環境に生息する。九州山地、甑島
    タンザワフキバッタ Parapodisma tanzawaensis Tominaga et Wada, 2001
    関東。一部ではメスアカフキバッタの分布域と隣接しており、隣接地域では交雑個体群と思われるものも見られるという。そのためメスアカフキバッタの亜種とする見方もあったが、独立種として記載され、現在もそのように扱われている。
    メスアカフキバッタ Parapodisma tenryuensis Kobayashi, 1983
    名前のとおり、雌は体全体が赤味を帯びる。2次林の林縁部などに生息する。分布域の南半(静岡県~山梨県)一帯の個体群は雌の背中のみが赤くなるため、セアカ型(セアカフキバッタ)と呼ばる。セアカ型では雄の尾肢の形態なども多少異なるという。分布域東限ではタンザワフキバッタと交雑していると考えられている。 関東、中部。
    サッポロフキバッタ属 Podisma Berthold, 1827(旧北区に16種)
    サッポロフキバッタ(別名:フキバッタ) Podisma sapporensis sapporensis Shiraki, 1910
    北海道、サハリン、千島列島に分布する。比較的早くから、上記の Parapodisma 属各種とは区別されている。
    サッポロフキバッタ千島亜種 P. sapporensis kurilensis Bey-Bienko, 1949
    択捉島、国後島
    チャチャフキバッタ P. tyatiensis Bugrov et Sergeev, 1997
    国後島(爺爺岳:1300-1500m)
    クサツヒキバッタ P.kanoi Storozhenko, 1993
    福島県・栃木県・群馬県・新潟県の県境にまたがる山岳地地帯の1600m以上の山頂付近。
    ハヤチネフキバッタ属 Prumna Motschoulsky, 1859(世界に25種、日本に1種)
    ハヤチネフキバッタ Prumna hayachinensis (Inoue, 1979)
    体全体に黒っぽい小点が多ある。翅は小さく細いため、側面のみに張り付くように存在して背の上面には達しない。雄の尾肢の先端は丸く広がりヘラ状。ダイリフキバッタと混同されたりした、Pezotettix fauriei Bolivar, 1890(ヘラミヤマフキバッタ)は本種のシノニムの可能性があるという。別名:マルオフキバッタ、トワダマルオフキバッタ。北海道(渡島半島)、東北地方。
    タイリクフキバッタ属 Sinopodisma Chang, 1940(中国を中心に32種)
    クニガミフキバッタ Sinopodisma aurata Ito, 1999
    石灰岩地の照葉樹林の林縁部にヤエヤマフキバッタなどとともに7月~12月に見られる。石垣島、西表島、波照間島。別名:モモアカコバネバッタ、ヤエヤマモモアカフキバッタ、ヤエヤマフキバッタ。
    アマミフキバッタ Sinopodisma punctata Mistshenko, 1954
    海岸付近の低地から600m付近の山頂付近までの林縁部の潅木や草などに見られる陽地性種。7月から12月まで見られ、果樹の害虫。口ノ三島(薩摩硫黄島)、トカラ列島、奄美大島。
    トンキンフキバッタ属 Tonkinacris Carl, 1916(東南アジアに5種)
    オキナワフキバッタ Tonkinacris ruficerus Ito, 1999
    リュウキュウマツ林の林縁や植栽されたリュウキュウマツなどにも見られる。沖縄本島北部。
    ヤエヤマフキバッタ Tonkinarcris yaeyamaensis Ito, 1999
    夜行性。センダンの若木などに集まって交尾しているのが観察されている。石垣島、西表島。
    タカネフキバッタ属 Zubovskya Dovnar-Zapolskij, 1933(世界に8種1亜種)
    ダイセツタカネフキバッタ Z. parvula (Ikonnikov, 1911)
    北海道(日高山脈と石狩低地より東)、ロシア極東部、中国東北部
    この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています。

    [編集] 写真
    ヤマトフキバッタの背中。大型で茶色帯は無い。(東高根森林公園)
    タンザワフキバッタの雄成虫(横浜市)
    幼虫



    [編集] 関連項目
    ウィキスピーシーズにフキバッタ亜科に関する情報があります。ウィキメディア・コモンズには、フキバッタ亜科 に関連するカテゴリがあります。バッタ
    イナゴ

    [編集] 参考文献
    小林正明 『秋に鳴く虫』 信濃毎日新聞社〈信州の自然誌〉、1990年、ISBN 4-7840-9005-3。
    宮武頼夫・加納康嗣編著 『検索入門 セミ・バッタ』 保育社、1992年、ISBN 4-586-31038-3。
    日本直翅類学会編 『バッタ・コオロギ・キリギス大図鑑』 北海道大学出版会、2006年、ISBN 4-8329-8161-7。
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    台風5号

    台風5号
    2008年5月30日16時30分発表 非常に強い台風5号は、30日15時にはフィリピンの東にあって、西北西へ毎時15kmで進んでいます。中心気圧は945hPa、中心付近の最大風速は45m/sです。この台風は、勢力を維持しながら次第に北よりに向きを変えて、31日15時にはフィリピンの東へ達する見込みです。1日から2日にかけては日本の南を北~北東進するでしょう。台風周辺海域および進路にあたる海域は、シケ~大シケとなるため厳重な警戒が必要です。次回の台風情報は、5月31日10時30分の予定です。

    台風5号
    アジア名 Nakri(ナクリー)
    位置 北緯18度20分
    東経132度50分
    大きさ ---
    強さ 強い
    中心気圧 950hPa
    最大風速 中心付近で40m/s
    進行方向 北西
    速度 15km/h
    暴風半径 中心から110km
    強風半径 中心から220km

    tag : 台風

    悪性腫瘍

    悪性腫瘍(あくせいしゅよう、英Malignant tumor)とは、他の組織との境界に侵入したり(浸潤)、あるいは転移し、身体の各所で増大することで宿主の生命を脅かす腫瘍である。

    一般に癌(がん、英Cancer、独Krebs)、悪性新生物(あくせいしんせいぶつ、英Malignant neoplasm)とも呼ばれる。

    ※「がん」という語はほぼ「悪性腫瘍」と同義として一般的に用いられ、本稿もそれに習い「悪性腫瘍」と「がん」とを明確に区別する必要が無い箇所は、同一語として用いている。
    目次 [非表示]
    1 語義
    2 定義
    3 概念
    4 疫学
    5 発生機序
    5.1 がん発生に関与する遺伝子群
    5.2 分化度
    6 発生要因
    6.1 遺伝的原因
    6.2 病因微生物
    6.3 環境と食事
    7 予防
    7.1 がん予防10か条(世界がん研究基金)
    7.2 がん対策の目標(健康日本21-日本厚生労働省)
    7.3 がんを防ぐための12ヵ条(日本国立がんセンター)
    8 分類
    8.1 組織学的分類
    8.2 成人のがん
    8.3 幼児期のがん
    9 診断
    9.1 細胞診断・生検組織診断
    10 治療
    11 がん治療後の生活の質の向上
    11.1 ストーマ
    11.2 気管孔
    11.3 再建術
    11.4 エピテーゼ
    11.4.1 人工乳房
    11.4.2 顔面エピテーゼ
    11.4.3 義肢(義手・義足)
    11.5 補遺
    12 がんの一覧
    13 脚注
    14 関連項目
    15 参考文献
    16 外部リンク



    [編集] 語義
    「悪性腫瘍(Malignant tumor)」は、一般に「癌(英 cancer、独 Krebs)」として知られているが、病理学的に「癌」というと「癌腫(carcinoma)」のことを指すことが多い。

    「癌」を表す「英 cancer」は、乳癌の腫瘍が蟹の脚のような広がりを見せたところから、医学の父と呼ばれるヒポクラテスが「蟹」の意味として名づけたと言われている。

    日本語の「癌」は「岩」を語源とする説が有力である。実際「癌」の字の造り「嵒」は「いわ」または「がん」と読む。

    「悪性腫瘍」は「悪性新生物(malignant neoplasm)」とも呼ばれ、の訳語として作られた言葉で、malignant「悪性の」、neo「新しく」、plasm「形成されたもの」を意味する。

    悪性腫瘍≒悪性新生物⊃(癌≡癌腫∨肉腫)


    [編集] 定義
    悪性腫瘍(malignant tumor)の用語は病理学において以下の通りに定義される。

    癌腫(ラテン語 carcinoma):上皮組織由来の悪性腫瘍
    肉腫(ラテン語 sarcoma):非上皮組織由来の悪性腫瘍

    [編集] 概念
    悪性腫瘍は腫瘍の中でも浸潤性に増殖し転移するなど悪性を示すもののことである。

    ヒトの身体は数十兆個の細胞からなっている。これらの細胞は、正常な状態では細胞数をほぼ一定に保つため、分裂・増殖しすぎないような制御機構が働いている。 それに対して悪性腫瘍は、生体の細胞がコントロールを失って無制限に増殖するようになったものである。こうしてできた異常細胞の集団が腫瘍であるが、この腫瘍が正常組織との間に明確なしきりを作らず浸潤性に増殖していく場合、悪性腫瘍であると言える。

    悪性腫瘍の生物学的な性質は個々の腫瘍によって異なるが、発生母地となった臓器によって一定の傾向がある。しかし、どのような性質を持っているものであれ多くの場合は以下のような機序で生体の生命維持に重大な支障を来し、多臓器不全や身体の衰弱でしばしば死を招く。

    無制限に栄養を使って増殖するため、生体は急速に消耗する
    臓器の正常組織を置き換え、もしくは圧迫して機能不全に陥れる
    異常な内分泌により正常な生体機能を妨げる(→DIC、傍腫瘍症候群、高カルシウム血症)
    全身に転移することにより、多数の臓器を機能不全に陥れる

    [編集] 疫学
    WHOによれば、2005年の世界の5800万人の死亡のうち、悪性腫瘍による死亡は13%(760万人)を占める。死亡原因となった悪性腫瘍のうち、最多のものは肺がん(1300万人)で、胃がん(1000万人)、肝がん、大腸がん、乳がんなどが続く。悪性腫瘍による死亡は増加し続け、2030年には1140万人が悪性腫瘍で死亡すると予測されている。

    日本では1980年ごろから死因のトップとなり、2006年度は死因の3割を占めている[1]。

    WHOによると、禁煙・健康的な食生活・適度な運動により、悪性腫瘍による死亡のうち、40%は予防可能であるとされる。特に喫煙は予防可能な死亡の最大の原因とされ、肺がんの80-90%が喫煙に起因する。受動喫煙も肺がんの原因である。

    後述環境と食事・予防も参照


    [編集] 発生機序

    細胞のがん化する過程
    正常な細胞→過形成→軽度の異形成→重度の異形成→がん細胞と変化していく全ての「がん」は、遺伝子の突然変異によって発生する。

    身体を構成している数十兆の細胞は、分裂・増殖と、「プログラムされた細胞死」(アポトーシス)を繰り返している。正常な状態では、細胞の成長と分裂は、身体が新しい細胞を必要とするときのみ引き起こされるよう制御されている。すなわち細胞が老化・欠損して死滅する時に新しい細胞が生じて置き換わる。ところが特定の遺伝子(p53など、通常複数の遺伝子)に突然変異が生じると、このプロセスの秩序を乱してしまうようになる。すなわち、身体が必要としていない場合でも細胞分裂を起こして増殖し、逆に死滅すべき細胞が死滅しなくなる。

    このようにして生じた過剰な細胞は組織の塊を形成し、腫瘍あるいは新生物と呼ばれる。腫瘍には良性(非がん性)と悪性(がん性)とが存在する。良性腫瘍は、稀に命を脅かすことがあるが、身体の他の部分に浸潤せず肥大化も見られない。一方、悪性腫瘍は浸潤・転移し、生命を脅かす。

    全ての遺伝子の突然変異ががんに関係しているわけではなく、特定の遺伝子(下述)の変異が関与していると考えられている。また、発癌には多段階発癌説が提唱されている。すなわち、癌に関与する因子ならびに癌に至るプロセスは単一ではなく、複数の遺伝子変異などが関与すると考えられている。


    [編集] がん発生に関与する遺伝子群
    現在、がん抑制遺伝子といわれる遺伝子群の変異による機能不全がもっともがん発生に関与しているといわれている。たとえば、p53がん抑制遺伝子は、ヒトの腫瘍に異常が最も多くみられる種類の遺伝子である。p53はLi-Fraumeni症候群 (Li-Fraumeni syndrome) の原因遺伝子として知られており、また、がんの多くの部分を占める自発性がんと、割合としては小さい遺伝性がんの両方に異常が見つかる点でがん研究における重要性が高い。p53遺伝子に変異が起こると、適切にアポトーシス(細胞死)や細胞分裂停止(G1/S 細胞周期チェックポイント)を起こす機能が阻害され、細胞は異常な増殖が可能となり、腫瘍細胞となりえる。p53遺伝子破壊マウスは正常に生まれてくるにもかかわらず、成長にともなって高頻度にがんを発生する。p53の異常はほかの遺伝子上の変異も誘導すると考えられる。p53のほかにも多くのがん抑制遺伝子が見つかっている。

    一方、変異によってその遺伝子産物が活性化し、細胞の異常な増殖が可能となって、腫瘍細胞の生成につながるような遺伝子も見つかっており、これらをがん遺伝子と称する。これは、がん抑制遺伝子産物が不活性化して細胞ががん化するのとは対照的である。がん研究はがん遺伝子の研究からがん抑制遺伝子の研究に重心が移ってきた歴史があり、現在においてはがん抑制遺伝子の変異が主要な研究対象となっている。


    [編集] 分化度
    ヒトを構成する60兆とも言われる細胞は、1個の受精卵から発生を開始し、当初は形態的機能的な違いが見られなかった細胞は各種幹細胞を経て組織固有の形態および機能をもった細胞へと変化してゆく。この形態的機能的な細胞の変化を分化という。細胞の発生学的特徴の一つとして、未分化細胞ほど細胞周期が短く盛んに分裂増殖を繰り返す傾向がある。通常、分化の方向は一方向であり、正常組織では分化の方向に逆行する細胞の幼若化(=脱分化)は、損傷した組織の再生などの場合を除き、発生しない。

    しかし、がん細胞は特徴の一つに幼若化/脱分化するという性質があるため、その結果分化度の高い(=高分化な)がん細胞や、ときには非がん組織から、低分化あるいは未分化ながん細胞が生じる。細胞検体の検査を行ったとき、細胞分化度が高いものほど臓器の構造・機能的性質を残しており、比較的悪性度が低いと言える(ただしインシュリノーマ等の内分泌腺癌など、例外はある)。また、通常は分化度の低いものほど転移後の増殖も早く、治療予後も不良である。

    化学療法は、特定の細胞周期に依存して作用するものが多いため、細胞周期が亢進している分化度が低いがんほど化学療法に対して感受性が高いという傾向がある。なお、腫瘍細胞への作用原理・特性などは化学療法の項に詳しい。


    [編集] 発生要因
    「がんの発生機序」の項で述べたように、悪性腫瘍(がん)は、細胞のDNAの特定部位に幾重もの突然変異が積み重なって発生する。突然変異が生じるメカニズムは多様であり、全てが知られているわけではない。突然変異は、通常の細胞分裂に伴ってしばしば生じていることも知られており、偶発的に癌遺伝子の変異が起こることもありうる。それ以外に、発癌の確率(すなわち遺伝子の変異の確率)を高めるウイルス、化学物質、環境因子などの要因もいくつか明らかになっている。

    しかし、DNA修復機構や細胞免疫など生体が持つ修復能力も同時に関与するので、水疱瘡が、水痘・帯状疱疹ウイルス (Varicella-zoster virus) の感染で起こるといったような1対1の因果関係は、癌においては示しにくいことが多い。

    なお、発癌機構については発癌性の項に詳しい。


    [編集] 遺伝的原因
    大部分のがんは偶発的であり、特定遺伝子の遺伝的な欠損や変異によるものではない。しかし遺伝的要素を持ちあわせる、いくつかのがん症候群が存在する。例えば、

    女性のBRCA1遺伝子がもたらす、乳がんあるいは子宮がん
    多発性内分泌腺腫(multiple endocrine neoplasia) - 遺伝子MEN types 1, 2a, 2bによる種々の内分泌腺の腫瘍
    p53遺伝子の変異により発症するLi-Fraumeni症候群(Li-Fraumeni syndrome)、(骨肉腫、乳がん、軟組織肉腫、脳腫瘍など種々の腫瘍を起す)
    (脳腫瘍や大腸ポリポーシスを起す)Turcot症候群(Turcot syndrome)
    若年期に大腸がんを発症する、APC遺伝子の変異が遺伝した家族性大腸腺腫症(Familial adenomatous polyposis)
    幼少期に網膜内にがんを発生する、Rb遺伝子の変異が遺伝した網膜芽細胞腫(Retinoblastoma)
    若年期に高頻度に多発性多嚢胞腎を発症し、後に腎がんを発生する、VHL遺伝子の変異が遺伝したフォン・ヒッペル・リンドウ病(von hippel Lindau disease)

    [編集] 病因微生物
    一部の悪性腫瘍(がん)については、ウイルスや細菌による感染が、その発生の重要な原因であることが判明している。現在、因果関係が疑われているものまで含めると以下の通り。

    子宮頸部扁平上皮癌 - ヒトパピローマウイルス16型、18型(HPV-16, 18)
    バーキットリンパ腫 - EBウイルス(EBV)
    成人T細胞白血病 - ヒトTリンパ球好性ウイルス
    肝細胞癌 - B型肝炎ウイルス(HBV)、C型肝炎ウイルス(HCV)(疑い)
    カポジ肉腫 - カポシ肉腫関連ヘルペスウイルス(KSHV)
    胃癌および胃MALTリンパ腫 - ヘリコバクター・ピロリ(疑い[2])
    なお、癌に関与するウイルスは腫瘍ウイルスの項に詳しい。

    これらの病原微生物によってがんが発生する機構はさまざまである。ヒトパピローマウイルスやEBウイルス、ヒトTリンパ球好性ウイルスなどの場合、ウイルスの持つウイルスがん遺伝子の働きによって、細胞の増殖が亢進したり、p53遺伝子やRB遺伝子の機能が抑制されることで細胞ががん化に向かう。肝炎ウイルスやヘリコバクター・ピロリでは、これらの微生物感染によって肝炎や胃炎などの炎症が頻発した結果、がんの発生リスクが増大すると考えられている。またレトロウイルスの遺伝子が正常な宿主細胞の遺伝子に組み込まれる過程で、宿主の持つがん抑制遺伝子が欠損することがあることも知られている。ただしこれらの病原微生物による感染も多段階発癌の1ステップであり、それ単独のみでは癌が発生するには至らないと考えられている。


    [編集] 環境と食事
    喫煙と数多くの部位のがんとの間に強い相関があることが、数十年にわたる調査での一貫した結果によって明らかになっている。数百の疫学調査により、たばことがんとの関係が確認されている。アメリカ合衆国における肺がん死の比率とたばこ消費量の増加パターンは鏡写しのようであり、喫煙が増加すると肺がん死比率も劇的に増加し、近年喫煙傾向が減少に転じると、男性の肺がん死比率も減少している。日本の政府が日本たばこ産業の株の半数以上を保有しているため、喫煙規制や禁煙に関する動きが進みにくかったという指摘が渡邊昌によってなされており[3]、がんの死亡率の1位が肺がんとなっている。


    肺がんの発生率は喫煙と高い相関がある。
    食事は大腸がんの発生率と相関する。米国国立がん研究所 (National Cancer Institute) の公開資料によると、「食事の違いはがんの危険を決定づける役割を持っている。タバコ、紫外線、そしてアルコールは著明な関係が識別できるのに対して、食事の種類とがんに罹る危険性との関係づけを明らかにすることは困難がある。脂肪とカロリーの摂取制限はある種のがんの危険率を減少させる可能性のあるやり方であると明らかとなっている。(脂肪に富んだ)大量の肉と大量のカロリーを摂取する人々は、特に大腸がんにおいて、がんの危険が増大することが図より見て取れる。」と著している[4]。

