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ソニー

ソニー株式会社(東証1部:6758)(SONY CORPORATION)は、大手電子機器メーカー・電機メーカーの1つである。特に音響・映像機器や放送機材では、世界屈指のブランド力を持つ。エレクトロニクスをはじめ、エンターテインメント、金融、流通等多分野の企業を包括するソニーグループの中核企業。創業者は井深大と盛田昭夫である。

目次 [非表示]
1 概説
1.1 ブランド
1.2 株式
1.3 事業領域
1.4 関係会社
2 沿革
2.1 社業沿革
2.2 製品分野別の沿革
2.2.1 オーディオ分野
2.2.2 オーディオ・ビジュアル分野
2.2.3 カメラ分野
2.2.4 コンピュータ分野
2.2.5 沿革が未記載の製品分野
2.3 歴代社長
3 文字としての「SONY」の資産
4 コーポレートスローガンとサウンドロゴ
5 グローバルな経営方針
6 ソニーの技術への評価
7 独自規格へのこだわり
8 ソニータイマー
9 発生した事件・問題
9.1 『XCP』問題
9.2 やらせブログ事件
9.3 CCD不具合問題
9.4 ノートパソコン発火事故
9.5 ソニー社員の起こしたネット事件
9.5.1 ペット虐待画像公開事件
9.5.2 ゲートキーパー問題
10 主要商品
11 提供番組
11.1 テレビ
11.2 ラジオ
12 関連項目
13 脚注
14 外部リンク



概説
日本初のテープレコーダーやトランジスタラジオを製造販売し、海外に大量に輸出してきた実績があり、エレクトロニクス系企業でのブランドイメージは世界でトップレベルといわれる。

高い創造性と技術力で目新しい商品を次々と発表し、会社設立趣意書にある「自由豁達ニシテ愉快ナル理想工場ノ建設」[1]という思想から、自社開発の技術にこだわりユーザーの支持を得る事に成功してきた。しかし独自規格にこだわるあまりそれが逆に失敗となった例も多くある。

古くから本業であるエレクトロニクス事業の枠にとどまらず、エンターテイメント分野(音楽や映画等)に力を入れて来ており、ハード・ソフト両面からの展開により事業拡大に成功してきた。またゲーム分野、金融(保険と銀行)、流通(ソニープラザ)、化粧品、健康食品などの異分野にも進出している。

エレクトロニクス分野では、国内の生産現場の外注化や海外生産の割合が増えつつある傾向にある。かつてトリニトロンブラウン管でブランド力を誇ったテレビ市場では、ブラウン管技術に固執した事や有機ELなどの開発に力を入れていたこともあり、現在のテレビ市場の主力となっている薄型テレビ(PDPや液晶など)において、パネルの自社生産体制構築に乗り遅れて一時期他社に大きく差を付けられることになったが、近年はサムスン電子との技術協力等により、巻き返しを果たしつつある。

一方、ゲーム分野において、コアとなる半導体部品などを自社開発することによって差別化をはかり、斬新なコンセプトにて開発されたプレイステーションやプレイステーション2のヒットにより、本業であるエレクトロニクス事業の不振分以上の利益を得たが、PSXの不振などもあってゲーム事業での一時期の勢いは失われつつある。

1964年に神奈川県厚木市にソニー学園を創立し、1974年には湘北短期大学を創立している。


ブランド
SONY のほか、低価格帯を主軸とし、SONYのロゴを使用していないAIWAを持つ。AIWAは元々低価格のオーディオ製品を手掛ける子会社であったがSONYと合併。

これに加えて、ソニーの強みは「強力なサブ・ブランド」を持つことである。他社においてそれは単なるプロダクト・ネーム(商品名)の域を出ないが、ソニーでは明確なブランドとして存在する。VAIO、ウォークマン、プレイステーションなどは、それぞれが単独で高いブランド価値を有する。


株式
普通株式は、東京証券取引所(東証)の外、大阪、ニューヨーク、ロンドンの各証券取引所に上場されている。他にも世界各地で上場していたが、名古屋証券取引所は2004年9月6日に、福岡証券取引所は2004年9月7日に、札幌証券取引所は2004年9月10日に、トロントは2005年11月22日に、ウィーンは2005年12月16日に、パシフィックは2006年1月6日に、パリは2006年1月17日に、フランクフルトとデュッセルドルフは2006年2月15日に、シカゴは2006年2月27日に、スイスは2006年2月28日に、ブリュッセルは2006年4月28日に、それぞれ上場廃止となった。

この外、かつては子会社連動株式(トラッキング・ストック)型の種類株式が東証に上場されていた。この種類株式は、ソニー株式会社の子会社であるソニーコミュニケーションネットワーク株式会社(SCN、現ソネットエンタテインメント株式会社)の業績に連動した配当が支払われるものであった。しかし2005年12月にSCNがマザーズに上場されると同時に終了となった。


事業領域
ソニーは、自らの事業領域を以下の6分野と定義している。

エレクトロニクス
ゲーム
音楽
映画
金融(銀行、生命保険、損害保険、クレジット・カード)
その他(流通、インターネット接続事業、娯楽施設運営など)
本体であるソニー株式会社が担当しているのは、上記6分野全体の統括と、エレクトロニクス分野の開発・設計である。


関係会社
ソニーグループを参照


沿革

社業沿革
1946年に井深大、盛田昭夫らが東京都中央区日本橋の白木屋 (後の東急百貨店日本橋店、現在の『COREDO 日本橋』の場所)3階に東京通信工業株式会社を設立。これがソニーの前身となる。初めは真空電圧計などを製作していた。
1947年、本社および工場を東京都品川区の御殿山地区に移転
1950年、日本で初めてテープレコーダーを製作、販売した。
1953年、トランジスタの研究を開始。
1955年、トランジスタラジオの製造販売を開始。このとき、商標にSONYを採用しアメリカ合衆国などにも輸出し始めた。SONYとは音を意味する英語のSonic、ラテン語のSon(us)と男子の子供の英語の「坊や」を意味するSonnyから付けられたと言われる。[2]
1958年、ソニー株式会社に社名を改め、東京証券取引所に上場した。
1960年、世界最初のトランジスタテレビを発売。
1961年、日本の株式会社として初めてADR(米国預託証書)を発行。本格的な資本調達の国際化のはしり。
1968年、日本初のカラーブラウン管、「トリニトロン」方式のカラーテレビを開発した。この「トリニトロン」方式のブラウン管は家庭用、放送業務用問わずテレビ・ビデオモニターの全商品で使われている(種類にはFDトリニトロン、放送業務用モニターで使われているHRトリニトロンなどがある)。
1968年、アメリカのCBSと合弁でシービーエス・ソニーレコード(現、ソニー・ミュージックエンタテインメント)を設立。
1970年、日本企業としては初めてニューヨーク証券取引所に上場。
1979年、ソニー・プルデンシャル生命保険(現、ソニー生命保険)を設立した。
1988年、CBSレコード・グループ(現、ソニーBMG・ミュージックエンタテインメント)を買収。
1989年、コロンビア・ピクチャーズ・エンタテインメント(現、ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント)を買収。
1998年、アメリカ合衆国のプロゴルフツアー・ハワイアンオープンに協賛。「ソニーオープン・イン・ハワイ」として開催。
2000年、ベルリンのポツダム広場にソニーセンターをオープン。ヨーロッパ本社をケルンからベルリンに移す。
2001年、三井住友銀行と合弁でソニー銀行設立。
2004年、メトロ・ゴールドウィン・メイヤーを買収。
2005年、出井伸之会長兼CEOらトップ3人が退任、ソニー初となる外国人トップのハワード・ストリンガー会長兼CEOが誕生。
2007年、本社を東京都港区港南一丁目に移転。旧本社地区の保有不動産を、積水ハウスに売却予定。

製品分野別の沿革

オーディオ分野
1950年、国産初のテープレコーダーの試作に成功、発売にこぎつける。
1952年、日本初のステレオ・テープ・レコーダーを作り、NHKラジオ第1・第2の2波を使ったステレオ試験放送(当時は立体放送と言っていた)に使われる。
1976年、世界初のビデオデッキを使ったPCMオーディオプロセッサー、PCM-1を発売。
1978年、世界初の16ビットPCMオーディオプロセッサー、PCM-1600を発売。
1978年、実験的高級オーディオブランドSONY ESPRITの展開を開始(のちのRシリーズに受け継がれる。また、現在のESブランドはこの名残である)。
1979年、ウォークマンを発売し大人気となった。
1982年、コンパクトディスク(CD)を発表、10月1日にプレーヤー(品番:CDP-101、定価\168,000)を発売。
1984年、世界初の携帯CDプレイヤーディスクマンを発売。
1987年4月、民生用DATデッキを発売。
1992年、ミニディスク(MD)を発表、プレーヤーを発売。
2004年、MDの拡張規格であるHi-MDを発表、プレーヤーを発売。
2007年、SDリピーターを発売。

