ウォータースポーツ
ウォータースポーツとは水の中で行うスポーツのこと。海で行うウォータースポーツを特にマリンスポーツとして区別することもある。
代表的なウォータースポーツ
水泳
サーフィン
ボディボード
ウィンドサーフィン
カイトサーフィン
スキューバダイビング
スキンダイビング
ヨット(セーリング)
水上スキー
バナナボート
ドラゴンボート
ウォーターサイクリング
シーウォーカー
パラセイリング
チューブライド
ニーボード
エアーチェアー
スノーケリングトリップ
カヌー
カヤック
ラフト
ダッキー
スクウォート
クリーキング
ストライド
水球
ウォーターバスケットボール
ウォーターバレーボール
ウォーターボール
アクアスキッパー
カヤックは、足を前方に投げだすようにして座りダブルブレードパドルで漕ぐクローズドデッキのカヌーである。アリュート・イヌイットが海で使用していたものから発展してきた。グリーンランド圏では「カヤック」、アリューシャン列島圏では「ィ・キャック」等と呼ばれていたようだ。どちらも、波をかぶっても船内に浸水しないように、狭いコクピットに座って下半身を船内に潜り込ませ、スプレースカートやスプレーデッキと呼ばれるもので腰回りと船体の隙間を塞いだり、搭乗者の着るアノラックの裾を船体に固定するなどして、水の浸入を防いでいた。
現代カヤックは、構造によって、リジッドタイプカヤックと分解できるフォールディングタイプカヤック(ファルトボート)に分かれる。 リジットタイプにはFRP・PE等色々な素材が使われている。また用途によって、リバーカヤック、シーカヤックといった分類が用いられることもある。
カヤックの現代における用途は基本的にスポーツやレジャーであり、そもそもの目的であった狩猟や輸送/移動に使われる事は今日ではほとんど無い。
目次 [非表示]
1 系統
2 FRP製カヤック
3 ポリエチレン製カヤック
4 関連項目
[編集] 系統
「カヌー」が基本的にオープンデッキのタイプを指すのに対して、「カヤック」は基本的にクローズドデッキのタイプを指すが、広義ではカヌーという言葉の中にカヤックを含める場合も多い。
本来、カヤックは寒冷な海での使用に基づいて発展して来たものであり、波浪の中でも沈没せず機動性を保てるように、また、搭乗者が冷たい海水に晒される危険を減らすために、クローズドデッキの形状となって進化した。構造的にはスキン・ボートと呼ばれるもので、木材や獣骨を使った骨組みの上に獣皮を張って船体を作り、接合部に獣脂などで防水を施したものであった。ちなみに、グリーンランド圏で移動や交易に使われていた「ウミアック(Umiak)」は基本的にオープンデッキのスキンボートであり、カヌーの範疇に入る。
主に、グリーンランドからアラスカ東岸に住むイヌイット達が発展させたスリムな狩猟用のカヤックと、アラスカ西岸からアリューシャン列島にかけて居住したアリュート達が発展させたカヤック(ロシア語名のバイダルカとして知られている)の2系統が知られている。
この両者には様々なディテールの違いが見られるが、特に沿岸での狩猟ボートとして発達したグリーンランド系のカヤックはスリムで機動性に優れたものであり、対してクジラ猟から外洋を渡っての交易にまで幅広く使われたアリューシャン系カヤックは、吃水が深く積載能力が高いと言えるようだ。特に大きな違いは、本来のグリーンランド系カヤックは基本的に「一人乗り」のものだけである事に対して、アリューシャン系カヤックには二人乗りや三人乗りのものまで様々なタイプがある。(三人乗りのカヤックは、アリュート達により多くの交易品を運ばせたかったロシア人交易商の要求に応じて大型化したものらしい。)
グリーンランド系のカヤックは、集落からの日帰り圏内での狩猟に使われる道具であった事に対して、アリューシャン系のカヤックは狩猟のみならず、長期にわたる沿岸航海にも使われたことから、これらの違いが生まれて来たと思われる。ちなみに昨今のシーカヤックは、旅の道具というよりも沿岸域でのレジャーが主たる用途であるため、軽量で機動性の高いグリーンランドタイプのカヤックが好まれる傾向にあるようだ。
いずれのタイプのカヤックも本来は海での使用を前提としたものであり、現代のレジャーやスポーツで使われる「リバーカヤック」というものは、近代の発明(翻案?)によるものと言えるのだが、逆にスポーツとして一般化したのはリバーカヤックの方が早かったため、海で使うカヤックをあえてシーカヤックと呼ぶようになった。その点ではスキーと同じように、近代になってから、本来の用途とは異なるスポーツとしての使われ方が見いだされて発展したものだと言える。
特にアリューシャン列島でのカヤック(バイダルカ)の実利用は歴史的にはいったん断絶しており、近代の研究者達によって、その姿が知られるところとなった。特に、ジョージ・ダイソンによるバイダルカ研究と、近代素材を用いたリメークの試みは、書籍「宇宙船とカヌー」によって日本でも有名である。
今日のスポーツ用カヤックでは様々な素材が利用されているが、主流はリジッドと呼ばれるモノコック構造で、FRP(ガラス繊維/炭素繊維/ケブラー=アラミド樹脂等)、ポリエチレン系樹脂、ABS樹脂、プライウッド(合板)などによって船体形状を作り出している。また、祖先であるスキンボートのようにフレームと外皮からなるタイプもあるが、これらの多くは分解して運搬出来る事を主目的としたもので、一般的にファルトボートと呼ばれる。運搬に耐える軽量化を実現するために、フレームにはアルミパイプや木材を利用し、外皮にはウレタン系塗料などで防水処置を施した合成繊維の布を用いていることが多い。
[編集] FRP製カヤック
「FRP」とは「Fiber Reinfoced Plastics」の略で、繊維強化プラスチック。不飽和ポリエステル樹脂やビニルエステル樹脂、エポキシ樹脂などの合成樹脂を、ガラス繊維(炭素繊維等を混入したタイプもある)で強化して成型したもので、軽量で強度が高い。
今日では多くの市販カヤックがポリエチレン製だが、軽量化、表面の滑らかさ、大型の工作機械が無くても製造できる、使用者の好みや体形に合った改造が容易である、等の理由によりFRP製カヤックの使用者も多い。特に巡航速度の高さを求める傾向にあるツーリング用のシーカヤックでは、船体の剛性を高く出来るFRP製品に人気がある。
ほかに、競技艇やスクウォート艇、サーフカヤック、カナディアンカヌーの多くがFRP製である。
[編集] ポリエチレン製カヤック
ポリエチレン製カヤックリニアポリエチレンやクロスリンクポリエチレンで成型されたカヤック。クロスリンクポリエチレン製カヤックは強度において優れているがリサイクルが困難である。現在はリサイクル可能なリニアポリエチレン製カヤックが(ポリエチレン製カヤックの中では)主流である。
回転成型によるものかブロー成型によって生産されている。
FRPに比べるとポリエチレン製カヤックは衝撃に対する強度が高いので、激流を下るホワイトウォーター用と呼ばれるリバーカヤックは、その多くがポリエチレン製となっている。
[編集] 関連項目
ウィキメディア・コモンズには、カヤック に関連するカテゴリがあります。パドルスポーツ
カヌー
ファンカヤック
サーフィン(英:surfing、surfin')は、ウォータースポーツの一つ。波乗りともいう。サーフボードの上に立ち、波が形成する斜面を滑走する。
サーフィンをする人のことをサーファー(surfer)と言う。
サーフィン目次 [非表示]
1 起源
2 道具
2.1 ボード
2.2 フィン
2.3 滑り止め
2.4 流れ止め
3 技術
4 各地
4.1 ハワイ
4.2 カリフォルニア
4.3 オーストラリア
4.4 日本
4.4.1 2007年日本開催の主な大会
4.4.1.1 ショートボード
4.4.1.2 ロングボード
5 関連項目
6 外部リンク
[編集] 起源
少なくとも、西暦400年頃にはサーフィンの原形のようなものが存在していたと考えられているが、はっきりとは分かっていない。航海術に優れた古代ポリネシア人が、漁の帰りにボートを用いて波に乗る術(サーフィング)を知り、そこから木製の板に乗る様になった、というのが最も有力な説とされている。
サーフィン史家ベン・フィニーの研究によると、サーフィンは広くポリネシア全域に普及しており、東はイースター島、西はニューギニア、北はハワイ、南はニュージーランドに及んでいたとのことである。ちなみに、日本にも「板こ乗り」というものがあったが、ベンは知らなかったようだ。
古代ポリネシア民族については、決闘した勇者たちの話や、山の部族に嫁いだためにサーフィンができずに悲しんだ女性の話など、いろいろな話が伝わっている。さらに、サーフィンは古代ポリネシア民族の儀式にまで登場したりと、この文化の中心的存在にまで上り詰めていった。
ヨーロッパ人で初めてサーフィンを目撃したのは、イギリス人の探検家ジェームス・クック船長だと言われている。クックは、タヒチとハワイでサーフィンを目撃し、そのことを航海日誌に書き残している。その後、これら島々にキリスト教宣教師たちなどヨーロッパ人が移り住むようになる。宣教師たちは、布教にあたってポリネシアの文化は野蛮であるとみなし、文明化を理由に彼らの文化の一部であったサーフィンを禁止し、さらにサーフボードを取り上げて焼いてしまった。こうして、ポリネシアにおけるサーフィンは近代において一度終焉を迎えた。
[編集] 道具
[編集] ボード
一般的には、9フィート(約274cm)以上のロングボードと、ショートボードに分かれている。長い間9フィート以上あったボードが短くなり始めたのは1968年のことで、その後わずか数年でどんどん短くなり、1971年には5〜6フィートの板が出てくる。
スタイルや用途によって、様々な長さ、形状の板が使われている。大波用のガンや、ショートボードでロングのような形状のエッグノーズボードなど。
発祥以来、木の板であったが、戦後から現在に至るまで、発泡ウレタンフォームをガラスクロスとポリエステル樹脂で包んだものが主流となった。
エポキシ樹脂(ポリスチレンなど)のフォームを使用したり、近年では、カーボンファイバーをエポキシ樹脂で包んだり、空洞ポリプロピレン(ハイドロフォーム)をカーボンファイバーで包んだ中空ボードなど、より強度のある軽いボードを作る試みもされているが、50年以上大きくは変わっていない。
通常は、シェイパーあるいはマシンによってブランクのフォームが削られる。長さ、幅、厚み、アウトライン、レール形状、ロッカー(ノーズとテールの傾斜)、テール形状で大きく性能が変わる。
モールドボードなどと呼ばれる金型を使用し、大量生産されるようなものもある。
[編集] フィン
ボトムについているひれ状のもの。スケッグとも呼ぶ。初期のシングル(1本)フィンからツイン(2本)フィンを経て、現在はトライ(3本)フィンが主流。クアッド(4本)フィンも最近人気がある。5本以上のフィンを持つものもある。
また、従来はオンフィンと呼ばれる固定型であったが、現在は取り外し、交換できるFCS(Fin Control Systems)やフューチャーフィンなどのシステムが多い。
[編集] 滑り止め
デッキに塗布する滑り止めがワックス。水温などによって硬さ違いの種類や、ベースコート、トップコートなどがある。
デッキに貼る滑り止めがデッキパッド。ボードを方向転換させる際に、軸足となる後ろ足でボードを蹴り込む事も容易になる。
ショートボードでは前足がワックス、後ろ足がパッドの組み合わせが好まれる傾向にあるが、両足ともワックスあるいはパッドという組み合わせもある。ロングボードではワックスが好まれるが、もちろんパッドもある。
[編集] 流れ止め
サーフボードと体を結ぶ紐状のもの。リーシュコード、パワーコードなどと呼ぶ。ショートボード用とロングボード用があり、さらに、目的によって長さや太さなどに違いがある。
[編集] 技術
パドル:手で漕いで進むこと。通常はうつ伏せで行うが、ロングボードでは正座で行うニーパドルなどもある。
ゲットアウト:パドルして沖に出ること。
プッシングスルー:ゲットアウト時、腕立て伏せの要領でボードを沈め、ボードと体の間に波を通して抜けること。
ドルフィンスルー/ダックダイブ:ゲットアウト時、腕立て伏せの要領でボードごと体を沈め、波の下を潜り抜けること。
スクートン・シュート:ボードの後方に重心を置きテールを沈め、スープが当たった瞬間にノーズ方向へ重心を移して波を抜けること。基本的にはロングボードで行う。
ローリングスルー:ゲットアウト時、半回転してボードを引き寄せて沈め、波の下を潜り抜けること。基本的にはロングボードで行う。
テイクオフ:波に乗ること。通常はパドルでスピードをつけて乗る。
ノーパドルテイクオフ/刺し乗り:ボードを沈めた反動を使ってテイクオフすること。
レイトテイクオフ:波が崩れる直前でテイクオフすること。
リバーステイクオフ/スケッグファースト:テールからテイクオフし、ボードを半回転させ、通常のライディング体勢にすること。
トゥイン:ジェットスキーに引っ張ってもらうテイクオフ。
フェイドターン:わざと崩れる方向とは逆にテイクオフし、立ち上がったら崩れる方向に進むこと。
アップス・アンド・ダウンズ:波の斜面を上下に動いてスピードをつけること。
ウォーキング:ロングボードで、ボード上を歩くこと。すり足で歩くシャッフルや、足を交差させて歩くクロスステップがある。体重移動を行い、スピードを調節するのが目的。元の位置に戻るのはステップバック。
ノーズライディング:ロングボードで、ノーズ(ボードの前方1/3)に乗ること。ノーズ先端に足の指5本をかけるハングファイブ、10本をかけるハングテン、かかとをかけるヒールオーバーがある。パフォーマンス的な要素もあるが、元々は体重移動を行い、スピードを調節するのが目的。
トリミング:ライディングのリズムやポジションをコントロールするターンのこと。
ボトムターン:波の斜面のボトム(下)部分でターンすること。