    いわゆる「食生活の欧米化[5]」は、乳房や前立腺や大腸のがんとの関連が強いと考えられ[6]、実際に部位別の死亡率は増えている[1]。

    WHOとIARCによる、「生活習慣とがんの関連」についての報告がある[7]。

    生活習慣とがんの関連[7][8]
    (WHO/IARC) 関連の強さ リスクを下げるもの(部位) リスクを上げるもの(部位)
    確実 身体活動(結腸) たばこ(口腔、咽頭、喉頭、食道、胃、肺、膵臓、肝臓、腎臓、尿路、膀胱、子宮頸部、骨髄性白血病) 他人のたばこの煙(肺)過体重と肥満(食道<腺がん> 結腸、直腸、乳房<閉経後>、子宮体部、腎臓) 飲酒(口腔、咽頭、喉頭、食道、肝臓、乳房)、アフラトキシン(肝臓)、中国式塩蔵魚(鼻咽頭)
    可能性大 野菜・果物(口腔、食道、胃、結腸、直腸)身体活動(乳房) 貯蔵肉(結腸、直腸)塩蔵品および食塩(胃) 熱い飲食物(口腔、咽頭、食道)
    可能性あり データ不十分 食物繊維 大豆 魚 N-3系脂肪酸 カロテノイド ビタミンB2, B6, 葉酸、B12, C, D, E カルシウム、亜鉛、セレン非栄養性植物機能成分(例:アリウム化合物、フラボノイド、イソフラボン、リグナン) 動物性脂肪 ヘテロサイクリックアミン 多環芳香族炭化水素 ニトロソ化合物


    [編集] 予防

    [編集] がん予防10か条(世界がん研究基金)
    2007年11月1日、世界がん研究基金とアメリカがん研究協会によって7000以上の研究を根拠に「食べもの、栄養、運動とがん予防[9]」が報告されている。これは1997年に公表され、日本では「がん予防15か条」などと呼ばれていた4500以上の研究を元にした報告の大きな更新である。

    肥満 ゴール:BMIは21-23の範囲に。推薦:標準体重の維持。
    運動 推薦:毎日少なくとも30分の運動。
    体重を増やす飲食物 推薦:高エネルギーの食べものや砂糖入り飲料やフルーツジュース、ファーストフードの摂取を制限する。飲料として水や茶や無糖コーヒーが推奨される。
    植物性食品 ゴール:毎日少なくとも600gの野菜や果物と、少なくとも25グラムの食物繊維を摂取するための精白されていない穀物である全粒穀物と豆を食べる。推奨:毎日400g以上の野菜や果物と、全粒穀物と豆を食べる。精白された穀物などを制限する。
    動物性食品 赤肉(牛・豚・羊)を制限し、加工肉(ハム、ベーコン、サラミ、燻製肉、熟成肉、塩蔵肉)は避ける。赤肉より、鶏肉や魚が推奨される。ゴール:赤肉は週300g以下に。推奨:赤肉は週500g以下に。乳製品は議論があるため推奨されていない。
    アルコール 男性は1日2杯、女性は1日1杯まで。
    保存、調理 ゴール:塩分摂取量を1日に5g以下に。推奨:塩辛い食べものを避ける。塩分摂取量を1日に6g以下に。カビのある穀物や豆を避ける。
    サプリメント ゴール:サプリメントなしで栄養が満たせる。推奨:がん予防のためにサプリメントにたよらない。
    母乳哺育 6か月、母乳哺育をする。これは母親を主に乳がんから、子供を肥満や病気から守る。
    がん治療後 がん治療を行ったなら、栄養、体重、運動について専門家の指導を受ける。
    タバコの喫煙は肺、口腔、膀胱がんの主因であり、タバコの煙は最も明確に多くの部位のがんの原因であると強調。また、タバコとアルコールは相乗作用で発癌物質となる。


    [編集] がん対策の目標(健康日本21-日本厚生労働省)
    2000年、厚生労働省の健康日本21[10]によってがん対策の目標が提唱されている。

    喫煙が及ぼす健康影響についての知識の普及、分煙、節煙。
    食塩摂取量を1日10g未満に減らす。
    野菜の平均摂取量を1日350g以上に増やす。
    果物類を摂取している人の割合を増やす。
    食事中の脂肪の比率を25%以下にする。
    純アルコールで1日に約60g飲酒する人の割合を減少する。 「節度ある適度な飲酒」は、約20gという知識の普及。
    がん検診。胃がん、乳がん、大腸がんの検診受診者の5割以上の増加。

    [編集] がんを防ぐための12ヵ条(日本国立がんセンター)
    1978年、日本の国立がんセンターは「がんを防ぐための12ヵ条」[11]を提唱している。

    バランスのとれた栄養をとる(好き嫌いや偏食をつつしむ)
    毎日、変化のある食生活を(同じ食品ばかり食べない)
    食べすぎをさけ、脂肪はひかえめに
    お酒はほどほどに(強い酒や飲酒中のタバコは極力控える)
    たばこは吸わないように(受動喫煙は危険)
    食べものから適量のビタミンと食物繊維を摂る(自然の食品の中からしっかりとる)
    塩辛いものは少なめに、あまり熱いものはさましてから
    焦げた部分はさける
    かびの生えたものに注意(輸入ピーナッツやとうもろこしに要注意)
    日光に当たりすぎない
    適度に運動をする(ストレスに注意)
    体を清潔に

    [編集] 分類
    「がん」は単一の細胞を起源とする。したがって、がんは発生母地となった細胞の種類(組織学的分類)と細胞の身体的部位(解剖学的分類)とで分類できる。


    [編集] 組織学的分類
    組織型および各腫瘍組織型の記事を参照。

    なお、病期分類に関しては、腫瘍学の項か、各癌の記事に詳しい。


    [編集] 成人のがん
    成人の「がん」は普通、上皮組織に形成され、遺伝的あるいは内因的特性を持つ人々が、外的要因に曝された影響による長期間にわたる生物学的プロセスの結果として生じるとおおかたの場合は考えられている。肉腫は上皮由来ではないが、悪性腫瘍として癌と同様に検査・診断・加療される。

    次に例を示す:(「がん」・「癌」については、明確に癌腫の場合は「~癌」、疾患名の場合は「~がん」と表記している)

    血液(および骨髄) - 造血細胞悪性腫瘍
    白血病
    リンパ腫
    ホジキン病
    非ホジキンリンパ腫
    多発性骨髄腫
    脳腫瘍
    乳がん
    子宮体がん - 子宮
    子宮頚がん
    卵巣がん
    食道癌
    胃癌
    虫垂癌
    大腸癌 - 大腸、直腸、肛門およびその付随組織
    肝癌
    肝細胞癌 - 肝臓
    胆嚢癌
    胆管癌
    膵臓がん
    消化管間質腫瘍
    中皮腫 - 胸膜、腹膜、心膜など
    頭頚部癌
    喉頭癌
    口腔癌
    口腔底癌
    歯肉癌
    舌癌
    頬粘膜癌
    唾液腺癌
    副鼻腔癌
    上顎洞癌
    前頭洞癌
    篩骨洞癌
    蝶型骨洞癌
    甲状腺がん
    腎臓がん
    肺癌
    骨肉腫 - 骨など
    前立腺癌
    精巣腫瘍・睾丸がん
    腎細胞癌 - 腎臓
    膀胱癌
    横紋筋肉腫 - 筋肉(骨格筋)
    皮膚癌(「ほくろ」と形成異常母斑を含む)

    [編集] 幼児期のがん
    「がん」は幼い子供にも発生し、場合によっては新生児にも発生する。異常な遺伝形質プロセスの為に細胞の複製幼若化にたいして抑制が利かないので、制御されない増殖が早期より亢進し、がん進行も速い。

    また、肉腫が多いことが特徴として挙げられる。そのため、外科治療による治癒が難しいとされている。だが、抗がん剤が効きやすいという特徴も持つといわれている。そのため、現在では7割が治療に成功するとされている。

    幼児期のがんの発生ピーク年齢は生後一年以内にある。神経芽細胞腫は最も普通に見られる新生児の悪性腫瘍であり、白血病(leukemia)と中枢神経がんがその次に続く。女子新生児と男子新生児とは概して同じ発生率である。しかし、白人の新生児は黒人の新生児に比べてほとんどの種類のがんにおいて大幅に発生率が高い。

    新生児の神経芽細胞腫は生存率が非常に良く、ウィルムス腫瘍、網膜芽細胞腫も非常に良いが、他のものはそれほど良くない。

    幼児期がんを次に示す:(概ね発生頻度順、「がん」・「癌」は明確に癌腫の場合は「~癌」、疾患名の場合は「~がん」とした)

    神経芽細胞腫
    白血病
    中枢神経がん
    ウィルムス腫瘍
    生殖細胞がん
    軟組織肉腫
    肝がん
    リンパ腫
    上皮性がん

    [編集] 診断
    「がん」の診断には2つの状況がある。ひとつは臨床診断(特に病理検査)ともうひとつは集団検診(がんスクリーニング; 術後検診を含む)である。がんを根治する上で重要な点は「早期発見」と「全摘出手術の可能性検証」が挙げられる。言い換えると、集団検診と臨床診断とが効果的に機能して初めて、がん治療が成功に導かれる。また全摘出手術が困難な状況において、がんの種類によって異なる有効な治療法を選択する目的でも、臨床診断は重要である。一方、全摘出手術が成功したばあいにおいても、再発がん、二次性がんの発生の懸念があるため、その局面においても術後定期検診は重要である。

    なお、がんの診断方法の詳細については、腫瘍学の項に詳しい。


    [編集] 細胞診断・生検組織診断
    「がん」の組織は顕微鏡下での観察、すなわち検鏡によって、形態から鑑別される。判定像では多くの分裂中の細胞が観察され、細胞核のサイズや形状はばらばらであり、(分化した)細胞の特徴が消失している。これらは細胞診でも生検組織診でも確認できる特徴である。組織診では更に、正常な組織構造が失われていることや、周囲の組織(が一緒に採取されていれば、そこ)と腫瘍との境界が不明瞭であることが観察される。

    生検組織診は、過形成、異形成、上皮内癌などと浸潤癌との鑑別に有用である。


    [編集] 治療
    「がん」治療の代表的なものを次に挙げる

    外科手術
    化学療法
    放射線療法
    免疫療法
    補助的治療
    痛みのコントロール
    がんの心理療法(精神面・心理面のサポート)
    代替薬



    ウイルス療法

    なお、がんの治療の詳細については、腫瘍学の項に詳しい。





    [編集] がん治療後の生活の質の向上
    がん治療後の最大の関心事は再発の有無であり、又は、がんが残っている場合にはその推移である。このため、治療後も主治医による定期的な検診を受けて状況を正しく把握しつつ生活を再建していくことが肝要である。

    がん治療は手術による切除などを伴うことが多く、治療後の生活は、例えば治療によってがんそのものは完治した場合であっても、大きく影響を受けることが多い。がんができた場所によって治療により影響を受ける機能は千差万別であり、対処法もそれぞれに異なる。一般に、切除などによって失われる体の機能をできる限り小さくし、失われた機能を補う手段を用いて、治療後の生活の質(QOL, Quality Of Life)を従来よりも向上させる努力が進められている。

    失われた機能を補う手段として以下のものがある。術後は局所的な失われた機能そのものだけでなく、関連して周囲の障害や不自由さが生じることも多いので、それぞれにおいて必要なリハビリを行うことも重要である。


    [編集] ストーマ
    直腸がんで肛門に近いところにがんができた場合や肛門にがんができた場合、人工肛門(消化器ストーマ)が作られる。また、膀胱がんで膀胱と尿道をとる必要がある場合、人工膀胱を用い、尿の排泄口である尿路出口(尿路ストーマ)が作られる。手術後、ストーマによる排泄をスムーズに行えるようにするケア(ストーマケア)の方法が十分に習得できてから退院する。ストーマがあっても入浴はでき、体力が回復すれば仕事や学業に復帰することも可能である。

    ストーマケアについてのさらなる詳細:ストーマケア (国立がんセンター)


    [編集] 気管孔
    気管孔は鼻または口から肺へ空気を導入して呼吸することができなくなる場合に、気管を外部へつなげる穴を開けて呼吸を確保するものである。首のつけねの前の位置に丸い穴をあける。気管孔は治療の過程で呼吸を確保するために一時的に設ける場合もあり、この場合は通常の呼吸が可能になると共に閉じられる。 他方、咽頭、喉頭、またはその近くにがんがあり、治療により咽頭を全部切除しなければならない場合、そのままでは食事も呼吸もできなくなるので、口に通じる食道を気管と完全に分けて形成し、気管の出口を気管孔につなげる。この場合を永久気管孔という。

    永久気管孔を設けた場合、首に穴があいたままになる。術後の日常生活が受ける主な影響として次のものがある。

    入浴時などに気管孔に水が入らないように注意する。水泳、潜水は、できない。
    声帯がないので声がでなくなる。筆談やジェスチャーで会話する他、電気発声法(人工喉頭)、食道発声法などを習得することにより、声を取り戻すことも可能である。
    食事は、においをかぐことができなくなるなどの影響を受けるが、何でも食べられる。
    永久気管孔についてのさらなる詳細:永久気管孔 (国立がんセンター)


    [編集] 再建術

    [編集] エピテーゼ
    体の表面につける人工物をエピテーゼという。手術によって体の外見に関わる変化を生じてしまった場合、機能的な不自由さのみならず、精神的なダメージを被ってしまう場合もある。エピテーゼを用いて改善を図れる場合がある。日本では2006年9月現在、エピテーゼは医療行為として認められておらず、保険外となる。


    [編集] 人工乳房
    乳がんの治療では、抗癌剤、放射線治療の併用により乳房温存できる場合が増えている。治療法とそれによる様々な影響、治療後のリスクなどについて、十分に医師と患者の双方が納得して治療を行うことが重要である。切除手術を行った場合、人工乳房が各種開発されているので用いることができる。


    [編集] 顔面エピテーゼ
    頭頸部がんでは治療によって顔面の一部の機能が損なわれたり、一部が失われたりする場合がある。手術に放射線治療、化学療法を併用することにより、失われる機能を最小限にする努力が進められており、切除範囲は縮小する傾向である。また、再建術も多く行われている。術後に予想される変化とリスクを医師と患者が話し合い、双方が納得して治療を進めることが重要である。喪失した顔面の各部に応じてエピテーゼを制作できる。医療用の接着剤またはインプラントにより装着する。近年は極めて自然な仕上がりのエピテーゼを用いることが可能になってきている。

    耳のエピテーゼ
    耳下腺がんなどの治療では、がんの進行の度合いによって治療により聴力をはじめどの機能までを残せるか、十分な検討が必用である。耳の切除が必要となった場合、外耳の一部が残せれば耳エピテーゼを用いても強度を保て、眼鏡の使用にも耐える。
    鼻のエピテーゼ
    鼻は呼吸によって湿気にさらされる部分であり、外見のみでなく機能的部分も要求され、開発が進められている。
    目およびその周囲のエピテーゼ
    上顎がんなどが深く進行して目を含めて切除する必要がある時、残った眼窩の上に用いるエピテーゼを制作し装着できる。
    顎義歯

    [編集] 義肢(義手・義足)
    骨肉腫が四肢に発生した場合、かつては切断することが必須とされたが、最近では切断せずに腫瘍を切除することも可能になった。切断した場合に用いる義肢の機能も大幅に改善されている。


    [編集] 補遺
    がんの治療によって失われた臓器の機能を補う手段が得られない場合もある。このような場合には、生活の仕方で対応するか、又は、医療的に補充する。

    胃がんによって胃を全摘出した場合など、胃に代わるものは用意できないため、食道から直接小腸へと食べ物が入るようになる。少しずつ時間をかけ、何回にも分けて食べることにより、対応できる。

    甲状腺がんの場合、少しでも甲状腺が残せた場合甲状腺ホルモンは分泌されるが、甲状腺を全摘出した場合には分泌されなくなる。この場合、術後は甲状腺ホルモンを生涯にわたって処方してもらう。


    [編集] がんの一覧
    癌の一覧
    がんの統計 (国立がんセンター)

    [編集] 脚注
    ^ a b 平成18年 人口動態統計月報年計(概数)の概況 死因 (厚生労働省)
    ^ ヘリコバクター・ピロリの感染巣で発がん関連遺伝子の発現が確認されている[1]がその遺伝子発現の原因と機構は言及されていない。
    ^ 渡邊昌『食事でがんは防げる』 光文社、2004年4月23日。ISBN 978-4334974411。198-199頁。
    ^ Understanding Cancer (英語) (米国国立がん研究所)
    ^ 図録▽食生活の変化(1910年代以降の品目別純食料・たんぱく質供給量) (社会実情データ図録)
    ^ 食生活とがん:がん情報サービス (国立がんセンター)
    ^ a b 科学的根拠に基づくがん予防 (国立がんセンター、更新日2006年10月01日-掲載日2006年10月01日)
    ^ WHO technical report series 916. Diet, nutrition and the prevention of chronic diseases, 2003 & IARC monograph on the Evaluation of Carcinogenic Risks to Humans, Volume83, Tobacco Smoke and Involuntary Smoking, 2004
    ^ World Cancer Research Fund and American Institute for Cancer Research Food, Nutrition, Physical Activity, and the Prevention of Cancer: A Global Perspective, The second expert report, 2007
    ^ 健康日本21
    ^ がんを防ぐための12ヵ条 (国立がんセンター)

    [編集] 関連項目
    腫瘍
    腫瘍学
    癌腫/肉腫
    発癌性
    がん遺伝子/p53遺伝子
    生活習慣病
    良性腫瘍/境界悪性腫瘍
    ターミナルケア/緩和医療
    がん保険
    がん診療連携拠点病院/国立がんセンター
    関連学会
    日本癌学会/日本癌治療学会/日本臨床腫瘍学会
    がん治療おける臨床試験を実施するグループ
    日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)/日本がん臨床試験推進機構(JACCRO)/婦人科悪性腫瘍化学療法研究機構(JGOG)
    World Community Grid がん治療の為の分散コンピューティング

    [編集] 参考文献
    World Cancer Research Fund and American Institute for Cancer Research Food, Nutrition, Physical Activity, and the Prevention of Cancer: A Global Perspective, The second expert report, 2007
    Kushi Lawrence Haruo et al. "American Cancer Society Guidelines on Nutrition and Physical Activity for cancer prevention: reducing the risk of cancer with healthy food choices and physical activity" CA Cancer J Clin 56, 2006, pp254-281. PMID 17005596
    『がんの補完代替医療ガイドブック-厚生労働省がん研究助成金研究』(PDF) 日本補完代替医療学会、2006年4月。

    [編集] 外部リンク
    国立がんセンター
    がん情報サイト Cancer Information Japan (米国国立がん研究所によるPDQの日本語版)
    がんのWeb相談室
    財団法人 癌研究会
    特定非営利法人 日本がん臨床試験推進機構
    がんナビ (日経BP社)
    がんになっても (アストラゼネカ株式会社)
    がん・ガン・癌スーパーリンク
    Cancer Information Files
    がんの原因

    ブーサー

    ブーサーとはじゃんけん、または虫拳の一種で、琉球文化圏(沖縄県および鹿児島県奄美地方)で見られる拳遊び。


    [編集] 遊び方
    「じゃん、けん、ポン!」のかけ声と同じテンポで「ブー、サー、シッ!」と発声し、3拍目の「シッ!」のかけ声とともに親指、人差し指、小指のいずれかひとつを出す。

