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2009年7月22日(水)午前11前くらいから観測される皆既日食。
日本で、皆既日食が観測できるのは、奄美大島の北部・喜界島・屋久島・種子島の南端・トカラ列島・硫黄島・北硫黄島・南硫黄島といった東シナ海に浮かぶ島々のみ。
その中でも悪石島では、6分25秒。
喜界島では、1分41秒。(午前10時57分ごろ〜10時59分ごろ)

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猛暑

猛暑(もうしょ)とは、普段と比べて猛烈に暑いときのことである。酷暑(こくしょ)と類義であり、しばしば報道や日常会話で使われる。主に夏の天候について用いるが、晩春や初秋でも使用する。

2007年4月1日付けで気象庁が予報用語の改正を行い、日最高気温が摂氏35度以上の日のことを「猛暑日」と新たに定義した。ただし、「酷暑」が気象庁の予報用語として定義されているのに対して、「猛暑」は定義されていない。世界気象機関が推奨する定義は「最高気温の平年値を、連続5日間以上、5℃以上上回ること」としているが、各国は、それぞれの気候傾向によって様々な定義で運用している。

原因とメカニズム
一般に、夏季において、背の高い(空の高いところから低いところまで鉛直に長い構造の)高気圧に覆われて全層に渡って風が弱く、周囲の比較的冷たい空気や湿気の流入が弱く快晴状態の場合に起こりやすい。内陸の盆地状地形では、周囲の山岳により外部の大気との混合が妨げられ、昇温した空気が滞留しやすいため、他の地域よりも「猛暑」となりやすい。主な観測地点は、北海道旭川市、山梨県甲府市、京都市、大分県日田市など。

またフェーン現象が発生すると、山塊の風下部では乾燥した高温の大気によって盛夏でなくても猛暑となりやすい。主な観測地点は、日本海側各地、夏季の関東平野各地など。一方西日本では、標高の高い山が少ないので水分の放出が充分に行われず、吹き下ろしの風に水分が含まれているので、気化熱の影響で極端な高温風にはなりにくい。気象官署での観測史上二番目気温40.8℃が山形市で記録された1933年7月25日も、日本海に台風があり、2000m級の飯豊連峰を南西の強風が吹き下りたことにより、このフェーン現象(風炎現象)が発生した。

近年、三大都市圏を中心とする都市部で最高気温の記録更新が相次いだり、熱帯夜の増加や冬日の減少は、ヒートアイランド現象が一因と考えられる。また日本では1999年 - 2002年に4年連続で猛暑となるなど1990年代以降、猛暑となる年が急増している。その後も、2004年 - 2007年にも4年連続で猛暑となった。これに関しては地球温暖化が影響すると考えられているが、全てが地球温暖化で当てはまる訳ではなく、様々な気象要因が考えられている。さらに山梨県甲府市で40.4℃、東京都心で39.5℃など、関東甲信地方で観測史上最高の猛暑を記録した2004年7月は、ヒートアイランド現象に加えて背の高い高気圧、フェーン現象が重なった例である。

2007年の春以降、「2007年の夏はラニーニャ現象の影響で日本各地で猛暑になる」と大きく報道された。研究や過去の統計からラニーニャ現象が発生すると、フィリピン近海の海水温が上昇するため、上昇気流が発生する。その北に位置する日本付近では下降気流が発生し、そこに勢力の強い太平洋高気圧が形成される。そのため、日本列島が猛暑となりやすいと考えられている。また地球温暖化が進むと同様にフィリピン付近の海水温上昇により太平洋高気圧の勢力が強大化して日本列島は他の地域よりも猛暑になりやすいとも考えられる。

しかし、猛暑の原因となり得るものは他にもある。ダイポールモード現象が発生すると日本付近では降水量が減り、猛暑になりやすいという考えや、北極振動や北大西洋振動が負になるとオホーツク海高気圧が弱まり、猛暑になりやすいという考えもある。また、猛暑の原因が揃っていても、冷夏の要因となるような現象が起こって相殺されたりすることもあり、確実にそうなるとは言えない。


影響

フランスなどを襲った2003年の熱波における気温の平年差。10度以上高い地域がある。冷房などの空調設備の稼動増により電力需要が急増する他、ビールや清涼飲料水、冷菓、氷菓、殺虫剤及び虫刺され用薬などの販売が大きく伸び、外出先ではプール、海水浴場、また冷房の効いた屋内施設などの利用者が増えるなど、経済活動によい影響(経済効果)がある。しかし、電力需要が供給量を超えた場合は停電となり、多大な被害が出ることもある。また、猛暑となると熱中症の件数も増し、熱中症が原因となる病気で倒れる人も増える。