オーディオ・ビジュアル分野
1962年、小型VTRを発売。
1975年、家庭用VTRであるベータマックスを発売した。
1985年、8ミリビデオを発売。
1988年、VHS方式のVTRを(止む無く)発売。規格争いが終了。
1989年、コロンビア映画(現、ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)を買収。
1996年、初代サイバーショット「DSC-F1」を発売。
2001年、初代DVDレコーダー「RDR-A1」を発売。同機種はパイオニアのOEMだった。
1997年、DVDビデオプレーヤーを発売した。
1997年、DRC(デジタル・リアリティー・クリエーション)を搭載したフラットブラウン管テレビ「WEGA」を発売。
2002年、アイワを株式交換により完全子会社とし、その後合併した。
2002年、8月に年内でベータマックス機器の生産を終了することを発表。27年の歴史に幕を下ろした。
2002年、11月にCoCoonシリーズを発売。以降デジタルレコーダーのラインナップを大幅に拡充。
2003年、4月に当時世界初のBDレコーダー「BDZ-S77」発売。
2003年、11月にスゴ録シリーズを発売。
2003年、12月にPSXを発売。ただし、同時期に発売したスゴ録に人気が集中した。
2005年、6月に初代デジタルチューナー搭載スゴ録「RDZ-D5」を発売。
2005年、9月に薄型テレビのブランド名をWEGAからBRAVIAに変更。
2006年、世界の液晶テレビの出荷におけるシェア率で初の1位となる。
2007年、3月末でアナログチューナーのみの録画機全般から撤退。
2007年、4月でブラウン管テレビの国内向け販売終了。
2007年、9月12日に国内向けのDVDレコーダー市場からの完全撤退を発表。その後、全機種2008年1月までに順次生産終了し、BDレコーダーへ完全移行した。
2007年、10月1日に世界初の有機物質(organic material)による有機EL方式のテレビ「XEL-1」、最薄部厚さ約3mm、パネル部は11V型(251×141ミリ、960×540ピクセル)を公開し、同年12月1日から20万円で販売するとした。[1]
2008年、同年3月末でリアプロジェクションテレビ市場からの撤退を発表。
2008年、中南米向けのトリニトロン製品の生産を完全終了。41年の歴史に幕を下ろした。(国内向けは2007年4月に生産終了)

カメラ分野
1995年、家庭用デジタルビデオカメラを発売した。
1999年、Digital8方式のビデオカメラを発表。しかし、思ったほど売れなかったことから結局他社が参入することはなく規格が消滅した。
2000年、10月に「DSC-P1」を発売。現在もソニーのデジタルカメラとしては最も売れた機種である。
2001年、MICROMV方式のビデオカメラを発表。こちらも結局他社が参入することはなく独自規格のまま消滅した。
2004年、同社初の8cmDVDを使用するビデオカメラ「DCR-DVD101」「DCR-DVD201」を発売。
2004年、10月に当時世界初のHDV 1080i規格のビデオカメラ「HDR-FX1」を発売。
2005年、7月にHDVカメラとしては初となる一般向け小型モデル「HDR-HC1」を発売。
2005年、12月に中国浙江省でサイバーショットが品質基準に満たしてないとして販売停止を行った。
2006年、同社初のHDDビデオカメラ「DCR-SR100」を発売。
2006年、1月にコニカミノルタのカメラ事業撤退に伴い、同社のデジタル一眼レフカメラの資産の一部を引き継ぎ、デジタル一眼レフシステム「α(アルファ)」を発売すると発表。デジタル一眼レフ分野へ参入することとなった。またコニカミノルタのカメラ・デジタルカメラ・写真関連製品のユーザーサポートも引き継ぐ。
2006年、当時世界初のAVCHD方式のビデオカメラ「HDR-SR1」「HDR-UX1」を発売。

コンピュータ分野
1964年、世界初のオールトランジスタ電卓試作機MD-5号を発表。
1967年、オールトランジスタ電卓 Sobax ICC-500を発売。
1982年、CP/Mを標準搭載した8ビットPC SMC-70 を発売。
1983年、MSXマシンHB-55(HitBit)を発売
1986年、BSD系unix NEWS-OSを搭載した32ビットワークステーションNWSシリーズを発売。
1990年、手書き文字認識が可能な、日本語PDAの元祖パームトップコンピュータPTC-500発売。
1997年、パソコンVAIO(バイオ)を発売。
1998年、ジャストシステムに資本参加した。
1999年、子犬型ペットロボットAIBOを発売、国内では販売開始から20分で完売するなど人気を誇った。

沿革が未記載の製品分野
CLIE
沿革が及ぶ前に携帯電話の機能向上により押され、PDA市場が大幅に縮退した。
ビデオカメラ・カムコーダ
例外としてHD対応機器において既存部品の殆どを流用できるHD-DVフォーマットがデファクトスタンダードの一角を担っている。
NEWS
NEWS開発チームは解散した。現在在籍する元メンバーの多くはSCEI,Sonnetに移籍した。
PSX
PSXのポジションはVAIOとPS3に市場セグメントを分割した。ソニーでは珍しくない「失敗作」として消えつつある。
テレビ
1997年、DRC(デジタル・リアリティー・クリエーション)を搭載したフラットブラウン管テレビ「WEGA」を発売。
DVDレコーダー/BDレコーダー
2003年、スゴ録シリーズ及び初代BDレコーダー発売。

歴代社長
前田多門
井深大
盛田昭夫
岩間和夫
大賀典雄
出井伸之
ハワード・ストリンガー

文字としての「SONY」の資産
ソニーの幹部の言によれば、この会社の最大の財産は SONYの4文字 であるという。東京通信工業(東通工)として名を知られつつあったときに突然ソニーという名称に変更することは、取引先などからも「なぜ」あるいは「やめていたほうが良い」という反応を招いた。社内においてもその声は強かったというが、日本語圏以外でも普通に発音できる、どこへ行っても読み方の変わらないこの名前にしたことが、現在の同社のグローバルな多角化の萌芽であったという。ブランド価値が高まった現在では、生命保険などの異業種に進出する際にも、消費者に訴求する上で有利に機能している。

フランスに赴任していた若き出井が日本に戻ってきて、欧州で学んだブランドの重要性をソニーに持ち込んだ。かつて一度だけロゴマークの変更を検討し、一般公募したことがあった。その選考結果は新聞紙面に発表され、「ブランドは変えないことに決定した」という内容であった。ブランドの普遍性、永続性を再確認したのである。


コーポレートスローガンとサウンドロゴ
「ソニー」に社名を変更した1958年から1970年代までは「日本が生んだ世界のマーク」をコーポレートスローガンとしていた。また「SONY」ロゴも、のちに4代目社長となった大賀典雄や黒木靖夫(故人)の手により幾度となく変更され、最終的には1973年に現在の形となった。

1982年より90年代後半まで、唯一のビジュアル・アイデンティティ(VI)だった「SONY」ロゴに加え、SONYの「S」を象ったドットで形成された「Sマーク」(俗に「いくらマーク」と呼ばれた)と、テレビCMではこれに加え「It's a Sony」というサウンドロゴを用い、絵と音で「ソニー」という企業を印象づけた。
特に「It's a Sony」のサウンドロゴは2000年まで使用され、ソニーブランドを象徴する音として現在でも語り継がれている。また1980年代には、「Sマーク」の下に「It's a Sony」の文字を配したステッカーが、各製品やカタログ表紙に貼られていた。
1996年からは「Digital Dream Kids」 をコーポレートスローガンとして掲げ、デジタルシフトとホーム・エンタテインメント路線を明確にした。

2000年から2005年までは、一定であらず変容し続ける様、双方向といった来るべきネットワーク型社会への想いを込めた「Connected Identity」というドットから成るVIをテレビCMのみで使用。

ユーザー自身がインターネット上などで入力した文字を、テレビCMの最後に「Connected Identity」として表示するという試みが行われた。またサウンドロゴも新しくなり、男女が交互に「Sony,Sony」と言うシンプルなものになった。

現在は、2004年からアメリカのみで使用していた「like.no.other」というコーポレートスローガンを全世界で使用している。「異なる視点・考え方から『新しい』を創造する」「新しい何かがある」というメッセージが込められている。テレビCMでは、各製品ごとに「like.no.other」の文字と背景の色が異なっている。


グローバルな経営方針
ソニーは2000年にドイツの首都ベルリン市の都市再開発事業に参加し、ヨーロッパ拠点となるソニーセンター・アム・ポツダマープラッツを建設した。また大型の薄型テレビ向け液晶パネル製造メーカーであるS-LCDを大韓民国のサムスン電子と提携して設立し、サムスンと特許相互利用できるクロスライセンス契約を結ぶなど、グローバルに事業を展開する。しかし、日本の持つ技術の流出が懸念されて、すべての国家主導の開発プロジェクトから除名された。また一方でサムスン電子の技術でのLCDしか出来上がらないという懸念もあり、その場合にはソニーの薄型TVの商品力につながらないということも指摘されている。


ソニーの技術への評価
特に日本におけるソニーのブランドイメージとして、技術力があることを挙げられることが多い。古くはトランジスタラジオやトランジスタテレビ、トリニトロン方式のテレビやウォークマンなど、ユニークな製品をいち早く市場に送り込んだことから、松下電器と比較して「技術のソニー、経営の松下」と呼ばれる。