トップターン:波の斜面のトップ(上)部分でターンすること。
テールスライド:トップターンのときにボードのテールを押し出してスライドさせること。
オフザトップ:波の上部の崩れそうな部分で勢いよくボードの角度を変えること。
オフザリップ/リッピング:波のリップにサーフボードを当ててターンすること。
ローラーコースター:波のスープにボードを当て込むように乗り上げ、スープと一緒に降りてくること。
カットバック:波のパワーのない部分まで出すぎてしまったときに、方向転換してパワーのある部分へ戻ること。
ラウンドハウスカットバック:回転半径の大きな弧を描くカットバック。
リエントリー:波の外に一度外れてから戻ってくること。
フローター:スープやリップを乗り越えてライディングすること。
スリーシックスティー:水平方向に360度回転すること。
エアリアル:空中に飛び出し、再び着水すること。
プルアウト:波から降りること。落ちてしまうことはワイプアウト。
アイランドプルアウト:チューブやダンパーで、トップに向かってプルアウトができない時に、ボードごと波の壁に身体を突っ込んで行うプルアウト。
ベイルアウト:ボードから降りること。
[編集] 各地
[編集] ハワイ
ハワイのノースショアでのサーフィン
チューブ
ノースショアのチューブライディングは世界最高峰といわれるアリューシャン列島付近の低気圧によって発生した波が、北太平洋の何の障壁もない海を渡ってハワイ諸島へやってくるため、この海域はサーフィンに適している。
もともとハワイの先住民が広く愛好していた遊びであったサーフィンであるが、キリスト教の受容とともに、一時期は抑圧されていた。しかし、オリンピック4大会出場で合計6つのメダルを獲得した先住ハワイ人の英雄、デューク・カハナモクの登場により、サーフィンは再び市民権を得るようになった。
1960年代に入ると、「楽園ハワイ」を前面に押し出した映画がハリウッドで大量に制作され、サーフィンはマリンスポーツとして市民権を得る。1960年代末からは、オアフ島のノースショアを舞台にした、ビッグウェーヴ・サーフィンが全盛となり、「GUN」と呼ばれる、ビッグウェーヴ専用のロングボードが普及した。また、この頃からデューク・カハナモクを記念したサーフィン大会「デューク・カハナモク・インヴィテーショナル」が開催されるようになり、トップサーファーに注目が集まりだす。
1970年代半ばごろからはショートボードが普及し、ビッグウェーヴ・サーフィンやロングボードは下火となる。しかし、1980年代以降、エディ・アイカウを記念したクイックシルバー・イン・メモリー・オブ・エディ・アイカウ大会によるビッグウェーヴ・サーフィンの再評価や、バッファロー・ケアウラナらによるロングボードの再評価の動きが活発化し、現在ではこれらのスタイルも確固とした地位を得ている。
また、1990年代には、レイアード・ハミルトンらによってトウイン・サーフィンが考案され、マウイ島沖のスポット「ジョーズ」に注目が集まる。
2000年代にはカウアイ島出身のアンディ・アイアンズがASP(Association of Surfing Professionals)のWCT(World Championship Tour)ツアーで大活躍し、ハワイのサーファーのレベルをあらためて知らしめた。現在でもWCTツアーのファイナルはハワイ・ラウンド「リップカール・パイプライン・マスターズ」である。
[編集] カリフォルニア
アメリカ人のハワイ進出の影響からカリフォルニアへサーフィンが伝承された。ハワイ諸島へ来る波と発生地を同じくする。「マーヴェリックス」と呼ばれるビッグウェーヴ・サーフィンのポイントも有名である。 現在のサーフィンカルチャーをリードしているのはカリフォルニアである。 数多くのサーフィンインダストリーやサーフィン雑誌等も本拠地をカリフォルニアに置いており、数々のカリスマサーファーを輩出してきた。
[編集] オーストラリア
オーストラリアは長大な海岸を持ち、サーフィンの盛んな国である。1970年代半ばにはショートボードを用いて細かくターンする技術がウェイン・バーソロミュー(後のASP会長)らによって創始され、ショートボードの興隆に大きく貢献した。現在もミック・ファニング、タジ・バロウ、ジョエル・パーキンソンらWCTのトップサーファーを数多く輩出する、サーフィンの先進地域の一つである。
[編集] 日本
日本サーフィン発祥の地は、神奈川県藤沢市鵠沼海岸、鎌倉市、千葉県鴨川市、岬町太東ビーチと言われており、第2次大戦後日本に駐留した米兵がそれらのビーチでサーフィンをしたのがきっかけという説がある。1966年7月には第1回全日本サーフィン大会が千葉県鴨川市で開催されている。
各地でサーフショップなどが開店した事で、多くの用具を容易に取り揃えられるに至っている。また、サーフスポット近隣のコンビニエンスストアなどでは、ワックスなどの消耗品を扱う店も増えている。
[編集] 2007年日本開催の主な大会
波がないとサーフィンは出来ないため、大会の開催日程に特徴がある。ある程度大きな波がコンスタントにあるサーフスポットで大会を開催する場合は、事前に開催日が決まっていることが多い。さらに、適した波がある日を選ぶ目的や悪天候の場合を想定して、1日から数日程度の予備日を設ける場合もある。対して、あまり大きな波がコンスタントに来ないサーフスポットでの開催や、年に数日程度の大波での技術を争うような場合は、「ウェイティング」と呼ばれる開催方式が取られる。「ウェイティング」方式では、事前に決定しているのは開催場所と大会開催の可能性がある期間であり、その期間は、1週間から数ヶ月、場合によっては1年に及ぶ。その期間中、出場者は大会開催を待つ(ウェイティング)。開催が決定されると主催者から出場者に連絡が入り、急遽開催される。波が小さい湘南では、このウェイティング方式がとられることが多い。
また、用いる道具の違いから、ショートボードとロングボードの大会が存在し、それぞれ男女とジュニアの大会に分かれる。ジュニア以外について以下に記載。
[編集] ショートボード
ASP World Tour
世界プロサーフィン連盟(ASP)によるプロサーファー世界一(男女)を決めるツアー。1試合の賞金総額は、男子30万ドル、女子8万ドル(1試合のみ10万ドル)。2007年は、男子ショートボード全10戦、女子ショートボード全7戦。日本での開催予定はない。
World Qualifying Series (WQS)
世界ツアー出場権を得るための大会(ポイントランキング制)。2007年は男子が全47戦、女子が全15戦開かれる予定。出場者レベルの予測と賞金総額とから、6から1の "star" に種別され、"star" の数が多いほどレベル・賞金総額・ポイント付与が大きい。1試合の賞金総額は、男子の6starが12.5万ドル、5starが10万ドル、4starが7.5万ドル、3starが5万ドル、2starが2.5万ドル、1starが1万ドルで、女子の6starが3万ドル、5starが2.5万ドル、4starが2万ドル、3starが1.5万ドル、2starが1万ドル、1starが0.5万ドル。日本では男子のみ3戦ほど開催される。
6 Star 愛知県田原市・赤羽根海岸、7月31日-8月5日、賞金総額12.5万ドル
2 Star 福島県南相馬市・北泉海岸、9月6日-9日、賞金総額2.5万ドル
2 Star 宮崎県日向市・小倉ヶ浜海岸、10月3日-8日、賞金総額2.5万ドル
Japan Pro Surfing Tour
日本プロサーフィン連盟によるショートボードのプロサーファー日本一(男女)を決めるツアー。2007年は全5戦。最終戦はツアーの中で最も歴史と権威のある "All Japan Pro" との名称が付き、例年、ツアー最高の賞金総額をかけて戦っている(2002年から5年連続で仙台で開催)。ただし、天候不良などで延期になった試合が出ると、"All Japan Pro" が最終戦ではなくなる年もある。
国・県 都市 サーフスポット 日程 賞金総額
第1戦 インドネシア バリ島 クラマス 4月8日-11日 400万円
第2戦 千葉県 鴨川市 マルキ 5月25日-27日 300万円
特別戦 北海道 厚真町 浜厚真 9月2日
第3戦 高知県 東洋町 生見 9月14日-16日 400万円
第4戦 宮城県 仙台市 仙台新港 10月12日-14日 400万円
第5戦 茨城県 大洗町 大洗海岸 10月18日-21日 300万円
※■:All Japan Pro
※大洗海岸での試合は、5月11日-13日開催の第2戦の予定であったが、天候不良のため最終戦に日程変更
[編集] ロングボード
World Longboard Championship (WLC)
世界プロサーフィン連盟(ASP)主催のロングボードのツアーは、協賛する企業が少ないため、ショートボード並みの賞金を出すことができず、現在は未整備。ロングボードのプロサーファー世界一を決める試合は、年間男女1試合ずつ(賞金総額は男子が5万ドル、女子が3万ドル)。
World Longboard Tour (WLT)
ショートボードで言うWQSの "star" に準じ、賞金総額などで大会のレベル分けをしている。6starレベルは女子1試合、5と4starはなく、3starレベルは女子1試合、2starレベルは男子2試合、1starレベルは男女4試合ずつある。日本では1試合が開催予定。
2 Star 千葉県、6月8日-10日、賞金総額1万ドル
Japan Pro Surfing Tour
日本プロサーフィン連盟によるロングボードのプロサーファー日本一(男)を決めるツアー。2007年は全5戦(特別戦が2戦あり)。5戦の内、"All Japan Pro" との名称がついた大会は、ツアーの中で最も歴史と権威のあるものとされる(2007年は岬町)。
国・県 都市 サーフスポット 日程 賞金総額
第1戦 千葉県 鴨川市 千倉 4月21日-22日 200万円
第2戦 静岡県 牧之原市 静波海岸 6月30日-7月1日 100万円
第3戦 神奈川県 藤沢市 辻堂海岸 7月7日-8日 100万円
特別戦 米国ハワイ州 ホノルルワイキキ クイーンズ 7月26日-29日
第4戦 茨城県 鉾田市 とっぷさんて下 8月31日-9月1日 100万円
特別戦 千葉県 いすみ市岬町 太東海水浴場 9月9日
第5戦 千葉県 いすみ市岬町 太東海水浴場 9月8日-9日 200万円
※■:All Japan Pro
※当初は4戦であったが、鉾田市での大会が後から追加されて5戦となった。
※特別戦はランキングに関係ない試合。ハワイでの特別戦は日本とハワイの対抗戦。
[編集] 関連項目
ウィキメディア・コモンズには、サーフィン に関連するマルチメディアがあります。サーフィンエリアの一覧
サーフィング
サーファーファッション
ウォータースポーツ
ビーチスポーツ
ヨット(Sailboat)は、縦帆によって航行する船のこと。大型の帆船や小型でも帆掛け船のように横帆による船はヨットとは呼ばれない。
ヨット(Yacht)は、豪華な遊び船のこと。セールで走るかエンジンで走るかは問わない。
この項では主にヨット(Sailboat)について説明する。
個人で運用可能であるため、冒険心のある人物による単独での大洋の横断、無寄港での世界一周などが行われている。
ヨット=帆の張ってある船という概念は和製英語である。英語でyachtというと「豪華な遊び船」という意味で、モーターボートであることが多い。ジャグジーが付いていたり、ヘリポートが付いていたりもする(例:イギリス王室御用船「ブリタニア号」)。日本で一般的な30フィート程度の“ヨット”は英語では通常"sail boat"と呼ばれる。
ヨットでの航海やヨット競技のことをセーリングともいう。これは、ヨットがセール(帆)を使って進むからである。
目次 [非表示]
1 概要
2 歴史
3 ディンギー(主に1人〜2人乗り)の概要
4 クルーザー(主に4人乗り以上)の概要
5 ヨットの動く原理
6 ルール
7 競技種別
8 アメリカスカップ
9 メルボルン=大阪 ダブルハンド ヨットレース
10 用語
11 ヨットを扱った芸術作品
11.1 文学
11.2 映画
12 関連項目
13 外部リンク
[編集] 概要
現在、ヨットと分類される船舶は非常に多岐にわたっている。乗員数も一人乗りから10人以上まで様々であり、設備もラダー(舵)、セール(帆)、キール(竜骨)しかないものからキャビン、発動機を完備したものまである。発動機やキャビンのない小型のヨットを「ディンギー」、発動機やキャビンのある大型のヨットを「クルーザー」と呼び分けることがある。
[編集] 歴史
ヨットが歴史に初めて登場するのは、14世紀のオランダとされている。当初は、その高速性や俊敏さから海賊を追跡したり、偵察などに用いられるために建造された高速帆船でjaghtと呼ばれていた。
1660年にイギリスで王政復古に成功したチャールズ2世は、オランダより寄贈されたこの乗り物を好み、Yachtと名前を改めた。これが現在のYachtの語源である。その後1720年に記録に残っている最古のヨットクラブ「コーク・ウォーター・クラブ」がアイルランドに設立された。
その後はアメリカにおいてヨットを嗜む人が増え、各地にヨットクラブが設立される。
日本においては1861年(文久元年)に長崎で英国人船大工が貿易商オルトの注文で建設し、当時の地元新聞で報道された「ファントム号」や、同年、外国人たちが開催したヨットレース「長崎レガッタ」が初めてといわれている。また、1882年(明治15年)には横浜の本牧で日本人により初めて建造され、神奈川の葉山で帆走したことから、葉山港には日本ヨット発祥の地と刻まれた碑が建っている。
ヨットクラブは横浜を始め神戸や長崎などに設立された。
[編集] ディンギー(主に1人〜2人乗り)の概要