また、猛暑の年は米が豊作になりやすいとされ、穂が出る時期の高温により品質が低下するという側面もある。

猛暑が長期間継続した場合、少雨による渇水や旱魃が起こりやすくなる。また、対流活動が活発化するなどして大気が不安定になりやすく、雷雨や集中豪雨の発生が増え、強くなる傾向にある。


過去の猛暑

世界
1936年 米国全域
1976年 イギリス
1980年 米国全域
2000年 米国南部
2001年 米国東部
2003年 ヨーロッパ全域
2003年 米国全域
2006年 ヨーロッパ全域
2006年 米国東部
2007年 ヨーロッパ南東部

日本

昭和時代
1942年
1978年に並ぶ昭和の大暑。7月下旬から8月中旬にかけては全国的に顕著な高温となり、名古屋市の39.9℃のほか、福島市、長野県松本市、滋賀県彦根市、鹿児島市など多くの地点で、この年に観測された最高気温が現在でも史上1位の記録となっている。また、区内観測所の記録では、愛知県豊田市で41.8℃、瀬戸市と奈良県御所市の41.0℃など、東海地方〜中国・四国地方の内陸部を中心に17地点で40℃以上を、北海道佐呂間町でも39.5℃を観測した。
1946年
北日本、東日本で猛暑となった。7月16日には長野県の軽井沢で日最高気温34.2℃、栃木県の奥日光で日最高気温30.2℃を記録した。
1955年
空梅雨で梅雨期間の降水量が少なく、梅雨明けも全国的に早かった。太平洋高気圧が北へ張り出しやすかった影響で、7月は特に北日本、東日本で顕著な高温となり、北日本では1978年と並ぶ記録的に暑い7月だった。8月以降は東日本以西では気温はやや低めとなったが、北日本では引き続き気温は高めだった。なお、この年の猛暑は1954年春から1956年冬にかけて発生したラニーニャ現象が一因とみられる。
1961年
全国的に猛暑となり、干害が発生した。また、豪雨や台風の接近も多かった。この年は9月以降も高温傾向が著しく、当時としては極めて稀に見る顕著な残暑、暖秋となった。
1964年
10月に東京オリンピックが行われた年であるが、この夏は西日本から東日本にかけて猛暑となり、水不足が各地で発生した。水不足の影響でオリンピックの開催も危ぶまれた時期もあり、東京では「東京砂漠」などと呼ばれた。
1967年
梅雨明け後は全国的に晴れて厳しい暑さとなった。盛夏期は降水量がほぼ全国的にかなり少なく、西日本では干害の被害が発生した。
1973年
6月は梅雨寒が続いたが、梅雨前線の活動は梅雨期間を通して不活発で少雨傾向が著しく、7月には全国的に平年よりかなり早い梅雨明けとなった。7月〜8月は太平洋高気圧に覆われ晴れて厳しい暑さが続いた。空梅雨だった影響で水不足や干害も発生した。
1978年
記録的に梅雨明けが早く、7月上旬から最高気温が35℃を超える猛暑となり、北日本から関東地方、北陸地方にかけての多くの地点で夏(6〜8月)の平均気温が観測史上最も高く、1990年代以前では有数の猛暑年となった。山形県酒田市では8月3日に40.1℃の日最高気温を記録した。1978年は太平洋高気圧の勢力が非常に強く、快晴状態が続き猛暑に加え梅雨明け後の降水量が少なく水不足が深刻化した。
1984年
1983年11月から1984年5月にかけては、20世紀後半では有数の低温で、1980年から1983年にかけては冷夏傾向が続き冷害が頻発したため夏の気温が懸念されていたが、6月以降は一転して高温傾向に転じ、夏の平均は平年を1度ほど上回る猛暑となった。猛暑に加え、春以降降水量が少ない状態が続いたため、西日本を中心に水不足が発生した。この年は6月頃から規模の大きいラニーニャ現象が発生し翌年秋まで継続した。
1985年
6月はオホーツク海高気圧が発達して梅雨寒が続いたが、7月には解消して気温の高い日が多くなり、8月は多くの台風が接近したためフェーン現象が頻発し北日本や北陸地方〜山陰地方などで記録的猛暑となった地点が続出した。この年は猛暑が起きやすいといわれるラニーニャ現象が前年から継続していた。