トランジスタはベル研究所が発明した物であり、トリニトロンはアメリカで発明されたクロマトロンが原型であるが、補聴器にぐらいしか用途がないと思われていた物をラジオやテレビに応用するなど、これらの技術に目をつけ、いち早く取り入れる姿勢がソニーの最大の強みであるとも言える。 加えていわゆる「スタミナ」や軽薄短小な製品作りなど、既存の製品や技術に改良を加えるという観点からの「技術力」は高い。

それだけではなく、最近では小消費電力技術VMEなど、まったく新しい技術も生まれている。

因みにアメリカなどでは日本とは異なり「マーケティングカンパニーのソニー、技術の松下」と呼ばれている。これは、ソニーがユニークで先進的な商品をいち早く市場に送り込むのに対して、松下は多少出遅れても安価で丈夫な製品を大量に送り込むことが可能であるという見方が強いためである。


独自規格へのこだわり

独自規格マイクロミニプラグ(左)と普及規格ステレオミニプラグ(右)ソニーは、独自に開発した規格への拘りが非常に強い社風で知られる。また規格争いが生じた場合、対立している規格はそれがデファクトスタンダードにならない限り採用しないことが多く、そうなったとしても採用が遅れることも多い(特に松下電器産業が採用した規格は、登場当初は採用しないことがほとんどである。)。この傾向はパーソナルコンピューターで特に顕著である(VAIOの対応の遅れについて参照)。

たとえばウォークマンの場合、初代機においてヘッドホンと本体との接続には新規開発のステレオミニプラグを採用した。これは他社にも採用され、事実上の標準となった。ところがヘッドホンが本体でなくリモコンに接続されるようになると、新たにマイクロプラグという規格を採用してきた。自らがかつて普及させたステレオミニプラグとはサイズやプラグ形状が異なるため、一般的なステレオミニプラグヘッドホンをつなぐ場合は変換アダプターを必要とした。しかし1997年末頃からは他社と同じくステレオミニプラグを採用するようになった。

ビデオのときも自社開発したベータマックスを推し進め、VHS陣営の勝利が決定的となってからもベータにこだわり続けてきた(VHS テープの供給開始は1985年、VHSビデオの生産開始は1988年である。)。ベータ陣営が劣勢になってからも、「ベータマックスはなくなるの?」「ベータマックスを買うと損するの?」「ベータマックスはこれからどうなるの?」「ますます面白くなるベータマックス!」なるコピーの新聞広告を全国紙に掲載(1984年1月25日から4日連続)するなど、強気の姿勢を示していたほどであった。

旗色の悪いベータマックスに最後まで付き合った互換メーカーは東芝であった。三洋が1985年に完全撤退したのに対し、東芝は1機種のみながら1993年までカタログにラインアップしていた。なお東芝のベータデッキがカタログ落ちした後も、ソニーは2002年までベータデッキの生産を続けた。

他にも、

DVDレコーダーではDVD-RAMに対応せずDVD+RWに対応。
対応メモリーカードはメモリースティックのみ。
ネットワークウォークマンにATRAC3を採用し、WMAおよびMP3への対応が遅れた。
パソコンVAIOでは電子楽器メーカー製造の周辺機器との親和性が良くない機種が存在する。
などの例もある。

また、この傾向は同系列会社でも顕著で、最も判り易い例がソニー・ミュージックエンタテインメント系列におけるiTunes Store配信の遅れが挙げられる(現在同社の音源はmoraとその提携先の一部サイトに限られている)。

一方でこれらが近年の業績不振の一因とみたのか、近年ではVAIOでSDカードなど他のメモリーカードの採用・ネットワークウォークマンでMP3およびWMA対応機種をリリースなど、オープン規格対応に転じる動きが出てきている。そして、次世代DVD「Blu-ray Disc」では、長年のライバル、松下電器と同じ陣営になり話題となった。しかし、現在においてもソニーはSDメモリーカードの発売には踏み切っておらず、主にメモリースティックDuoの大容量化と高速化と言った性能強化を行っている。


ソニータイマー
詳細はソニータイマーを参照

同社のコンシューマー向け製品は、何らかの要因で品質保証期限が切れた後で壊れるともいわれる都市伝説の一種。そのようなタイマーが実在する訳ではなく(また実在すると信じている者もいないが)、ソニーも「品質、価格、供給の3点のバランスがたまたま崩れ、迷惑を掛けることはある。『ソニータイマー』と言われていることは認識している」と認知している。


発生した事件・問題

『XCP』問題
海外の合弁会社ソニーBMG・ミュージックエンタテインメントが出した、コピーコントロールCDのひとつである『XCP』というWindows専用ソフトウェアに、マルウェアであるrootkitのプログラムが含まれていた問題。

2005年11月にセキュリティ会社がこの問題を取り上げたのがきっかけである。世界中にこの問題を波及させることになり、アメリカなどでは訴訟問題まで発展した(のちに和解)。日本のソニー・ミュージックエンタテインメントやBMG JAPANで日本版として発売されたCDにはこのXCPというプログラムは含まれていないが、海外輸入盤CD購入者が多く感染し、購入者がこのソフトによる被害を多く受けていることからマイクロソフトが2005年12月のWindows Updateでこのソフトの削除ツールを提供するまでに至った。なお、詳細についてはソニーBMG製CD XCP問題も参照のこと。


やらせブログ事件
アメリカで2006年12月に匿名を名乗りPSPを賞賛するブログが登場したが、そのブログを調べてみると口コミのマーケティング企業が経営していることが発覚。この行為がアメリカの各種メディアで取り上げられ、騒動となった。その後、ブログは閉鎖された[3]。

この行為がきっかけとなり、2006年12月にアメリカの連邦取引委員会では、このように企業が資金を根回しして他人が製品を絶賛するようなやらせサイトを行わないように規制する法案が提出されることとなった[4]。


CCD不具合問題
2005年までにかけて、ソニー製CCDを採用したビデオカメラ・デジタルカメラで撮影すると画像に異常が見られたり、あるいは全く撮影できないという不具合が発生した。これは複数の要因が重なって生じた不具合であるが、識者からは加速度試験を行えば発見できた可能性が高いという意見がある。この不具合により100機種以上のビデオカメラ・デジタルカメラがリコールされた。詳しくはSONY製CCD不具合問題を参照のこと。


ノートパソコン発火事故
2006年、ソニー製の電池パックを搭載したノートパソコンが発火したりする事故が相次いでおきており、各社が無償交換・リコールなどの対応を行っている。また電池パックが充電・放電しなくなる等といった理由でリコールを行うメーカーも出てきた。ソニー側はこれらの事故に対して特定の製品に起きた軽微な製造ミスであると説明。512億円の回収費用を要すこととなった。 詳細は『リチウムイオン二次電池』を参照されたい。


ソニー社員の起こしたネット事件

ペット虐待画像公開事件
2007年3月、ペットのフェレットを虐待し2ちゃんねるでの公開を行うという事件が発生。公開した男はその後逮捕されたが、勤務先がソニーであると報道された。また報道された氏名からソニー名義で特許を出願していた[5][6]。


ゲートキーパー問題
ゲートキーパー問題とは、ソニーおよびソニー関連会社内部からネット上のブログや掲示板へ、自社製品の宣伝や競合他社製品を批判する書き込みが行われている問題である。書き込み主は、2ちゃんねるでは「ゲートキーパー」、(略称で)「GK」などと呼称される。

上記の活動を行っていた社員が、送信元ホスト名が公開される掲示板に書き込みを行い、素性が明らかになったことをきっかけに2ちゃんねるなどの掲示板で指摘を受け、これ以外にもまちBBSでは援助交際の話題の際に反応し書き込みを行った投稿[2]があり、この様子が写真週刊誌などにも掲載された。ちなみに、ソニー株式会社やソニーと冠名が付く会社内のプロキシのホスト名はGateKeeper??.Sony.CO.JP(??には数字が入る)であり、これが「ゲートキーパー」の語源となった。 同様の問題としてはシャープのプロキシが2ちゃんねるで書き込み規制されたこともある。[3]


主要商品
パーソナルコンピュータ
VAIO
SMC-777(8ビットパソコン・販売終了)
HiTBiT HB(MSX規格・販売終了)
DVDレコーダー
PSX
スゴ録
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PDA
CLIE(販売終了)
デジタルカメラ
Cyber-shot
Mavica
α(アルファ)
ビデオカメラ
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ポータブルオーディオ
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ソニー・ICDシリーズ
テレビ
WEGA(販売終了)
LocationFreeTV
BRAVIA
カーナビゲーション
XYZ(販売終了)
nav-u
エンターテインメントロボット
AIBO(販売終了)
e-Bookリーダー
LIBRIe
IC記録メディア
MEMORY STICK
メモリースティックDuo
テレビカメラ
HDCAM
コンシューマーゲーム機(製造はSCE)
プレイステーション
プレイステーション2
プレイステーション3
プレイステーション・ポータブル
PSX(SONY本体の製造)
半導体
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FeliCa