一人乗りから二人乗りのヨットで、比較的見る機会が多いものとしては「FJ級(2人乗り)」「シーホッパー級(1人乗り)」「スナイプ級(2人乗り)」などが挙げられる。日本では、海沿いの高校、大学でヨット部がある学校などには、大抵はこの3つのクラスの艇が備わっている。また、大学の体育会ヨット部では「470級(2人乗り)」と「スナイプ級(2人乗り)」を所有し、全日本インカレ等が行われる。小学生のヨットクラブでは小型の「オプティミスト(OP)級(1人乗り)」で練習を行うところもある。
[編集] クルーザー(主に4人乗り以上)の概要
5人から10人乗り程度のヨットは国内でも、比較的見る機会が多い。全長によって、おおまかに以下のように分かれる。
小型艇と言われる全長24フィート(約8メートル)程度のヨット。
中型艇と言われる全長30フィート(約10メートル)程度のヨット。
大型艇と言われる全長40フィート(約13メートル)程度のヨット。
国産最大手のヤマハのYシリーズ。中堅では横山の横山シリーズ、林のHAYASHIシリーズ、奥村ボートのOKUMURAシリーズ、大橋のヴァンデュスタットシリーズ、岡本造船のオカモトシリーズなど。
外国のメーカーのヨットも国内を多く帆走している。ベネトウオセアニス、ピーターソン、ハンター等。
[編集] ヨットの動く原理
ヨットは風を利用して動くため、まっすぐ風上の方向(風位)へ進むことができない。しかし、風位に対して最大およそ45度の角度(クロースホールド)までなら進むことができる。進行方向と風上方向との間を成す角度と、理論帆走速度と風速の比を示したものを帆走ポーラー線図(ポーラーダイアグラム)と呼び、性能を示す指標の一つとなる。また、その原理は以下の通り。
図のように、セール(帆)の付近を流れる風によって発生する揚力(船の進行方向に対して斜め前方の向き)のうち進行方向に対して垂直な成分を、キール(竜骨)またはセンターボード(船底の中央から水中に差し込む板)によって打ち消すことにより、進行方向と同じ向きの推進力を得る。
<セ−ルに発生する揚力に加え、リーウエイする艇のキールへの水流の迎角からも艇を前進する力が発生する。>
なお、ヨットにはセールを複数持つものもあるが、図では簡略化するためにセールが1枚のものを描いている。セールが複数ある船では、各セールに発生する揚力の合力を、この図でいう「揚力」とみなせばよい。
[編集] ルール
一般的なヨット競技におけるルールとしては、二等辺三角形や台形の頂点にそれぞれブイ(マーク)を浮かべ、それを反時計回りに回るというものがあり、規定数を周回するまでの順位を競う。公式大会などでは、合計10レース以上を行い、その得点により順位を決する。1位が1点、2位が2点、順位が上位であるほど得点が少なく、全レースで最も得点の低いものが優勝となる。故にリタイアや失格などは高得点になる。
ヨットレースでのルールで最も頻繁に出てくるのは接触に対する予防規定である。これはヨット同士の接触を避けるためにヨットの帆走状態により権利順位を付けるものである。これにより権利順位の低い艇は高い艇に進路を譲らなければならない。例えば風上に向かっている二つの(クローズホールド)艇が接触の危険にある場合、右側(右舷)から風を受けている艇が権利的強者となり左側(左舷)から風を受けている艇は進路を譲らなければならない。接触した場合は権利的弱者の艇に罰則が科せられる。その他にもその時の状態において権利的強者と弱者が細かく規定されている。その他、細かい点については、国際セーリング競技規則や、各クラスルールによって定められている。
また二艇のみで行うレースをマッチレースと呼び、アメリカズカップはこのマッチレースで行われる。
[編集] 競技種別
セーリング競技の種別としては、多様性が認められる。 オリンピックの競技種目としてのセーリング競技以外にも多様な種目が存する。競技に適する地理的条件及び気象的条件がオリンピックの開催地及び時期に適合させることに困難を伴う競技形態もあることを要因とするものと思われる。 このように個別の競技種目としては、4年毎の開催が不安定要因となり、選手を養成する基盤にも影響している。種目毎のワールドカップに対して、より厚い選手強化の基盤整備の必要性が指摘されている。 オリンピック競技には珍しく男女混合種目(オープン)も設けられている。
2008年北京オリンピックでは、ウィンドサーフィン男子RS-X,ウィンドサーフィン女子RS-X,シングルハンド男子フィン,シングルハンド女子レーザーラジアル,シングルハンドオープンレーザー,ダブルハンド男子470,ダブルハンド女子470,ダブルハンドオープン49er,キールボート男子スター,キールボート女子イングリング,マルチハルオープントルネードの11種目とされている。
2004年アテネオリンピックでは、470級男子、470級女子、ミストラル級男子、ミストラル級女子、ヨーロッパ級女子、フィン級男子、スター級男子、レーザー級オープン、49er級オープン、トーネード級男子、トーネード級女子、イングリング級女子となっている。
[編集] アメリカスカップ
現在のヨット界でもっとも世界的に有名なレースは、このアメリカスカップである。
アメリカスカップは、1844年に設立されたニューヨーク・ヨット・クラブが建造したアメリカ号が、1851年に開催された万国博覧会の記念行事として行われたワイト島一周レースにおいて、並み居るイギリス艇に圧倒的な差をつけ大勝し、観戦していたヴィクトリア王女はニューヨーク・ヨット・クラブにカップを与えた、という事から始まったレースである。
参加するチームは、最初にルイ・ヴィトンカップと呼ばれる予選を総当りで戦い、勝った1チームだけが、カップを保有するクラブチームと戦うアメリカスカップに進むことができる。
アメリカがこのカップを得てからおよそ150年の間、アメリカ以外の国にカップがわたったことは無かったが、近年になって、オーストラリアとニュージーランドにカップが渡った。そして、2003年に開催されたアメリカスカップではスイスが優勝し、その152年の歴史において初めてヨーロッパ、そして海の無い国へとカップが渡った。2007年大会ではニュージーランドの挑戦を撥ね除け、スイスが防衛している。次回は2009年。
日本においては知名度は低いが、1992年にニッポンチャレンジとして正式に参加を果たしたのを始め、以後定期的に出場したが、残念ながら、資金難などにより2003年以降のアメリカスカップにニッポンチャレンジは参加していない。最高位は準決勝進出。
[編集] メルボルン=大阪 ダブルハンド ヨットレース
現在日本を舞台とし定期的に開催されている、もっとも長距離のヨットレース。3月下旬 オーストラリアのメルボルンを出港し、赤道を越えて 4月に日本の大阪港に到着する縦回りという珍しいコースを取る。 1991年から4年に一度開催されている。
[編集] 用語
クロースホールド(クローズ)
風位(風の吹いてくる方向)に対して最大の約45度の角度で航行する(のぼる)こと。その原理については、「概要」の項を参照のこと。
タック(タッキング)
クロースホールドで進んでいるとき、反対向きのクロースホールドまで船の向きを回転させる動作。一瞬だけ風位を向く。風上の方向に目的地がある場合は、タックを繰り返してジグザグに進む。
ランニング
船の進行方向のほぼ真後ろから風を受けて進む(くだる)こと。このとき、セール(帆)は船の片側に大きく開いている。なお、完全に真後ろから風を受けると失速したり、強風下ではワイルドジャイブ(下記参照)を引き起こしたりする。
ジャイブ(ジャイビング)
ランニングに近い角度で進んでいるとき、片側に開いているセールを回して反対側に開くこと。ワイルドジャイブは強風下で船の真後ろから風を受けているときにジャイブ動作をしていないのに勝手にセールが反転する現象である。ワイルドジャイブが起きると船が大きく傾き転覆する事がよくある。映画「白い嵐」では最終的にワイルドジャイブにより船が転覆する。
アビーム
風位に対して90度から風を受けて進むこと。ちょうど船の真横から風を受ける感じ。ヨットではアビームの状態が最もスピードが出るとされている。
ジブセール
メインセールが後ろの帆であるとするならば、前の帆になる小さいセール。1人乗りの船には無い。
スピンネーカー(スピン)
メインセール、ジブセールのほか、クローズ以外の角度で航行するときに張ることができる3枚目の非常に軽い帆。1人乗りの船には無い。ちょうど日本の正月に上げるタコを巨大にしたような感じ。2人乗りでも、FJ級・470級などにはあるが、スナイプ級などには無い。映画「ウォーターワールド」では海賊から逃げる際に使われた。
スキッパー(ヘルムスマン)
主に舵取りを担当する人員のこと。艇長。ディンギーではメインセールの操作と舵取りの役割を担う。
クルー
乗船している人員の中でスキッパーでない人員のこと。ディンギーでは主にジブセールおよびスピンネーカーの操作、船の左右の傾き(ヒール)の調整、また海や他艇の状況把握および進路判断の役割を担う。
トラピーズ
マストの上の方から左右にぶら下がっているワイヤー。下端に金属製の輪がついている。クルーが腰の周りに金具(ハーネス)を装着し、その金具をトラピーズの輪に引っかけて体重をかけることで、効率よく船の左右の傾き(ヒール)を打ち消すことができる。1人乗りの船には無い。2人乗りでも、FJ級・470級などにはあるが、スナイプ級などには無い。スナイプ級はハイクアウトという足首をベルトに引っ掛け臀部から上の体を船の外に出して体重をかけて傾きを打ち消す方法がとられる。足に上半身の体重がかかる為かなりきつい。
スターボード
右舷。あるいは風を右舷から受けて走る状態。
ポート
左舷。あるいは風を左舷から受けて走る状態。レースではスターボード艇がポート艇に対して権利的強者となる。
[編集] ヨットを扱った芸術作品
[編集] 文学
ツバメ号とアマゾン号(アーサー・ランサム 他にもあり、全12巻のシリーズ)
シップキラー(ジャスティン・スコット)
悪夢の帆走(ジェイムズ・セイヤー)
殺意の海へ(バーナード・コーンウェル)
デッドカーム(チャールズ・ウィリアムズ)
[編集] 映画
太陽がいっぱい
ウォーターワールド
太平洋ひとりぼっち(1963年 原作:堀江謙一、監督:市川崑、主演:石原裕次郎)
ウインズ(1992年 監督:キャロル・バラード、主演:マシュー・モディン)
[編集] 関連項目
アメリカスカップ
ヨットマン
回航
中古艇
プレジャーボート
電波法
無線局
無線従事者
国際VHF
マリンVHF(海洋スポーツ・レジャー用)
アマチュア無線(アマチュア無線#ルールを守らない運用の問題)
特定小電力無線
参考:スカイスポーツ (競技)#スカイスポーツの無線
[編集] 外部リンク
国内
財団法人 日本セーリング連盟
全日本学生ヨット連盟
日本ジュニアヨットクラブ連盟
ヨットエイドジャパン
日本視覚障害者セーリング協会
日本スナイプ協会(SCIRA Japan)
日本テーザー協会
日本シーホッパー協会
日本ジュニアヨットクラブ連盟
日本オプティミスト・ディンギー協会(日本OP協会)
日本ウィンドサーフィン連盟
日本ヨットマッチレース選手会
諸磯・油壷への入港法 諸磯ヨットオーナーズクラブ
International Maritime Organaization(国際海事機関)
COLREGs条約(衝突の予防のための国際規則)
海上衝突防止法(最終改正:平成一五年六月四日法律第六三号)
リップルタウン(マリン情報)
国外
International Sailing Federation(ISAF)
Snipe Class International Racing Association (SCIRA)
International Windsurfing Association(IWA)
5OCEANS THE ULTIMATE SOLO CHALLENGE
帆船(テンプレート)
帆船の船種
(補助的に用いるものを含む) 安宅船 | ウィンドジャマー | カッター | ガレアス船 | ガレオン船 | ガレー船 | キャットボート | キャラック船 | キャラベル船 | クナール | クリッパー | ケッチ | ゴクスタ船 | コグ船 | 小早 | コルベット | サバニ | サムブーク | シップ | ジーベック | ジャッカスバーク | ジャンク | 末次船 | スクーナー | スノー | スマック | スループ | 関船 | 戦列艦 | ダウ船 | ダッチクリッパー | 鉄甲船 | ナオ | バーク | バーケンティン | ハーマフロダイトブリッグ | バルシャ | ピンク | ピンネース | ファルーカ | フィフィー | ブリガンティン | フリゲート | ブリッグ | フリュート | プロア船 | ベンタ | 帆曳船 | ポラッカ | ヨット | ヨール | レイジー | ロングシップ
関連用語 大航海時代 | バウスプリット | 帆船 | 船 | 帆 | マスト
関連カテゴリ 大航海時代 | 帆船 | 帆船の構造
カヌーとは、アラワク族の言葉で、カリブ海周辺の小型舟艇の名称である。それから転じて、世界各地の伝統的な舟艇を指して使われる用法が一般化しているが、明確な定義は無い。
目次 [非表示]
1 カヌーの定義の難しさ
2 カヌーとカヤック
3 様々な名称
4 地域ごとの特徴
5 船体の構造
6 シングルブレード・パドルとダブルブレード・パドル
7 船舶の構造の大まかな分類
7.1 ツーリング
7.2 競技
8 国際交流
9 著名なカヌー選手
10 著名なカヌーイスト
11 外部リンク
[編集] カヌーの定義の難しさ
