琉球石灰岩
琉球石灰岩(りゅうきゅうせっかいがん)は、南西諸島に広く分布する石灰岩の地層。更新世にサンゴ礁のはたらきで形成された。1925年(大正14年)に矢部長克と半沢正四郎によって命名された。南西諸島の基盤地層である島尻層泥岩の上に乗り上げる形で台地を形成し、その周囲は急斜面となっている。多くの気孔を含んでおり大量の地下水を浸透させる性質がある。宮古島などではこの性質を利用して地下ダムが建設されている。一般的な石灰岩地層ではドリーネと呼ばれる窪地が多く見られるのに対して、琉球石灰岩の地層では堤防状の丘が多く見られる特徴がある[1]。
サンゴ礁は浅い海で形成されるため琉球石灰岩地層が存在する場所は形成時に海水面付近であったことを示しており、南西諸島で起きた地殻変動の影響を知るための指標の一つになっている。例えば沖縄島と久米島の間にある慶良間諸島付近では海面下80m付近に琉球石灰岩の地層があり、この付近で沈降が起きたことを示している[2]。
琉球石灰岩は沖縄では古くから建材として用いられ、道の石畳や家々を取り囲む石垣などを作るのに使われてきたほか、首里城などのグスクや玉陵などの陵墓もこの石で作られている。現在も石垣や亀甲墓などの建材として、また道路舗装用のアスファルトに混ぜる骨材として用いられている。また琉球石灰岩を用いた石畳や道路は、雨で水に濡れると非常に滑りやすくなる。
分布
宝島 (鹿児島県) : 分布の北限
喜界島
沖永良部島
与論島
伊江島
瀬底島
古宇利島
津堅島
粟国島
沖縄島中南部
北大東島
南大東島
宮古島
伊良部島
多良間島
水納島 (沖縄県多良間村)
石垣島南部
竹富島
黒島 (沖縄県竹富町)
波照間島
脚注
[ヘルプ]^ 町田洋他編 『日本の地形7 九州・南西諸島』 東京大学出版会、2001年、ISBN 4-13-064717-2。
^ 沖縄地学会編 『日曜の地学14 沖縄の島じまをめぐって』 築地書館、1997年、ISBN 4-8067-1033-4。
関連項目
島尻層泥岩
サンゴ礁は浅い海で形成されるため琉球石灰岩地層が存在する場所は形成時に海水面付近であったことを示しており、南西諸島で起きた地殻変動の影響を知るための指標の一つになっている。例えば沖縄島と久米島の間にある慶良間諸島付近では海面下80m付近に琉球石灰岩の地層があり、この付近で沈降が起きたことを示している[2]。
琉球石灰岩は沖縄では古くから建材として用いられ、道の石畳や家々を取り囲む石垣などを作るのに使われてきたほか、首里城などのグスクや玉陵などの陵墓もこの石で作られている。現在も石垣や亀甲墓などの建材として、また道路舗装用のアスファルトに混ぜる骨材として用いられている。また琉球石灰岩を用いた石畳や道路は、雨で水に濡れると非常に滑りやすくなる。
分布
宝島 (鹿児島県) : 分布の北限
喜界島
沖永良部島
与論島
伊江島
瀬底島
古宇利島
津堅島
粟国島
沖縄島中南部
北大東島
南大東島
宮古島
伊良部島
多良間島
水納島 (沖縄県多良間村)
石垣島南部
竹富島
黒島 (沖縄県竹富町)
波照間島
脚注
[ヘルプ]^ 町田洋他編 『日本の地形7 九州・南西諸島』 東京大学出版会、2001年、ISBN 4-13-064717-2。
^ 沖縄地学会編 『日曜の地学14 沖縄の島じまをめぐって』 築地書館、1997年、ISBN 4-8067-1033-4。
関連項目
島尻層泥岩






















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