提供番組
★は、終了したもの。


テレビ
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ニュースステーション(平日で週数回)★
テレビ東京系列(TXN)
ワールドビジネスサテライト(金曜日)
テレビあっとランダム★
独立UHF放送局
SONY MUSIC TV(TVKテレビ(現・tvk))
ザ・サイエンス→ガリレオチャンネル(東京MXテレビ)

ラジオ
ニッポン放送系列(NRN)
SONY Night Square★
オールナイトニッポン(土曜日ほか 途中で提供終了)

関連項目
ウィキメディア・コモンズには、ソニー に関連するカテゴリがあります。江崎玲於奈 - ノーベル賞受賞者、元東京通信工業研究員
FeliCa
Blu-ray Disc
メディアージュ - 東京お台場にある ソニーのエンターテイメント施設
盛田 - 創業者の一人、盛田昭夫の実家(盛田昭夫は第15代盛田家当主)
SDリピーター・CDリピーター

脚注
[ヘルプ]^ 東京通信工業株式会社設立趣意書
^ 「SONYの由来」、ソニー株式会社(ソニーグループポータルサイト)
^ “Sony: PSP Viral Campaign 'Poorly Executed'”, Future Network USA, 2006-12-13. 2007-01-20閲覧.(英語)
^ 野放しだった偽ブログの口コミ広告が、規制の対象に - 米国 AFP BB News - BETA -
^ ソニー社員、動物虐待で逮捕…映像をネット投稿 博士号取得「ストレスのはけ口で」
^ 出願特許番号:特許公開2007−121921、特許公開2006−286737、特許公開2006−253266、特許公開2002−129666






プレイステーション2(PlayStation 2)とは、2000年3月4日に発売された家庭用ゲーム機。発売元はソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)。

目次 [非表示]
1 概要
1.1 上位互換性
1.2 DVDプレーヤー
2 仕様
3 沿革
4 累計生産出荷台数
5 本体バリエーション
5.1 SCPH-10000台
5.2 SCPH-30000台
5.3 SCPH-50000台
5.4 SCPH-70000台
5.5 SCPH-90000台
6 周辺機器
6.1 SCE純正、ソニーグループより発売
6.2 他社発売
7 仕様変更にまつわる互換性
8 メモリーカードに関する不具合
9 その他
10 関連項目
11 脚注・出典
12 外部リンク



[編集] 概要
プレイステーション(PS)の後継機として開発され、日本では日付の語呂にあわせて2000年(平成12年)3月4日に発売開始された。発売開始後のわずか3日後に約90万台以上の生産出荷を記録。2005年11月には全世界で1億台の生産出荷台数を記録した。なお、使用部品の性能の高さから「兵器転用の恐れがある」として輸出規制の対象となり、発売当初は話題になった。PSと同様に、ユーザー間では「プレステ2」と略されることが多いが、CMや自社製品内での記載では一貫して「ピーエスツー」としている。

外観は極めて直線的な形によって、従来の家庭用ゲーム機に多い「横置き」と、「縦置き」が出来るようになっている。なお、縦置きの際には転倒防止のため専用スタンド(別売り)を併用することが推奨されている。DVD-ROMドライブを搭載し、USBやIEEE 1394(i.LINK)端子といったパソコンと同じインターフェースも備える。USB端子はキーボードやUSBマウス、マイクを利用したゲームなどに使用された。逆にUSB端子以外の使用頻度が低い端子は、本体の型番が上がるにつれて削除される傾向があった(#本体バリエーションを参照)。Graphics Synthesizerは4MBのDRAMをチップ内に形成している。従来は論理LSIとDRAMを同一チップ上に形成するのは製造プロセスの違いから難しいとされており、当時としては大容量のDRAMを用いたDRAM混載LSIの先駆け的存在となった。

ちなみに、起動と同時に画面上に柱が表示されるがこの柱の数には仕掛けがある。次世代機PS3の画面のインターフェイスを担当した平松修治によると、起動時にメモリーカードの中のタイトル起動回数を読み込みその数に応じて柱の数が変わるという。ちょうど、一般家庭の使用状況下においてPS3の発売時期に画面いっぱいに柱が立つようになっている。[1]


[編集] 上位互換性
2000年の発売開始当時、すでに世界での出荷台数の累計が7000万台を超えていたPS用のソフトウェアの大部分をそのまま利用できるというハードウェアの上位互換性はゲーム専用機として画期的であった。旧来ユーザーはPSのゲーム資産がそのまま引き継げること、新規ユーザーはPS2だけ購入すればPS用ゲームも遊べること、ゲーム開発者はPS用ゲームを引き続き製作してもソフトウェアの売り上げに響かないなど、大きな利点があった。ソフト開発が難しい仕様である上、当初は十分な開発ツールが提供されなかったため、良質なゲームソフトが出揃うまで時間がかかり、ここでも互換性は大きな意味を持った。この成功により、他社のゲーム機にも互換性が取り入れられるようになっていった。

またPSソフトに対して、以下の2点でパフォーマンスを強化することが可能である。これらのモードはサポート対象外であり、上記の一部ソフト以外でも動作に問題が生じる場合がある。そのためかこれらのモードは基本的にオフの設定であり、一度オンにしたとしてもPS2本体の電源を切ったりリセットしたりするたび、設定の変更は解除されてしまう。

テクスチャマッピング補間
3DCGのテクスチャを多用したゲームで大きな効果があり、グラフィックが格段に滑らかになる。ただし、スプライト的に使用されているポリゴンのテクスチャまでも補間してしまうため、テクスチャの解像度によっては文字や静止画がぼやけるなど、必ずしも画質が向上するとは限らない場合もあった。
CD-ROM高速読み込み
PS2のCD-ROM(24倍速)と同じ速度で読み込む。しかし低速でもロード時間を短くするよう工夫されたソフトが多いため効果が薄く、動作に不具合が生じやすい(例えば、『メタルギアソリッド』で使うとテクスチャの一部が点滅するなど)。ドライブの騒音が大きくなる弊害もある。一部のソフトにおいては、BIOSまでは起動する(プレイステーションのロゴまでは出る)がタイトル画面が出ないこともある。また、ゲームによってはサウンドが音飛びを起こしたり、サウンドの再生が異常に速くなってしまうものがある(幻想水滸伝2の一部のシーンなどで発生する)。
メモリーカードスロットも互換性があり、PS用メモリカードを直接使用できる。PS2用メモリーカード(8MB)にもブラウザによってプレイステーション用のセーブデータをコピーすることができ、バックアップとして保存できる。ただしPS用ソフトを起動しているときにはPS2用メモリーカード(8MB)にはアクセスすることはできない。また、メモリーカードの読み書きを高速化する機能も案としてあったが(技術的には十分可能)、読み書き速度に依存したソフトが多いことを理由に採用されなかった。

一方、他社ハードに対する利点として謳われた互換性は、実際には不完全なもので、一部のPSソフトで問題があったり、PS2専用ソフトであるにもかかわらず、本体のバージョン(型番)によっては動作に支障をきたす場合がある(#仕様変更にまつわる互換性参照)。


[編集] DVDプレーヤー
DVD-Videoの普及期に単なるゲーム機ではなく、DVDプレーヤーとして活用できるゲーム機として登場したことは、DVDの普及に大きな弾みを付けることとなった。また、発売当初の39,800円と言うメーカー希望小売価格は既存のDVDプレーヤーと比べて格段に安く、DVDプレーヤーの低価格化の火付け役となった。2006年現在ではDVDレコーダーの普及により単体DVDプレーヤーの需要が減っている上、プレーヤーの価格も最も安いもので4,000円前後まで低下している。しかしPS2も標準価格16,000円と値下げを重ね、ゲーム機能も含めてコストパフォーマンスが高いと言える。

ゲームソフトにおいてはCD-ROMが採用されたのは初期のものが殆どであり、ゲームデータの複雑化・大容量化に伴って大多数のソフトがDVD-ROMでの供給となっている。また、片面1層のDVD-ROMでは間に合わず2層ディスクや複数枚のディスクを採用したソフトもある。