カヌーの定義は多様であり、競技団体による恣意的な定義は例外として、一義には決定できない。パドルで水を掻き、前進する舟全般を指すもの、という考え方もあるが、この定義ではオセアニアで広く用いられている帆走カヌー(Sailing Canoe)や航海カヌー(Voyaging Canoe)は包摂出来ない。船体側にも支点を持たせたオールや櫓を使用しない舟艇という考え方もあるが、ミクロネシアで用いられるシングル・アウトリガーの航海カヌーの櫂舵は足で操作するし、ポリネシアで用いられるダブル・カヌー形式の航海カヌーの櫂舵は、ロープで船体に結縛されている。
これはそもそも、カヌーなる用語が近代以降は「ヨーロッパ人の用いる船舶ではないもの」という形で使用されていた歴史から来る必然である。カリブ海周辺の小型船舶の名称を北米大陸から大洋州に至る広大な地域の船舶に応用した時点で、「カヌー」という語の多義性、曖昧性は宿命づけられてしまったと言える。すなわち、「カヌー」という語の内実は、語用論的にしか捉えることが出来ないのである。
なお、日本の競技カヌー界ではカヌーは「カヌー」、アウトリガーカヌーは「アウトリガーカヌー」と呼び、区別している。カヌーやカヤックを使うスポーツ全般をパドルスポーツと呼ぶこともある。
[編集] カヌーとカヤック
カヌーとは本来はこうしたオープンデッキタイプを指す。現代における言葉の使い分けとして、「カヌー」は基本的にオープンデッキのタイプを指すのに対して、「カヤック」は基本的にクローズドデッキのタイプを指すが、広義ではカヌーという言葉の中にカヤックを含める場合もある。
しかし、この定義では船体に樹脂製のパッキンを用いたハッチを装備して密閉し、船体と船体の間にクロスビームを渡してその上にデッキを張るという構造を持つ、ポリネシアのグラスファイバー製航海カヌーは、はたして「カヌー」なのか「カヤック」なのか定義できない。
前述のような「カヌー」と「カヤック」の定義は、北中米の伝統的船舶の見分け方や国際カヌー連盟が統括する競技の分類としては妥当するが、現代の「カヌー」という語に対しては、無効であるといえる。個々のパドラーやセイラーが個人的に何がカヌーで何がカヌーではないかを定義していることはあるが、そうした個人的定義は普遍的なものでは無いので、ここでは省略する。
現代のレジャー用カヤックはリバーカヤックとシーカヤックに大別される。
[編集] 様々な名称
現代の英語において「カヌー」と呼ばれうる船舶は、地域により「カヌー」「カノア」「カノ」「ワカ」「ワア」「ヴァカ」など様々な名で呼ばれている。
[編集] 地域ごとの特徴
北アメリカ
いわゆるアメリカ・インディアンの用いるカヌーの多くは丸太を刳り抜いた刳り抜き舟であるが、チュマッシュ族だけは複雑な構造を持つ縫合船を用いており、ポリネシアのカヌー建造技術が何らかの形で伝播していたのではないかと考える研究者もいる。またイヌイットが使用していたカヤックは、獣骨や木材の骨組みに獣皮を張るという構造であった。カナディアン・カヌーは本来は木材の骨組みに樹皮を張る構造であった。
ミクロネシア
ミクロネシアではパンノキを船体にした縫合船のシングル・アウトリガーカヌーが広く用いられていた。小さいものはラグーン内での漁労用であるが、大きなものは十名近い乗員を乗せて数日間以上の外洋航海を行うことが可能な航海カヌーである。カロリン諸島からヤップ島へのサウェイ交易には、このような航海カヌーが欠かせなかった。また、ヤップ島の石貨の中でも古い時期のものは、航海カヌーによってパラオから運んで来たものと考えられている。
東南アジア
東南アジアでは、シングル・アウトリガーカヌーの他に、ダブル・アウトリガーカヌーも用いられている。また漂海民が用いる家船は、世帯単位でそこに居住しながら漁労を行う為の大型のカヌーである。現在はエンジンを用いているが、本来は帆走カヌーであった。家船はアウトリガーを持たない。
メラネシア
メラネシアには、内水面で用いられる小型のカヌーと、外洋を航海するための大型の航海カヌーが存在している。メラネシアの航海カヌーにはシングル・アウトリガーカヌーとダブル・カヌーの両方がある。特に有名なものは、トロブリアンド諸島のクラ交易で用いられた航海カヌーである。
ポリネシア
ポリネシアには、シングル・アウトリガーカヌー、ダブル・カヌー、アウトリガーを持たないカヌーの3種類が存在している。マオリのカヌーは殆どがアウトリガーを持たない。ポリネシアの航海カヌーは殆どがダブル・カヌーであるが、域外ポリネシアのテ・プケと呼ばれる航海カヌーはシングル・アウトリガーカヌーである。
マダガスカル島
マダガスカル島の先住民は東南アジア島嶼部から航海カヌーに乗ってマダガスカル島に移住した人々であり、現在でもシングル・アウトリガーカヌーを漁労等に用いている。
北東アジア
日本列島には、各種のカヌーが存在していた。北海道島でかつて独自の文化を築いていたオホーツク文化人やウイルタ、アイヌには、それぞれ独自のカヌーがあったと考えられている。アイヌのカヌーは「イタオマチプ」と呼ばれる。「イタオマチプ」は基本的には湖沼や河川用の船であるが、過去には沿岸航海用のカヌーも用いられており、これを復元しようと試みるグループも存在している。また小笠原には、有史以降最初にこの島に入植したハワイ人たちがシングル・アウトリガーカヌーを持ち込んでいる。
[編集] 船体の構造
一本の丸太を刳り貫いて作る「丸木舟」の場合、丸太を水に浮かべて自然に水面上に出る側を上にして、中を刳り貫いていくことで船の形状を彫り出していく。
さらに地域によっては、吃水より上の部分に板材を重ねばりする事で、大型化したものも作られている(学術的にはタナ発達と呼ばれる)。特に大洋州や東南アジアでは、丸太を削りだした船底にバウやスターン、ガンネルとなる部材を結縛した縫合船が広く用いられている。日本列島においても近世以前にはこうした構造を持つカヌーが数多く用いられていたが、近代以降、木材の払底やFRP船の普及によって姿を消した。
また日本列島においては船底をはぎ合わせる技法が発達した。こうした構造はムダマハギとかシキ構造と呼ばれるものである。一見すると板材を貼り合わせた構造に見える場合もあるが、学術的には「必ず1本の丸太から2つの船底材を削り出し、はぎ合わせる」という点を重視し、刳り船に含めている。さらにこうした削り出しの船底材の間にチョウと呼ばれるセンターピースを挿入する工法も存在している。
主に寒冷地で使われたスキンボートでは、木材などによって構成した骨組みに、防水処置を施した獣皮や布、樹皮(樺の樹皮などがよく使われたらしい)などを張って船体を作る。
近年では合成樹脂、合板+グラスファイバーなどで船体を建造する例も多い。
[編集] シングルブレード・パドルとダブルブレード・パドル
使われるパドルの違いで言えば、幅が広めでオープンデッキのカナディアンカヌー系のボートは、水を掻く部分が片側だけに付いたシングルブレードパドルで漕ぐ事が普通で、クローズドデッキで幅が狭い傾向にあるカヤック系のボートでは両端に水掻の付いたダブルブレードパドルを利用する事が一般的である。またオセアニアのパドルは地域により様々な形状がある。
[編集] 船舶の構造の大まかな分類
リバーカヤック リジッドタイプカヤック
空気で船体を膨らませるインフレータブル・タイプのカヤックカナディアンカヌー
カヤック
リバーカヤック
クローズドデッキ
シットオントップ
シーカヤック
クローズドデッキ
シットオントップ
シングル・アウトリガー・カヌー(オセアニア、マダガスカル島等に分布)
伝統的な木造カヌー
競技艇(OC-1/V1、OC-4/V4、OC-6/V6)
セイリング・カヌー(パドリングではなく帆走によって航行するもの)
航海カヌー(セイリング・カヌーの中でも大型で、数名の乗員と数トンの荷物を載せ、数百キロメートル以上の外洋航海が可能なもの。ミクロネシア、メラネシア、域外ポリネシアで主に用いられる。マウ・ピアイルックによれば、カロリン諸島の航海カヌーは通常、9日間の航海が可能であるとされる。船体、デッキ、ナヴィゲーター・ルームの構造は地域によって大きく異なる)
ダブル・アウトリガー・カヌー(東南アジア島嶼部で広く用いられる)
ワカ・タウア(マオリが用いる長大な戦闘用カヌー。アウトリガーは装着されない。船体に美しい彫刻が施され、この彫刻は近年では芸術の一種と考えられている。また最近ではこの種のカヌーは観光用にも用いられている)
ダブル・カヌー(ほとんどが航海カヌーで、シングル・アウトリガーの航海カヌーよりも乗員数、積載能力、航続距離に優れ、無寄港で一か月強、数千キロメートルの外洋航海を行うことも可能。主にポリネシアで用いられる)
この分類におさまりきらないもの
サーフスキー
サーフカヤック
ポロカヤック
ラフト
ダッキー
[編集] ツーリング
川旅(リバーツーリング)。 風に任せのんびり下る。加古川川旅
遠洋航海
[編集] 競技
フリースタイル(カヌー・カヤック)
ホワイトウォーターロデオ(フリースタイル)
サーフカヤック
スクウォート
クリーキング
ビッグウォーター
ストライド
シットオントップ
セーリングカヌー
スラローム(オリンピック競技)
ワイルドウォーター
フラットウォーターレーシング(オリンピック競技)
カヌーポロ
(以上は日本カヌー連盟、国際カヌー連盟が統括する競技)
アウトリガーカヌー(OC-1,OC-2,OC-3,OC-4,OC-6,DC-12あるいはV1,V2,V3,V4,V6,V12)
アウトリガーカヌー競技はエリア毎に伝統に根ざしたルールでの競技団体が存在する。
これらの競技団体の国際的な統括組織として80年のロサンゼルスオリンピックを契機に設立されたのがInternational Polynesian Canoe Federation(現在のInternational Va'a Federation)である。
競技用アウトリガーカヌーは、左側にアマを持つこと、シングルブレードのパドルを用いることが特徴である。
近年、ハワイ、北米といったエリアではOC1またはOC2にラダーを取り付けたものが主流となっているが、国際的にはラダー無しが標準である。
国際ヴァア連盟内では、オセアニアを植民地化し抑圧・搾取を行った欧米文化への抵抗感、さらには単なる競技種目でなく民族固有の文化であるというプライドから、オリンピックを頂点とする国際的なスポーツへの迎合を良しとしない風潮もある。
[編集] 国際交流
1998年よりハワイにおいて国際カヌーフェスティヴァルInternational Festival of Canoesが毎年開催され、ポリネシアを中心として世界各国からカヌービルダーが集まって交流を深めている。このイベントには日本からもアイヌのカヌービルダーが参加したことがある(2004年)。
また、4年ごとに各地で開催されている太平洋芸術祭Festival of Pacific Artsでも、カヌー関連のイベントは重要なものとなっており、1992年にクック諸島のラロトンガ島で行われた第6回大会では、大会のテーマそのものが「太平洋諸島民の航海の伝統」とされ、各地から航海カヌーが集結した。
さらに1996年にはニュージーランドのオークランドで、「航海カヌー・シンポジウム」が開催された。
[編集] 著名なカヌー選手
井上清登
[編集] 著名なカヌーイスト
野田知佑
水泳(すいえい)は、船などの乗り物を使わず、身体のみで水中や水面を移動すること、またはその技術をいう。古くは武術の1つ(水術)ともされたが、現在では一般にスポーツやレクリエーションとして行われる。
人間は本来、水中での生活に適応していないため、泳げるようになるには訓練が必要となる。競技としての水泳は通常プールで行なわれるが、レクリエーションとしては河川・湖・海なども利用される。海で泳ぐ場合は特に海水浴といい、健康法の1種ともされた。泳ぎができない人間のことを、俗に「カナヅチ」という(槌参照)。
水泳は全身の筋肉を使った運動であり、水圧によるマッサージ効果によって全身の血行が促進されることから、健康維持に有効な運動として注目されている。また、浮力によって重力による負担が軽減されるため、ジョギングなどで起きやすいヒザなどへの故障が少ないことから、リハビリテーションとしても積極的に活用されている。
目次 [非表示]
1 競技
2 装備
3 教育
4 関連項目
5 外部リンク
[編集] 競技
オリンピックなどで「水泳」という場合は、競泳、飛び込み、水球、シンクロナイズドスイミングの4種目をさす。[1]
競泳は定められた距離を泳ぎきるのにかかる時間を競うもので、自由形(通常はクロール、略称Fr)、背泳ぎ(略称BaまたはBc)、平泳ぎ(略称Br)、バタフライ(略称BuまたはFly)の4つの泳ぎ方(泳法)と、4つを順番に全て行う個人メドレー(略称IM)、また4人で交代に泳ぐリレーに分けられる。距離も様々なものがあり、最短 25m から最長 1500m まで存在する。使用されるプールには片道 50m の長水路と、片道 25m の短水路があり、公式にはそれぞれ別の記録として扱われる。泳ぐスタイルやスタート、ターン、リレーの引継ぎなどには細かい規定が定められており、違反すると失格となる。
飛び込みは高い位置にある台から水面に向かって飛び込み、その過程の演技などを競う競技である。板飛込みと高飛込みに大別され、それぞれ高さによって数種目に分けられる。
水球は7名ずつ2チームで行う球技で、相手のゴールにボールを入れることを目的とするものである。プールの底に足をつけてボールを扱うことは反則であるため、常に立ち泳ぎをしながらゲームを行う。
シンクロナイズドスイミングは個人あるいは団体で、水中での演技を競うものである。女子のみが行われることが多いが、2001年公開の映画『ウォーターボーイズ』のヒットにより「男のシンクロ」も知られるようになった。
以上のほか、水泳が行われる競技としては近代五種やトライアスロン、オープンウォータースイミングがある。また、サーフィンやライフセービング、スキューバダイビングなど、水泳とかかわりの深いスポーツは多い。
[編集] 装備