    勝敗は、以下の要領で決まる。あいこの時には「あいこでしょ」のような新たなかけ声はかけず、3拍目のみを「シッ!シッ!シッ!」などと勝敗が決まるまで繰り返す。

    親指/人差し指 > 親指の勝ち
    人差し指/小指 > 人差し指の勝ち
    小指/親指 > 小指の勝ち

    [編集] 解釈
    虫拳とおなじく、いわゆる「三すくみ」であり、親指=ハブ、人差し指=カエル、小指=ナメクジに例えられる。ヘビではなくハブと解釈されるところは琉球文化圏らしいところである。

    また、別解釈として親指=夫(ウトゥ)、人差し指=妻(トゥジ)、小指=妾(ユーベー)とされることもある。妻は夫にかなわず、妾は妻にかなわないが、夫は妾に頭が上がらないという設定である。


    ブーサーという呼び名についての由来は未詳だが、一説には菩薩(ぼさつ)の訛とも言われている。弥勒菩薩像に上記の三指を伸ばしているものが多く見られるためと考えられている。

    ヒャン

    ヒャン(Sinomicrurus japonicus)は、爬虫綱有鱗目コブラ科ワモンベニヘビ属(Hemibungarus属に分類する説もあり)に分類されるヘビ。特定動物。




    [編集] 分布
    種小名japonicusは「日本の」の意。

    S. j. boettgeri ハイ
    日本(伊平屋島、沖縄島、渡嘉敷島、徳之島)固有亜種

    S. j. japonicus ヒャン
    日本(奄美大島、請島、加計呂麻島、与路島)固有亜種

    S. j. takarai クメジマハイ
    日本(伊江島、久米島、座間味島、渡名喜島)固有亜種


    [編集] 形態
    全長30-60cm。体色はオレンジで黒い縦縞が5本入る。尾は短く、先端が尖る。和名の由来は奄美地方の方言で「日照り」の意。

    S. j. boettgeri ハイ
    白く縁取られた細い横縞が入る。

    S. j. japonicus ヒャン
    黒い縦縞が1、3本の個体がいる。太い横縞が入る。

    S. j. takarai クメジマハイ
    横縞が入らない。


    [編集] 毒
    毒性は強いが、性質が大人しく小型種の上に口も小型でさらに毒量が少ないため危険なヘビとはされていない。


    [編集] 亜種
    Sinomicrurus japonicus boettgeri (Fritze, 1894) ハイ
    Sinomicrurus japonicus japonicus (Günther, 1869) ヒャン
    Sinomicrurus japonicus takarai  クメジマハイ

    [編集] 生態
    山地の常緑広葉樹林に生息する。地表棲。外敵に襲われると尾の先端を相手に突き刺して威嚇する。

    食性は動物食で主に爬虫類を食べる。

    繁殖形態は卵生で、4月に交尾を行い6月に1回に2-4個の卵を産む。


    [編集] 人間との関係
    生息地では毒性が誇張されたり、尾を刺す習性から恐れられているが、実際に被害は知られておらず危険のないヘビと考えられている。

    開発による生息地の破壊により生息数は減少している。


    [編集] 参考文献
    『爬虫類・両生類800図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、326頁。
    『小学館の図鑑NEO 両生類はちゅう類』、小学館、2004年、129頁。

    ヒメハルゼミ

    ヒメハルゼミ(姫春蝉)Euterpnosia chibensis は、カメムシ目(半翅目)・ヨコバイ亜目(同翅亜目)・セミ科に分類されるセミの一種。西日本各地の照葉樹林に生息し、「合唱」することが知られる。



    [編集] 特徴
    成虫の体長はオス24-28mm、メス21-25mm、翅端まで35mmほどで、ハルゼミと同じくらいの大きさである。外見も名のとおりハルゼミに似るが、ハルゼミよりも褐色がかった体色をしている。前翅の翅脈上に2つの斑点があり、さらにオスの腹部には小さな突起が左右に突き出る。頭部の幅が広いが、体は細長い。オスの腹部は共鳴室が発達してほとんど空洞となっており、外観も細長い。いっぽうメスは腹部が短く、腹部の先端に細い産卵管が突出する。

    基亜種ヒメハルゼミ E. c. chibensis は西日本の固有種で、新潟県・茨城県以西の本州・四国・九州・屋久島・奄美大島・徳之島・沖永良部島に分布する。このうち分布北限に近い茨城県笠間市片庭・千葉県茂原市上永吉・新潟県糸魚川市(旧能生町)の生息地は国の天然記念物に指定されている(1934年指定「片庭ヒメハルゼミ発生地」・1941年指定「鶴枝ヒメハルゼミ発生地」・1942年指定「能生ヒメハルゼミ発生地」)。学名の種名 "chibensis" は「千葉に棲む」の意である。


    [編集] 生態
    生息域はシイ、カシなどからなる丘陵地や山地の照葉樹林で、人の手が入っていない森林に集団で生息する。成虫が発生するのは6月下旬から8月上旬頃までで、他のセミより一足早く、短期集中で発生する。

    オスの鳴き声はアブラゼミに強弱をつけたような感じで、「ギーオ、ギーオ…」「ウイーン、ウイーン…」などと表現される。さらに本種は集団で「合唱」をする習性をもつ。ある1匹が鳴き始めると周囲のセミが次々と同調、やがて生息域全体から鳴き声が聞こえ、同様に次々と鳴き終わる。森林に生息するため鳴き声を聞く機会は少ないが、発生時期に生息地の森林に踏み入ると、「森の木々が鳴いている」とも表現される蝉時雨に見舞われる。特に夕方に連続してよく鳴くが、昼間に散発的に鳴くこともある。

    照葉樹林が開発・伐採されることにより生息地が各地で減少しているが、同時に各地での保護活動も盛んになっている。国の天然記念物指定は前述の3ヶ所だが、他にも自治体レベルで絶滅危惧種や天然記念物に指定している所が数多い。

    走光性が強く、成虫はもとより羽化直前の幼虫も光に寄せ付けられる。


    [編集] 亜種・近縁種
    南西諸島で2亜種・1同属種が知られる。その他、ヒメハルゼミ属のセミは東南アジア・中国・台湾にかけての熱帯・亜熱帯域に知られる。


    [編集] 亜種
    オキナワヒメハルゼミ E. c. okinawana Ishihara, 1968
    沖縄本島・伊平屋島・久米島に分布する固有亜種。
    ダイトウヒメハルゼミ E. c. daitoensis Matsumura, 1917
    南大東島・北大東島に分布する固有亜種。体長25-30mmで、基亜種ヒメハルゼミよりやや大きい。海岸部のアダンやススキなどからなる群落に生息し、成虫は3月-4月に発生する。基亜種とは多くの差異があり、隔離分布地で独自の種分化を遂げたと考えられている。海岸部の開発で生息地が減少しており、環境省レッドリストで絶滅危惧II類(VU)に記載されている。

    [編集] 近縁種
    イワサキヒメハルゼミ E. iwasakii (Matsumura, 1913)
    ヒメハルゼミの亜種ではなく別種とされる。体長19-28mmで、ヒメハルゼミよりも更に細長い体型をしている。石垣島・西表島・与那国島に分布し、成虫は4月-8月に発生する。種名は八重山諸島の自然を研究し功績を残した岩崎卓爾(いわさきたくじ)に対する献名である。

    [編集] 関連項目
    ウィキスピーシーズにヒメハルゼミに関する情報があります。ハルゼミ
    エゾハルゼミ
    無脊椎動物天然記念物一覧

    [編集] 参考文献
    白水隆ほか監修 『学生版 日本昆虫図鑑』 北隆館、ISBN 4-8326-0040-0。
    中尾舜一 『セミの自然誌 - 鳴き声に聞く種分化のドラマ』 中央公論社〈中公新書〉、1990年、ISBN 4-12-100979-7。
    宮武頼夫・加納康嗣編著 『検索入門 セミ・バッタ』 保育社、1992年、ISBN 4-586-31038-3。
    横塚眞己人 『西表島フィールド図鑑』 実業之日本社、2004年、ISBN 4-408-61119-0。
    環境省自然環境局野生生物課編(ダイトウヒメハルゼミ執筆者 : 林正美) 『改訂 日本の絶滅のおそれのある野生生物 - レッドデータブック. 5(昆虫類)』 自然環境研究センター、2006年、ISBN 4-915959-83-X。

    ヒメハブ

    ヒメハブ(姫波布、姫飯匙倩、Ovophis okinavensis)は、動物界脊索動物門爬虫綱有鱗目クサリヘビ科ヤマハブ属に分類されるヘビ。有毒。




    [編集] 分布
    日本(奄美諸島、沖縄諸島)固有種


    [編集] 形態
    全長30-80cm。体形は非常に太短い。体色は褐色で、暗褐色の角張った斑紋が入る。


    [編集] 毒
    本種の毒は非常に弱く、咬まれても軽い腫れや吐き気、めまいが起こる程度で死亡例も無く、ハブに咬まれたときのような組織融解による大規模な組織損傷もまず見られない。また動きが非常に鈍いことから、咬まれる事故自体がかなり少ないというのが実態である。そのため、実用上必要ではないという見解から、本種の抗毒血清は製造されておらず、分布地の医療機関にも配備されていない。 しかし、本種は毒を使って獲物を捕らえているのであり、まぎれもなく毒蛇である。噛まれたら面倒がらずにすぐに病院へ行って不測の事態に備える態度が薦められる。


    [編集] 生態
    森林や水田等に生息する。地表棲。動きは不活発で、落ち葉や倒木の下でじっとしていることが多い。水辺を好み、危険を感じると水中に逃げ込むこともある。

    食性は動物食で、哺乳類、小型鳥類、トカゲ、カエル、魚類等を食べる。冬季に産卵のために集まったカエルを目当てに川辺に現れることもある。

    繁殖形態は卵生で、7-8月に1回に5-16個の卵を産む。卵殻は非常に薄く、産卵時にはすでに内部の胚は十分成長した状態であり、産み付けられた卵はわずか1-3日で孵化する。また、時には孵化した状態で産まれることもあり、限りなく卵胎生に近い卵生である。


    [編集] 参考文献
    『原色ワイド図鑑3 動物』、学習研究社、1984年、146頁。
    『爬虫類・両生類800図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、328頁。
    『小学館の図鑑NEO 両生類はちゅう類』、小学館、2004年、135頁。

    ヌマエビ科

    ヌマエビ科(Atyidae)は、エビの分類群の一つ。ヌマエビ、ヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビなど、淡水に生息するエビを含む分類群である。一科のみでヌマエビ上科(Atyoidea)を構成する。




    [編集] 概要
    エビとしては南方系で、熱帯から亜熱帯にかけて多く分布する。日本でも南西諸島や暖流に面した西日本の太平洋側で多くの種類が見られるが、日本海側や東日本では少ない。

    体の大きさはどれも数cmほどの小型のエビである。5対の歩脚のうち前の2対が短い鋏脚に変化しており、餌をつまむのに用いる。歩くときは後ろの3対を使う。

    「沼蝦」の名のとおり、川、湖、池などの淡水域で見られるが、洞窟内の地下水中に生息する種類もいる。また、汚染に弱く、生息地に農薬などが流入するとメダカなどよりも先に死滅してしまう。逆にいうと、ヌマエビ類がいる環境は豊かな自然が残っているという証明にもなる。

    カワリヌマエビ属(Neocaridina属)など、一生を淡水で過ごす陸封型の種類もいるが、幼生時に海で成長する両側回遊型の種類の方が多い。これらは幼生が海流に乗って運ばれるため分布域が非常に広く、マダガスカルやフィジー諸島などの河川でも日本と共通した種類が見られる。また、目立った河川が無い島嶼などでも、海岸のわずかな湧水などに生息していることがある。

    食性は雑食性で、生物の死骸や藻類、デトリタスなどを食べる。生きた動物を捕食することはほとんどないが、ヤマトヌマエビなどは自分より小さい小魚やエビを捕食することがある。


    [編集] 飼育対象として
    ヌマエビ類はほとんどの種類が泥臭くて食用には向かず、釣り餌などに利用される程度だったが、現在は観賞用やタンクメイトとして、熱帯魚飼育者の間で脚光を浴びるようになった。

    特にヤマトヌマエビは丈夫で飼育しやすいこと、水槽内の藻類を食べて回ること、大型で見栄えがすることなどから、現在は海外の熱帯魚愛好家にもその名が知られている。トゲナシヌマエビとミナミヌマエビもわりと丈夫だが、ミゾレヌマエビやヒメヌマエビはやや長期飼育が難しい。

    しかしそれに伴った野生個体の乱獲と繁殖の難しさはヌマエビ類飼育の大きな問題点である。ミナミヌマエビは陸封型で繁殖は割と簡単だが、ヤマトヌマエビなど両側回遊型のエビは成長に海水が必要で、産卵してもなかなか成長させることができないのが多くの飼育者の現状である。


    [編集] 分類
    4亜科・36属があり、このうち日本には7属・約20種が分布する。

    ヒメヌマエビ亜科 Atyinae
    Archaeatya 属
    Atya 属
    ミナミオニヌマエビ属 Atyoida - ミナミオニヌマエビ
    オニヌマエビ属 Atyopsis - オニヌマエビ
    Australatya 属
    ヒメヌマエビ属 Caridina - ヤマトヌマエビ、トゲナシヌマエビ、ミゾレヌマエビ、ツノナガヌマエビ、ヒメヌマエビなど
    Jonga 属
    カワリヌマエビ属 Neocaridina - ミナミヌマエビ、イシガキヌマエビなど
    Potimirim 属
    ヌマエビ亜科 Paratyinae
    Atyaephyra 属
    Dugastella 属
    Palaemonias 属
    ヌマエビ属 Paratya - ヌマエビ、ヌカエビ、オガサワラヌマエビ
    Syncaris 属
    Troglocaris 属
    チカヌマエビ亜科 Caridellinae
    Atyella 属
    Caridella 属
    Caridinides 属
    Caridinopsis 属
    Edoneus 属
    Halocaridina 属 - オパエウラ
    チカヌマエビ属 Halocaridinides - チカヌマエビ
    Jolivetya 属
    Limnocaridella 属
    Limnocaridina 属
    Micratya 属
    Parisia 属
    Puteonator 属
    Pycneus 属
    Pycnisisa 属
    Typhlocaridina 属
    ドウクツヌマエビ亜科 Typhlatyinae
    ドウクツヌマエビ属 Antecaridina - ドウクツヌマエビ
    Spelaeocaris 属
    Stygiocaris 属
    Typhlatya 属
    Typhlopatsa 属

    ウィキスピーシーズにヌマエビ科に関する情報があります。
    [編集] おもな種類
    オニヌマエビ Atyopsis spinipes (Newport, 1847)
    体長2-5cmほど。額角が短く、体は太くずんぐりしている。前の2対の歩脚に長い毛が生えて筆のように変化しており、流下物を捕えて食べる習性を持つ。南西諸島から熱帯太平洋、インド洋に広く分布し、近縁種が多い。
    ヤマトヌマエビ Caridina multidentata Stimpson, 1860
    体長3-4cmほど。額角が短く、複眼が黒くて大きい。体側には赤い斑点が4列の線状に並んでいるが、オスでは点線に、メスでは破線になる。動きは活発で、網ですくうと跳ねずに歩きだす。西日本からフィジー、マダガスカルまで分布し、川の上流から中流にかけて生息する。観賞用としても人気がある。
    トゲナシヌマエビ C. typus H. Milne Edwards, 1837
    体長2-3cmほど。額角が短く、体型も他のヌマエビ類よりずんぐりしている。体色は一様に褐色がかって地味な個体が多いが、黒や青緑色の個体、背中に白っぽい縦線が走る個体もいる。網ですくうとヤマトヌマエビと同じように歩きだす。西日本から東南アジア、フィジーまで分布する。
    ミゾレヌマエビ C. leucosticta Stimpson, 1860
    体長2-3cmほど。トゲナシヌマエビとは逆に額角が長くまっすぐ伸び、体型もスマートだが、ヌマエビやツノナガヌマエビとの区別がつけにくい。メスの成体は灰褐色を帯び、体じゅうに小さな白点がたくさんあるのでこの和名がある。遡上する習性はあまり強くなく、下流域に多く生息する。西日本から南西諸島に分布する。
    ツノナガヌマエビ C. longirostris H. Milne Edwards, 1837
    体長2-3cmほど。和名通り額角が長く、上へ反るが、ヌマエビやミゾレヌマエビと区別がつけにくい。南西諸島、台湾、中国、ニューカレドニア、マダガスカルまで分布する。
    ヒメヌマエビ C. serratirostris De Man, 1892
    体長1-2cmほど。小型だが赤、茶、紫など体色が変異に富む。背中に白っぽい縦線が走る個体と、数本の白い横しまがある個体とがいる。色鮮やかな種類だが小型であまり活発ではなく、物かげに隠れる性質が強い。ミゾレヌマエビと同じく下流域に多い。西日本から東南アジア、オーストラリア北部、マダガスカルまで分布する。
    オパエウラ Halocaridina rubra Holthuis, 1963
    体長1.2-1.5cmほど。赤い個体から白い個体まで幅がある。成体は淡水から海水まで広く適応するが、繁殖には汽水と隠れ場所が必要。ハワイ諸島の anchialine pool 「陸封潮溜まり」と呼ばれる汽水域にのみ分布する固有種。ハワイアンレッドシュリンプ、スカーレットシュリンプ、ピクシーシュリンプ等、多くの名前で呼ばれている。
    ミナミヌマエビ Neocaridina denticulata denticulata De Haan, 1849
    体長1-2.5cmほど。上から見ると背中に白っぽい線があり、線をはさむように「ハ」の字型のもようがたくさんある。成体は褐色や緑黒色など体色が変異に富む。発生に塩分を必要とせず、一生を川で過ごす。西日本に分布するが、朝鮮半島や中国に多くの別亜種がいる。
    ヌマエビ Paratya compressa compressa De Haan, 1844
    体長は2-3cmほど。額角とは別に、目の上に小さなとげ(眼上棘)がある。両側回遊をおこなう「小卵型」と、淡水域で一生を過ごす「大卵型」とがいる。西日本に分布するが、亜種のヌカエビ P. c. improvisa Kemp, 1917 は東日本に分布する。
    オニヌマエビの一種 Atyopsis moluccensis。長い毛がある2対の歩脚を振りかざす
    ヒメヌマエビのメス。背中に白い縦線がある個体。抱卵している
    ヒメヌマエビのメス。背中に数本の横しまがある個体



    [編集] 参考文献
    保育社「原色日本大型甲殻類図鑑」(I) 三宅貞祥 ISBN 4-586-30062-0

    ヒジキ

    ヒジキ(鹿尾菜、羊栖菜、学名:Sargassum fusiforme、シノニム:Hizikia fusiformis)[1]は、褐藻類ホンダワラ科ホンダワラ属の海藻の一種である。波の荒い海岸近くの岩場の潮間帯付近に繁茂し、春から初夏に胞子嚢を付けて成熟する。

    「ひじきを食べると長生きする」と古くから言われており敬老の日に因んで9月15日は「ひじきの日」となっている[2]。



    [編集] 特徴
    分布
    日本では北海道から本州、四国、九州、南西諸島(奄美大島、沖縄島)に、日本国外では朝鮮半島及び中国南部に分布する。

    生育環境
    潮間帯下部から低潮線の岩上に帯状分布する。

    分類
    ヒジキは、ヒジキ属Hizikiaに含められていたが、吉田(2001)による分子系統学的研究からホンダワラ属(Sargassum)に含められた[3]。

    形態
    長さは50-100cm。根は匍匐し岩上に付着する。根から1-数本の主枝(茎)を伸ばし、主枝から葉と小枝を出す。主枝は円柱状で太さ3-4mm。葉はへら形で葉縁に鋸歯を持つ。