1990年代
1990年
空梅雨で降水量は少なく、梅雨明け後は各地で最高気温が35℃を越す記録的な猛暑となり、各地で水不足となった。秋以降も太平洋高気圧の勢力が例年以上に強かったため、9月以降も高温傾向で顕著な暖秋となった。また、台風の上陸が多く、11月30日には台風28号が和歌山県白浜町に上陸し、観測史上最も遅い日本への上陸記録となった。
1994年
非常に早い梅雨明け後、全国的に平年を1〜2℃上回る観測史上最高の猛暑となった。全国各地で最高気温が35℃を超える暑さとなり、40℃を越えた地域も3ヶ所(アメダス)あった。大阪市と広島市では、沖縄県石垣市以外の国内では観測史上初めて月平均気温が30℃を突破し、名古屋市と大阪市では最高気温の月平均が35℃を超えた。京都市では最高気温が4日間連続して39℃を超え、最高気温の旬平均が37.9℃(任意の5日間では39.2℃)に達した。大分県日田市では22日間連続を含む45日間の猛暑日となった。東京都心でも8月3日に東北地方に上陸した台風11号に南風が吹き込んだため最高気温は39.1℃を観測した。米は豊作であったが、空梅雨で降水量が少なかったことが災いし、全国的な水不足に見舞われた。なお、この年は9月以降も残暑が厳しく、10月以降も季節の進行がかなり遅く顕著な暖秋だった。この猛暑や残暑の要因はインド洋の西側の海水温の上昇によってエルニーニョ・ラニーニャ同様に世界的異常気象を引き起こすダイポールモード現象が指摘されている。
1995年
梅雨入りの6月は平均気温が平年を下回っていたが、7月下旬以降は太平洋高気圧に覆われ晴れた日が続き、北日本を除いて前年に引き続き猛暑となった。大阪市・名古屋市・岐阜市で月平均気温が30℃を超え、名古屋市と岐阜市では最高気温の月平均も36℃を超えた。この年は猛暑の原因となるラニーニャ現象が発生していた。
1999年
北日本、東日本では晴れて厳しい暑さとなった。太平洋高気圧が例年より北へ張り出しやすかったため、北海道でも多くの地域で連日最高気温が30℃以上の真夏日となった。北日本では平均気温が平年を1.6℃上回る著しい高温となり、札幌市、青森市、秋田市などでは夏(6〜8月)の平均気温が観測史上最も高かった。一方、太平洋高気圧の西への張り出しは弱く、さらに前線、熱帯低気圧、暖湿気流などの影響を受けやすかった西日本と南西諸島では曇りや雨の日が多く、気温も平年程度にとどまった。9月以降も全国的に残暑が極めて厳しく、10月の本州でも連日真夏日になるなど、かなり暖かい日が続き、顕著な暖秋となった。この年の猛暑、残暑はラニーニャ現象による影響とみられる。