一般に、水泳を行う際は、水着を着用し、場合によっては水泳帽子やゴーグルを使用する。他に、抵抗を増し推進力をつけるためのパドルやフィン、浮力を得るためのビート板やプルブイなどを使うことも多い。また、フィンスイミングなどではシュノーケルやアクアラングなどを使用することもある。
[編集] 教育
学校などでは体育の授業の一環として水泳が行われることもある。また民間の商業施設としてスイミングスクールが数多く開設されており、日本においては水泳競技の有力選手を輩出する組織となっている。
また、競技としてだけではなく、水難事故に備えた着衣水泳の訓練なども行われている。また、日本古来の泳ぎかた(古式泳法)の伝承、海での遠泳や寒中水泳なども教育や訓練の一環として行われている。
[編集] 関連項目
有名な水泳選手についてはCategory:水泳選手またはCategory:競泳選手を、主な大会はCategory:水泳大会を参照。
オープンウォータースイミング
海水浴場
海女
国際水泳連盟(FINA)
日本水泳連盟(JASF)
全国スポーツ祭典
代表的なウォータースポーツ
水泳
サーフィン
ボディボード
ウィンドサーフィン
カイトサーフィン
スキューバダイビング
スキンダイビング
ヨット(セーリング)
水上スキー
バナナボート
ドラゴンボート
ウォーターサイクリング
シーウォーカー
パラセイリング
チューブライド
ニーボード
エアーチェアー
スノーケリングトリップ
カヌー
カヤック
ラフト
ダッキー
スクウォート
クリーキング
ストライド
水球
ウォーターバスケットボール
ウォーターバレーボール
ウォーターボール
アクアスキッパー
カヤックは、足を前方に投げだすようにして座りダブルブレードパドルで漕ぐクローズドデッキのカヌーである。アリュート・イヌイットが海で使用していたものから発展してきた。グリーンランド圏では「カヤック」、アリューシャン列島圏では「ィ・キャック」等と呼ばれていたようだ。どちらも、波をかぶっても船内に浸水しないように、狭いコクピットに座って下半身を船内に潜り込ませ、スプレースカートやスプレーデッキと呼ばれるもので腰回りと船体の隙間を塞いだり、搭乗者の着るアノラックの裾を船体に固定するなどして、水の浸入を防いでいた。
現代カヤックは、構造によって、リジッドタイプカヤックと分解できるフォールディングタイプカヤック(ファルトボート)に分かれる。 リジットタイプにはFRP・PE等色々な素材が使われている。また用途によって、リバーカヤック、シーカヤックといった分類が用いられることもある。
カヤックの現代における用途は基本的にスポーツやレジャーであり、そもそもの目的であった狩猟や輸送/移動に使われる事は今日ではほとんど無い。
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1 系統
2 FRP製カヤック
3 ポリエチレン製カヤック
4 関連項目
[編集] 系統
「カヌー」が基本的にオープンデッキのタイプを指すのに対して、「カヤック」は基本的にクローズドデッキのタイプを指すが、広義ではカヌーという言葉の中にカヤックを含める場合も多い。
本来、カヤックは寒冷な海での使用に基づいて発展して来たものであり、波浪の中でも沈没せず機動性を保てるように、また、搭乗者が冷たい海水に晒される危険を減らすために、クローズドデッキの形状となって進化した。構造的にはスキン・ボートと呼ばれるもので、木材や獣骨を使った骨組みの上に獣皮を張って船体を作り、接合部に獣脂などで防水を施したものであった。ちなみに、グリーンランド圏で移動や交易に使われていた「ウミアック(Umiak)」は基本的にオープンデッキのスキンボートであり、カヌーの範疇に入る。
主に、グリーンランドからアラスカ東岸に住むイヌイット達が発展させたスリムな狩猟用のカヤックと、アラスカ西岸からアリューシャン列島にかけて居住したアリュート達が発展させたカヤック(ロシア語名のバイダルカとして知られている)の2系統が知られている。
この両者には様々なディテールの違いが見られるが、特に沿岸での狩猟ボートとして発達したグリーンランド系のカヤックはスリムで機動性に優れたものであり、対してクジラ猟から外洋を渡っての交易にまで幅広く使われたアリューシャン系カヤックは、吃水が深く積載能力が高いと言えるようだ。特に大きな違いは、本来のグリーンランド系カヤックは基本的に「一人乗り」のものだけである事に対して、アリューシャン系カヤックには二人乗りや三人乗りのものまで様々なタイプがある。(三人乗りのカヤックは、アリュート達により多くの交易品を運ばせたかったロシア人交易商の要求に応じて大型化したものらしい。)
グリーンランド系のカヤックは、集落からの日帰り圏内での狩猟に使われる道具であった事に対して、アリューシャン系のカヤックは狩猟のみならず、長期にわたる沿岸航海にも使われたことから、これらの違いが生まれて来たと思われる。ちなみに昨今のシーカヤックは、旅の道具というよりも沿岸域でのレジャーが主たる用途であるため、軽量で機動性の高いグリーンランドタイプのカヤックが好まれる傾向にあるようだ。
いずれのタイプのカヤックも本来は海での使用を前提としたものであり、現代のレジャーやスポーツで使われる「リバーカヤック」というものは、近代の発明(翻案?)によるものと言えるのだが、逆にスポーツとして一般化したのはリバーカヤックの方が早かったため、海で使うカヤックをあえてシーカヤックと呼ぶようになった。その点ではスキーと同じように、近代になってから、本来の用途とは異なるスポーツとしての使われ方が見いだされて発展したものだと言える。
特にアリューシャン列島でのカヤック(バイダルカ)の実利用は歴史的にはいったん断絶しており、近代の研究者達によって、その姿が知られるところとなった。特に、ジョージ・ダイソンによるバイダルカ研究と、近代素材を用いたリメークの試みは、書籍「宇宙船とカヌー」によって日本でも有名である。
今日のスポーツ用カヤックでは様々な素材が利用されているが、主流はリジッドと呼ばれるモノコック構造で、FRP(ガラス繊維/炭素繊維/ケブラー=アラミド樹脂等)、ポリエチレン系樹脂、ABS樹脂、プライウッド(合板)などによって船体形状を作り出している。また、祖先であるスキンボートのようにフレームと外皮からなるタイプもあるが、これらの多くは分解して運搬出来る事を主目的としたもので、一般的にファルトボートと呼ばれる。運搬に耐える軽量化を実現するために、フレームにはアルミパイプや木材を利用し、外皮にはウレタン系塗料などで防水処置を施した合成繊維の布を用いていることが多い。
[編集] FRP製カヤック
「FRP」とは「Fiber Reinfoced Plastics」の略で、繊維強化プラスチック。不飽和ポリエステル樹脂やビニルエステル樹脂、エポキシ樹脂などの合成樹脂を、ガラス繊維(炭素繊維等を混入したタイプもある)で強化して成型したもので、軽量で強度が高い。
今日では多くの市販カヤックがポリエチレン製だが、軽量化、表面の滑らかさ、大型の工作機械が無くても製造できる、使用者の好みや体形に合った改造が容易である、等の理由によりFRP製カヤックの使用者も多い。特に巡航速度の高さを求める傾向にあるツーリング用のシーカヤックでは、船体の剛性を高く出来るFRP製品に人気がある。
ほかに、競技艇やスクウォート艇、サーフカヤック、カナディアンカヌーの多くがFRP製である。
[編集] ポリエチレン製カヤック
ポリエチレン製カヤックリニアポリエチレンやクロスリンクポリエチレンで成型されたカヤック。クロスリンクポリエチレン製カヤックは強度において優れているがリサイクルが困難である。現在はリサイクル可能なリニアポリエチレン製カヤックが(ポリエチレン製カヤックの中では)主流である。
回転成型によるものかブロー成型によって生産されている。
FRPに比べるとポリエチレン製カヤックは衝撃に対する強度が高いので、激流を下るホワイトウォーター用と呼ばれるリバーカヤックは、その多くがポリエチレン製となっている。
[編集] 関連項目
ウィキメディア・コモンズには、カヤック に関連するカテゴリがあります。パドルスポーツ
カヌー
ファンカヤック
サーフィン(英:surfing、surfin')は、ウォータースポーツの一つ。波乗りともいう。サーフボードの上に立ち、波が形成する斜面を滑走する。
サーフィンをする人のことをサーファー(surfer)と言う。
サーフィン目次 [非表示]
1 起源
2 道具
2.1 ボード
2.2 フィン
2.3 滑り止め
2.4 流れ止め
3 技術
4 各地
4.1 ハワイ
4.2 カリフォルニア
4.3 オーストラリア
4.4 日本
4.4.1 2007年日本開催の主な大会
4.4.1.1 ショートボード
4.4.1.2 ロングボード
5 関連項目
6 外部リンク
[編集] 起源
少なくとも、西暦400年頃にはサーフィンの原形のようなものが存在していたと考えられているが、はっきりとは分かっていない。航海術に優れた古代ポリネシア人が、漁の帰りにボートを用いて波に乗る術(サーフィング)を知り、そこから木製の板に乗る様になった、というのが最も有力な説とされている。
サーフィン史家ベン・フィニーの研究によると、サーフィンは広くポリネシア全域に普及しており、東はイースター島、西はニューギニア、北はハワイ、南はニュージーランドに及んでいたとのことである。ちなみに、日本にも「板こ乗り」というものがあったが、ベンは知らなかったようだ。
古代ポリネシア民族については、決闘した勇者たちの話や、山の部族に嫁いだためにサーフィンができずに悲しんだ女性の話など、いろいろな話が伝わっている。さらに、サーフィンは古代ポリネシア民族の儀式にまで登場したりと、この文化の中心的存在にまで上り詰めていった。
ヨーロッパ人で初めてサーフィンを目撃したのは、イギリス人の探検家ジェームス・クック船長だと言われている。クックは、タヒチとハワイでサーフィンを目撃し、そのことを航海日誌に書き残している。その後、これら島々にキリスト教宣教師たちなどヨーロッパ人が移り住むようになる。宣教師たちは、布教にあたってポリネシアの文化は野蛮であるとみなし、文明化を理由に彼らの文化の一部であったサーフィンを禁止し、さらにサーフボードを取り上げて焼いてしまった。こうして、ポリネシアにおけるサーフィンは近代において一度終焉を迎えた。
[編集] 道具
[編集] ボード
一般的には、9フィート(約274cm)以上のロングボードと、ショートボードに分かれている。長い間9フィート以上あったボードが短くなり始めたのは1968年のことで、その後わずか数年でどんどん短くなり、1971年には5〜6フィートの板が出てくる。
スタイルや用途によって、様々な長さ、形状の板が使われている。大波用のガンや、ショートボードでロングのような形状のエッグノーズボードなど。
発祥以来、木の板であったが、戦後から現在に至るまで、発泡ウレタンフォームをガラスクロスとポリエステル樹脂で包んだものが主流となった。
エポキシ樹脂(ポリスチレンなど)のフォームを使用したり、近年では、カーボンファイバーをエポキシ樹脂で包んだり、空洞ポリプロピレン(ハイドロフォーム)をカーボンファイバーで包んだ中空ボードなど、より強度のある軽いボードを作る試みもされているが、50年以上大きくは変わっていない。
通常は、シェイパーあるいはマシンによってブランクのフォームが削られる。長さ、幅、厚み、アウトライン、レール形状、ロッカー(ノーズとテールの傾斜)、テール形状で大きく性能が変わる。
モールドボードなどと呼ばれる金型を使用し、大量生産されるようなものもある。
[編集] フィン
ボトムについているひれ状のもの。スケッグとも呼ぶ。初期のシングル(1本)フィンからツイン(2本)フィンを経て、現在はトライ(3本)フィンが主流。クアッド(4本)フィンも最近人気がある。5本以上のフィンを持つものもある。
また、従来はオンフィンと呼ばれる固定型であったが、現在は取り外し、交換できるFCS(Fin Control Systems)やフューチャーフィンなどのシステムが多い。
[編集] 滑り止め
デッキに塗布する滑り止めがワックス。水温などによって硬さ違いの種類や、ベースコート、トップコートなどがある。
デッキに貼る滑り止めがデッキパッド。ボードを方向転換させる際に、軸足となる後ろ足でボードを蹴り込む事も容易になる。
ショートボードでは前足がワックス、後ろ足がパッドの組み合わせが好まれる傾向にあるが、両足ともワックスあるいはパッドという組み合わせもある。ロングボードではワックスが好まれるが、もちろんパッドもある。
[編集] 流れ止め
サーフボードと体を結ぶ紐状のもの。リーシュコード、パワーコードなどと呼ぶ。ショートボード用とロングボード用があり、さらに、目的によって長さや太さなどに違いがある。
[編集] 技術
パドル:手で漕いで進むこと。通常はうつ伏せで行うが、ロングボードでは正座で行うニーパドルなどもある。
ゲットアウト:パドルして沖に出ること。
プッシングスルー:ゲットアウト時、腕立て伏せの要領でボードを沈め、ボードと体の間に波を通して抜けること。
ドルフィンスルー/ダックダイブ:ゲットアウト時、腕立て伏せの要領でボードごと体を沈め、波の下を潜り抜けること。
スクートン・シュート:ボードの後方に重心を置きテールを沈め、スープが当たった瞬間にノーズ方向へ重心を移して波を抜けること。基本的にはロングボードで行う。
ローリングスルー:ゲットアウト時、半回転してボードを引き寄せて沈め、波の下を潜り抜けること。基本的にはロングボードで行う。
テイクオフ:波に乗ること。通常はパドルでスピードをつけて乗る。
ノーパドルテイクオフ/刺し乗り:ボードを沈めた反動を使ってテイクオフすること。
レイトテイクオフ:波が崩れる直前でテイクオフすること。
リバーステイクオフ/スケッグファースト:テールからテイクオフし、ボードを半回転させ、通常のライディング体勢にすること。