    [編集] 利用
    ヒジキは主に食材として利用される。干ひじき(ほしひじき)として販売されることが多い。加工の方法は、主に伊勢方式と呼ばれる乾燥原藻を水戻しして蒸乾する蒸乾法と、煮乾法に大別される。煮乾法ではさらに、房州製法に代表される生原藻を煮乾する方法と、乾燥原藻を水戻しして煮乾する製法とに分かれる。生きている間は茶色~褐色だが、加工するにつれ真黒になる。干ひじきは、水で戻してから醤油、砂糖などで煮て食べる「ひじきの五目煮」がポピュラーである。近年はひじきご飯に加え、サラダ、酢の物、天ぷらなど幅広い料理を楽しんでいる。

    ひじきは通常3月から5月の大潮の干潮時に漁師や海女が磯にでて鎌などで刈り取って収穫する。地域によっては、寒中(11月から2月)に幼芽を収穫したひじきもある。

    ひじきは細長い茎の部分と葉や芽のように出ている部分を分離して製品化されることが多い。茎の部分だけにしたものを'長ひじき、茎ひじき'糸ひじきなどという。芽の部分だけにしたものを 芽ひじき、姫ひじき、米ひじきなどという。

    長ひじきと芽ひじきは料理方法や好みで使い分ければ良い。


    [編集] 安全性
    2004年7月28日英国食品規格庁(FSA)は、日本産ヒジキについて発がん性のある無機ヒ素を多く含有しているため食べないようにとする勧告を出した。それに対し日本の厚生労働省は、調査結果のヒ素含有量からすると、成人では継続的に毎週30g以上を摂取しない限り世界保健機関(WHO)の暫定的耐容週間摂取量を上回ることはなく、現在の日本人の平均的摂取量に照らすと、通常の食べ方では健康リスクが高まることはないものと考えられる、との見解を示した。


    [編集] 保護上の位置づけ
    沖縄県版レッドデータブック - 準絶滅危惧

    [編集] 脚注
    ^ 吉田忠生・嶌田智・吉永一男・中嶋泰 (2005) 『日本産海藻目録(2005年改訂版)』 藻類、53:179-228.
    ^ 2007年9月号「3040」
    ^ 吉田忠生 (2001) 『ヒジキの学名について』 藻類、49:38-39.(香村(2006)より再引用)

    [編集] 参考文献
    香村眞徳 「ヒジキ」 『改訂・沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物(菌類編・植物編)-レッドデータおきなわ-』、沖縄県文化環境部自然保護課編 、2006年、419-420頁。
    千原光雄著 『標準原色図鑑全集 第15巻 海藻・海浜植物』 保育社、1970年、47頁。

    ニクバエ

    ニクバエ(肉蝿)はハエ目(双翅目)ニクバエ科(Sarcophagidae)に属するハエの総称。




    [編集] 特徴
    ほとんどの種の胸部背板に縦縞があることから、イエバエのようにイエバエ科で縦縞を持つハエと間違えやすい昆虫だが、イエバエより幾分大型で、またイエバエ科やヤドリバエ科の縦縞を持つものの縞がたいてい偶数の4本であるのに対し、ニクバエの縞は奇数の3本であることから、慣れれば一目で区別できる。

    ニクバエ科にはヤドリニクバエ亜科(Miltogramminae)とニクバエ亜科(Sarcophaginae)の2亜科があり、これらには約100属が含まれる。ニクバエは同じハエ下目に属し、クロバエ類やキンバエ類のようにニクバエによく似た死肉食性の種が多いクロバエ科にかなり近縁で、同じヒツジバエ上科に属する。


    [編集] 習性
    一般的に、ニクバエの成虫は卵胎生で、孵化寸前の幼虫の入った卵を動物の死体に産みつけ、すぐさま孵化した幼虫はそこで発育する。幼虫は典型的なウジで、肉の中で5~10日過ごし、その後土にもぐり、成虫になる。成虫になってからの寿命は多くの場合1ヶ月余りと考えられるが、成虫越冬する種などではずっと長くなる。

    ニクバエのウジには同所的に見られる他の幼虫を捕食したり捕殺するものが知られているが、これは捕食される側の幼虫が小さくて競争者になったときが多いようである。

    ニクバエの幼虫にはクロバエ科の幼虫と同様、様々な無脊椎動物の捕食寄生者となるものも多い。例えばカスミニクバエ類はバッタに寄生する。甲虫、陸貝、鱗翅目の幼虫(ことにテンマクケムシ)といった大型無脊椎動物を食べて育つものもある。日本産のものでは、クサニクバエが茨城県のマツカレハの幼虫によく寄生していることが報告されている。これらは生物学的防除に有用であると考えられている。最近、マングローブに生息する小型の巻貝類に非常に高頻度に寄生し、個体群胴体に大きな影響を与えている種も報告されている。また、南米産の種の中にはカメの卵に捕食寄生する種さえ知られている。

    ニクバエと幼虫は上記のように死肉や生きた動物組織のような動物質を食べるものが多いが、他にも動物の糞のような腐敗した排泄物を食べるものも知られている。例えば汲み取り式便所の便池はセンチニクバエなどの好発生地であり、センチニクバエのようにこうした環境に深く依存してきた種の中には便所の水洗化が進んだ地域で著しく減少しているものも知られている。また、糞食の種の中にはきわめて狭食性のものもあり、中南米のヘリコニアなどの茎の先端の漏斗状の葉の筒を毎日日替わりでねぐらにするスイツキコウモリが昼の休息時に排泄した糞のみを発生源にしているニクバエが知られている。

    ニクバエは、膨張するまで腐敗の進んだヒトや動物の死体に幼虫を好んで産みつける。多くの場合、ニクバエはかなり腐敗の進んだ状態を好むが、冷たくなってすらいない死体を好むものもいる。遺体上のニクバエは警察の捜査に用いられる。


    [編集] 利用
    ニクバエの生活史は予測可能である。この事を用いて、法医昆虫学者はニクバエが食べている死体がいつ死んだかを決定することができる。老熟幼虫を採集して死んだ可能性の最も早い日付を逆算して推定するのである。そうやって、おおよその死亡日時がわかる。この事は、法医昆虫学者が遺体の条件と一致する人物が死亡日時近辺で失踪していたかどうか確かめることができるので、その遺体の身元が誰かを決定するのに有効である。

    特定の昆虫は特定の状態の死体を好む。あるものはかなり分解の進んだ死体、さらには乾燥した死体ですら好む。このことによって法医昆虫学者の死亡日時推定が可能になる。全ての昆虫の生活史は予測可能なので、実際法医昆虫学者は全ての異なるタイプの昆虫の平均齢を逆算して死亡推定日時を得ているのである。


    [編集] 分類

    ヤブガラシの蜜を舐めるナミニクバエ♂(東京都新宿区)以下に日本産ニクバエ科相を概観できるようリストを掲げた。しかし、本科の分類は時代や研究者などによってしばしば異なり、亜科の分け方では、4亜科に分ける考え方や2亜科しか認めない考え方などがある。属の扱いについてはさらに種々の立場があり、一例をあげるなら、シリアカニクバエなどが属する Parasarcophaga を独立の属として扱う場合もあれば、Sarcophaga属の亜属とする場合もある。このような研究者や文献間での食い違いは、一般の者には不便なものであり将来的には一致を見るべきだが、それぞれに根拠があっての不一致であると理解すべきである。

    ここに示したリストはスウェーデン自然史博物館のニクバエ研究者 Tomas Pape の世界全体のリスト(外部リンク参照)に従った。3亜科に分けてあり、属の扱いも上記概説部と合致しない部分があるが、上述のような状況であるための便宜上の措置である。亜科ごとに学名のアルファベット順で配列してある。
    日本のニクバエ相は、衛生昆虫という側面から比較的よく調べられており、他のハエ目昆虫に比べると相当詳しくわかっている。したがってリストは日本のニクバエ相の凡そを示していると言えるが、死体で繁殖しない捕食寄生性、あるいは労働寄生性の種の解明率はまだ十分ではないと考えられ、新種や新記録種が現在も追加されつつある。
    日本産昆虫目録データベース(外部リンク参照)をもとに、いくつかの種を加えたうえ、各種に分布の概略を示した。「北、本、四、九、奄、沖」はそれぞれ北海道、本州、四国、九州、奄美、沖縄(八重山も含む)で、「中、韓、台、ロ極東」はそれぞれ中国、韓国、台湾、ロシア極東部の略である。

    [編集] 日本産ニクバエ科のリスト
    Miltogramminae
    ドロバチヤドリニクバエ Amobia distorta (Allen,1926) 本、台、旧北区、北米、アルジェリア
    ヨコジマコバネヤドリニクバエ Cylindrothecum angustifrons (Townsend,1932) 本、沖、中国
    シロオビギンガクニクバエ Eumetopiella (Asiaraba) matsumurai (Rohdendorf,1967) 北、本、中
    カノウハナバチノスヤドリニクバエ Macronychia (Macronychia) kanoi Kurahashi,1972 本、ロシア
    エゾハナバチノスヤドリニクバエ Macronychia (Macronychia) striginervis (Zetterstedt,1844) 北、本、旧北区
    ハチノスヤドリニクバエ Macronychia (Moshusa) polydon (Meigen,1824) 日本、中、旧北区、イスラエル
    ミカワヤドリニクバエ Metopia (Anicia) campestris (Fallen,1820) 日本、全北区
    和名不詳 Metopia (Anicia) grandii Venturi,1953 日本、ロ極東、シベリア
    ヤドリニクバエ Metopia (Anicia) inermis Allen,1926 日本、北米
    ミナミヤドリニクバエ Metopia (Australoanicia) nudibasis (Malloch,1930) 日本、中国、東洋区、豪州
    ギンガクヤドリニクバエ Metopia (Metopia) argyocephala (Meigen,1824) 九~沖、台、中、韓、旧北区、東洋区、中東、北米、ペルー
    タイワンヤドリニクバエ Metopia sauteri (Townsend,1932,Chaetoanicia) 本~奄、ロ極東、中、韓、台、ネパール
    ゼニゴギンガクニクバエ Metopia (Metopia) stackeibergi Rohdendorf,1955 日本、中、旧北区、
    ヒコサンギンガクニクバエ Metopia (Metopia) suifenhoensis Fan,1965 日本、ロ極東、中、韓
    トガシヤドリニクバエ Metopia togashii Kurahashi,2004 本
    コバネニクバエ Miltogramma (Miltogramma) punctatum Meigen,1824 日本、中、韓、旧北区、中東、アフリカ、カナリー
    和名不詳 Oebalia (Ptychoneura) minuta (Fallen,1810) 日本、旧北区
    ハネボシスナニクバエ Phylloteles formosana (Townsend,1933) 日本、ロ極東、中、モンゴル
    アナバチヤドリニクバエ Protomiltogramma fasciata (Meigen,1824) 日本、中、旧北区、中東、アフリカ、カナリー
    カオジロヤドリニクバエ Senotainia (Sphixapata) japonensis Kurahashi,1970 奄
    タカサゴヤドリニクバエ Synorbitomyia linearis (Villneuve,1929) 沖、台、東洋区
    Paramacronychiinae
    ヤチニクバエAgria moanchae(Kramer,1908) 北、本、旧北区
    ヒグラシヤチニクバエ(ヒグラシヤドリバエ) Angiometopa cicadina (Kato,1943) 本
    ヒコサンニクバエ Angiometopa hikosana Kurahashi,1975 九
    シノナガニクバエ Angiometopa shinonagai Kurahashi,1975 本
    ハナバチノスヤドリニクバエ Brachicoma devia (Fallen,1820) 北、本、中、旧北区、北米
    オガサワラホソニクバエ Goniophyto boninensis Lopes,1958 小笠原
    ホンシュウホソニクバエ Goniophyto honshuensis Rohdendorf,1962 本~沖、ロ極東、中
    ホリホソニクバエ Goniophyto horii Kurahashi et Suenaga,1994 九
    リュウキュウホソニクバエ Goniophyto yaeyamaensis Kano et Shinonaga,1964 奄~沖
    ゴヘイニクバエ Sarcophila japonica (Rohdendorf,1965) 本、ロ極東、韓
    Sarcophaginae
    サンベカスミニクバエBlaeoxipha ampliforceps Shinonaga et Matsudaira,1970 本
    和名不詳Blaeoxipha dupuisi Leonide J. et Leonide J.-C.,1973 日本、旧北区
    和名不詳Blaeoxipha gladiatrix (Pandelle,1896) 日本、中、中東、エジプト、旧北区、
    和名不詳Blaeoxipha grylloctona Loew,1861 日本、中、旧北区
    ヤマトカスミニクバエ Blaeoxipha japonensis Hori,1954 北~九、千島、中
    バッタヤドリニクバエ Blaeoxipha rufipes (Macquart,1839) 本、九、旧北区、東洋区、アフリカ
    カスミニクバエ Blaeoxipha sublaticornisHsue,1978 北、本、ロ極東、中
    アマミカスミニクバエ Blaesoxipha amamiensis Shinonaga et Matsudaira,1970 奄
    ヒラエニクバエ Blaesoxipha palauensis Lopes,1958 沖、ロ極東、中
    クダマキモドキヤドリニクバエ Blaesoxipha pygmaea Zetterstedt,1845 本
    ヒメシリアカニクバエ Ravinia striata (Fabricius,1794) 北、本、中、韓、旧北区、東洋区、中東、アフリカ、カナリー
    タイワンコニクバエ Sarcophaga (Asceloctella) calicifera (Bottcher,1912) 奄~フィリピン、中、インド、アフリカ
    カネコニクバエ Sarcophaga (Asceloctella) kanekoi Kano et Field,1964 奄
    カヤニクバエ Sarcophaga (Asiopierretia) kayaensis (Park,1962) 本、韓
    コニクバエ Sarcophaga (Asiopierretia) ugamskii (Rohdendorf,1937) 本、ロ極東、中、韓
    ホリニクバエ Sarcophaga (Bellieriomima) horii (Kano,1953) 北~九、ロシア極東
    ジョセフニクバエ Sarcophaga (Bellieriomima) josephi (Bottcher,1912) 本~沖、ロ極東、韓、台
    カガニクバエ Sarcophaga (Bellieriomima) kagaensis (Hori,l1954) 北~九
    オキナワヒメニクバエ Sarcophaga (Bellieriomima) pseudosubulata (Kano et Field,1963) 沖
    ヒメニクバエ Sarcophaga (Bellieriomima) pterygota (Thomas,1949) 日本、ロ極東、中
    タカハシニクバエ Sarcophaga (Bellieriomima) takahasii (Kano et Okazaki,1956) 本、ロ極東
    フィールドニクバエ Sarcophaga (Bellieriomima) uniseta (Baranov,1939) 北~沖、ロ極東、中
    センチニクバエ Sarcophaga (Boettcherisca) peregrina (Robineau-Desvoidy,1830) 北~沖、ロ極東、中、韓、東洋区、オセアニア
    クロニクバエ Sarcophaga (Boettcherisca) septentrionalis Rohdendorf,1937 本~九、ロ極東、中
    アサヒナニクバエ Sarcophaga (Dysparaphalla) asahinai (Kano,1962) 沖
    シリグロニクバエ Sarcophaga (Helicophagella) melanura (Meigen,1826) 北~沖、旧北区、東洋区
    チビクロニクバエ Sarcophaga (Heteronychia) abramovi Rohdendorf,1938) 北、ロ極東
    ニホンクロニクバエ Sarcophaga (Heteronychia) nipponensis Shinonaga et Matsudaira,1970 本
    サタニクバエSarcophaga (Heteronychia) obscurata (Rohdendorf,1937) 九、沖、中、韓、旧北区
    キタシリアカニクバエ Sarcophaga (Heteronychia) vagans (Meigen,1826) 北、旧北区
    ホザワニクバエ Sarcophaga (Horiisca) hozawaii (Hori,1954) 本、九、韓
    オカザキニクバエ Sarcophaga (Kanoa) okazakii (Kano,1953) 本
    シュッツェニクバエ Sarcophaga (Kramerea) shuetzei (Kramer,1909) 北~九、中、韓、旧北区
    ハマベニクバエ Sarcophaga (Leucomyia) cinerea (Fabricius,1794) 本~沖、東洋区
    ビーソンニクバエ Sarcophaga (Lioproctia) beesoni Senior-White,1924) 北、中、ビルマ、タイ
    ツノアカニクバエ Sarcophaga (Liopygia) ruficornis (Fabricius,1794) 奄~フィリピン、中、インド、アフリカ
    イソニクバエ Sarcophaga (Liosarcophaga) brevicornis (Ho,1934) 本~九、ロ極東、韓、中、東洋区、豪州
    ミセラニクバエ Sarcophaga (Liosarcophaga) dux (Thomson,1869) 日本、ロ極東、韓、中、タイ、ネパール、ハワイ、豪州
    クサニクバエ Sarcophaga (Liosarcophaga) harpax (Pandelle,1896) 日本、韓、中、旧北区、東洋区、北米
    キタハラニクバエ Sarcophaga (Liosarcophaga) kitaharai (Miyazaki,1958) 本~九、中国
    コバヤシニクバエ Sarcophaga (Liosarcophaga) kobayashii (Hori,1954) 北、本、ロ極東、中
    シリタカニクバエ Sarcophaga (Liosarcophaga) shiritakaensis (Hori,1954) 北~九、ロ極東、韓
    ユミガタニクバエ Sarcophaga (Liosarcophaga) tuberosa (Pandelle,1896) 本~沖、中、韓、旧北区、北米
    マキバニクバエ Sarcophaga (Mehria) clathrata (Meigen,1826) 北、本、中、旧北区、カナリー
    タカネニクバエ Sarcophaga (Mehria) olsoufievi (Rohdendorf,1937) 本、対、中、ロシア
    チンタオコニクバエ Sarcophaga (Myorhina) tsintaoensis (Ye,1965) 北、中
    タイリクコニクバエ Sarcophaga (Myorhina) villeneuvei (Bottecher,1912) 北、旧北区、新北区
    ホクリクニクバエ Sarcophaga (Nihonea) hokurikuensis (Hori,1955) 本~九、中
    フルトネニクバエ Sarcophaga (Nudicerca) furutonensis (Kano et Okazaki,1956) 本
    カワユニクバエ Sarcophaga (Pandelleisca) kawayuensis (Kano,1950) 北~九、ロ極東
    ペキンニクバエ Sarcophaga (Pandelleisca) polystylata (Ho,1934) 北~九、ロ極東、韓、中、アルタイ
    ナミニクバエ Sarcophaga (Pandelleisca) similis (Meade,1876) 北~沖、中、韓、旧北区、中東
    ゲンロクニクバエ Sarcophaga (Parasarcophaga) albiceps (Meigen,1826) 北~沖、韓、中、旧北区、東洋区、イスラエル、豪州、
    シリアカニクバエSarcophaga (Parasarcophaga) crassipalpis (Macquart,1839) 北~九、世界各地
    ヤマトニクバエ Sarcophaga (Parasarcophaga) japonica (Hori,1954) 本
    クロゲンロクニクバエ Sarcophaga (Parasarcophaga) macroauriculata (Ho,1932) 対馬、ロ極東、韓、中
    オオイタニクバエ Sarcophaga (Parasarcophaga) oitana (Hori,1955) 本、九
    ツシマニクバエ Sarcophaga (Parasarcophaga) tsushimae (Senior-White,1924) 北~九、韓、中
    トラツメニクバエ Sarcophaga (Parasarcophaga) unguitigris Rohdendorf,1938 本~九、ロ極東、韓、中
    キーガンニクバエ Sarcophaga (Phallantha) keegani Kano et Shinonaga,1964 本、九
    エゾニクバエ Sarcophaga (Phallantha) sichotealini Rohdendorf,1938 本、韓
    マーゲンスニクバエ Sarcophaga (Phallanthisca) magensi (Kano,1957) 石垣、西表
    シラキニクバエ Sarcophaga (Phallanthisca) shirakii (Kano et Field,1963) 沖、中
    オオシマニクバエ Sarcophaga (Phallonychia) oshimensis Kano et Field,1964 奄、徳之島
    キノシタニクバエ Sarcophaga (Phallosphaera) gravelyi (Senior-White,1924) 本~沖、ロ極東、中、韓、ネパール、東洋区
    シロガネニクバエ Sarcophaga (Phallosphaera) konakovi Rohdendorf,1938 北~九、ロ極東、中、韓
    メッツゲルニクバエ Sarcophaga (Phallosphaera) metzgeri Kano et Shinonaga,1964 北、本、韓
    トリオニクバエ Sarcophaga (Pseudothyrsocnema) crinitula (Quo,1952) 本~沖、中、韓
    エダガタニクバエ Sarcophaga (Robineauella) pseudoscoparia (Kramer,1911) 北、シベリア、中、韓、モンゴル
    エダニクバエ Sarcophaga (Robineauella) scoparia (Pandelle,1896) 本、中、韓、旧北区、アラスカ
    ウエモトニクバエ Sarcophaga (Robineauella) uemotoi Kano et Field,1964 本、九、沖縄、中国
    ヌマニクバエ Sarcophaga (Rosellea) uliginosa (Kramer,1908) 北、本、中、旧北区、北米
    オオニクバエ Sarcophaga (Sarcorohdendorfia) aurata (Walker,1861) 本、九~沖、中、韓、ジャワ、ニューギニア
    カモシカニクバエ Sarcophaga (Sarcorohdendorfia) inextricata (Boettcher,1913) 本、九~沖
    アニヤニクバエ Sarcophaga (Sinonipponia) aniyai (Kano,1957) 石垣、西表
    トゲニクバエ Sarcophaga (Sinonipponia) hervebazini (Seguy,1934) 本、九、ロ極東、韓、中
    ムサシノニクバエ Sarcophaga (Sinonipponia) musashinensis( Kano et Okazaki,1956) 本~九、ロ極東、韓
    ハクサンニクバエ Sarcophaga (Takanoa) hakusana (Hori,1954) 本、九、中、韓
    ヨナハニクバエ Sarcophaga (Takaraia) yonahaensis Kano et Field,1963 沖