[編集] 仕様

Emotion Engine CXD9615GB
Graphics Synthesizer CXD2934GB
DRDRAM TC59RM716GB
専用CD-ROM
専用DVD-ROM
プレイステーション2の基板CPU
128 bit Emotion Engine
MIPSベース
クロック周波数: 294.912MHz
16KBスクラッチパッドRAM(SPRAM)
8KBデータキャッシュ
16KB命令キャッシュ
メインメモリ: 32MB Direct Rambus DRAM
メモリ帯域幅: 3.2GB/秒
浮動小数点演算能力: 6.2GFLOPS
頂点演算性能(SCE公表値) 6600万頂点/秒(座標変換+透視変換のみ)[2]
GPU
Graphics Synthesizer
GPUクロック周波数: 147.456MHz
VRAM: 4MB DRAM混載
DRAMバス・バンド幅: 48GB/秒
DRAMバス幅: 2560 bit
ポリゴン描画性能(SCE公表値)[2]
7500万ポリゴン/秒(微小ポリゴン)
2000万ポリゴン/秒(微小ポリゴンにテクスチャ、光源計算、半透明、Zバッファを施したとき)
サウンド
SPU2+CPU (PCM音源)
同時発音数: 48
SPU2用RAM: 2MB
サンプリング周波数: 44.1 KHz or 48 KHz可変
メディア
DVD-ROMドライブ
DVDは4倍速、CDは24倍速読み込み。
プレイステーション2用ソフトのメディア裏面の色はCD-ROMが青、DVD-ROMは銀色。データ面にプレイステーションの共通ロゴマークがうっすらと見える。
SCPH-50000以降はDVD-RW/DVD+RWに対応。DVD-VR形式で書き込んだDVD-RWにも対応する(CPRMには非対応)。
I/O プロセッサ
CPUコア: MIPS R3000カスタム(33.8/37.5MHz)
サブバス: 32 Bit
プレイステーションのメインチップを流用したもので、プレイステーション用ゲームの動作にも用いられる
インターフェース
共通
コントローラ端子×2
USB×2
光デジタル出力×1
メモリーカード差込口×2
AVマルチ出力×1
形式番号:〜SCPH-18000
PCカードスロット×1
PCカードを経由して40GBのハードディスクを接続できる。イーサネット接続端子はカード上にある。
形式番号:SCPH-30000〜SCPH-55000
拡張(エクスパンション)ベイ×1
ネットワークアダプターを経由してハードディスクやイーサネットの接続が可能。
形式番号:〜SCPH-39000
i.LINK×1
対応ソフトでの通信対戦用に使用。プレイステーション用ゲームで使用可能かどうかは不明
形式番号:SCPH-70000〜
ネットワーク接続端子×1(100BASE-TX/10BASE-T)

[編集] 沿革
1999年3月、基本仕様が発表され性能デモが公開される。花火やキャラクターの表情が動くなどの高度なCGは当時のゲーム機ではおよそ考えられないものであり、多大な衝撃と期待を集めた。
1999年9月、正式名称「プレイステーション2」と価格などを発表。大多数の大手ソフトメーカーが早くから参入を決め、発売前から市場の制覇は確実とされた。
2000年2月、SCEが自社のショッピングサイト「PlayStation.com」で先行予約を受け付けた。ゲーム業界でネット販売の導入は画期的だったが、アクセス殺到でサイトがダウンしたりサーバーから個人情報が漏れるなどの問題も発生した。
2000年3月4日、日本で発売開始。普段ゲームを取り上げない一般マスメディアも大々的に報道し社会現象となった。
発売直後、DVDプレーヤー機能にリージョンチェックを回避できる不具合が発覚。当時プレーヤーソフトはメモリーカードに記録しバージョンアップできる仕様となっており、出荷した全ての本体を対象にユーティリティディスクの交換による無償バージョンアップが行われた(ただし自発的な回収に応じたユーザーのみ)。
2000年10月26日、北米発売開始。エクスパンションベイを備えるなど日本仕様より一歩進んだハードだった。
2001年には本格的なソフトが出揃い始め、「鬼武者」(カプコン)が初のミリオンセラーに。7月には「ファイナルファンタジーX」(スクウェア)が200万枚以上を売り上げ、ソフト面でもプレイステーションからの本格的な世代交代を果たした。
2001年9月にニンテンドーゲームキューブ、2002年2月にXboxとライバル機が出現。これらはPS2を上回る性能とソフト開発の容易さをアピールしたが、PS2の牙城を崩すには至らなかった。2004年時点で日本の据置ゲーム機の8割に上るシェアを握った。日本以外では比較的競争が激しいものの、やはりシェアではトップを維持している。
2004年11月には新型のSCPH-70000 CBで、従来機より体積比約4分の1(従来の23%)、重さ約半分(従来の45%)のコンパクトボディでネットワーク接続機能(100BASE-TX)標準装備したモデルを発売した。
2005年3月24日、アメリカイマージョン社がカリフォルニア州オークランドの連邦地裁に起こしたコントローラー振動技術の特許権をめぐる訴訟で、SCEなどに米国での販売差し止めと約96億円の損害賠償を命じる判決。
2005年5月に後継機プレイステーション3の概要が発表され、同年11月にはXbox 360が発売されるなど次世代機への関心が高まり、相対的にPS2の販売台数は縮小傾向となった。だが、後継機のプレイステーション3が販売された後の2007年1月に行ったアメリカでのゲーム機販売台数調査によると、プレイステーション3やXbox 360よりもプレイステーション2の方が販売台数が上という結果が出ており、販売台数は縮小傾向ではないことが証明された。
2006年3月14日、アメリカでのコントローラー振動技術の特許権をめぐる訴訟でSCEの再審請求を棄却。これにより、アメリカでプレイステーション、およびプレイステーション2が販売出来なくなる危機に陥る可能性があった。
2007年3月1日、イマージョン社の請求金額とライセンス料を全面的に支払い、業務提携する形でSCEが和解した。和解金は非公開。
2007年7月1日、本体重量を軽量化したSCPH-79000発売。
2007年11月22日、SCPH-79000の発売から5ヶ月を待たずに、SCPH-90000発売。更に軽量化され、ACアダプタが廃止された。

[編集] 累計生産出荷台数
2000年3月4日 日本で発売開始
2001年3月23日 世界1,000万台
2001年10月10日 世界2,000万台
2002年5月 世界3,000万台
2002年7月 日本1,000万台
2002年9月19日 世界4,000万台
2003年1月15日 世界5,000万台
2003年9月6日 世界6,000万台
2004年1月13日 世界7,000万台
2004年12月31日 世界8,000万台
2005年6月2日 世界9,000万台
2005年11月29日 世界1億台

[編集] 本体バリエーション

[編集] SCPH-10000台
SCPH-10000
(2000年3月4日〜39800円)
最初に発売されたモデル。この機種とSCPH-15000にだけ専用メモリーカードが同梱されており、DVD-Videoの再生にはDVD再生ソフトを書き込んだカード(付属のユーティリティディスクを用いることで書き込み可能)を装着する。
簡単な操作により日本以外のリージョンが設定されたDVDも再生できたが、再生ソフトのバージョンアップにより修正された。
SCPH-15000
(2000年6月15日〜39800円)
生産性向上・ユーティリティディスク1.00対策などのマイナーチェンジ。
SCPH-18000
(2000年12月8日〜39800円)
リモコン対応版DVD再生ソフトを本体に内蔵・リモコン同梱・DVDビデオ再生時にRGBケーブル使用制限。専用メモリーカードは別売りとなった。

[編集] SCPH-30000台
SCPH-30000
(2001年4月18日〜オープン価格、6月29日から35000円、11月29日から29800円、2002年5月16日から再びオープン価格)
PCカードスロット廃止・拡張(エクスパンション)ベイ追加・EEとGSが0.18μm化・ファン騒音増加。また、トレイ開閉時のモーター音が増加。内部的にもハードディスクの接続を見越した部分がある(ハードウェア側ではアクセスランプの内蔵、ソフトウェア側では拡張ベイ部分のドライバを内蔵しているためPlayStation BB Unit使用時にメモリーカードにドライバを組み込む必要がない)。製造コストを抑えるために、DVD-ROMドライブ制御基板のメインボードへの統合、シールド板を兼ねたフレームでメインボードを挟み込む構造など様々な工夫がされている。光学ドライブの耐久性が低く、DVD-ROM規格のディスクを読み込めなくなる機体が多い。片面一層式のディスクは読めても、グランツーリスモ4などの片面二層ディスクは読み込み不良を起こすことがある。
SCPH-35000 GT
(2001年6月8日〜39800円)
SCPH-30000にグランツーリスモ3を同梱したセット。
SCPH-37000 L
(2002年7月19日〜30000円)
本体色がOceanBlueのバージョン。ヒートシンクなどに変更が見られる。縦置きスタンド・リモコン同梱。消費電力が39Wに低下。
SCPH-37000 B
(2002年8月1日〜30000円)
本体色がZenBlackのバージョン。その他の特徴はSCPH-37000 Lと同じ。

プレイステーション2
(SCPH-39000)SCPH-39000
(2002年11月21日〜オープン価格)
コスト削減などのマイナーチェンジ。
SCPH-39000RC
(2002年12月3日〜26800円)
ラチェット&クランク同梱のアクションパック。
SCPH-39000TB
(2002年12月3日〜26799円)
上記「SCPH-39000RC」の、トイザらス限定品。本体色はトイザらス限定カラー「トイズ・ブルー」。
SCPH-39000 S
(2003年2月13日〜25000円)
本体色がシルバー。PS2全世界5000万台出荷記念、2003年春季限定カラーモデル。
SCPH-39000 SA
(2003年2月20日〜25000円)
「SAKURA」。本体色が薄ピンク。PS2全世界5000万台出荷記念、2003年春季限定カラーモデル。
SCPH-39000 AQ
(2003年2月20日〜25000円)
「AQUA」。本体色が水色。PS2全世界5000万台出荷記念、2003年春季限定カラーモデル。