トゥイン:ジェットスキーに引っ張ってもらうテイクオフ。
フェイドターン:わざと崩れる方向とは逆にテイクオフし、立ち上がったら崩れる方向に進むこと。
アップス・アンド・ダウンズ:波の斜面を上下に動いてスピードをつけること。
ウォーキング:ロングボードで、ボード上を歩くこと。すり足で歩くシャッフルや、足を交差させて歩くクロスステップがある。体重移動を行い、スピードを調節するのが目的。元の位置に戻るのはステップバック。
ノーズライディング:ロングボードで、ノーズ(ボードの前方1/3)に乗ること。ノーズ先端に足の指5本をかけるハングファイブ、10本をかけるハングテン、かかとをかけるヒールオーバーがある。パフォーマンス的な要素もあるが、元々は体重移動を行い、スピードを調節するのが目的。
トリミング:ライディングのリズムやポジションをコントロールするターンのこと。
ボトムターン:波の斜面のボトム(下)部分でターンすること。
トップターン:波の斜面のトップ(上)部分でターンすること。
テールスライド:トップターンのときにボードのテールを押し出してスライドさせること。
オフザトップ:波の上部の崩れそうな部分で勢いよくボードの角度を変えること。
オフザリップ/リッピング:波のリップにサーフボードを当ててターンすること。
ローラーコースター:波のスープにボードを当て込むように乗り上げ、スープと一緒に降りてくること。
カットバック:波のパワーのない部分まで出すぎてしまったときに、方向転換してパワーのある部分へ戻ること。
ラウンドハウスカットバック:回転半径の大きな弧を描くカットバック。
リエントリー:波の外に一度外れてから戻ってくること。
フローター:スープやリップを乗り越えてライディングすること。
スリーシックスティー:水平方向に360度回転すること。
エアリアル:空中に飛び出し、再び着水すること。
プルアウト:波から降りること。落ちてしまうことはワイプアウト。
アイランドプルアウト:チューブやダンパーで、トップに向かってプルアウトができない時に、ボードごと波の壁に身体を突っ込んで行うプルアウト。
ベイルアウト:ボードから降りること。
[編集] 各地
[編集] ハワイ
ハワイのノースショアでのサーフィン
チューブ
ノースショアのチューブライディングは世界最高峰といわれるアリューシャン列島付近の低気圧によって発生した波が、北太平洋の何の障壁もない海を渡ってハワイ諸島へやってくるため、この海域はサーフィンに適している。
もともとハワイの先住民が広く愛好していた遊びであったサーフィンであるが、キリスト教の受容とともに、一時期は抑圧されていた。しかし、オリンピック4大会出場で合計6つのメダルを獲得した先住ハワイ人の英雄、デューク・カハナモクの登場により、サーフィンは再び市民権を得るようになった。
1960年代に入ると、「楽園ハワイ」を前面に押し出した映画がハリウッドで大量に制作され、サーフィンはマリンスポーツとして市民権を得る。1960年代末からは、オアフ島のノースショアを舞台にした、ビッグウェーヴ・サーフィンが全盛となり、「GUN」と呼ばれる、ビッグウェーヴ専用のロングボードが普及した。また、この頃からデューク・カハナモクを記念したサーフィン大会「デューク・カハナモク・インヴィテーショナル」が開催されるようになり、トップサーファーに注目が集まりだす。
1970年代半ばごろからはショートボードが普及し、ビッグウェーヴ・サーフィンやロングボードは下火となる。しかし、1980年代以降、エディ・アイカウを記念したクイックシルバー・イン・メモリー・オブ・エディ・アイカウ大会によるビッグウェーヴ・サーフィンの再評価や、バッファロー・ケアウラナらによるロングボードの再評価の動きが活発化し、現在ではこれらのスタイルも確固とした地位を得ている。
また、1990年代には、レイアード・ハミルトンらによってトウイン・サーフィンが考案され、マウイ島沖のスポット「ジョーズ」に注目が集まる。
2000年代にはカウアイ島出身のアンディ・アイアンズがASP(Association of Surfing Professionals)のWCT(World Championship Tour)ツアーで大活躍し、ハワイのサーファーのレベルをあらためて知らしめた。現在でもWCTツアーのファイナルはハワイ・ラウンド「リップカール・パイプライン・マスターズ」である。
[編集] カリフォルニア
アメリカ人のハワイ進出の影響からカリフォルニアへサーフィンが伝承された。ハワイ諸島へ来る波と発生地を同じくする。「マーヴェリックス」と呼ばれるビッグウェーヴ・サーフィンのポイントも有名である。 現在のサーフィンカルチャーをリードしているのはカリフォルニアである。 数多くのサーフィンインダストリーやサーフィン雑誌等も本拠地をカリフォルニアに置いており、数々のカリスマサーファーを輩出してきた。
[編集] オーストラリア
オーストラリアは長大な海岸を持ち、サーフィンの盛んな国である。1970年代半ばにはショートボードを用いて細かくターンする技術がウェイン・バーソロミュー(後のASP会長)らによって創始され、ショートボードの興隆に大きく貢献した。現在もミック・ファニング、タジ・バロウ、ジョエル・パーキンソンらWCTのトップサーファーを数多く輩出する、サーフィンの先進地域の一つである。
[編集] 日本
日本サーフィン発祥の地は、神奈川県藤沢市鵠沼海岸、鎌倉市、千葉県鴨川市、岬町太東ビーチと言われており、第2次大戦後日本に駐留した米兵がそれらのビーチでサーフィンをしたのがきっかけという説がある。1966年7月には第1回全日本サーフィン大会が千葉県鴨川市で開催されている。
各地でサーフショップなどが開店した事で、多くの用具を容易に取り揃えられるに至っている。また、サーフスポット近隣のコンビニエンスストアなどでは、ワックスなどの消耗品を扱う店も増えている。
[編集] 2007年日本開催の主な大会
波がないとサーフィンは出来ないため、大会の開催日程に特徴がある。ある程度大きな波がコンスタントにあるサーフスポットで大会を開催する場合は、事前に開催日が決まっていることが多い。さらに、適した波がある日を選ぶ目的や悪天候の場合を想定して、1日から数日程度の予備日を設ける場合もある。対して、あまり大きな波がコンスタントに来ないサーフスポットでの開催や、年に数日程度の大波での技術を争うような場合は、「ウェイティング」と呼ばれる開催方式が取られる。「ウェイティング」方式では、事前に決定しているのは開催場所と大会開催の可能性がある期間であり、その期間は、1週間から数ヶ月、場合によっては1年に及ぶ。その期間中、出場者は大会開催を待つ(ウェイティング)。開催が決定されると主催者から出場者に連絡が入り、急遽開催される。波が小さい湘南では、このウェイティング方式がとられることが多い。
また、用いる道具の違いから、ショートボードとロングボードの大会が存在し、それぞれ男女とジュニアの大会に分かれる。ジュニア以外について以下に記載。
[編集] ショートボード
ASP World Tour
世界プロサーフィン連盟(ASP)によるプロサーファー世界一(男女)を決めるツアー。1試合の賞金総額は、男子30万ドル、女子8万ドル(1試合のみ10万ドル)。2007年は、男子ショートボード全10戦、女子ショートボード全7戦。日本での開催予定はない。
World Qualifying Series (WQS)
世界ツアー出場権を得るための大会(ポイントランキング制)。2007年は男子が全47戦、女子が全15戦開かれる予定。出場者レベルの予測と賞金総額とから、6から1の "star" に種別され、"star" の数が多いほどレベル・賞金総額・ポイント付与が大きい。1試合の賞金総額は、男子の6starが12.5万ドル、5starが10万ドル、4starが7.5万ドル、3starが5万ドル、2starが2.5万ドル、1starが1万ドルで、女子の6starが3万ドル、5starが2.5万ドル、4starが2万ドル、3starが1.5万ドル、2starが1万ドル、1starが0.5万ドル。日本では男子のみ3戦ほど開催される。
6 Star 愛知県田原市・赤羽根海岸、7月31日-8月5日、賞金総額12.5万ドル
2 Star 福島県南相馬市・北泉海岸、9月6日-9日、賞金総額2.5万ドル
2 Star 宮崎県日向市・小倉ヶ浜海岸、10月3日-8日、賞金総額2.5万ドル
Japan Pro Surfing Tour
日本プロサーフィン連盟によるショートボードのプロサーファー日本一(男女)を決めるツアー。2007年は全5戦。最終戦はツアーの中で最も歴史と権威のある "All Japan Pro" との名称が付き、例年、ツアー最高の賞金総額をかけて戦っている(2002年から5年連続で仙台で開催)。ただし、天候不良などで延期になった試合が出ると、"All Japan Pro" が最終戦ではなくなる年もある。
国・県 都市 サーフスポット 日程 賞金総額
第1戦 インドネシア バリ島 クラマス 4月8日-11日 400万円
第2戦 千葉県 鴨川市 マルキ 5月25日-27日 300万円
特別戦 北海道 厚真町 浜厚真 9月2日
第3戦 高知県 東洋町 生見 9月14日-16日 400万円
第4戦 宮城県 仙台市 仙台新港 10月12日-14日 400万円
第5戦 茨城県 大洗町 大洗海岸 10月18日-21日 300万円
※■:All Japan Pro
※大洗海岸での試合は、5月11日-13日開催の第2戦の予定であったが、天候不良のため最終戦に日程変更
[編集] ロングボード
World Longboard Championship (WLC)
世界プロサーフィン連盟(ASP)主催のロングボードのツアーは、協賛する企業が少ないため、ショートボード並みの賞金を出すことができず、現在は未整備。ロングボードのプロサーファー世界一を決める試合は、年間男女1試合ずつ(賞金総額は男子が5万ドル、女子が3万ドル)。
World Longboard Tour (WLT)
ショートボードで言うWQSの "star" に準じ、賞金総額などで大会のレベル分けをしている。6starレベルは女子1試合、5と4starはなく、3starレベルは女子1試合、2starレベルは男子2試合、1starレベルは男女4試合ずつある。日本では1試合が開催予定。
2 Star 千葉県、6月8日-10日、賞金総額1万ドル
Japan Pro Surfing Tour
日本プロサーフィン連盟によるロングボードのプロサーファー日本一(男)を決めるツアー。2007年は全5戦(特別戦が2戦あり)。5戦の内、"All Japan Pro" との名称がついた大会は、ツアーの中で最も歴史と権威のあるものとされる(2007年は岬町)。
国・県 都市 サーフスポット 日程 賞金総額
第1戦 千葉県 鴨川市 千倉 4月21日-22日 200万円
第2戦 静岡県 牧之原市 静波海岸 6月30日-7月1日 100万円
第3戦 神奈川県 藤沢市 辻堂海岸 7月7日-8日 100万円
特別戦 米国ハワイ州 ホノルルワイキキ クイーンズ 7月26日-29日
第4戦 茨城県 鉾田市 とっぷさんて下 8月31日-9月1日 100万円
特別戦 千葉県 いすみ市岬町 太東海水浴場 9月9日
第5戦 千葉県 いすみ市岬町 太東海水浴場 9月8日-9日 200万円
※■:All Japan Pro
※当初は4戦であったが、鉾田市での大会が後から追加されて5戦となった。
※特別戦はランキングに関係ない試合。ハワイでの特別戦は日本とハワイの対抗戦。
[編集] 関連項目
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サーフィング
サーファーファッション
ウォータースポーツ
ビーチスポーツ
ヨット(Sailboat)は、縦帆によって航行する船のこと。大型の帆船や小型でも帆掛け船のように横帆による船はヨットとは呼ばれない。
ヨット(Yacht)は、豪華な遊び船のこと。セールで走るかエンジンで走るかは問わない。
この項では主にヨット(Sailboat)について説明する。
個人で運用可能であるため、冒険心のある人物による単独での大洋の横断、無寄港での世界一周などが行われている。
ヨット=帆の張ってある船という概念は和製英語である。英語でyachtというと「豪華な遊び船」という意味で、モーターボートであることが多い。ジャグジーが付いていたり、ヘリポートが付いていたりもする(例:イギリス王室御用船「ブリタニア号」)。日本で一般的な30フィート程度の“ヨット”は英語では通常"sail boat"と呼ばれる。
ヨットでの航海やヨット競技のことをセーリングともいう。これは、ヨットがセール(帆)を使って進むからである。
目次 [非表示]
1 概要
2 歴史
3 ディンギー(主に1人〜2人乗り)の概要
4 クルーザー(主に4人乗り以上)の概要
5 ヨットの動く原理
6 ルール
7 競技種別
8 アメリカスカップ
9 メルボルン=大阪 ダブルハンド ヨットレース
10 用語
11 ヨットを扱った芸術作品
11.1 文学
11.2 映画
12 関連項目
13 外部リンク
[編集] 概要
現在、ヨットと分類される船舶は非常に多岐にわたっている。乗員数も一人乗りから10人以上まで様々であり、設備もラダー(舵)、セール(帆)、キール(竜骨)しかないものからキャビン、発動機を完備したものまである。発動機やキャビンのない小型のヨットを「ディンギー」、発動機やキャビンのある大型のヨットを「クルーザー」と呼び分けることがある。
[編集] 歴史
ヨットが歴史に初めて登場するのは、14世紀のオランダとされている。当初は、その高速性や俊敏さから海賊を追跡したり、偵察などに用いられるために建造された高速帆船でjaghtと呼ばれていた。