2000年代
2000年
南西諸島を除き全国的に晴れて猛暑が続いた。特に北日本では前年に引き続いて顕著な高温となった。但し、大気の状態が不安定な日が多く、全国的ににわか雨や雷雨が起こりやすかった。東日本、西日本では梅雨明けが早く、7月以降は降水量が少ない状態が続いたため水不足となる地域があった。なお、前年ほどではないものの残暑が厳しく、暖秋だった。
2001年
6月下旬から既に暑く、7月は太平洋高気圧が本格的に強まって東北南部〜南西諸島の広範囲で猛暑となり、特に東日本で著しい高温となった。東京都心、埼玉県熊谷市をはじめ関東甲信地方の多くの地点では7月の月平均気温が観測史上最高となった。7月24日には群馬県前橋市で40.0℃、静岡県佐久間町では40.2℃と観測記録を更新した。また、関東甲信地方の梅雨明けは7月1日と、1951年以降で最も早い梅雨明けとなった。但し、北日本太平洋側や関東地方では、8月以降発達したオホーツク海高気圧の影響で冷たい北東風が吹き込みやすかったため、8月は一転して気温が低く、曇りや雨の日が多かった。また8月中旬に台風11号が上陸したあとは全国的に一気に涼しくなったため、盛夏期は比較的短く秋の訪れも早い方であった。なお、北日本では7月に東北南部で猛暑となった以外は天候不順気味で、東北北部の梅雨明けは特定できなかった。
2002年
北日本を除き7月〜8月は気温が高く、東・西日本を中心に2000年から3年連続で猛暑となった。この年はオホーツク海高気圧、太平洋高気圧共に勢力が強く、梅雨明け後は最高気温35℃以上の猛暑日が連続し、8月中旬に台風13号が接近し通過後は一気に涼しくなるが、前年とは違い8月終盤から厳しい暑さがぶり返し9月中ごろまでは残暑が継続した。一方、北日本はオホーツク海高気圧が優勢で、北海道の一部地区では気温がかなり低く、東北地方では前線が停滞したため集中豪雨が頻発した。
2004年
全国的に梅雨明けは早く、7月を中心に各地で1994年に匹敵するような猛暑となった。7月20日には東京都心で39.5℃、翌21日には山梨県甲府市で40.4℃など観測史上1位の最高気温を記録した。また9月も残暑が厳しく梅雨期も高温で経過したため、真夏日の日数が非常に多く、熊本市が105日、京都市と大阪市で94日、東京都心で70日となり観測記録を更新した。しかし相次いで台風が接近、上陸し風水害・塩害が頻発したため1994年とは違い米の出来は平年並みにとどまった(地域別でみると天候が安定した東北地方太平洋側や関東・甲信(東山)地方で豊作、台風の影響を受けやすかった九州地方では不作となるなど地域差が大きい)。この猛暑の要因は太平洋高気圧が例年より北に偏って張り出したため、日本列島が高気圧の圏内になったものとされている。その他にも都市部ではヒートアイランド現象も要因のひとつに挙げられる。
2005年
盛夏期は前年のような著しい猛暑とはならなかったものの6月が記録的高温で、7月〜8月も平年並みかやや高めであったため、結果的には前年に続き上位となった。真夏日日数は日田市が109日、熊本市が106日を記録した。6月は西日本を中心に記録的な少雨だったが7月は一転して大雨となり、盛夏期も太平洋高気圧の張り出しが不安定で曇りや雨の日も多く雷雨が多発するなど、高温とはいえやや天候不順気味な夏だった。
2006年
6月は天候による気温差があったが東北南部以南では気温は高めであった。7月は天候不順気味で全国的に梅雨明けが遅く、広範囲で記録的大雨となったが、8月に入ると一転して各地で猛暑に見舞われた。関西・瀬戸内地方を中心に月平均気温が29℃を超えたほか、大阪市では最高気温の月平均が35.0℃、ピーク時の旬平均気温も30.5℃に達した。北東気流や台風の影響でそれほど高温にならなかった東北地方太平洋側〜関東地方の沿岸部や東海地方の沿岸部を除き、8月の平均気温は全国的に顕著な高温となり、寒暖差があったものの夏季(6〜8月)の平均気温は全国的に上位となった。2006年夏の大雨、猛暑の要因は太平洋高気圧、オホーツク海高気圧とも勢力が強く偏西風が蛇行したことが挙げられる。なお、この年の7月の記録的大雨に対しては気象庁が平成18年7月豪雨と命名した。
2007年
6月は空梅雨気味で気温の高い日が多く、北日本で記録的高温となった地点があった。梅雨明けが関東甲信・北陸地方以北では8月にずれ込むなど、7月は北日本から九州北部の広範囲で低温となった。しかし、8月中旬は本州付近で太平洋高気圧に覆われ晴天が続き、関東・東海地方を中心に顕著な猛暑となった。最高気温が40℃以上を観測した地点が5ヶ所・のべ7日間(内アメダスが4ヶ所・6日間)にものぼり、8月16日には岐阜県多治見市と埼玉県熊谷市で40.9℃を観測し、1933年に山形市で記録した国内最高気温40.8℃を74年ぶりに更新した。7月が低温だったものの、6月が高温、8月が顕著な高温であったため、結果的に夏の平均気温は0.5℃前後上回り、高温となった。9月は台風9号が東日本を縦断した以後に太平洋高気圧の勢力が強まり、特に西日本では平年を3℃前後上回る残暑が続いた。西日本を中心に全国の気象台・観測所153地点のうち64地点で9月の月平均気温の最高記録を更新し、真夏日日数は熊本市が99日、鹿児島市が96日など九州各地で85日以上を記録した。また札幌市で現地の観測史上最も遅い真夏日を、大阪市で全国歴代2番目に遅い猛暑日を観測した。なお、2007年の記録的な猛暑や残暑は、地球温暖化が原因という指摘もあるが、その他には2007年春から発生しているラニーニャ現象が原因の一つと考えられる。

関連する表現
猛暑、酷暑などは夏の天候に対して使う言葉であり、類似の表現として気象庁が定義した「暑夏」がある。これは、ひと夏の天候について言う気象用語で、6月から8月の平均気温が3階級表現で「高い」に該当した夏のこと。冷夏の対義語である。また、「熱波」というのは英語のHeat waveに対応する言葉で、気象庁ではとくに定義を設けていないが、一般には夏に著しい気温の上昇をもたらす暖気が到来すること。寒波の対義語である。


関連項目
暖冬
寒冬
暖春
寒春
冷夏
暖秋
寒秋
真夏日・猛暑日
熱帯夜
不快指数
地球温暖化
異常気象
資源エネルギー庁
暑さ指数
打ち水

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