[編集] SCPH-50000台
SCPH-50000
(2003年5月15日〜25000円)
i.LINK端子が削除。これにより、「グランツーリスモ3 A-spec」などでi.LINK端子を使用することによってできた対戦が不可能となった。
リモコン受光部を内蔵、30%の静音化。
DVDドライブがDVD-R、DVD-RW、DVD+R、DVD+RWに対応。DVDビデオのプログレッシブ出力に対応。
SCPH-50000 MB/NH
(2003年6月12日〜35000円、2003年11月13日から29800円、2004年11月3日から24800円)
PlayStation 2 BB Pack。本体色がミッドナイトブルーのSCPH-50000にPlayStation BB Unitを標準装備したセット。同色の縦置きスタンドを同梱。(2007年現在も発売中)
SCPH-50000 NB
(2003年11月13日〜19800円)
本体色がミッドナイトブラック(半透明黒)に変更。
SCPH-50000 TSS
(2003年11月19日〜19799円)
トイザらス限定品。本体色はトイザらス限定カラー「サテンシルバー」。
SCPH-55000 GU
(2003年12月4日〜35000円)
機動戦士Ζガンダム百式ゴールド・パック。本体色がゴールド。『機動戦士Ζガンダム エゥーゴvs.ティターンズ』、大河原邦男デザインの特製縦置きスタンド等を同梱。
SCPH-55000 GT
(2003年12月4日〜22000円)
本体色がセラミックホワイト。グランツーリスモ4プロローグ版同梱。
SCPH-50000 CW
(2004年3月18日〜19800円)
本体色がセラミックホワイト。
SCPH-50000 SA
(2004年3月25日〜19800円)
SCPH-39000でも発売された、同色の「SAKURA」で、本体色が薄ピンク。2004年春季限定カラーモデル。
SCPH-50000 PW
(2004年7月25日〜19800円)
本体色がパール・ホワイト。2004年夏季限定カラーモデル。

[編集] SCPH-70000台

プレイステーション2
(SCPH-70000)
ワンチップEE+GS
CXD9833GB
(SCPH-70000CB)SCPH-70000 CB
(2004年11月3日〜オープン価格)
従来機より体積比約4分の1(従来の23%)、重さ約半分(従来の45%)のコンパクトボディ。本体色はチャコールブラック。ネットワーク接続機能(100BASE-TX)標準装備。HDD非対応。シェルトップローディング方式への変更。また、EEとGSのワンチップ化が行われた。ただし、本体とは別に大型のACアダプタが必要となった上に、消費電力は増加した。
SCPH-70000 CW
(2005年5月26日〜オープン価格)
機能は先に発売された「SCPH-70000 CB」と変化はなく、本体色の違いのみである。本体色はセラミックホワイト。EEとGSはワンチップ化されていないものがある。
SCPH-75000 SSS
(2005年11月23日〜オープン価格)
機能は先に発売された「SCPH-70000 CW」と変化はなく、本体色がサテン・シルバーになっただけだが、これ以降の型番のハードでは正常に動作しないソフトが存在する。
SCPH-75000 FF
(2006年3月16日〜オープン価格)
「PlayStation 2 FINAL FANTASY XII Pack」。スクウェア・エニックスの「ファイナルファンタジーXII」をセットにしたパッケージ。本体色はチャコール・ブラックでそこにFFXIIに登場するジャッジマスターの紋章がデザインされている。本体の機能は「SCPH-75000 SSS」に準ずる。
SCPH-77000 CB
(2006年9月15日〜16,000円)
本体価格を下げたモデル。ちなみに、従来のSCPH-70000シリーズの実勢価格は19,800円。性能・機能は「SCPH-75000」と全く同一だが、同シリーズ以降から続く正常に動作しないソフトの一部に互換性の確保がされた。2006年11月22日には、サテンシルバー(SS)が定番色に加わるとともに、限定色としてピンクが発売。
SCPH-79000 CB
(2007年7月1日〜16,000円)
本体の軽量化(約900g(SCPH-77000)から約600g(SCPH-79000))とACアダプターの軽量化(約350g(SCPH-77000)から約250g(SCPH-79000))が行われた。外観・性能等に大きな変化は無い。わずか5ヵ月後に後継機種SCPH-90000が発売となったため、非常に短命なモデルとなった。

[編集] SCPH-90000台
SCPH-90000 CB/CW/SS
(2007年11月22日〜16,000円)
ACアダプター部分を内蔵し、SCPH-50000系以前と同様に通常の電源ケーブルのみで使用できるように。重量は約720gで、SCPH-79000の本体とACアダプターを合わせた重量(600g+250g)よりも軽い。本体のサイズはSCPH-70000系とほぼ同じだが、プレイステーション2のデザイン特徴であった凸凹状の溝が無くなり、シンプルな外装となった。
SCPH-70000台で使用可能であった直付け液晶モニタは、上記変更点により本型番では使用できない。
チャコールブラック(CB)、セラミックホワイト(CW)、サテンシルバー(SS)の3色が同時発売。

[編集] 周辺機器

[編集] SCE純正、ソニーグループより発売

DUALSHOCK2
メモリーカード
PS2 Linuxキット
電車でGO!コントローラTYPE2メモリーカード(8MB)
PS2専用。PS用メモリーカードとの大きさはほぼ同じ。PS用ソフトを使う場合はPS用のカードを使う。PS用ソフトのデータをバックアップなどのためにコピーすることは可能。
DUALSHOCK2
見かけはDUALSHOCKの色が黒になっただけであまり変わりはないが、ボタンにもアナログ入力機能があるのが唯一の違い。
このコントローラを使用してPSのゲームで遊ぶと、操作できないゲームがある。
DUALSHOCK
PS用コントローラ。外見上はDUALSHOCK2と同様でPS2への接続も可能だが、一部のPS2用ソフトではゲームが起動しなかったり起動してもゲームを操作できないものがある。そのためPS2での使用はあまりお勧めできない。
マルチタップ
3つ以上のコントローラを使う際のアダプタ。55000までの機種用と70000用で異なる。55000まではPS2用ソフトのみに対応し、PS用ソフトではPS用のマルチタップを使用する。70000用マルチタップはPS/PS2ソフト両対応。
PlayStation BB Unit
本体の型番によって外付けタイプとEXPANSION BAYタイプが存在(10000系列は外付け型を、30000系列および50000系列はEXPANSION BAYタイプを使用)。LANインターフェースの「ネットワークアダプター」と「ハードディスクドライブユニット」のセット。EXPANSION BAYタイプは2点それぞれ単品でも発売されている。
ネットワークアダプター単独でもインターネットにつなぐことは可能で、別売りもされているが、ハードディスクユニット単独での使用は不可。
スタンド
縦置き/横置き/縦置き(外付けBB Unit対応型)/縦置き(70000用)の4種類
DVDリモートコントローラキット(〜SCPH-39000)
DVDリモートコントローラ(SCPH-50000〜)
50000番以降向けの機能(電源/スタンバイ、トレイオープン)が追加されている。受信機は付属していない。
RFUアダプターキット
SCPH-1120以降が対応。
D端子ケーブル(音声出力端子付き)
コンポーネントAVケーブル
AVマルチケーブル
専用のAVマルチ端子を搭載した一部のWEGAに向け、信号劣化の少ない映像出力ができる。本来プレイステーション用の周辺機器だが、プレイステーション2でも使用可能。ただしユーティリティディスクVer.1.01以降ではコピーガード回避に使われるのを避けるためにRGB信号によるDVD-Video再生ができず、強制的にコンポーネント出力になる。(再生不可能になる訳ではなく緑がかった画像となり、正常な色で再生できない。使用するWEGAのAVマルチ端子がコンポーネント映像信号に対応していれば視聴可能。)
RGBケーブル(RGB21ピン)
プレイステーション用のケーブルを転用、↑の様な現象が起こること有。
EyeToy
USBマウス
USBキーボード
PS2 Linuxキット(メディア+キーボード+マウス+ハードディスク+VGAアダプタDTL-H10040(31kHz Sync on Green)
popegg(ポップエッグ)
ソニーマーケティングより発売のUSB接続プリンタ。パソコン無しで印刷できる環境というのが売りだった。
デジタルカメラ
ソニーマーケティングよりサイバーショットシリーズとして発売。USBで接続してゲームキャラクターの顔にデジカメで撮った自分の顔を貼るといった使い方が可能だがこちらも対応ソフトはそれほど出ていない。

[編集] 他社発売
beatmania IIDX専用コントローラ
drummania専用コントローラ
ポップンミュージック専用コントローラ
ParaParaParadise専用コントローラ
電車でGO!コントローラTYPE2
HORIフライトスティック/フライトスティック2
GunCon2(光線銃)
ロジクール GT FORCE/GT FORCE PRO
トランスバイブレーター …Rez参照のこと。
びっくりマウス専用USBマウス
他多数