    シオマネキ

    シオマネキ(潮招、望潮)は、エビ目(十脚目)・スナガニ科・シオマネキ属 Uca に分類されるカニの総称。オスの片方の鋏脚(はさみ)が大きくなることで知られる分類群である。日本ではこの中の一種 Uca arcuata (De Haan, 1833) に「シオマネキ」の標準和名が充てられる。




    [編集] 特徴
    横長の甲羅をもち、甲幅は20mmほどのものから40mmに達するものまで種類によって差がある。複眼がついた眼柄は長く、それを収める眼窩も発達する。地表にいるときは眼柄を立てて周囲を広く見渡す。歩脚はがっちりしていて逃げ足も速い。オスの片方の鋏脚とメスの両方の鋏脚は小さく、砂をすくうのに都合がよい構造をしている。

    成体のオスは片方の鋏脚が甲羅と同じくらいまで大きくなるのが特徴で、極端な性的二形のためオスとメスは簡単に区別がつく。鋏脚は個体によって「利き腕」がちがい、右が大きい個体もいれば左が大きい個体もいる。生息地ではオス達が大きな鋏脚を振る「ウェービング(waving)」と呼ばれる求愛行動が見られる。和名「シオマネキ」は、この動作が「潮が早く満ちてくるように招いている」ように見えるためについたものである。英名"Fiddler crab"の"Fiddler"はヴァイオリン奏者のことで、やはりこれもウェービングの様子を表した名前といえる。

    熱帯・亜熱帯地域の、河口付近の海岸に巣穴を掘って生息する。種類ごとに好みの底質があり、干潟・マングローブ・砂浜・転石帯でそれぞれ異なる種類が生息する。巣穴は通常満潮線付近に多く、大潮の満潮時に巣穴が海面下になるかどうかという高さにある。潮が引くと海岸の地表に出てきて活動する。食物は砂泥中のプランクトンやデトリタスで、鋏で砂泥をつまんで口に入れ、砂泥に含まれる餌を濾過摂食する。一方、天敵はサギ、シギ、カラスなどの鳥類や沿岸性の魚類である。敵を発見すると素早く巣穴に逃げこむ。

    海岸の干拓・埋立・浚渫などで生息地が減少し、環境汚染などもあって分布域は各地で狭まっている。風変わりなカニだけに自然保護のシンボル的存在となることもある。


    [編集] おもな種類
    日本産シオマネキ類は10種類ほどが知られるが、九州以北では西日本にシオマネキとハクセンシオマネキの2種類だけが分布する。南西諸島や小笠原諸島では多くの種類が見られる。

    シオマネキ Uca arcuata (De Haan, 1833)
    甲長(縦の長さ)20mm、甲幅(横の長さ)35mmに達し、日本産シオマネキ類の最大種。ハクセンシオマネキに比べて左右の眼柄が中央寄りで、甲は逆台形をしている。オスの大鋏表面には顆粒が密布し、色はくすんだ赤色だが、泥をかぶり易く色が判別しにくいこともある。
    静岡県以西の本州太平洋岸、四国、九州、南西諸島、朝鮮半島、中国、台湾の各地に生息地が点在する。泥質干潟のヨシ原付近・泥が固まった区域に生息するが、人間の活動が大きな脅威となり生息域が減少している。環境省が2000年に発表した無脊椎動物レッドリストでは準絶滅危惧(NT)とされていたが、絶滅のおそれが増大したとの判断から2006年の改訂で絶滅危惧II類(VU)となった。
    有明海沿岸地方ではタウッチョガネ、ガネツケガニ、マガニなどと呼ばれる。アリアケガニやヤマトオサガニなどと共に漁獲され、「がん漬」という塩辛で食用にされる。
    ハクセンシオマネキ U. lactea lactea (De Haan, 1835)
    甲幅18mmほどで、シオマネキよりだいぶ小さい。伊勢湾以西の本州太平洋岸、四国、九州、朝鮮半島に分布し、河口付近の泥まじりの砂浜や転石海岸に生息する。オスのウェービングが白い扇子を振って踊るように見えるためこの和名がついた。環境省レッドリストではシオマネキと同じく準絶滅危惧から絶滅危惧II類に改訂されたが、21世紀初頭の時点ではシオマネキより生息地が多い。
    亜種オキナワハクセンシオマネキ U. lactea perplexa (H. Milne Edwards, 1837) は、南西諸島からフィリピン、バヌアツまで分布するが、独立した種 U. perplexa とすることもある。
    ヒメシオマネキ Uca vocans (Linnaeus, 1758)
    甲幅20mmほど。オスの大きなはさみは上半分が白色、下半分が橙色をしている。オスの大鋏は噛みあわせに小さな歯があるが、闘争などで鋏が脱落すると噛み合わせに歯がない大鋏が再生する。南西諸島から台湾、フィリピン、パラオまで分布する。
    ベニシオマネキ Uca chlorophthalma crassipes (Adams et White, 1848)
    甲幅15mmほど。和名通りオスの大鋏が鮮紅色をしている。甲羅も赤いが、ほぼ全面が赤い個体から全面が黒い個体まで個体差が大きい。脚は黒い。インド洋と西太平洋の熱帯域に広く分布し、日本では南西諸島と小笠原諸島に分布する。マングローブ地帯に生息する。
    ルリマダラシオマネキ Uca tetragonon (Herbst, 1790)
    甲幅25mmほど。和名のとおり甲羅は鮮やかな水色で、青い小斑点が散在する。鋏脚はくすんだ橙色、脚は褐色。インド洋・西太平洋の熱帯域に分布し、日本では南西諸島に分布する。小石の多い砂浜海岸に生息するが、個体数は少ない。
    ヤエヤマシオマネキ Uca dussumieri
    甲幅25mmほど。オスの大鋏の下半分が赤いことが特徴。沖縄県のマングローブ付近に生息する。
    ヤエヤマシオマネキ(雄個体・正面)
    ヤエヤマシオマネキ(雄個体・背面)



    [編集] 参考文献
    ウィキスピーシーズにシオマネキ属に関する情報があります。「原色日本大型甲殻類図鑑 II」三宅貞祥 保育社 ISBN 4-586-30063-9
    「川の生き物図鑑 鹿児島の水辺から」鹿児島の自然を記録する会編 南方新社 ISBN 4-931376-69-X

    [編集] 外部リンク
    Winnie P.W. Kwok & Wing-sze Tang, 「Fiddler Crabs in Hong Kong - An Overview」『Hong Kong Biodiversity』Issue No.12, 2006 (香港のシオマネキ類概要)

    ナベワリ

    ナベワリというのは、森林にはえる多年生草本である。


    [編集] 特徴
    ナベワリ(Croomia heterosepala (Baker) Okuyama)というのは、単子葉植物ビャクブ科(Stemonaceae)に属する植物である。全体に柔らかい草である。

    地下茎は横に這い、所々から茎を地上に出す。茎は高さ30-60cm位になり、真っすぐ立ち上がって中程からやや傾く。節ごとに一枚ずつ、数枚の葉をつける。葉はややハート形っぽい楕円形で、短い葉柄がある。葉は柔らかく、しわがよっていていて、縦に数本の脈が走る。

    花は4-5月ごろに出る。葉の付け根から出て、細い柄があって垂れ下がるので、ちょうど葉の下に隠れるようにつく。花びらは四枚、二枚ずつ対生して内外の二列になる。単子葉植物としては珍しい造りである。花びらは楕円形、緑色で、ほぼ水平に開く。外側の一枚だけが特に大きいので、妙に不対称な変わった花形になる。雄しべ雌しべは中央に集まって突き出る。


    ナベワリの花本州(関東以南)から九州、どちらかと言えば暖かい地域に多い。森林の下に生える。

    奇妙な名前であるが、これは「鍋割り」ではなく、実は「舐め割り」の変化したものであると言う。葉に毒があるので、嘗めると舌が割れるという伝承によるようである。


    [編集] 近縁種
    外見的には、シオデにやや似ている。分類上の縁は薄い。

    本当の近縁種のヒメナベワリ(C. japonica Miq.)は、植物そのものはむしろやや大きいが、花は小さく、花びらが反り返る。本州(中国地方)、四国、九州から奄美諸島に分布。

    なお、属としては他に北アメリカ東部に一種がある。東アジアと北アメリカ東岸の隔離分布の一例である。

    ダツ

    ダツ(駄津)は、ダツ目・ダツ科(Belonidae)に分類される魚の総称。狭義にはその中の一種 Strongylura anastomella の和名である。




    [編集] 概要
    全世界の熱帯・温帯域から10属・32種が知られ、うち日本には4属・8種が分布する。日本のダツ類は浅い海に生息するものばかりだが、日本以外の熱帯域には汽水域や淡水域に生息する種類がいる。

    同じダツ目のサヨリやサンマと同じく、前後に細長い体を持つが、ダツ類は両顎が前方に長くとがるのが特徴で、英名のNeedlefish(針の魚)もここに由来する。両顎はわずかに湾曲し、後方では閉じることができない。また、顎には鋭い歯もある。

    背中側の体色は青いが、体側から腹面は銀白色をしている。ひれは小さく、胸びれ以外のひれは体の後半部に集中する。骨は青色や緑色をしており気持ち悪がられることが多いが、肉は半透明の白色で食用となる。

    サヨリ、サンマ、トビウオ、メダカなどと同じダツ目に属し、これらと同じように沿岸域の表層(水面に近い所)に群れをなして生活する。尾びれをすばやく振って高速で泳ぎ回り、おもに小魚を捕食する。

    捕食の際は小魚の鱗で反射した光に敏感に反応し、突進する性質がある。暗夜にダツが生息する海域をライトで照らすと、ダツが突進してくることがあるので夜間の潜水はとくに注意が必要である。実際にダツが人体に刺さって死傷する事故も多く、刺さると回転してさらに傷が広がる。実吉達郎著『知らなきゃ怖い生物常識』(『廣済堂』刊)によると、沖縄の漁師では、昔から「ダツは鮫より怖い」と言われているそうである。ダツが刺さった時はむやみに抜くと出血多量に陥る場合があるので、抜かずに慎重に病院に行く。

    繁殖期は初夏で、藻場に集まり産卵する。卵は直径2mm-3mm程度の球形で、表面の付着糸で藻類に絡みついて発生する。

    釣りや定置網、刺し網などの沿岸漁業でよく漁獲されるが、顎も歯も鋭いので取り扱いには注意を要する。食味は特に美味ではないが脂肪の少ない白身で、刺身、唐揚げ、塩焼きなどいろいろな料理で食べられる。


    オキザヨリ Tylosurus crocodilus
    [編集] 分類
    ハマダツ属 Ablennes - ハマダツ
    ダツ属 Strongylura - ダツ、リュウキュウダツ
    ヒメダツ属 Platybelone - ヒメダツ
    テンジクダツ属 Tylosurus - テンジクダツ、オキザヨリ
    Belone 属
    Belonion 属
    Petalichthys 属
    Potamorrhaphis 属
    Pseudotylosurus 属
    Xenentodon 属

    [編集] おもな種類
    ダツ Strongylura anastomella Valenciennes, 1846
    全長1mほど。頭部の鱗が小さいことでリュウキュウダツと区別する。日本海と東シナ海を含む西太平洋の温帯域に分布する。日本でも北海道南西部以南で見られるが、南西諸島と小笠原諸島には分布しない。
    リュウキュウダツ S. incisa Valenciennes, 1846
    全長70cmほど。ダツに比べて頭部の鱗が大きい。西太平洋と東インド洋の熱帯域に広く分布し、日本では南西諸島に分布する。
    ハマダツ Ablennes hians Valenciennes, 1846
    全長1.2mに達し、体側に黒っぽい横しま模様が出ることで他の種類と区別できる。全世界の熱帯・温帯域に広く分布し、日本でも本州以南の沿岸に分布している。
    ヒメダツ Platybelone argalus Bennett, 1832
    全長50cmほどで、ダツ類の中では小型種。尻びれが背びれよりも前にあること、目がわりと大きいことで他の種類と区別する。太平洋と東インド洋の熱帯域に広く分布し、日本では南西諸島、小笠原諸島に分布する。
    テンジクダツ Tylosurus acus Bleeker, 1850
    全長1mほど。下顎に角のような下向きの突起が出ることが多い。インド洋と西太平洋の熱帯・温帯域に分布する。
    オキザヨリ T. crocodilus Peron et Lesueur, 1821
    全長1.3mに達する。生きている時は鰓蓋に青い横しまが1本入る。テンジクダツに似るが下顎に突起は出ない。西太平洋の熱帯・温帯域に分布し、日本では本州以南で見られる。和名に「サヨリ」とあるがダツの仲間である。
    ウィキメディア・コモンズには、ダツ科 に関連するカテゴリがあります。
    [編集] 別名
    マルダツ、ダス、ラス、アオサギ、ダイガンジ(九州地方)、ナガサレ(九州地方)、シジャー(琉球語)など

    トガリネズミ

    トガリネズミは、トガリネズミ目のトガリネズミ科 Soricidae に属する小型哺乳類の総称。モグラ目全種のうち、70%の種数を占め、日本には2亜科4属13種20亜種が分布する(うちジャコウネズミ Suncus murinus は移入種)。「~ネズミ」という名前から誤解されやすいが、齧歯類(ネズミ目)ではなく、系統的にはモグラやハリネズミと近縁のグループである。ハツカネズミに似ているが、鼻先が細長くとがっており、耳や目は小さく、体はやわらかい灰茶色のビロードのような毛で覆われている。

    狭義には、ジネズミ類をのぞいたトガリネズミ亜科の動物、あるいはさらにカワネズミ属やジャコウネズミ属を除いたトガリネズミ属 の動物を、トガリネズミ類と呼ぶ。

    トガリネズミ属のうち、コビトトガリネズミやトウキョウトガリネズミなどいくつかのものは、哺乳類中もっとも小型の種である(トウキョウトガリネズミは日本にも棲息)。また、北米に生息するブラリナトガリネズミは、毒性のある唾液を持つことで知られている。

    なお、日本に棲息するトガリネズミ属の動物に、和名を単に「トガリネズミ(またはバイカルトガリネズミ)」というもの( Sorex caecutiens )がある。

    腹部から強烈な臭いを発するため、キツネや猫などは死骸さえ食べない。


    [編集] 形態

    [編集] 生態
    夜行性で、主に昆虫類やミミズ、甲殻類等を捕食する。


    [編集] 日本のトガリネズミ類
    トガリネズミ亜科
    トガリネズミ属 Sorex
    (チビトガリネズミ S. minutissimus )
    トウキョウトガリネズミ(亜種) S. m. hawkeri 【北海道/絶滅危惧II類(VU)(環境省レッドリスト)】 世界最小の哺乳類の1つ。
    ヒメトガリネズミ(カラフトヒメトガリネズミ)   S. gracillimus 【北海道】
    (アズミトガリネズミ S. hosonoi 【本州等/固有種】)
    アズミトガリネズミ(亜種) S. h. hosonoi 【本州等/準絶滅危惧(NT)(環境省レッドリスト)/固有種】
    シロウマトガリネズミ(亜種) S. h. shiroumanui 【本州等/準絶滅危惧(NT)(環境省レッドリスト)/固有種】
    (トガリネズミ(バイカルトガリネズミ)   S. caecutiens )
    エゾトガリネズミ(亜種)   S. c. saevus 【北海道】
    (シントウトガリネズミ S. shinto) 【固有種】 バイカルトガリネズミ S. caecutiens の亜種とする説もある。
    ホンシュウトガリネズミ(亜種)   S. s. shinto 【本州等】
    シコクトガリネズミ(亜種)   S. s. shikokensis 【本州等】
    オオアシトガリネズミ   S. unguiculatus 【北】
    サドトガリネズミ S. sadonis 【佐渡島/準絶滅危惧(NT)(環境省レッドリスト)/固有種】
    カワネズミ属 Chimarrogale
    カワネズミ C. platycephala 【本州等/固有種】 大陸に広く分布する C. himalayica と同種とする説もある。
    ジャコウネズミ属 Suncus
    (ジャコウネズミ S. murinus )
    【移】 ジャコウネズミ S. murinus 【本州等】 長崎県・鹿児島県。15世紀以前の熱帯アジアからの移入種か。
    リュウキュウジャコウネズミ(亜種)   S. m. temmincki 【南西諸島】



    ジネズミ亜科
    ジネズミ属 Crocidura
    (ジネズミ(ニホンジネズミ) C. dsinezumi ほぼ【固有種】)
    サイゴクジネズミ(亜種)   C. d. dsinezumi 【本州等】
    ホンシュウジネズミ(亜種)   C. d. chisai 【本州等】
    タネジネズミ(亜種)   C. d. intermedia 【種子島】
    オキノシマジネズミ(亜種)   C. d. okinoshimae 【西表島】
    ヤク(シマ)ジネズミ(亜種)   C. d. umbrina 【屋久島】
    (コジネズミ C. suaveolens )
    チョウセンコジネズミ(亜種) C. s. shantungensis 【対馬/準絶滅危惧(NT)(環境省レッドリスト)】
    ワタセジネズミ C. watasei 【南西諸島/準絶滅危惧(NT)(環境省レッドリスト)/固有種】 かつてはオナガジネズミ C. horsfieldii の亜種とされた(環境省のレッドリストにも C. h. watasei として記載)。
    オリイジネズミ C. orii 【南西諸島/絶滅危惧IB類(EN)(環境省レッドリスト)/固有種】 奄美諸島(奄美大島と徳之島)の固有種。

