喜界に「奇跡」の晴れ間 ダイヤモンドリングばっちり
喜界に「奇跡」の晴れ間 ダイヤモンドリングばっちり
(2009 07/23 06:30)
喜界島で見られた皆既日食のダイヤモンドリング=22日午前10時56分、喜界町の小野津グラウンド 極細になった太陽の円弧が消えた瞬間、突然光が差し込んだ。まぶしい。つぶった目を開けると、月の影から漏れ出た太陽の光「ダイヤモンドリング」が輝いている。地上は夕闇のようになり、黒い太陽が姿を現した。
喜界島の小野津グラウンドで22日、皆既日食をカメラで待ち構えた。
午前9時36分、上空の薄い雲のすき間から太陽が顔を出す。上部がほんの少し欠けている。日食が始まった。雲に隠れては現れる。
約40分で半分近くが欠けた。10時28分、さっきより少し涼しくなる。徐々に薄暗くなってきた。まるで雨の日の夕方。あたり一面グレーだ。
10時54分、雲越しに白く見える太陽のまわりに、丸い虹が出現した。「奇跡だ」。後ろから声がした。しかし、雲は思うように晴れない。
無理かも知れないとあきらめた10時56分だった。雲のすき間から極細になった太陽の円弧が見えた。肉眼で空を見上げた。漆黒の空にダイヤモンドリングだけがぽつんと浮かんでいる。涙がこぼれ落ちた。
黒い太陽だ。皆既日食が始まった。叫び声に近い歓声と指笛、カメラのシャッター音が響き渡る。セミの鳴き声はピタリとやんでいる。人間だけが騒がしい。
「もう少しだけ。太陽に近寄らないで」と雲に祈る。黒い太陽の周りでは、コロナが放射線状に光を放つ。
“2個目”のダイヤモンドリングが輝いた。10時59分、大きな拍手と歓声に送られるように皆既は終わった。
約2分50秒。夢を見ているようだった。待っていてくれたのだろうか。間もなく、厚い雲が空一面にたれ込め始めた。
(2009 07/23 06:30)
喜界島で見られた皆既日食のダイヤモンドリング=22日午前10時56分、喜界町の小野津グラウンド 極細になった太陽の円弧が消えた瞬間、突然光が差し込んだ。まぶしい。つぶった目を開けると、月の影から漏れ出た太陽の光「ダイヤモンドリング」が輝いている。地上は夕闇のようになり、黒い太陽が姿を現した。
喜界島の小野津グラウンドで22日、皆既日食をカメラで待ち構えた。
午前9時36分、上空の薄い雲のすき間から太陽が顔を出す。上部がほんの少し欠けている。日食が始まった。雲に隠れては現れる。
約40分で半分近くが欠けた。10時28分、さっきより少し涼しくなる。徐々に薄暗くなってきた。まるで雨の日の夕方。あたり一面グレーだ。
10時54分、雲越しに白く見える太陽のまわりに、丸い虹が出現した。「奇跡だ」。後ろから声がした。しかし、雲は思うように晴れない。
無理かも知れないとあきらめた10時56分だった。雲のすき間から極細になった太陽の円弧が見えた。肉眼で空を見上げた。漆黒の空にダイヤモンドリングだけがぽつんと浮かんでいる。涙がこぼれ落ちた。
黒い太陽だ。皆既日食が始まった。叫び声に近い歓声と指笛、カメラのシャッター音が響き渡る。セミの鳴き声はピタリとやんでいる。人間だけが騒がしい。
「もう少しだけ。太陽に近寄らないで」と雲に祈る。黒い太陽の周りでは、コロナが放射線状に光を放つ。
“2個目”のダイヤモンドリングが輝いた。10時59分、大きな拍手と歓声に送られるように皆既は終わった。
約2分50秒。夢を見ているようだった。待っていてくれたのだろうか。間もなく、厚い雲が空一面にたれ込め始めた。
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