1660年にイギリスで王政復古に成功したチャールズ2世は、オランダより寄贈されたこの乗り物を好み、Yachtと名前を改めた。これが現在のYachtの語源である。その後1720年に記録に残っている最古のヨットクラブ「コーク・ウォーター・クラブ」がアイルランドに設立された。
その後はアメリカにおいてヨットを嗜む人が増え、各地にヨットクラブが設立される。
日本においては1861年(文久元年)に長崎で英国人船大工が貿易商オルトの注文で建設し、当時の地元新聞で報道された「ファントム号」や、同年、外国人たちが開催したヨットレース「長崎レガッタ」が初めてといわれている。また、1882年(明治15年)には横浜の本牧で日本人により初めて建造され、神奈川の葉山で帆走したことから、葉山港には日本ヨット発祥の地と刻まれた碑が建っている。
ヨットクラブは横浜を始め神戸や長崎などに設立された。
[編集] ディンギー(主に1人〜2人乗り)の概要
一人乗りから二人乗りのヨットで、比較的見る機会が多いものとしては「FJ級(2人乗り)」「シーホッパー級(1人乗り)」「スナイプ級(2人乗り)」などが挙げられる。日本では、海沿いの高校、大学でヨット部がある学校などには、大抵はこの3つのクラスの艇が備わっている。また、大学の体育会ヨット部では「470級(2人乗り)」と「スナイプ級(2人乗り)」を所有し、全日本インカレ等が行われる。小学生のヨットクラブでは小型の「オプティミスト(OP)級(1人乗り)」で練習を行うところもある。
[編集] クルーザー(主に4人乗り以上)の概要
5人から10人乗り程度のヨットは国内でも、比較的見る機会が多い。全長によって、おおまかに以下のように分かれる。
小型艇と言われる全長24フィート(約8メートル)程度のヨット。
中型艇と言われる全長30フィート(約10メートル)程度のヨット。
大型艇と言われる全長40フィート(約13メートル)程度のヨット。
国産最大手のヤマハのYシリーズ。中堅では横山の横山シリーズ、林のHAYASHIシリーズ、奥村ボートのOKUMURAシリーズ、大橋のヴァンデュスタットシリーズ、岡本造船のオカモトシリーズなど。
外国のメーカーのヨットも国内を多く帆走している。ベネトウオセアニス、ピーターソン、ハンター等。
[編集] ヨットの動く原理
ヨットは風を利用して動くため、まっすぐ風上の方向(風位)へ進むことができない。しかし、風位に対して最大およそ45度の角度(クロースホールド)までなら進むことができる。進行方向と風上方向との間を成す角度と、理論帆走速度と風速の比を示したものを帆走ポーラー線図(ポーラーダイアグラム)と呼び、性能を示す指標の一つとなる。また、その原理は以下の通り。
図のように、セール(帆)の付近を流れる風によって発生する揚力(船の進行方向に対して斜め前方の向き)のうち進行方向に対して垂直な成分を、キール(竜骨)またはセンターボード(船底の中央から水中に差し込む板)によって打ち消すことにより、進行方向と同じ向きの推進力を得る。
<セ−ルに発生する揚力に加え、リーウエイする艇のキールへの水流の迎角からも艇を前進する力が発生する。>
なお、ヨットにはセールを複数持つものもあるが、図では簡略化するためにセールが1枚のものを描いている。セールが複数ある船では、各セールに発生する揚力の合力を、この図でいう「揚力」とみなせばよい。
[編集] ルール
一般的なヨット競技におけるルールとしては、二等辺三角形や台形の頂点にそれぞれブイ(マーク)を浮かべ、それを反時計回りに回るというものがあり、規定数を周回するまでの順位を競う。公式大会などでは、合計10レース以上を行い、その得点により順位を決する。1位が1点、2位が2点、順位が上位であるほど得点が少なく、全レースで最も得点の低いものが優勝となる。故にリタイアや失格などは高得点になる。
ヨットレースでのルールで最も頻繁に出てくるのは接触に対する予防規定である。これはヨット同士の接触を避けるためにヨットの帆走状態により権利順位を付けるものである。これにより権利順位の低い艇は高い艇に進路を譲らなければならない。例えば風上に向かっている二つの(クローズホールド)艇が接触の危険にある場合、右側(右舷)から風を受けている艇が権利的強者となり左側(左舷)から風を受けている艇は進路を譲らなければならない。接触した場合は権利的弱者の艇に罰則が科せられる。その他にもその時の状態において権利的強者と弱者が細かく規定されている。その他、細かい点については、国際セーリング競技規則や、各クラスルールによって定められている。
また二艇のみで行うレースをマッチレースと呼び、アメリカズカップはこのマッチレースで行われる。
[編集] 競技種別
セーリング競技の種別としては、多様性が認められる。 オリンピックの競技種目としてのセーリング競技以外にも多様な種目が存する。競技に適する地理的条件及び気象的条件がオリンピックの開催地及び時期に適合させることに困難を伴う競技形態もあることを要因とするものと思われる。 このように個別の競技種目としては、4年毎の開催が不安定要因となり、選手を養成する基盤にも影響している。種目毎のワールドカップに対して、より厚い選手強化の基盤整備の必要性が指摘されている。 オリンピック競技には珍しく男女混合種目(オープン)も設けられている。
2008年北京オリンピックでは、ウィンドサーフィン男子RS-X,ウィンドサーフィン女子RS-X,シングルハンド男子フィン,シングルハンド女子レーザーラジアル,シングルハンドオープンレーザー,ダブルハンド男子470,ダブルハンド女子470,ダブルハンドオープン49er,キールボート男子スター,キールボート女子イングリング,マルチハルオープントルネードの11種目とされている。
2004年アテネオリンピックでは、470級男子、470級女子、ミストラル級男子、ミストラル級女子、ヨーロッパ級女子、フィン級男子、スター級男子、レーザー級オープン、49er級オープン、トーネード級男子、トーネード級女子、イングリング級女子となっている。
[編集] アメリカスカップ
現在のヨット界でもっとも世界的に有名なレースは、このアメリカスカップである。
アメリカスカップは、1844年に設立されたニューヨーク・ヨット・クラブが建造したアメリカ号が、1851年に開催された万国博覧会の記念行事として行われたワイト島一周レースにおいて、並み居るイギリス艇に圧倒的な差をつけ大勝し、観戦していたヴィクトリア王女はニューヨーク・ヨット・クラブにカップを与えた、という事から始まったレースである。
参加するチームは、最初にルイ・ヴィトンカップと呼ばれる予選を総当りで戦い、勝った1チームだけが、カップを保有するクラブチームと戦うアメリカスカップに進むことができる。
アメリカがこのカップを得てからおよそ150年の間、アメリカ以外の国にカップがわたったことは無かったが、近年になって、オーストラリアとニュージーランドにカップが渡った。そして、2003年に開催されたアメリカスカップではスイスが優勝し、その152年の歴史において初めてヨーロッパ、そして海の無い国へとカップが渡った。2007年大会ではニュージーランドの挑戦を撥ね除け、スイスが防衛している。次回は2009年。
日本においては知名度は低いが、1992年にニッポンチャレンジとして正式に参加を果たしたのを始め、以後定期的に出場したが、残念ながら、資金難などにより2003年以降のアメリカスカップにニッポンチャレンジは参加していない。最高位は準決勝進出。
[編集] メルボルン=大阪 ダブルハンド ヨットレース
現在日本を舞台とし定期的に開催されている、もっとも長距離のヨットレース。3月下旬 オーストラリアのメルボルンを出港し、赤道を越えて 4月に日本の大阪港に到着する縦回りという珍しいコースを取る。 1991年から4年に一度開催されている。
[編集] 用語
クロースホールド(クローズ)
風位(風の吹いてくる方向)に対して最大の約45度の角度で航行する(のぼる)こと。その原理については、「概要」の項を参照のこと。
タック(タッキング)
クロースホールドで進んでいるとき、反対向きのクロースホールドまで船の向きを回転させる動作。一瞬だけ風位を向く。風上の方向に目的地がある場合は、タックを繰り返してジグザグに進む。
ランニング
船の進行方向のほぼ真後ろから風を受けて進む(くだる)こと。このとき、セール(帆)は船の片側に大きく開いている。なお、完全に真後ろから風を受けると失速したり、強風下ではワイルドジャイブ(下記参照)を引き起こしたりする。
ジャイブ(ジャイビング)
ランニングに近い角度で進んでいるとき、片側に開いているセールを回して反対側に開くこと。ワイルドジャイブは強風下で船の真後ろから風を受けているときにジャイブ動作をしていないのに勝手にセールが反転する現象である。ワイルドジャイブが起きると船が大きく傾き転覆する事がよくある。映画「白い嵐」では最終的にワイルドジャイブにより船が転覆する。
アビーム
風位に対して90度から風を受けて進むこと。ちょうど船の真横から風を受ける感じ。ヨットではアビームの状態が最もスピードが出るとされている。
ジブセール
メインセールが後ろの帆であるとするならば、前の帆になる小さいセール。1人乗りの船には無い。
スピンネーカー(スピン)
メインセール、ジブセールのほか、クローズ以外の角度で航行するときに張ることができる3枚目の非常に軽い帆。1人乗りの船には無い。ちょうど日本の正月に上げるタコを巨大にしたような感じ。2人乗りでも、FJ級・470級などにはあるが、スナイプ級などには無い。映画「ウォーターワールド」では海賊から逃げる際に使われた。
スキッパー(ヘルムスマン)
主に舵取りを担当する人員のこと。艇長。ディンギーではメインセールの操作と舵取りの役割を担う。
クルー
乗船している人員の中でスキッパーでない人員のこと。ディンギーでは主にジブセールおよびスピンネーカーの操作、船の左右の傾き(ヒール)の調整、また海や他艇の状況把握および進路判断の役割を担う。
トラピーズ
マストの上の方から左右にぶら下がっているワイヤー。下端に金属製の輪がついている。クルーが腰の周りに金具(ハーネス)を装着し、その金具をトラピーズの輪に引っかけて体重をかけることで、効率よく船の左右の傾き(ヒール)を打ち消すことができる。1人乗りの船には無い。2人乗りでも、FJ級・470級などにはあるが、スナイプ級などには無い。スナイプ級はハイクアウトという足首をベルトに引っ掛け臀部から上の体を船の外に出して体重をかけて傾きを打ち消す方法がとられる。足に上半身の体重がかかる為かなりきつい。
スターボード
右舷。あるいは風を右舷から受けて走る状態。
ポート
左舷。あるいは風を左舷から受けて走る状態。レースではスターボード艇がポート艇に対して権利的強者となる。
[編集] ヨットを扱った芸術作品
[編集] 文学
ツバメ号とアマゾン号(アーサー・ランサム 他にもあり、全12巻のシリーズ)
シップキラー(ジャスティン・スコット)
悪夢の帆走(ジェイムズ・セイヤー)
殺意の海へ(バーナード・コーンウェル)
デッドカーム(チャールズ・ウィリアムズ)
[編集] 映画
太陽がいっぱい
ウォーターワールド
太平洋ひとりぼっち(1963年 原作:堀江謙一、監督:市川崑、主演:石原裕次郎)
ウインズ(1992年 監督:キャロル・バラード、主演:マシュー・モディン)
[編集] 関連項目
アメリカスカップ
ヨットマン
回航
中古艇
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参考:スカイスポーツ (競技)#スカイスポーツの無線
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関連用語 大航海時代 | バウスプリット | 帆船 | 船 | 帆 | マスト
関連カテゴリ 大航海時代 | 帆船 | 帆船の構造
カヌーとは、アラワク族の言葉で、カリブ海周辺の小型舟艇の名称である。それから転じて、世界各地の伝統的な舟艇を指して使われる用法が一般化しているが、明確な定義は無い。
目次 [非表示]
1 カヌーの定義の難しさ
2 カヌーとカヤック
3 様々な名称
4 地域ごとの特徴
5 船体の構造
6 シングルブレード・パドルとダブルブレード・パドル
7 船舶の構造の大まかな分類
7.1 ツーリング
7.2 競技
8 国際交流
9 著名なカヌー選手
10 著名なカヌーイスト
11 外部リンク
[編集] カヌーの定義の難しさ
カヌーの定義は多様であり、競技団体による恣意的な定義は例外として、一義には決定できない。パドルで水を掻き、前進する舟全般を指すもの、という考え方もあるが、この定義ではオセアニアで広く用いられている帆走カヌー(Sailing Canoe)や航海カヌー(Voyaging Canoe)は包摂出来ない。船体側にも支点を持たせたオールや櫓を使用しない舟艇という考え方もあるが、ミクロネシアで用いられるシングル・アウトリガーの航海カヌーの櫂舵は足で操作するし、ポリネシアで用いられるダブル・カヌー形式の航海カヌーの櫂舵は、ロープで船体に結縛されている。
これはそもそも、カヌーなる用語が近代以降は「ヨーロッパ人の用いる船舶ではないもの」という形で使用されていた歴史から来る必然である。カリブ海周辺の小型船舶の名称を北米大陸から大洋州に至る広大な地域の船舶に応用した時点で、「カヌー」という語の多義性、曖昧性は宿命づけられてしまったと言える。すなわち、「カヌー」という語の内実は、語用論的にしか捉えることが出来ないのである。
なお、日本の競技カヌー界ではカヌーは「カヌー」、アウトリガーカヌーは「アウトリガーカヌー」と呼び、区別している。カヌーやカヤックを使うスポーツ全般をパドルスポーツと呼ぶこともある。
[編集] カヌーとカヤック