    ルリタテハ

    ルリタテハ(瑠璃立羽、学名 Kaniska canace)は、チョウ目・タテハチョウ科に分類されるチョウの一種。




    [編集] 分布
    東アジア・南アジア(中国・ロシア沿海地方からインドまで、および日本、朝鮮半島、台湾、フィリピン、スマトラ島、ジャワ島、カリマンタン島)に分布する。

    日本では北海道南部から南西諸島までに分布する。 トカラ列島以南の南西諸島のものは南西諸島亜種 K. c. ishima (Fruhstorfer, 1899)、種子島・屋久島以北のものは本土亜種 K. c. no-japonicum (Von Siebold, 1824) として分類されている。

    なお、本土亜種の "no-japonicum" は「日本語の『ノ』の字」という意味がある。これは水色の帯模様が緩やかな曲線を描き、文字通り「ノ」の字となることに由来する。


    [編集] 特徴

    木肌に止まった様子成虫の前翅長は 25-45mm。 濃い黒褐色の翅の表面に「瑠璃」の和名通りの鮮やかな水色の帯模様が入るのが特徴である。この帯模様は前翅の先端部で切れ、白い斑点がつく。この色彩等は雌雄で差はないが、雌は翅と青色帯が幅広になる傾向がある。

    裏面は灰褐色で細かい模様があり、樹皮や落ち葉に似る。翅の外縁は他のタテハチョウ亜科と同様小さな凹凸がある。翅の表側に限れば日本には類似種がおらず、他のチョウと区別しやすい。



    [編集] 生態
    平地の森林内や周辺部に生息し、都市部の公園や緑地などにも現れる。

    成虫は、暖地では年に 2-3回(6-7月、8月、10月)、寒冷地では年に 1回(8-9月)の発生となる。冬も成虫で越冬し、早春にはキタテハやアカタテハなどと共にいち早く飛び始める。

    成虫は力強く羽ばたいて機敏に飛ぶ。翅を閉じて止まっている時は翅の裏が保護色になるので見つけにくいが、翅を開くと翅の表側の黒と水色がよく目立つ。


    サルトリイバラの葉裏にいる幼虫オスは縄張りを張る性質があり、木の葉や岩石の上など見晴らしの良い場所で翅を広げて止まり、他のオスが接近すると激しく追いたてる。花にはあまり訪れず、雑木林の樹液や動物の糞などにやって来て水分を吸う。人里でもヤナギ並木などがあれば、樹液を求めて木の周りを飛びまわる姿が見かけられる。

    幼虫は地色が紫黒色で、黄白色の棘条突起を計68本持つ。サルトリイバラ科のサルトリイバラ、ユリ科のホトトギス類、ユリ類などを食草とし、全幼虫期を通してこれら植物の葉裏で生活する。突起の色がサルトリイバラの花に似ており、体を丸めた姿で葉裏にいる様子は花に擬態しているとも考えられている。

    シオカラトンボ

    シオカラトンボ(塩辛蜻蛉、Orthetrum albistylum speciosum)は、湿地帯や田などに生息する中型のトンボ目トンボ科の昆虫。日本全土のほか、ロシア(極東)、中国、韓国、台湾などに分布する。平地の湿地やため池にごく普通な種で、市街地などにも広く見られるため、日本では最もよく親しまれているトンボの一つである。



    [編集] 特徴

    [編集] 成虫
    体長50-55mm、後翅の長さは43mm前後の中型のトンボ。雌雄で大きさはあまり変わらないが、老熟したものでは雄と雌とで体色が著しく異なっている。雄は老熟するにつれて体全体が黒色となり、胸部~腹部前方が灰白色の粉で覆われるようになってツートンカラーの色彩となる。この粉を塩に見立てたのが名前の由来である。雌や未成熟の雄では黄色に小さな黒い斑紋が散在するので、ムギワラトンボ(麦藁蜻蛉)とも呼ばれる。稀に雌でも粉に覆われて"シオカラ型"になるものもあるが、複眼は緑色で、複眼の青い雄と区別できる。


    [編集] 幼虫
    幼虫は一般にヤゴとも呼ばれ、終齢幼虫の体長は20-25mm程度、腹部背面には他のトンボ科のヤゴにしばしば見られる背棘(はいきょく:各節中央にある棘)が全くない。概形は一見オニヤンマの小型のヤゴにも似るが、腮(あご)の合わせ目のギザギザが小さく、手で掴んでもオニヤンマのヤゴのように腹部末端を反り上げて刺そうとするような行動もしない。


    [編集] 生態
    主として平地から低山地帯までの標高の低い場所に生息し、どちらかと言えば開けた環境を好む。自然の池沼や流れの緩い小河川のほか、水田や公園の池など人工の水域にも住むため、市街地でもよく見られる。他のトンボ同様、成虫・幼虫とも肉食で、小型の昆虫をよく喰う。幼虫は10齢以上を経て羽化するものと推定され、1年に2世代を営むと考えられている。幼虫で越冬し、羽化は春から初秋まで連続的に見られ、水面から出た植物の茎、杭、護岸の壁面などで行われる。本州では4月中旬頃から成虫が現れて10月頃まで見られるが、暖かい沖縄では2月末頃から成虫が出現する。

    成熟した雄は縄張りを占有し、草上などに静止して警戒する。交尾は草や地面の上で行われ、その後は雄の警護下で雌が単独で産卵する。この雄の警護は、交尾相手の雌が産卵を終えるまでの間に他の雄と交尾するのを防止する適応的意義が大きいと考えられている。シオカラトンボの雄は多くのトンボと同様に交尾時に前にその雌と交尾した雄の精子が産卵時に受精に与るのを防ぐ操作を行うことが知られているが、カワトンボ類で知られているように貯精嚢内の精子の掻き出しを行うのではなく、奥に押し込むことで出口から遠ざける。

    産卵は水面の上にホバリングしながら、腹部末端で水面をノックするようにして行われる。この行動は、平らで光を反射する面に対する反応として行われるため、たまには車のボンネットや、あるいは和室に飛び込んできて畳の面でこれを行うのを見ることがある。


    [編集] 分類
    種としての Orthetrum albistylum Selys, 1848 自体はユーラシア大陸に広く生息し、そのうちヨーロッパなど西方のものを原亜種 O.albistylum albistylum、日本産も含む極東地域のものを別亜種シオカラトンボ O.albistylum speciosum として区別するが、speciosum は albicauda Brauer, 1865 とともに albistylum のシノニムとする考え方(すなわち亜種としてヨーロッパのものと区別するほどの違いはないという考え方)もある。


    [編集] シオカラトンボ属
    本種が属するシオカラトンボ属 Orthetrum Newman, 1833 には世界で60種以上の種が知られ、それらはさらに多数の亜種に区別されることが多い。このうち日本に生息するものは以下の9種である(学名アルファベット順)。

    シオカラトンボ Orthetrum albistylum speciosum (Uhler, 1858)
    日本全土、ユーラシア極東域に分布。
    タイワンシオカラトンボ Orthetrum glaucum (Brauer, 1865)
    日本(屋久島~西表島)、中国南部~インド、フィリピン~パプアニューギニアに分布。
    シオヤトンボ Orthetrum japonicum japonicum (Uhler, 1858)
    北海道~九州に分布。日本の固有亜種。
    タイワンシオヤトンボ Orthetrum japonicum ineternum (Mclachlan, 1894)
    日本(対馬)、台湾、朝鮮半島~中国~ベンガル~カシミールまで分布。シオヤトンボの大陸亜種。
    ホソミシオカラトンボ Orthetrum luzonicum (Brauer, 1868)
    日本(南西諸島)、台湾~マレーシア~アフガニスタンまでの東洋区熱帯域に分布。
    ミヤジマトンボ Orthetrum poecilops miyajimaenisis (Yuki and Doi, 1938)
    広島県宮島の特産。中国南部に分布する原亜種 O. poecilops (Ris, 1916) から遠く離れて日本の宮島のみにポツンと分布しているが、両者を亜種として分けない考え方もある。
    コフキショウジョウトンボ Orthetrum pruinosum neglectum (Rambur, 1842)
    日本(八重山列島)、中国南部~アフガニスタンまでの東南アジア熱帯域に広く分布。
    ハラボソトンボ Orthetrum sabina sabina (Drury, 1770)
    日本(九州~南西諸島)、中国中南部~東南アジア~中近東~アフリカ、オーストラリアまで分布。
    オオシオカラトンボ Orthetrum triangulare melania (Selys, 1883)
    日本(北海道南部~南西諸島)、中国中南部。東南アジアには別亜種が広く分布。シオカラトンボに次いでよく見られる種。体長50-57mmとやや大型で、本土のものでは後翅の付け根近くが明瞭な黒褐色に彩られる。
    オオシオカラトンボ(雄)

    ウィキスピーシーズにシオカラトンボに関する情報があります。ウィキメディア・コモンズには、Orthetrum albistylum に関連するカテゴリがあります。
    [編集] 参考文献
    石田昇三ほか 『日本産トンボ幼虫・成虫検索図説』 東海大学出版会、1988年、ISBN 4-486-01012-4。
    日本環境動物昆虫学会 生物保護とアセスメント手法研究部会編 『トンボの調べ方』 文教出版、2005年、ISBN 4-938489-11-2。

    クロダイ

    クロダイ(黒鯛)Acanthopagrus schlegelii は、スズキ目・タイ科に分類される魚の一種。東アジア沿岸域に分布する大型魚で、食用や釣りの対象として人気がある。

    日本ではチヌ(茅渟)という別名もよく用いられる。学名の属名"Acanthopagrus"は「棘のある鯛」の意で、種小名"schlegelii"は日本の脊椎動物を多数記載したヘルマン・シュレーゲルに対する献名である。



    [編集] 特徴
    全長は最大70cmを超えるが、よく漁獲されるのは30cm前後までである。背側と鰭膜は和名通り黒-灰色で、腹側は白色をしている。体側は銀色に光る灰色だが、不明瞭な横縞があるものも多い。鰓蓋上端・目の後方やや上に、目と同程度の黒斑が一つある。

    体型は左右から押しつぶされたように平たい楕円形で、典型的な鯛の体型だが、マダイに比べると口が前に突き出す。顎の前方には3対の犬歯、側面には3列以上の臼歯があり、ヘダイ亜科の特徴を示す。背鰭は11棘条・11軟条、尻鰭は3棘条・8軟条からなり、クロダイ属のラテン語名"Acanthopagrus"は発達した棘条に由来する。特に尻鰭の第2棘条が強大に発達する。側線鱗数(そくせんりんすう)は48-56枚、背鰭と側線の間の鱗は6-7列で、この点で近縁種と区別できる。

    背側
    腹側



    [編集] 生態
    北海道以南の日本列島、朝鮮半島から台湾までの東アジア沿岸域に分布する。ただし奄美大島以南の南西諸島には分布せず、ミナミクロダイ、ナンヨウチヌ、ヘダイといった近縁種が分布する。

    タイ科の大型魚としては珍しく水深50m以浅の沿岸域に生息し、河口の汽水域にもよく進入する。環境への適応力も高く、岩礁から砂泥底まで見られ、汚染にも比較的強い。冬は深みに移動するが、夏は水深1-2mの浅場に大型個体がやって来ることもある。

    他のタイ科魚類と同じく小魚や甲殻類、貝類など様々な小動物を捕食するが、クロダイはタイ科魚類でもかなりの悪食で海草なども食べるときがあり、酷い時だと水に落ちたスイカに食いついたという例もあるそうだ

    産卵は春に海域で行われ、直径0.8-0.9mmほどの分離浮性卵を産卵し、水温20℃では約30時間で孵化する。孵化直後の仔魚は体長2mmほどで卵黄嚢をもつ。体長8mmほどから砂浜海岸の波打ち際や干潟域、河口域などの浅所に集まり、プランクトンを捕食して成長する。生後1年で体長12cm、5年で26cm、9年で40cmほどに成長するが、マダイと比べると成長が遅い。

    夏から秋には海岸域で全長10cm足らずの若魚を見ることができる。若魚はスーッと泳いではピタッと停まるのを繰り返しながら餌を探す。水中の砂底で砂煙を上げるとこれらの若魚が近寄ってきて、多毛類やスナモグリなどの餌を漁る様が観察できる。

    成長によって性転換する魚としても知られる。性転換する魚はメス→オスが一般的(マダイ等)だが、クロダイを含めたヘダイ亜科は雄性先熟を行い、オス→メスに性転換する。2-3才までは精巣が発達したオスだが、4-5才になると卵巣が発達してメスになる。ただし全てがメスになるわけではなく、雌性ホルモン(エストラジオール-17β=E2)が不足したオスは性転換しない。


    [編集] 利用
    身近な海域に生息する大型魚だけに、昔から食用として漁獲されてきた。釣り、定置網、刺し網、銛(スピアフィッシング)など各種の沿岸漁法で漁獲される。

    身はタイ科らしく歯ごたえがある白身だが、やや磯臭い。刺身、洗い、塩焼き、煮付けなど和風料理の他、ムニエルやアクアパッツア等の洋風料理でも食べられる。

    釣りにおいては食性の広さ、警戒心の強さ、魚の大きさから人気があり、釣りの仕掛けは人や地域によって様々な工夫が凝らされる。釣り餌を例にとっても、一般的なゴカイ類や小型のカニ類に始まり、カイコの蛹、トウモロコシの粒やスイカの小片に至るまで、様々なものが用いられている。他にも、たとえばエビを糠で包む「紀州釣り」など、複数の素材を組み合わせる釣り餌の技法もある。


    [編集] 別名
    「チヌ」という別名がよく用いられるが、他にもクロ(東北地方)、ケイズ(東京都)、カワダイ(川鯛 : 北陸地方)、チンダイ(山陰地方)、チン(九州)、クロチヌなど、様々な地方名がある。ただし「クロ」など一部の呼称でメジナ類との重複が見られるので注意を要する。

    また、成長によって呼び名が変わる出世魚でもある。関東ではチンチン-カイズ-クロダイと変わり、関西ではババタレ-チヌ-オオスケとなる。

    瀬戸内海、特に広島湾での魚影が濃くこの海域のみで日本の2割近くが水揚げされる。


    [編集] 近縁種
    クロダイは他にも多くの近縁種があるが、大きさや習性などに大きな違いはなく、漁獲時には一括りにされることも多い。近縁種を見分けるには背びれと側線の間にある鱗の列がポイントとなる。

    キチヌ Acanthopagrus latus (Houttuyn,1782)
    西日本からオーストラリア、アフリカ東岸まで、西太平洋とインド洋に広く分布するが、南西諸島には分布しない。クロダイよりも内湾を好み、河口域に多く生息する。和名通り腹びれ、尻びれ、尾びれが黄色なので、「キビレ」「キビレチヌ」などと呼んでクロダイと区別する。側線鱗数は43-48枚、背鰭から側線までの鱗は4列で、クロダイよりも鱗の数が少ない。クロダイの産卵期が春に対して、秋産卵を行う。
    ミナミクロダイ A. sivicolus Akazaki,1962
    南西諸島だけに分布する固有種。側線鱗数は46-52枚、背鰭から側線までの鱗は5列で、鱗の数が僅かに少ない以外はクロダイによく似ている。内湾や河口域の他、サンゴ礁でも見られる。
    ナンヨウチヌ A. berda (Forsskål,1775)
    石垣島から台湾、オーストラリア、インド洋沿岸域まで広く分布する。側線鱗数43-52枚、背鰭から側線までのうろこは4列。クロダイより体高が高く、背中が盛り上がっているように見える。マングローブ内などに多数生息する。
    オキナワキチヌ A. sp.
    琉球列島に分布する。体下面の鰭が黄色を帯びるのでキチヌに似るが、キチヌとは分布域が異なる。オーストラリア産のオーストラリアキチヌ A. australis に似る。また、体側が白っぽいことから、沖縄では「チンシラー」(白いチヌの意)と呼ばれ、ミナミクロダイとも区別される。
    ヘダイ Rhabdosargus sarba (Forsskål,1775)
    西日本を含む西太平洋・インド洋に広く分布する。クロダイに似るが別属として分類され、口先が突き出ないこと、体側は鱗の列の縦縞が目立つこと、背鰭軟条13・尻鰭軟条11でクロダイより多いことなどが特徴である。クロダイより沖合いに生息し、身に磯臭さがない。

    [編集] 参考文献
    川那部浩哉・水野信彦・細谷和海編『山渓カラー名鑑 改訂版 日本の淡水魚』ISBN 4-635-09021-3
    岡村収監修 山渓カラー名鑑『日本の海水魚』 ISBN 4-635-09027-2
    永岡書店編集部『釣った魚が必ずわかるカラー図鑑』 ISBN 4-522-21372-7
    藍澤正宏ほか『新装版 詳細図鑑 さかなの見分け方』講談社 ISBN 4-06-211280-9
    ウィキメディア・コモンズには、クロダイに関連するマルチメディアがあります。
    [研究サイト]チヌ釣り王国広島 http://kurodaisanpei.com

    キチョウ

    キチョウ(黄蝶・学名 Eurema hecabe)は、チョウ目・シロチョウ科・キチョウ属に分類されるチョウの一種。草原や畑、道端や市街地などでごく普通に観察できる。

    従来「キチョウ」とされていた種は、キチョウ(南西諸島に分布)とキタキチョウ(学名E. mandarina。本州~南西諸島に分布)の2種に分けられることになったが、外見による識別は困難[1]。




    [編集] 特徴
    アフリカ中部以南、インドから東南アジア、そしてオーストラリアと世界的にも広く分布し、地域によって多様な亜種がある。日本においては、秋田・岩手県以南の本州、四国、九州、南西諸島に分布する。

    前翅長は20-27mmで、近縁のモンキチョウよりもやや小さい。翅は黄色で、雄の方が濃い色をしている。前翅、後翅とも外縁は黒色に縁どられ、裏面に褐色の斑点がある。夏型と秋型があり、前者は外縁の黒帯の幅が広いが、後者は黒色の縁が先端に少し残るか、もしくはない。幼虫の食草はネムノキ、ハギ類などマメ科の植物で、成虫は年に5、6回発生し、越冬も行う。早春には活発に飛び回る姿が見られる。

    卵は幼虫の食草の若葉や新芽に1個ずつ丁寧に産み付けられる。大きさは1mmほどで乳白色。孵化直前には黄がかったクリーム色に変色する。形はシロチョウ科に共通する紡鐘形で、縦に細かい条線が走る。


    幼虫




    [編集] 近縁種
    ツマグロキチョウ Eurema laeta
    インドから東南アジア、南はオーストラリアまで広く分布する。日本産の亜種(E. laeta betheseba)は、東北以南の本州、四国、九州に分布するが近年その数を激減させており、環境省のレッドデータブックで絶滅危惧II類 (VU)に指定されている。
    タイワンキチョウ Eurema blanda
    東南アジアに広く分布。日本と台湾に生息するものは亜種(E. blanda arsakia)で、日本においては八重山諸島にのみ分布する。
    ホシボシキチョウ Eurema burigitta
    東南アジア、オーストラリアなどに分布。日本でも迷蝶として記録されることがあり、対馬などでは繁殖する場合もある。
    ウスイロキチョウ Eurema andersonii
    東南アジア原産種。
    エサキキチョウ Eurema alitha zita
    東南アジア原産種。別名、アリタキチョウ。

    [編集] 脚注
    [ヘルプ]^ 福田晴夫ほか 『昆虫の図鑑 採集と標本の作り方 - 野山の宝石たち』 南方新社、2005年、ISBN 4-86124-057-3。

    島の一覧(しまのいちらん)

    島(しま)は、水域に四方を囲まれた陸の中でオーストラリア大陸(774万km²)より面積が小さいものを指す。以下では、面積の大きなものを中心に世界と日本の主な島の一覧を示した。 ただし日本は島国であり、国土の全てが島で構成されている。よって日本人の意識には「島」として認識されていないが、本州、北海道、九州、四国なども「島」であることは当然である。