[編集] 仕様変更にまつわる互換性
SCPH-10000
本体の形式がSCPH-10000からSCPH-30000に上がる際、動作仕様に変更があった。といっても、どちらもソニーの公開する「仕様」通りに動作する事は変わりが無いのだが、10000の本体には、一部仕様外の挙動をする箇所が有った(バグ)。PS2発売当初に開発された一部のゲームが、この仕様外の挙動に依存したプログラムになっていたため、10000の本体では「問題なく」動作するのに、30000以降で不具合が生じる結果を招いた。なお、その後に開発されたにも関わらず、開発環境に10000系の本体を使用していたためか、10000のみ「問題なく」動作し、その後の本体で不具合が生じるゲームが僅かだが存在する。(メタルギアソリッド3など)
SCPH-50000以降
i.LINK(IEEE 1394)端子が無くなったため、『グランツーリスモ3A-spec』等i.LINK端子を使って対戦する事が不可能になった。
SCPH-70000以降
HDDが搭載できないため、『ファイナルファンタジーXI』、『信長の野望Online』等のHDDにインストールする必要のあるゲームがプレイ不可能となった。
SCPH-75000以降
SCPH-75000/77000では、『鉄拳5』などの一部のソフトで正常作動しないソフトが存在する互換性の問題があり、それらについてはSCEの公式発表として告知があった。なお、2006年9月15日に発売されたSCPH-77000シリーズにおいて、一部互換性が保てなかった鉄拳5を含むタイトルの再生互換が確認された(2007年11月時点では一部のPS2タイトル中心に改善)。互換性の詳細は[1]を参照

[編集] メモリーカードに関する不具合
初期型のSCPH-10000発売後、PS2専用メモリーカードのデータが壊れる不具合の報告が相次いだ。SCEはPS2専用メモリーカードの不具合と発表し、無償交換に応じることとなった。その後発売されたSCPH-15000では、メモリーカードのリセット回路が改良されており、この問題は解決したかのように思えた。

しかし、SCPH-10000及び15000において、旧世代機のプレイステーション(以下PS1)のメモリーカードのデータが壊れる不具合が発覚した。今までPS1においてメモリーカードのデータが消えてしまう不具合は報告されていなかった。このことから、SCPH-10000及び15000の本体に何らかの問題があると考えるのが妥当であったが、SCEはこの不具合もPS1専用メモリーカードの一部の不具合と発表して無償交換に応じた。SCEはこの不具合を回避するには、「電源投入前にメモリーカードを本体から外し、電源投入後にメモリーカードを本体に刺せば不具合が発生しない」とした。SCPH-15000の一部やPS one Booksには、その注意書きが同梱された(ただしPS one Booksには壊れるという記述はなく、回避方法が書かれているのみであり、壊れるまで回避方法の重要さに気付かなかったユーザーもいた)。ところが、SCPH-18000になるとその注意書きは同梱されなくなり、PS1専用メモリーカードの不具合も発生しなくなった。


[編集] その他
フランスの大手自動車会社のルノーの販売する小型車、ルノー・クリオのスポーツバージョンであるルノー・クリオ・ルノー・スポールの「プレイステーション2バージョン」が2004年にヨーロッパで限定発売された。シートに「PS2」のロゴが刺繍で入るほか、フロントサイド部分にもロゴが入る。なお、この限定モデルではないがルノー・クリオ・ルノー・スポールは、プレイステーション2のソフト「グランツーリスモ4」内で使用することが出来る。


[編集] 関連項目
プレイステーション2のゲームタイトル一覧
プレイステーション
PSX
プレイステーション・ポータブル
プレイステーション3

[編集] 脚注・出典
^ PLAYSTATION 3 Desiginer Interviews - PLAYSTATION 3 User Interface、ソニー・コンピュータエンタテインメント
^ a b 「次世代プレイステーション」の基本仕様を公開 国内発売はこの冬を予定, PC Watch, 1999年3月2日






プレイステーション3 (PLAYSTATION 3) とは、2006年11月11日に発売された家庭用ゲーム機。発売元はソニー・コンピュータエンタテインメント。

目次 [非表示]
1 概要
2 特徴・機能
2.1 ゲーム
2.2 ネットワーク
2.2.1 インターネットブラウザ
2.2.2 リモートプレイ
2.3 PLAYSTATION Network
2.3.1 まいにちいっしょ
2.3.2 PLAYSTATION Home
2.4 ビデオ
2.5 ミュージック
2.6 フォト
2.7 デザイン
2.8 メディアサーバー
3 沿革
3.1 初期構想
3.2 2005年
3.3 2006年
3.4 2007年
3.5 2008年
3.6 国内販売台数
4 仕様
4.1 同梱品
4.2 各モデルの比較
5 詳細仕様
5.1 CPU
5.2 GPU
5.3 冷却・騒音・消費電力
5.4 メモリ
5.5 サウンド
5.6 BDディスク/ドライブ
5.7 コントローラ
5.7.1 SIXAXIS
5.7.2 DUALSHOCK 3
5.8 ネットワーク
5.9 AV出力
5.10 I/O
5.11 ハードディスク
5.12 PS、PS2との互換性
6 周辺機器
6.1 SCE純正品
6.2 サードパーティー製品
7 日本同時発売のソフトウェア
8 システムソフトウェア
8.1 サードパーティーシステムソフトウェア
9 各国の発売日
10 PS3についての関連事例 
10.1 地上デジタル放送
10.2 発売時に発生した事件など
10.3 ハード販売戦略
10.4 ゲームソフトメーカーの動向
10.5 その他
11 関連項目
12 脚注
13 外部リンク



[編集] 概要
プレイステーション2 (PS2) の後継機であり、ブルーレイディスク(以下BD)とHDMI端子の採用、ヘテロジニアスマルチコアCPUであるCellや、GPUのRSXを搭載する事で、ハイビジョン(フルHD)テレビにも対応する家庭用ゲーム機(エンタテインメントコンピュータ)である。詳細な性能は詳細仕様を参照。

BD-Video再生機能、ギガビット・イーサネットや無線LAN、交換可能なハードディスクドライブ(HDD)、USB端子を標準搭載している。CD/DVD-Videoのアップコンバート機能、メモリーカードアダプター等周辺機器の他、キーボード等汎用USB機器にも対応する。詳細な機能は特徴・機能を参照。

価格の違う異なるモデル(BDとPS3のゲームに関する部分は共通)が存在し搭載されるHDDの容量で区別される(詳細は各モデルの比較を参照)。ただし、2008年1月に40GBモデル以外は出荷を終了しているため、今後は40GBモデルのみの販売となる。[3]。

ユーザ間では「PS3」「プレステ3」といった愛称も定着しているが、CMや自社製品内での記載では「PLAYSTATION 3」(プレイステーション3)または「PS3」(ピーエススリー)で統一されている。


[編集] 特徴・機能

[編集] ゲーム
PS3規格のゲームソフトをはじめ、ネットワーク配信ソフトや体験版、ゲームアーカイブスによるPS規格ソフトをプレイできる。

プレイステーション3のゲームタイトル一覧も参照

40GB版ではPS2互換機能が省かれている(PS1は可能)。PS1規格ソフトは、ソフトウェアによるエミュレーションにより動作。PS2ソフトは、モデルによって異なるがハードウェアレベル、もしくはソフトウェアとハードウェアの組み合わせにより互換機能を実現している。40GBモデルでも、エミュレーションによるPS2互換は「技術的には可能」である。[4]以前SCEはエミュレーション技術者を募集していたが、現在は募集していない。

#PS、PS2との互換性も参照

PS3規格ソフトにはリージョン制限がないため、日本版の本体で他地域のPS3規格ソフトも使用できるが、SCEからの動作保証は無い[5]。映画等のBDディスクには3つのリージョンが設定されている(日本と同一リージョンなのは、南北アメリカ、中印を除く東アジア)。


[編集] ネットワーク

[編集] インターネットブラウザ
PS3には独自のウェブブラウザが標準搭載、インターネットによるウェブページの閲覧が可能。

またウェブサイトの閲覧だけではなく、ブックマークの保存、文字サイズの変更、表示文字コードの変更、アクセスしたウェブページのURL履歴の表示、JavaScriptのサポート、プロキシサーバの設定など、一般的なブラウザに匹敵する機能がある。リンクなどの操作はパソコン同様にマウスポインタを使用し、アナログスティックやカーソルキーで操作する(マウスも使用可能)。

ページ上の画像や動画もダウンロード可能。これらのデータはHDDや記録メディアに保存され、画像や動画はダウンロードしてすぐ楽しむことができる。音声についても、対応している形式であればダウンロードして保存後すぐ再生できる。更にMacromediaFlashPlayer 7を搭載しており、サイト上のフラッシュ動画なども閲覧できる。また、6つのウインドウが用意され、複数のリンクを開くことなく複数のページに同時アクセスでき、各ウィンドウを縮小表示することもできる。

機能が多い一方で、表示速度はPSP内蔵のブラウザとパソコンのブラウザとの中間ほどで、特に画像の多いサイトは閲覧が必ずしも快適ではなかった。しかし、ver2.20ではかなり改善され、パソコンのブラウザと比べても見劣りしない表示速度になった。