カヌーとは本来はこうしたオープンデッキタイプを指す。現代における言葉の使い分けとして、「カヌー」は基本的にオープンデッキのタイプを指すのに対して、「カヤック」は基本的にクローズドデッキのタイプを指すが、広義ではカヌーという言葉の中にカヤックを含める場合もある。
しかし、この定義では船体に樹脂製のパッキンを用いたハッチを装備して密閉し、船体と船体の間にクロスビームを渡してその上にデッキを張るという構造を持つ、ポリネシアのグラスファイバー製航海カヌーは、はたして「カヌー」なのか「カヤック」なのか定義できない。
前述のような「カヌー」と「カヤック」の定義は、北中米の伝統的船舶の見分け方や国際カヌー連盟が統括する競技の分類としては妥当するが、現代の「カヌー」という語に対しては、無効であるといえる。個々のパドラーやセイラーが個人的に何がカヌーで何がカヌーではないかを定義していることはあるが、そうした個人的定義は普遍的なものでは無いので、ここでは省略する。
現代のレジャー用カヤックはリバーカヤックとシーカヤックに大別される。
[編集] 様々な名称
現代の英語において「カヌー」と呼ばれうる船舶は、地域により「カヌー」「カノア」「カノ」「ワカ」「ワア」「ヴァカ」など様々な名で呼ばれている。
[編集] 地域ごとの特徴
北アメリカ
いわゆるアメリカ・インディアンの用いるカヌーの多くは丸太を刳り抜いた刳り抜き舟であるが、チュマッシュ族だけは複雑な構造を持つ縫合船を用いており、ポリネシアのカヌー建造技術が何らかの形で伝播していたのではないかと考える研究者もいる。またイヌイットが使用していたカヤックは、獣骨や木材の骨組みに獣皮を張るという構造であった。カナディアン・カヌーは本来は木材の骨組みに樹皮を張る構造であった。
ミクロネシア
ミクロネシアではパンノキを船体にした縫合船のシングル・アウトリガーカヌーが広く用いられていた。小さいものはラグーン内での漁労用であるが、大きなものは十名近い乗員を乗せて数日間以上の外洋航海を行うことが可能な航海カヌーである。カロリン諸島からヤップ島へのサウェイ交易には、このような航海カヌーが欠かせなかった。また、ヤップ島の石貨の中でも古い時期のものは、航海カヌーによってパラオから運んで来たものと考えられている。
東南アジア
東南アジアでは、シングル・アウトリガーカヌーの他に、ダブル・アウトリガーカヌーも用いられている。また漂海民が用いる家船は、世帯単位でそこに居住しながら漁労を行う為の大型のカヌーである。現在はエンジンを用いているが、本来は帆走カヌーであった。家船はアウトリガーを持たない。
メラネシア
メラネシアには、内水面で用いられる小型のカヌーと、外洋を航海するための大型の航海カヌーが存在している。メラネシアの航海カヌーにはシングル・アウトリガーカヌーとダブル・カヌーの両方がある。特に有名なものは、トロブリアンド諸島のクラ交易で用いられた航海カヌーである。
ポリネシア
ポリネシアには、シングル・アウトリガーカヌー、ダブル・カヌー、アウトリガーを持たないカヌーの3種類が存在している。マオリのカヌーは殆どがアウトリガーを持たない。ポリネシアの航海カヌーは殆どがダブル・カヌーであるが、域外ポリネシアのテ・プケと呼ばれる航海カヌーはシングル・アウトリガーカヌーである。
マダガスカル島
マダガスカル島の先住民は東南アジア島嶼部から航海カヌーに乗ってマダガスカル島に移住した人々であり、現在でもシングル・アウトリガーカヌーを漁労等に用いている。
北東アジア
日本列島には、各種のカヌーが存在していた。北海道島でかつて独自の文化を築いていたオホーツク文化人やウイルタ、アイヌには、それぞれ独自のカヌーがあったと考えられている。アイヌのカヌーは「イタオマチプ」と呼ばれる。「イタオマチプ」は基本的には湖沼や河川用の船であるが、過去には沿岸航海用のカヌーも用いられており、これを復元しようと試みるグループも存在している。また小笠原には、有史以降最初にこの島に入植したハワイ人たちがシングル・アウトリガーカヌーを持ち込んでいる。
[編集] 船体の構造
一本の丸太を刳り貫いて作る「丸木舟」の場合、丸太を水に浮かべて自然に水面上に出る側を上にして、中を刳り貫いていくことで船の形状を彫り出していく。
さらに地域によっては、吃水より上の部分に板材を重ねばりする事で、大型化したものも作られている(学術的にはタナ発達と呼ばれる)。特に大洋州や東南アジアでは、丸太を削りだした船底にバウやスターン、ガンネルとなる部材を結縛した縫合船が広く用いられている。日本列島においても近世以前にはこうした構造を持つカヌーが数多く用いられていたが、近代以降、木材の払底やFRP船の普及によって姿を消した。
また日本列島においては船底をはぎ合わせる技法が発達した。こうした構造はムダマハギとかシキ構造と呼ばれるものである。一見すると板材を貼り合わせた構造に見える場合もあるが、学術的には「必ず1本の丸太から2つの船底材を削り出し、はぎ合わせる」という点を重視し、刳り船に含めている。さらにこうした削り出しの船底材の間にチョウと呼ばれるセンターピースを挿入する工法も存在している。
主に寒冷地で使われたスキンボートでは、木材などによって構成した骨組みに、防水処置を施した獣皮や布、樹皮(樺の樹皮などがよく使われたらしい)などを張って船体を作る。
近年では合成樹脂、合板+グラスファイバーなどで船体を建造する例も多い。
[編集] シングルブレード・パドルとダブルブレード・パドル
使われるパドルの違いで言えば、幅が広めでオープンデッキのカナディアンカヌー系のボートは、水を掻く部分が片側だけに付いたシングルブレードパドルで漕ぐ事が普通で、クローズドデッキで幅が狭い傾向にあるカヤック系のボートでは両端に水掻の付いたダブルブレードパドルを利用する事が一般的である。またオセアニアのパドルは地域により様々な形状がある。
[編集] 船舶の構造の大まかな分類
リバーカヤック リジッドタイプカヤック
空気で船体を膨らませるインフレータブル・タイプのカヤックカナディアンカヌー
カヤック
リバーカヤック
クローズドデッキ
シットオントップ
シーカヤック
クローズドデッキ
シットオントップ
シングル・アウトリガー・カヌー(オセアニア、マダガスカル島等に分布)
伝統的な木造カヌー
競技艇(OC-1/V1、OC-4/V4、OC-6/V6)
セイリング・カヌー(パドリングではなく帆走によって航行するもの)
航海カヌー(セイリング・カヌーの中でも大型で、数名の乗員と数トンの荷物を載せ、数百キロメートル以上の外洋航海が可能なもの。ミクロネシア、メラネシア、域外ポリネシアで主に用いられる。マウ・ピアイルックによれば、カロリン諸島の航海カヌーは通常、9日間の航海が可能であるとされる。船体、デッキ、ナヴィゲーター・ルームの構造は地域によって大きく異なる)
ダブル・アウトリガー・カヌー(東南アジア島嶼部で広く用いられる)
ワカ・タウア(マオリが用いる長大な戦闘用カヌー。アウトリガーは装着されない。船体に美しい彫刻が施され、この彫刻は近年では芸術の一種と考えられている。また最近ではこの種のカヌーは観光用にも用いられている)
ダブル・カヌー(ほとんどが航海カヌーで、シングル・アウトリガーの航海カヌーよりも乗員数、積載能力、航続距離に優れ、無寄港で一か月強、数千キロメートルの外洋航海を行うことも可能。主にポリネシアで用いられる)
この分類におさまりきらないもの
サーフスキー
サーフカヤック
ポロカヤック
ラフト
ダッキー
[編集] ツーリング
川旅(リバーツーリング)。 風に任せのんびり下る。加古川川旅
遠洋航海
[編集] 競技
フリースタイル(カヌー・カヤック)
ホワイトウォーターロデオ(フリースタイル)
サーフカヤック
スクウォート
クリーキング
ビッグウォーター
ストライド
シットオントップ
セーリングカヌー
スラローム(オリンピック競技)
ワイルドウォーター
フラットウォーターレーシング(オリンピック競技)
カヌーポロ
(以上は日本カヌー連盟、国際カヌー連盟が統括する競技)
アウトリガーカヌー(OC-1,OC-2,OC-3,OC-4,OC-6,DC-12あるいはV1,V2,V3,V4,V6,V12)
アウトリガーカヌー競技はエリア毎に伝統に根ざしたルールでの競技団体が存在する。
これらの競技団体の国際的な統括組織として80年のロサンゼルスオリンピックを契機に設立されたのがInternational Polynesian Canoe Federation(現在のInternational Va'a Federation)である。
競技用アウトリガーカヌーは、左側にアマを持つこと、シングルブレードのパドルを用いることが特徴である。
近年、ハワイ、北米といったエリアではOC1またはOC2にラダーを取り付けたものが主流となっているが、国際的にはラダー無しが標準である。
国際ヴァア連盟内では、オセアニアを植民地化し抑圧・搾取を行った欧米文化への抵抗感、さらには単なる競技種目でなく民族固有の文化であるというプライドから、オリンピックを頂点とする国際的なスポーツへの迎合を良しとしない風潮もある。
[編集] 国際交流
1998年よりハワイにおいて国際カヌーフェスティヴァルInternational Festival of Canoesが毎年開催され、ポリネシアを中心として世界各国からカヌービルダーが集まって交流を深めている。このイベントには日本からもアイヌのカヌービルダーが参加したことがある(2004年)。
また、4年ごとに各地で開催されている太平洋芸術祭Festival of Pacific Artsでも、カヌー関連のイベントは重要なものとなっており、1992年にクック諸島のラロトンガ島で行われた第6回大会では、大会のテーマそのものが「太平洋諸島民の航海の伝統」とされ、各地から航海カヌーが集結した。
さらに1996年にはニュージーランドのオークランドで、「航海カヌー・シンポジウム」が開催された。
[編集] 著名なカヌー選手
井上清登
[編集] 著名なカヌーイスト
野田知佑
水泳(すいえい)は、船などの乗り物を使わず、身体のみで水中や水面を移動すること、またはその技術をいう。古くは武術の1つ(水術)ともされたが、現在では一般にスポーツやレクリエーションとして行われる。
人間は本来、水中での生活に適応していないため、泳げるようになるには訓練が必要となる。競技としての水泳は通常プールで行なわれるが、レクリエーションとしては河川・湖・海なども利用される。海で泳ぐ場合は特に海水浴といい、健康法の1種ともされた。泳ぎができない人間のことを、俗に「カナヅチ」という(槌参照)。
水泳は全身の筋肉を使った運動であり、水圧によるマッサージ効果によって全身の血行が促進されることから、健康維持に有効な運動として注目されている。また、浮力によって重力による負担が軽減されるため、ジョギングなどで起きやすいヒザなどへの故障が少ないことから、リハビリテーションとしても積極的に活用されている。
目次 [非表示]
1 競技
2 装備
3 教育
4 関連項目
5 外部リンク
[編集] 競技
オリンピックなどで「水泳」という場合は、競泳、飛び込み、水球、シンクロナイズドスイミングの4種目をさす。[1]
競泳は定められた距離を泳ぎきるのにかかる時間を競うもので、自由形(通常はクロール、略称Fr)、背泳ぎ(略称BaまたはBc)、平泳ぎ(略称Br)、バタフライ(略称BuまたはFly)の4つの泳ぎ方(泳法)と、4つを順番に全て行う個人メドレー(略称IM)、また4人で交代に泳ぐリレーに分けられる。距離も様々なものがあり、最短 25m から最長 1500m まで存在する。使用されるプールには片道 50m の長水路と、片道 25m の短水路があり、公式にはそれぞれ別の記録として扱われる。泳ぐスタイルやスタート、ターン、リレーの引継ぎなどには細かい規定が定められており、違反すると失格となる。
飛び込みは高い位置にある台から水面に向かって飛び込み、その過程の演技などを競う競技である。板飛込みと高飛込みに大別され、それぞれ高さによって数種目に分けられる。
水球は7名ずつ2チームで行う球技で、相手のゴールにボールを入れることを目的とするものである。プールの底に足をつけてボールを扱うことは反則であるため、常に立ち泳ぎをしながらゲームを行う。
シンクロナイズドスイミングは個人あるいは団体で、水中での演技を競うものである。女子のみが行われることが多いが、2001年公開の映画『ウォーターボーイズ』のヒットにより「男のシンクロ」も知られるようになった。
以上のほか、水泳が行われる競技としては近代五種やトライアスロン、オープンウォータースイミングがある。また、サーフィンやライフセービング、スキューバダイビングなど、水泳とかかわりの深いスポーツは多い。
[編集] 装備
一般に、水泳を行う際は、水着を着用し、場合によっては水泳帽子やゴーグルを使用する。他に、抵抗を増し推進力をつけるためのパドルやフィン、浮力を得るためのビート板やプルブイなどを使うことも多い。また、フィンスイミングなどではシュノーケルやアクアラングなどを使用することもある。
[編集] 教育
学校などでは体育の授業の一環として水泳が行われることもある。また民間の商業施設としてスイミングスクールが数多く開設されており、日本においては水泳競技の有力選手を輩出する組織となっている。
また、競技としてだけではなく、水難事故に備えた着衣水泳の訓練なども行われている。また、日本古来の泳ぎかた(古式泳法)の伝承、海での遠泳や寒中水泳なども教育や訓練の一環として行われている。
[編集] 関連項目
有名な水泳選手についてはCategory:水泳選手またはCategory:競泳選手を、主な大会はCategory:水泳大会を参照。
オープンウォータースイミング
海水浴場
海女
国際水泳連盟(FINA)
日本水泳連盟(JASF)
全国スポーツ祭典






















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