    島の一覧 (面積順)も参照。

    目次 [非表示]
    1 おもな島
    1.1 太平洋の島
    2 列島
    2.1 世界の列島
    2.2 日本の列島
    3 諸島
    3.1 世界の諸島
    3.2 日本の諸島
    3.2.1 北海道
    3.2.2 太平洋側
    3.2.3 日本海側
    3.2.4 瀬戸内海
    3.2.5 九州・沖縄
    3.2.5.1 南西諸島
    4 幻の島
    5 その他
    6 関連項目
    7 外部リンク



    [編集] おもな島
    日本政府が領有権を主張している領域内には、面積100km²以上の島が25ある(本州など4島を除く)。国土地理院が発表した「平成16年 全国都道府県市区町村別面積調」によると、面積500km²を超える島は以下の9つである。ただし、●のついた島に、日本国の施政権は及んでいない。

    順位 名称 面積
    1 ●択捉島(北海道) 3182.65
    2 ●国後島(北海道) 1498.56
    3 沖縄島(沖縄県) 1206.49
    4 佐渡島(新潟県) 854.29
    5 奄美大島(鹿児島県) 712.35
    6 対馬(長崎県) 696.29
    7 淡路島(兵庫県) 592.17
    8 下島(熊本県) 574.01
    9 屋久島(鹿児島県) 504.88

    ●南樺太(樺太島の北緯50度線以南。サンフランシスコ平和条約で日本は放棄したが、帰属は未定。現在はロシア連邦の実効支配下にある。)
    北海道
    礼文島
    利尻島
    天売島
    焼尻島
    奥尻島
    渡島大島
    大黒島
    ●色丹島(日本政府が領有権を主張しているが、ロシア連邦の実効支配下にある)
    ●歯舞群島(日本政府が領有権を主張しているが、ロシア連邦の実効支配下にある)
    ●水晶島
    ●秋勇留島
    ●勇留島
    ●志発島
    ●多楽島
    ●春苅島
    ●貝殻島
    ●千島列島(サンフランシスコ平和条約で日本は放棄したが、帰属は未定。現在はロシア連邦の実効支配下にある。)
    ●国後島(日本政府が領有権を主張しているが、ロシア連邦の実効支配下にある)
    ●択捉島(日本政府が領有権を主張しているが、ロシア連邦の実効支配下にある) - 日本政府が現在主張している領域内での最北端
    本州
    青森県
    久六島
    宮城県
    大島
    江島
    出島
    田代島
    網地島
    金華山
    宮戸島
    浦戸諸島
    桂島
    野々島
    寒風沢島
    朴島
    山形県
    飛島
    新潟県
    佐渡島
    粟島
    神奈川県
    江の島
    城ヶ島
    静岡県
    初島
    手石島
    愛知県
    篠島
    日間賀島
    佐久島
    竹島
    三河大島
    三重県
    賢島
    答志島
    神島
    菅島
    渡鹿野島
    石川県
    能登島
    舳倉島
    滋賀県
    竹生島
    沖島
    京都府
    冠島
    和歌山県
    紀伊大島
    島根県
    大根島
    隠岐
    ●竹島(日本政府が領有権を主張しているが、大韓民国の実効支配下にある)
    山口県(瀬戸内海以外)
    萩諸島
    見島
    相島
    大島
    青海島
    響灘諸島
    角島
    蓋井島
    六連島
    竹ノ子島
    瀬戸内海の諸島
    兵庫県
    淡路島
    沼島
    家島諸島
    和歌山県
    友ヶ島
    岡山県
    犬島
    日生諸島
    笠岡諸島
    高島
    白石島
    北木島
    真鍋島
    大飛島
    小飛島
    六島
    広島県
    芸予諸島
    厳島
    向島
    因島
    生口島
    似島
    倉橋島
    江田島
    東能美島
    西能美島
    大久野島
    大崎上島
    大崎下島
    山口県
    柱島群島
    端島
    柱島
    防予諸島
    平群島
    熊毛群島
    祝島
    周防大島諸島
    周防大島(屋代島)
    周南諸島
    牛島
    笠戸島
    大津島
    黒髪島
    野島
    粭島
    彦島
    巌流島(船島)
    香川県
    小豆島
    直島
    豊島
    塩飽諸島
    与島
    櫃石島
    岩黒島
    本島
    広島
    牛島
    手島
    粟島
    志々島
    佐柳島
    高見島
    伊吹島
    愛媛県
    伯方島
    弓削島
    生名島
    大三島
    大島
    中島
    御五神島
    徳島県
    伊島
    大毛島
    九州
    福岡県
    大島
    沖ノ島
    志賀島
    玄界島
    能古島
    姫島
    長崎県
    対馬島
    壱岐島
    五島列島
    高島
    端島(軍艦島)
    男女群島
    箕島
    大分県
    姫島
    熊本県
    天草諸島
    鹿児島県
    桜島(1914年までは独立した島であった。それ以降は九州の一部になっている。)
    甑島列島

    [編集] 太平洋の島
    伊豆諸島 (東京都)
    伊豆大島
    利島
    新島
    地内島
    鵜渡根島
    早島
    式根島
    神津島
    祇苗島
    恩馳島
    銭洲
    三宅島
    大野原島
    御蔵島
    藺灘波島
    八丈島
    八丈小島
    青ヶ島
    鳥島
    小笠原諸島
    父島
    母島
    嫁島
    媒島
    兄島
    弟島
    姉島
    妹島
    北硫黄島
    硫黄島
    南硫黄島
    西之島
    沖ノ鳥島 - 日本の最南端
    南鳥島 - 日本の最東端
    南西諸島
    薩南諸島 (鹿児島県)
    大隅諸島
    種子島
    屋久島
    口永良部島
    硫黄島(鬼界ヶ島)
    黒島
    竹島
    宇治群島
    草垣群島
    トカラ列島
    口之島
    中之島
    平島
    諏訪之瀬島
    悪石島
    小宝島
    宝島
    臥蛇島
    小臥蛇島
    横当島
    奄美諸島
    奄美大島
    喜界島
    加計呂麻島
    与路島
    請島
    徳之島
    沖永良部島
    与論島
    琉球諸島 (沖縄県)
    沖縄諸島
    沖縄本島
    渡名喜島
    粟国島
    久米島
    伊江島
    水納島 (国頭郡)
    伊平屋島
    伊是名島
    大東諸島
    北大東島
    南大東島
    沖大東島
    慶良間列島
    先島諸島
    宮古列島
    宮古島
    大神島
    池間島
    伊良部島
    下地島
    来間島
    水納島 (宮古郡)
    多良間島
    八重山列島
    石垣島
    西表島
    竹富島
    小浜島
    黒島
    鳩間島
    新城島
    波照間島 - 有人島では日本の最南端
    与那国島 - 日本の最西端
    尖閣諸島 (中華人民共和国と中華民国が領有権を主張しているが、日本の実効支配下にある。)

    [編集] 列島

    [編集] 世界の列島
    アリューシャン列島
    クリル列島(千島列島)
    ラタック列島
    ラリック列島
    大スンダ列島
    小スンダ列島

    [編集] 日本の列島
    日本列島
    五島列島
    甑島列島
    トカラ列島
    琉球列島
    宮古列島
    八重山列島
    父島列島
    母島列島
    火山列島

    [編集] 諸島

    [編集] 世界の諸島
    アゾレス諸島:(ポルトガル)
    アナンバス諸島:(インドネシア)
    アミラント諸島:(セーシェル)
    アラン諸島:(アイルランド)
    アルー諸島:(インドネシア)
    アルダブラ諸島:(セーシェル)
    アンダマン諸島:(インドネシア)
    アンティポデス諸島:(ニュージーランド)
    イオニア諸島:(ギリシャ)
    ウェスル諸島:
    オークニー諸島:(イギリス)
    オークランド諸島:(ニュージーランド)
    カイ諸島:(インドネシア)
    カナリア諸島:(スペイン)
    ガラパゴス諸島:(エクアドル)
    カロリン諸島:(ミクロネシア連邦)
    ガンビエ諸島:(フランス)
    キクラデス諸島:(ギリシャ)
    ギルバート諸島:(キリバス)
    クイーンエリザベス諸島:(カナダ)
    クインシャーロット諸島:(カナダ)
    クック諸島:(ニュージーランド)
    クローゼー諸島:(フランス)
    ケルマディック諸島:(ニュージーランド)
    ココス諸島:(オーストラリア)
    コスモレド諸島:(セイシェル)
    コマンドル諸島:(ロシア)
    コモロ諸島:(コモロ)
    サウスオークニー諸島:(南極)
    サウスサンドイッチ諸島:(イギリス)
    サウスシェトランド諸島:(南極)
    サモア諸島:(サモア、アメリカ)
    サンギル諸島:(インドネシア)
    サンタクルーズ諸島:(ソロモン諸島)
    シェトランド諸島:(イギリス)
    シャンタルスキー諸島:(ロシア)
    スカウテン諸島:(パプアニューギニア)
    小アンティル諸島:(セントクリストファー・ネイビス、アンティグア・バーブーダなど)
    スヴァールバル諸島:(ノルウェー)
    スーラ諸島:(インドネシア)
    スールー諸島:(フィリピン)
    スリーキングズ諸島:(ニュージーランド)
    セーシェル諸島:(セイシェル)
    西沙諸島:(係争中)
    セーベルナヤゼムリャ:(ロシア)
    ゼムリャフランツァヨシファ:(ロシア)
    ソアン諸島:
    ソシエテ諸島:(フランス)
    ソロール諸島:(インドネシア)
    ソロモン諸島:(ソロモン諸島)
    ソンソロル諸島:(パラオ)
    大アンティル諸島:(キューバ、ジャマイカなど)
    タラウド諸島:(インドネシア)
    ダントルカストー諸島:(パプアニューギニア)
    チェスターフィールド諸島:(フランス)
    チャゴス諸島:(イギリス)
    チャタム諸島:(ニュージーランド)
    チャネル諸島:(イギリス)
    チョノス諸島:(チリ)
    ディエゴ・ラミレス諸島(チリ)
    トゥアモトゥ諸島:(フランス)
    東沙諸島(プラタス諸島):(台湾)
    トゥブアイ諸島:(フランス)
    トケラウ諸島:(ニュージーランド)
    トラック諸島:(ミクロネシア連邦)
    南沙諸島:(係争中)
    ニコバル諸島:(インド)
    西インド諸島:(カリブ海諸国)
    ノヴォシビルスク諸島:(ロシア)
    バレアレス諸島:(スペイン)
    バハマ諸島:(バハマ)
    バブヤン諸島:(フィリピン)
    バミューダ諸島:(イギリス)
    パラオ諸島:(パラオ)
    バレニー諸島:(南極)
    ハワイ諸島:(アメリカ)
    バンダ諸島:(インドネシア)
    ビサヤ諸島:(フィリピン)
    ビスマーク諸島:(パプアニューギニア)
    ファーノー諸島:(オーストラリア)
    フアンフェルナンデス諸島:(チリ)
    フィジー諸島:(フィジー)
    フィリピン諸島:(フィリピン)
    フェニックス諸島:(キリバス)
    フェロー諸島:(デンマーク)
    フォークランド諸島:(イギリス)
    フリージア諸島: (オランダ、ドイツ)
    プリンスエドワード諸島:(南アフリカ)
    プロビデンス諸島:
    ベステローデン諸島:(ノルウェー)
    ヘブリディーズ諸島:(イギリス)
    ベルデ岬諸島:(カーボベルデ)
    澎湖諸島:(台湾)
    マーシャル諸島:(マーシャル諸島共和国)
    マスカリン諸島:(モーリシャス、フランス)
    マデイラ諸島:(ポルトガル)
    マリアナ諸島:(アメリカ)
    マルク諸島(モルッカ諸島):(インドネシア)
    ミッドウェー諸島:(アメリカ)
    メンタワイ諸島:(インドネシア)
    モルディブ諸島:(モルディブ)
    ライン諸島:(キリバス)
    ラカディブ諸島:(インド)
    ルイジアード諸島:(パプアニューギニア)
    レビジャヒヘド諸島:(メキシコ)
    ロスデスベントゥラドス諸島:
    ロフォーテン諸島:(ノルウェー)
    ロワイヨテ諸島:(フランス)
    ワリス・フテュナ諸島:(フランス)

    [編集] 日本の諸島

    [編集] 北海道
    歯舞群島

    [編集] 太平洋側
    伊豆諸島
    小笠原諸島

    [編集] 日本海側
    隠岐諸島
    六島諸島

    [編集] 瀬戸内海
    家島諸島
    犬島諸島
    笠岡諸島
    忽那諸島
    芸予諸島
    塩飽諸島
    備讃諸島
    日生諸島
    防予諸島

    [編集] 九州・沖縄
    天草諸島                                              

    [編集] 南西諸島
    大隅諸島
    奄美諸島
    沖縄諸島
    先島諸島
    薩南諸島
    尖閣諸島
    琉球諸島

    [編集] 幻の島
    中ノ鳥島
    瓜生島
    久光島
    鯛の島
    高麗島
    万里ヶ島
    鴨島 (島根県)
    亀島 (徳島県)
    南波照間島
    南与那国島

    [編集] その他
    フレーザー島 (オーストラリア) - 世界でもっとも大きな砂島。
    マニトゥーリン島 (アメリカ) - 五大湖の1つヒューロン湖にある。淡水湖の中にある島では最大。

    [編集] 関連項目
    島の一覧 (面積順)
    南極周辺の島の一覧

    スズメノヒエ

    スズメノヒエというのは、イネ科の草本である。円盤型の小穂を軸に列をなして並べるもので、多くの種がある。




    [編集] 概説
    スズメノヒエというのは、単子葉植物イネ科のスズメノヒエ属(Paspalum)の植物の総称、あるいはその中の一種であるP. thunbergii Kunth の和名でもある。国内にはいくつもの種があり、背が高いもの低いもの、大きいもの小さいものとあるが、いずれも多年草である。共通する特徴は、ほぼ円盤形をした小穂である。スズメノヒエはほぼ中の上くらいの大きさであるので、まずこれについて説明する。


    [編集] スズメノヒエ
    スズメノヒエ(P. thunbergii Kunth)は、原野に生える多年草で、高さは40-90cm、株立ちになる。葉は平坦で黄緑色でつやがなく、線形で、地上の茎と、花茎の基部近くにつく。葉の根元は鞘状に茎を抱いて、やや左右から偏平になっている。葉と葉鞘には柔らかい毛が生えている。

    花茎は初夏から出てやや傾いて立ち上がり、先端近くから3-5本の枝を出す。この枝は、主軸の回りに放射状に出るのではなく、主軸の傾いた側に偏って、水平よりやや小さい角度で出る。それぞれの枝は分枝せず、その下側に小穂を密生する。

    小穂は枝の下側に二列になって生じる。枝はやや腹背側に偏平になっており、上から見ると小穂はその下に半分隠れる。小穂は腹背側に偏平で、円形に近い楕円形で、先端が少しだけとがる。

    草原に生える。本州から琉球列島まで分布し、国外では朝鮮から中国まで分布がある。


    [編集] 小穂の構造
    この属の小穂は、丸っこくて偏平なのが特徴である。また、ほとんど柄がないか、ごく短い柄で軸についている。小穂には小花が一つだけ含まれ、第一小花はなくなっている。穎はどれもほぼ同じ大きさで、第一穎はほとんど消失、第二穎は薄くて花軸の側にある。熟すると小穂全体が落下する。

    よく似ているのがナルコビエ属(Eriochloa)で、軸と称穂の位置関係が裏表になっているほか、軸が偏平でないことで区別される。


    [編集] その他の種類
    スズメノヒエ属は世界の熱帯から暖帯を中心に約200種を含むおおきな属である。日本には四種ほどの原産種があるほか、いくつかの帰化種がある。姿もかなり多様であるので、日本産の代表的なものを、いくつかに分けて説明する。

    以下の種はスズメノヒエに似た姿の、株立ちになる背の高い草である。

    スズメノコビエ P. scrobiculatum L.
    スズメノヒエに非常に似ているがやや小型で、葉や葉鞘に毛がなく、つやがある。関東以南のやや湿った草原に生え、旧世界の熱帯に広く分布する。インドでは食用に栽培されることもある。
    タチスズメノヒエ P. urvillei Steud.
    高さ150cmにまでなる草で、特に穂が高く伸びる。花茎の枝が10-20本と数多く、それらが束になって立ち、あるいはやや斜めにたれる。小穂には毛が多い。南アメリカ原産で、関東以西の日本に帰化している。
    シマスズメノヒエ P. dilatatum Poir.
    高さ100cmに達する。タチスズメノヒエに似ているが、花茎の枝がせいぜい7本までと少なく、束になるのではなく広がる。やはり南アメリカ原産で、日本南部に帰化。
    アメリカスズメノヒエ P. notatum Fluegge
    茎の基部がはっきりと横に這うが、短いことも多いのでやっぱり株立ちに見える。50cm程になる草で、茎や葉には毛がなく、つやつやしている。南アメリカ原産で、北アメリカに帰化し、そこから日本に入った模様。都市部周辺などで増殖中。
    ナルコビエ Eriochloa villosa Kunth
    スズメノヒエ属ではないが、全体によく似ている。外見的には、花茎の枝が細く、小穂が膨らんだ形をしていることから、枝から小穂が大きくはみ出しているような感じに見えるのが特徴的。北海道から南西諸島までの草原に生える。国外では中国からウスリーに分布。
    以下の種は、小型で横に這う草で、匍匐枝を出し、一面に広がる。

    キシュウスズメノヒエ P. distichum L.
    高さはせいぜい30cm。長く匍匐枝を出し、枝分かれして地表を覆う。葉はやや幅ひろく、平坦。花茎は短く上に伸びだし、先端から2-3本の枝を出す。花茎の枝は短い棒状でやや上に伸びるか、左右に開いて斜め下を向く。小穂はやや幅が狭くて楕円形。湿地に生え、汽水域にも見られる。河口の干潟の周辺などに大群落を作ることがある。名前は和歌山県で最初に発見されたことから。本州南岸以南に分布、世界の熱帯域に広く生育する。
    サワスズメノヒエ P. vaginatum Swartz
    キシュウスズメノヒエに似ているが、葉が厚く、両側が内側に巻く。世界の熱帯域に広く分布、日本では屋久島以南の南西諸島で、海岸線に生える。干潟では密生した群落を作るほか、岩礁海岸では表面を這い、砂浜では匍匐茎を砂に埋めて生育している。
    オガサワラスズメノヒエ P. conjugatum Bergius
    小型の雑草で、道端などに生える。匍匐茎を地表に延ばし、上に葉を出す。花茎は葉より上に抜き出て、先端から二本の枝を出す。花茎の枝は細長くて糸状になり、左右角度をつけて斜め上に伸びて、先端は次第にたれる。小穂は円形でごく小さく、黄色みを帯びる。西インドの原産で、世界の熱帯域に帰化しており、日本では南西諸島などで見られる。

    [編集] 利害
    日本ではほとんど大きな利害がない。せいぜいアメリカスズメノヒエをのり面の緑化に使う例があるくらい。雑草としても有力なものではない。

    牧草として用いられるものもある。シマスズメノヒエは牧草としてはダリスグラス、アメリカスズメノヒエはバヒアグラスと呼ばれている。

    スズメノコビエは日本では雑草ですらない野草であるが、インドではKodraと呼んで、種子を食用するために栽培されることもある。この種の模式標本はこのインド産の栽培品をヨーロッパで栽培したものである由。そのため、野生品と若干の差異があり、分類がもめた経緯があるらしい。


