シマバナナ:紀三井寺に南国の便り 海南出身、奄美大島の中本さんが贈る /和歌山
シマバナナ:紀三井寺に南国の便り 海南出身、奄美大島の中本さんが贈る /和歌山
◇戦時中の友人探し、56年ぶりに参拝 変わらぬ姿に感激−−太陽の恵み、シマバナナ贈る
和歌山市の紀三井寺(前田孝道住職)に南国の便りが届いた。鹿児島県奄美市(奄美大島)で会社を経営する海南市出身の中本英一さん(77)が56年ぶりに訪れ、参拝のお礼に贈ったシマバナナだ。紀三井寺では、本尊の十一面観世音菩薩(ぼさつ)にお供え。黄色くなるのを待って食べた職員たちは「とてもおいしかった」と感謝した。
中本さんは10月25〜27日、戦時中に一緒に疎開した友人らを探して和歌山市へ。26日、幼いころ父とよく行った紀三井寺を訪れた。バナナが木に実るのを知らない人が多いと聞いて、帰ってから、自宅で栽培したシマバナナ2房と木になっている写真を贈った。
中本さんは旧制海南中学校(現・県立海南高校)を卒業後、四国、九州を放浪。出会った人の勧めで鹿児島県に定住した。奄美大島のハブ被害を食い止めようと、生態研究や捕獲を続け、「奄美観光ハブセンター」を設立。地元では「ハブ博士」と呼ばれ、警察官に捕獲術を教えるなどしている。
中本さんは「紀三井寺の変わらない姿に感激した。太陽の光をいっぱい浴びたバナナを皆さんに食べてもらいたい」。長さ約10センチの小さいバナナが1房に50本近くあり、前田泰道副住職は「お気持ちが大変うれしい。木になっているように、何段にも重なったバナナは珍しい」と喜んだ。
奄美アイランド植物園によると、シマバナナは奄美諸島や沖縄などで栽培され、木は高さ約1・5〜3メートルに成長し、実を付けるという。【加藤明子】
毎日新聞 2008年11月19日 地方版
◇戦時中の友人探し、56年ぶりに参拝 変わらぬ姿に感激−−太陽の恵み、シマバナナ贈る
和歌山市の紀三井寺(前田孝道住職)に南国の便りが届いた。鹿児島県奄美市(奄美大島)で会社を経営する海南市出身の中本英一さん(77)が56年ぶりに訪れ、参拝のお礼に贈ったシマバナナだ。紀三井寺では、本尊の十一面観世音菩薩(ぼさつ)にお供え。黄色くなるのを待って食べた職員たちは「とてもおいしかった」と感謝した。
中本さんは10月25〜27日、戦時中に一緒に疎開した友人らを探して和歌山市へ。26日、幼いころ父とよく行った紀三井寺を訪れた。バナナが木に実るのを知らない人が多いと聞いて、帰ってから、自宅で栽培したシマバナナ2房と木になっている写真を贈った。
中本さんは旧制海南中学校(現・県立海南高校)を卒業後、四国、九州を放浪。出会った人の勧めで鹿児島県に定住した。奄美大島のハブ被害を食い止めようと、生態研究や捕獲を続け、「奄美観光ハブセンター」を設立。地元では「ハブ博士」と呼ばれ、警察官に捕獲術を教えるなどしている。
中本さんは「紀三井寺の変わらない姿に感激した。太陽の光をいっぱい浴びたバナナを皆さんに食べてもらいたい」。長さ約10センチの小さいバナナが1房に50本近くあり、前田泰道副住職は「お気持ちが大変うれしい。木になっているように、何段にも重なったバナナは珍しい」と喜んだ。
奄美アイランド植物園によると、シマバナナは奄美諸島や沖縄などで栽培され、木は高さ約1・5〜3メートルに成長し、実を付けるという。【加藤明子】
毎日新聞 2008年11月19日 地方版






















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