    [編集] 参考文献
    佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他『日本の野生植物 草本I 単子葉植物』(1982)平凡社
    北村四郎・村田源・小山鐵夫『原色日本植物図鑑 草本編(III)・単子葉類(改定49刷)』(1987):保育社
    長田武正『日本のイネ科植物図譜(増補版)』(1993)(平凡社)
    初島住彦『琉球植物誌(追加・訂正版)』(1975)沖縄生物教育研究会

    オオグンカンドリ

    オオグンカンドリ(大軍艦鳥、学名Fregata minor) は、ペリカン目・グンカンドリ科に分類される鳥類の一種。

    全世界の熱帯・亜熱帯に広く分布するグンカンドリの一種で、日本では太平洋岸に稀に迷鳥として渡来する。



    [編集] 形態
    成鳥は全長100cm、翼開長230cmに達する大型の海鳥だが、体重は1.2kg程度で、大きさの割りに軽い。くちばしは長く、先端が鉤状に下方へ曲がる。翼は長くて幅もあり、先端が尖る。尾羽は二又に分かれ、これも長く伸びる。

    オス成鳥は全身が光沢のある黒色で、喉に赤い喉袋がある特徴的な体色をしている。メス成鳥は喉から胸にかけて白く、オスメスの区別は容易である。若鳥は頭部から首、胸まで白か淡褐色で、腹も白い。


    [編集] 分布
    全世界の熱帯・亜熱帯に広く分布し、7つの亜種に分けられる。おもな分布域は太平洋とインド洋で、大西洋の分布域はブラジル沖に限られる。グンカンドリ科5種類の中ではおそらく最も個体数が多いと見積もられている。日本では本州太平洋岸、伊豆・小笠原諸島、南西諸島などで迷鳥として渡来するが、特に南西諸島での記録が多い。


    [編集] 生態
    大洋に点在する島嶼や小さな岩場を休憩や繁殖に利用するが、ほとんどの時間は洋上で飛翔しながら生活し、陸から数百km離れた洋上にも姿を現す。飛翔能力は非常に高く、アホウドリ類のようにあまり羽ばたかず長距離を飛ぶことができ、さらに高速での飛翔や旋回もこなす。一方、海鳥にもかかわらず泳ぎや潜水ができず、水面に浮くこともほとんどない。ウ類と同様に羽毛に油分が少なく、防水性が無い。

    採餌の際は水面すれすれを飛び、魚類やイカなどの小動物を長いくちばしで攫う。海岸や海鳥の繁殖地にも現れ、ウミガメの子どもや鳥の卵、ヒナなどを同様に攫って捕食する。他のミズナギドリ類やカツオドリ類などを襲撃して餌を吐き出させ、奪い取る行動も知られていて、これらの習性はトウゾクカモメ類にも共通する。

    繁殖の際は島嶼の低木が生えた地域にコロニー(集団繁殖地)を作り、他のグンカンドリ類と混じって繁殖することもある。コロニーに降り立ったオスは赤い喉袋を風船のように膨らませてディスプレイ(求愛行動)を行う。


    カツオドリspを4羽の若鳥が追う餌を奪取を狙う
    若鳥樹上に小枝を組んで巣を作り、1個だけ産卵する。抱卵期間は45-55日、ヒナが巣立つまで約半年、ヒナが親元を離れるまでさらに約半年かかる。海鳥の中でも繁殖期間が長い部類で、親鳥は普通2年に1度しか繁殖しない。また、巣材の奪い合いをすることが多く、この際には卵やヒナが争いに巻きこまれて死ぬこともある。



    [編集] Sibley分類体系上の位置
    シブリー・アールキスト鳥類分類
    コウノトリ目 Ciconiiformes
    コウノトリ亜目 Ciconii
    コウノトリ下目 Ciconiides
    コウノトリ小目 Ciconiida
    ミズナギドリ上科 Procellarioidea
    グンカンドリ科 Fregatidae


    [編集] 参考文献
    平凡社「決定版 日本の野鳥590」真木広造・大西敏一 ISBN 4-582-54230-1
    同朋舎「世界鳥類事典」クリストファー・M・ペリンズ監修・山岸哲日本語版監修 ISBN 4-8104-1153-2

    ウスバキトンボ

    ウスバキトンボ(薄羽黄蜻蛉 Pantala flavescens)は、蜻蛉目・不均翅亜目・トンボ科に分類されるトンボ。全世界の熱帯・温帯に広く分布するトンボである。日本では夏から秋にかけて全国でみられる。いわゆる「赤とんぼ」の一種ではない。




    [編集] 特徴
    成虫の体長は5cmほど、翅の長さは4cmほどの中型のトンボである。和名のとおり翅は薄く透明で、体のわりに大きい。全身がうすい黄褐色で、腹部の背中側に黒い縦線があり、それを横切るように細い横しまがたくさんある。また、成熟したオス成虫は背中側にやや赤みがかるものもいる。

    全世界の熱帯・温帯に広く分布し、日本でも全国で数多く見られる。水辺にとどまることの多い他のトンボと違い、水辺から遠く離れて飛び回るので、都市部でも目にする機会が多い。日中はほとんどの個体が飛び回っており、草木に止まって休むことは少ない。

    あまりはばたくこともなく、広い翅で風を捉え、グライダーのように飛ぶことができ、長時間・長距離の飛行ができる。ウスバキトンボの体はシオカラトンボやオニヤンマのように筋肉質ではなく、捕虫網で捕獲した拍子につぶれてしまうほど脆いが、これも体や翅を飛行に適応させ、軽量化しているものと考えられる。

    食性は肉食性で、カなどの小型の昆虫を空中で捕食する。敵は鳥類などのほか、シオカラトンボなど他のトンボにも捕食される。

    ウスバキトンボのオス
    ウスバキトンボの分布域(緑色部分)



    [編集] 生活史
    交尾したメスは単独で水田などに向かい、水面を腹の先で叩くように産卵する。産卵先は水田だけでなく、都市部の大きな水たまりや屋外プールなどにも産卵にやってくるので、このような場所で捕獲されるヤゴはウスバキトンボの割合が高い。中には水面と勘違いしてか、自動車の塗装面などで産卵行動を始めることもある。卵はごく小さいので車が目立って汚れることはないが、この場合卵はもちろん死滅してしまう。

    卵は数日のうちにふ化し、薄い皮をかぶった前幼虫はすぐに最初の脱皮をして幼虫(ヤゴ)となる。幼虫はミジンコやボウフラ(カの幼虫)などを捕食して急速に成長し、早ければ1ヶ月ほどで羽化する。


    [編集] 日本での発生
    ウスバキトンボは寒さに弱く、幼虫は水温4℃で死滅するといわれる。毎年日本で発生する個体群は、まず南日本で発生し、世代交代を繰り返しながら、季節の移ろいとともに日本を北上してゆくものである。

    毎年春になると南日本から成虫が発生する。南西諸島や九州、四国では4月中旬に飛び始めるが、本州南部では5月-6月、中部山岳地帯や東北地方では7-8月、北海道では9月というように発生時期が徐々に北上する。8月-9月頃には、日本各地で大群で飛び回る様が観察できる。

    しかし、寒くなり始めるとバッタリと成虫が見られなくなる。現在のところ、南下をする個体群なども確認されていないので、寒さで死滅すると考えられている。九州南部や南西諸島では幼虫が越冬すると思われるが、詳しいことはわかっていない。また、これらが毎年春にどの地方から来るのかもはっきりしていない。


    [編集] 別名
    アカトンボ、ショウロウトンボ、ボントンボなど

    秋の訪れを告げるように、お盆の頃に成虫がたくさん発生することから「精霊とんぼ」「盆とんぼ」などと呼ばれる。「ご先祖様の使い」として、捕獲しないよう言い伝える地方もある。

    [編集] 類似種
    ハネビロトンボ Tramea virginia (Rambur, 1842)

    体長5.5cmほどで、ウスバキトンボより少し大きい。和名のとおり翅が広く、翅の根もとが濃い赤褐色で、腹部もウスバキトンボより赤みがかっており、腹部の先が黒い。東南アジアに広く分布し、日本でも南西諸島、小笠原諸島、九州、四国、本州南部に分布するが、飛翔力が高く、東北地方や北海道でも台風通過後などに見られる。

    グルクマ

    グルクマ、学名 Rastrelliger kanagurta は、スズキ目・サバ科に属する魚の一種。インド太平洋の熱帯域に広く分布する海水魚で、食用に漁獲される。和名は沖縄方言に由来する。





    [編集] 特徴
    成魚は全長40cmほどで、体はやや側扁する。マサバやゴマサバに比べると小型で体高が高く、サバとしては太短いように見える。また、背中側は黄緑色の地に黒い斑点列が縦方向に並んでいて、体色や模様も異なる。

    日本の南西諸島からメラネシア、オーストラリア北岸、アフリカ東岸まで、インド洋と西太平洋の熱帯海域に広く分布する。また、スエズ運河を通して地中海東部にも進入し、分布を広げている。

    沿岸域の表層で大群を作り遊泳する。食性は肉食性で、動物プランクトン、小魚などを捕食する。プランクトンを濾過摂食するため、鰓には鰓耙がよく発達している。


    [編集] 利用
    フィリピン・マレーシア・タイなどの東南アジアでは重要な食用魚で、定置網、刺し網、巻き網などで多量に漁獲される。群れをなして回遊するので漁獲もしやすく、広く食用にされている。日本でも、南西諸島で夏に多く漁獲される。

    フィリピンでは、サバ属の魚との混称でhasa-hasaという。マレーシアでは、ikan kembongと称し、フィッシュカレーやKeropok lekorと呼ばれるソーセージ状の魚肉練り製品などの料理に利用される。タイではプラートゥーと呼ばれる。


    [編集] 近縁種
    Rastrelliger brachysoma (Bleeker,1851)
    英名Short mackerel。インドシナ半島・大スンダ列島からソロモン諸島・フィジーまで分布する。
    R. faughni Matsui,1967
    英名Island mackerel。インドから台湾・フィジーまで分布する。

    [編集] 参考文献
    Fishbase - Rastrelliger kanagurta(英語)
    藍澤正宏ほか『新装版 詳細図鑑 さかなの見分け方』講談社 ISBN 4-06-211280-9

    ミヤコグサ

    ミヤコグサ(都草、学名:Lotus corniculatus var. japonicus)はマメ科の多年草。道端などに普通に見られる野草。春に黄色い花を多数つける。




    [編集] 特徴
    茎は根元で分枝して、地表を這う。茎には節ごとに葉をつける。葉は5枚の小葉をもつ奇数羽状複葉であるが、実際には葉柄の先端に三出しているように見える。あとの二枚は、葉柄の基部にあって、大きな托葉に見える。葉は白っぽい緑で、かすかに粉を吹いたように見え、やや厚みがある。

    春に花が咲くが、その他の季節にも少しづつ咲く。花は長い花茎の先にあって、植物体からやや上に抜けて出る。柄の先に1-3個まとまって着き、放射状に外を向く。花の基部には苞があるが、普通の葉の小葉三枚とほぼ同じ形である。萼は筒状で先は裂ける。花はいかにもマメの花、といった形で、鮮やかな黄色。なお、開花後にしだいに赤くなるものがあり、特にニシキミヤコグサ(forma versicolor Mkino)と呼ぶ。

    果実はいわゆるマメの形で、小さいがインゲンに似た細長い円柱形。熟すると二つに割れて種子を散布する。

    道端から海岸沿いまで、背の低い草原で、よく日の当たるところに多い。田畑の周辺にもよく姿を見る。耕作地に侵入する雑草ではないが、その周囲によく見かける野草としてよく親しまれている。元来は帰化植物であるようで、ムギ類の栽培に付随して持ち込まれた史前帰化植物であるとも言われる。

    日本では北海道から南西諸島までに広く分布し、国外ではインド以東の東アジア一帯に広く分布する。


    [編集] 名称
    名前は「都草」の意味であると思われるが、この都は奈良の都であるという説、京の都であるという説がある。いずれにしても、古い時代には分布がさほど広くなく、当時の中心的都市近郊に多かったことを意味するのではないかと言われる。しかし、都草ではなく、実は脈根草、すなわちミャクコングサであったものが訛ったものだとの説もある

    別名として、烏帽子草の名もある。花の形に由来するようである。


    [編集] 利用等
    雑草に近いものではあるが、畑にはびこるものではなく、特に害はない。むしろ、可愛い花を咲かせる野草として親しまれてきた。一部では食用にされたらしい。後述のセイヨウミヤコグサ、ネビキミヤコグサ、L. glaber などは家畜飼料として栽培される。カナリア諸島原産のL. berthelotii などは観賞用にもされる。

    しかし近年、モデル生物としての利用が注目されている。栽培が比較的容易で生活環のサイクルが比較的短く(播種から2月ほどで開花)、染色体数2n=12、ゲノムサイズは約4億5千万塩基対(作物の中では短いイネと同程度、シロイヌナズナの3.6倍ほど)と小さいことから、マメ科のモデル生物として優れたものとなりうるという。また作物改良への応用も期待され、ゲノムプロジェクトが進められている。共生する根粒菌はMesorhizobium loti(ゲノム解析済み)。


    [編集] 近縁種
    ミヤコグサ属(Lotus)は約150種を含みアジアからヨーロッパまで幅広くに分布し、海岸から高山まで様々な環境に適応した種がある。


    [編集] 帰化種
    ヨーロッパ原産の基本変種セイヨウミヤコグサ( var. corniculatus)は、現在では日本のほか、北アメリカ、オーストラリアにも帰化している。一つの花序につく花の数が7個までと多数の花がつくこと、茎や葉に毛があることなどで区別されるが、外見上はほとんど同じに見える。日本では、帰化種のセイヨウミヤコグサに出会うことの方が多く、ミヤコグサを探すのが難しくなりつつある。

    この他の帰化種としては、ワタリミヤコグサ(L. tenuis Waldst. et Kit. etx Willd.)やネビキミヤコグサ(L. ulgiginosus Schk.)なども記録されている。


    [編集] 在来種
    シロバナミヤコグサ(L. australis Andr.)は、日本に自生するもう一種の在来種である。南西諸島に見られる。名前は紛らわしいが、ミヤコグサの白花品ではなく、全くの別種である。全体にやや多肉な植物で、地表を茎がはう。葉の構成はほぼ同じだが、子葉は細長く、葉そのものではなくて子葉ごとに立つ感じになる。花軸は短い。先端の花は4-5個。花は真っ白。果実は細長い円筒形。琉球列島の海岸の岩の上に生える。国外では熱帯アジアからオーストラリアにまで分布がある。

    第503回「夏に向けての準備、してますか?」

    来年、2009年7月22日(水)には、喜界島を含め、奄美大島北部・種子島南部・トカラ列島(悪石島など)で今世紀最高の皆既日食が観測できます。

    天体観測のファンが多数来島するものと見込まれています。

    宿の確保はお早めに!!


    ビジネスホテル林
    TEL: 0997-65-1860
    FAX: 0997-65-1860




    こんにちは!FC2ブログトラックバックテーマ担当ほうじょうです。
    今日のテーマは、「夏に向けての準備、してますか?」です。

    気がつけば5月ももう明日で終わっちゃいます。
    梅雨の6月がやってきます~!梅雨が終われば暑い夏!
    夏はもうすぐそこです。

    気を抜いたらすぐに夏になってしまうと思うのですが、
    何か夏に向けて買ったもの、準備したことってありますか?

    ほうじょうは、最近お...
    第503回「夏に向けての準備、してますか?」

    tag : トラックバック 天体観測 皆既日食 ビジネスホテル林

    梅雨明け遅め、後半大雨も 気象情報会社が予測

    梅雨明け遅め、後半大雨も 気象情報会社が予測


     沖縄奄美や九州南部、四国が梅雨入りし、日本列島はいよいよ雨の季節到来。気象情報会社「ウェザーニューズ」(東京)は今年の梅雨の傾向予測をまとめた。梅雨明けはやや遅めとなる予想で、後半には大雨の恐れもありそうだ。

     南の太平洋高気圧と、北の冷たいオホーツク海高気圧のぶつかり合いで梅雨前線ができる。沖縄梅雨入りが1951年の統計開始以降、3番目の遅さだったが、同社は、2つの高気圧の勢力はほぼ平年並みなので、梅雨入りは平年並みの地域が多いとみている。

     7月は当初、前線の南下や消滅により、全国的に晴れ間が増える見込みだが、同月中旬には太平洋高気圧の勢力が増し、湿った空気が大量に運び込まれるため梅雨前線が活発化、大雨の恐れがあると分析。沖縄奄美梅雨明け間際の6月中旬から大雨となるとみている。

     梅雨明けは、太平洋高気圧の勢力が強まって梅雨前線を北に押し上げるタイミングが遅れ、平年より数日程度、遅い地域が多いと予測した。

    tag : 梅雨明け 大雨 梅雨入り 沖縄 奄美

    館林市:地域ブランド第2弾にシークワーサー、試験栽培へ 健康食品で人気 /群馬

    館林市:地域ブランド第2弾にシークワーサー、試験栽培へ 健康食品で人気 /群馬

     ◇ゴーヤーに続く「二匹目のドジョウ」?
     館林市は29日、地域ブランド農産物として、沖縄で栽培が盛んなシークワーサーの試験栽培に乗り出すと発表した。栽培地区は同市と明和、板倉両町で、市は「広域で試験栽培するのは、県内初だと思う」としている。【中野秀喜】

     シークワーサーは、もともと沖縄北部の密林地帯に自生するみかん属の柑橘(かんきつ)類の一種。奄美大島から台湾まで分布。果実は直径約3センチで、ビタミンCやB1、カロチンなどが含まれた健康食品で、人気が高まっている。果実はスダチやカボスのように調味料としてしぼって使ったり、ジュースも美味という。

     県内では有数の猛暑地帯の館林・邑楽地域。夏場の気候が沖縄と似ており、生育するとみられているが、問題は冬場の寒さ。露地栽培するため、生育温度が0度でも越冬できるかが、カギという。

     市は既に60本の苗を購入。12農家で試験栽培する。手始めに板倉町で30日、鉢に定植し専門業者に約6カ月間、管理を委託。根付いた秋に、樹高70~80センチに成長した苗を各農家に配布。館林邑楽農業共済事務組合に栽培指導してもらう予定。

     館林・邑楽地域では「館板邑(たていたむら)」のブランド名で、数年前からニガウリ(ゴーヤー)を本格栽培。順調に軌道に乗り、今では関東地方などに大量に出荷されている。シークワーサーは、地域ブランド第2弾。「二匹目のドジョウ」となるか、注目されそうだ。

    毎日新聞 2008年5月30日 地方版

    カミキリムシ

    黒に白の斑点があるカミキリムシが多いのですが、
    赤色のカミキリムシです。

    かんきつ類に穴を開け、
    木の中身を食べていくため、
    みかんの木は枯れてしまいます。

    この被害が喜界島でおきています。



    tag : カミキリムシ 柑橘類 喜界島

    うぐいす の泣き声

    ウグイスの泣き声です。
    携帯で撮影してます。



    tag : うぐいす 喜界島 携帯

    台風5号

    台風5号
    2008年5月29日16時30分発表 猛烈な台風5号は、29日15時にはフィリピンの東海上にあって、北西へゆっくり進んでいます。中心気圧は930hPa、中心付近の最大風速は55m/sです。この台風は、今後もフィリピンの東海上を更に発達しながら北上する見込みです。台風周辺海域および進路にあたる海域は、シケ~大シケとなるため厳重な警戒が必要です。次回の台風情報は、5月30日10時30分の予定です。

    台風5号
    アジア名 Nakri(ナクリー)
    位置 北緯16度25分
    東経134度50分
    大きさ ---
    強さ 猛烈
    中心気圧 930hPa
    最大風速 中心付近で55m/s
    進行方向 西
    速度 ゆっくり
    暴風半径 中心から130km
    強風半径 中心から南東300km
    中心から北西200km

    tag : 台風

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