[編集] リモートプレイ
リモートプレイは、PSPの画面上でPS3の各種機能が操作できる機能である。

PS3の画面をリアルタイムで480pのMPEG-4 Simple Profile(ビットレートは1Mbps程度)に変換し、ストリームとして無線LAN経由でPSPに伝送する。ビットレートは256・512・768・1024kbpsの中から選択できる。ただし、全ての機能に対応しているわけではなく、HDD上の音楽の再生やビデオの視聴、インターネットブラウザ、Folding@Homeなどに限られる。BD-Videoの再生は、その規格上許されていないため、非対応。ゲームは『まいにちいっしょ』、『忌火起草』、『PixelJunk MONSTERS』などが対応している。ver.1.80からは、外出先からもネット経由でリモートプレイが可能になった。当時はリモートプレイをする予定がある時は外出前にPS3の電源を投入しておく等、PS3が起動されていなければならなかったが、ver.2.00からは、PSPからネット経由でPS3の電源をオンオフできる機能が追加され、2007年の東京ゲームショウで実演された。


[編集] PLAYSTATION Network
PS3の発売と同時にネットワークサービスが展開されており、ダウンロードサービスの名称は「PLAYSTATION Store」と呼ばれている。 ユーザー毎にアカウントを発行している。

これにはメッセージの送受信、マッチング(オンラインプレイ用)、パッチング(配布済みプログラムの修正用)、コンテンツダウンロードなどの機能が含まれ、コンテンツ配信のインフラにはAkamai Technologiesが採用されている。

システムソフトウェア2.00からXMB上にインフォメーションボードでPS3に関するお知らせやPLAYSTATION Storeの更新情報が出るようになった。

アカウントにはマスターアカウントとサブアカウントの2種類あり、サブアカウントはマスターアカウントを持つ保護者が被保護者にアカウントを分け与える為のものである。 マスターアカウントを得るのには18歳以上である必要がある。 サブアカウントにはウォレットにチャージできない等の行動制限が有る。

プレイステーションストアも参照


[編集] まいにちいっしょ
PS3発売と同時に開始されたネットワーク機能を利用したコンテンツサービスである。基本的に無料であるが、飾り付けアイテムなど一部有料アイテムもある。最初にPLAYSTATION Storeからゲーム本体(無料)をダウンロードする必要がある。ゲーム内でミニゲームや日刊のトロ・ステーションという情報配信番組等がある。

まいにちいっしょも参照


[編集] PLAYSTATION Home
2008年3月に構想が発表されたネットワークを使った3D仮想世界コミュニケーション(メタバース)サービスである。当初は2007年秋に開始する予定だったが、2008年秋に延期が決まっている。

Home (オンラインサービス)も参照


[編集] ビデオ
家庭用テレビ規格では最高精細のフルHD解像度でプログレッシブ出力(1920×1080ピクセル)でBDビデオやDVDビデオ、ハイビジョン映像記録規格AVCHDの再生、MPEG-2(PS、TS) 、MPEG-1、H.264/MPEG-4 AVC、MPEG-4 SP、DivX、VC-1形式の各種動画データなどに対応。サーバーに接続した場合、Windows Media Centerで録画した番組DVR-MS形式のファイルが見られる。PS3側ではMPEG-2として認識される。また、AVIファイルであっても映像コーデックがDivX形式であれば再生が可能である。

PS3で閲覧できるWebサイト上の映像ストレージはYouTubeなどのFLASHストレージのみであり、Yahoo!動画やGyaO、ニコニコ動画やSony系であるSo-net動画やエー・アイ・アイなどといったPC向け有料動画配信サイトは購入・視聴ができない。また、VC-1 (WMV) の再生はインターネット接続によるアクティベーションが必要。


[編集] ミュージック
ATRAC、AAC、WMA(バージョン1.60以降)、MP3、WAV形式の音楽データに対応する。また、音楽CDをATRAC、AAC、MP3いずれかの形式でHDDへリッピングすることにより、ジュークボックスとして利用することができ、SACDの再生にも対応する(SACDの再生は40GBモデルを除く。ATRAC、WMAの再生はインターネット接続によるアクティベーションが必要)。なお、PS3本体の起動音はA音によるオーケストラチューニングのような雰囲気となっている。

音楽再生時はビジュアライザーを利用できる。またプレイリストを作成して写真のスライドショーと同期させたり、インターネットブラウザ・Folding@Homeや一部のゲーム実行時にバックグラウンド再生することも可能。

音楽CDのアップサンプリング(88.2kHz/176.4kHz)や、SACD対応モデルでは高音質化(ビットマッピング)にも対応する。

PS3単体では音楽配信等やストレージのインターネットラジオには対応していない。PS3単体での音楽の収集はできず、MoraのようなSony系の音楽サイトでも音楽ファイルの購入ができない。


[編集] フォト
JPEG、GIF、PNG、TIFF、BMP形式の静止画データに対応。写真がひらひらと舞い落ちるようなものや、被写体の顔をフォーカスしながら移り変わっていくスライドショーがある。エプソン・キヤノン製の一部プリンタをUSB接続して印刷が可能。


[編集] デザイン

歴代PlayStationとの比較本体は(横置き時の)上面が曲面となっている。16cm大型冷却ファンや電源部品を内蔵しており、PS2と同様に縦置き/横置きに対応。20GB/60GB/80GBモデル(日本では未発売)ではクリアブラックのみ。40GBモデルではセラミックホワイトとサテンシルバーが発売された。60GB/80GBモデルは光学ドライブ周辺がクロムメッキされ、40Gは銀色、20GB版は本体色のままである。ディスクドライブはスロットイン方式を採用。

本体に同梱されるコントローラーはPS2同梱のものと似ているが、ワイヤレス、6軸検出システムが付いている、中央のANALOGボタンの代わりに無線認識等に用いるPSボタンが付いている、L2・R2ボタンがトリガー式になる、振動機能が付いていない等の変更点がある。(詳細は下の詳細仕様を参照)

PS2までは「PlayStation」のロゴが使用されていたが、PS3ではロゴが一新され「PLAYSTATION 3」と大文字表記になった。これは久夛良木健社長(当時)によると、今までのPS・PS2はプレイステーションの完成形ではなく、PS3で完成したため、今までは「Play」と「Station」という2つの単語から構成されていた名前から、「PLAYSTATION」という1つの単語になったためという。このロゴは、ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントとソニー・ピクチャーズ・イメージワークスが製作に関わったサム・ライミ監督版スパイダーマンの字体と同一。プレスリリース内では「PS3(ピーエススリー)」の略称が使用されていた。テレビCMには「PLAYBEYOND」のロゴとサウンドロゴも使用。箱には大きくBlu-ray Discのロゴが刻印。


[編集] メディアサーバー
音楽・映像・画像の視聴・閲覧機能やネットワーク機能のリモートプレイにより、家庭内LANもしくは家庭外インターネット環境下でメディアサーバーとして利用できる。購入時のHDD容量は最大でも80GB(日本では60GB)ではあるが、説明書にはHDDの交換方法が示されており、各メディアにおいても大容量HDDの換装に関する情報が公開されており、より多くの高精細動画や低圧縮の音楽ファイルを保存できるようになっている。また、USBストレージも利用可能。ただしNTFSには非対応。DLNAクライアントになる事も可能でありパソコン等のDLNAサーバー上にある映像や動画、音楽データを再生する事もできる。ただしDTCP-IPに対応していないため現時点では著作権保護されたデジタル放送の録画などには非対応である。


[編集] 沿革

[編集] 初期構想
2001年3月9日 - ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)と、IBM、東芝は、ブロードバンド時代に向けた超並列プロセッサの共同研究および開発に合意。
2002年4月2日 - IBM、ソニー、東芝と最先端半導体製造プロセス技術の共同開発で合意と発表。
2004年9月21日 - SCEは次世代プレイステーションにBlu-ray Discドライブを採用することを発表。
2004年12月7日 - SCEとNVIDIAは次世代ゲーム機のGPUを共同開発することを正式発表。

[編集] 2005年
2月8日 - SCE、IBM、東芝の3社は共同開発中のマイクロプロセッサ「Cell(セル)」のアーキテクチャを初めて明らかにした。
3月30日 - PS3が採用する 512MビットXDR DRAM を東芝とエルピーダメモリが発表。
5月17日 - 「プレイステーション3(PS3)」正式発表。
7月21日 - Havok社と戦略的ライセンス契約締結発表。物理エンジンをPLAYSTATION 3向けソフトウェア開発キットの一部に採用。
米国エピック・ゲームズ社と戦略的ライセンス契約締結発表。“Unreal Engine 3”の評価版をPLAYSTATION 3向けソフトウェア開発キットに併せて提供
米国AGEIA社と戦略的ライセンス契約締結発表。物理演算ライブラリ“PhysX”をPLAYSTATION 3向けソフトウェア開発キットの一部に採用
英国SNシステムズ社買収にむけて基本合意と発表。“ProDG”をPLAYSTATION 3向けソフトウェア開発キットの一部に採用。

[編集] 2006年
3月15日 - 「PS Business Briefing 2006 March」にて、当初2006年春発売としていたPS3の発売を2006年11月に延期と発表。
3月22日 - 「Game Developers Conference 2006」にて、正式にインターネットを利用したコンテンツ配信サービスE-Distribution Initiativeを行うと発表。
5月9日 - 「E3 2006 SCE Press Conference」にて、発売日ならびに価格を発表。新コントローラも発表。
8月30日 - プレイステーション3公式Webサイトオープン
9月6日 - 欧州での発売を2007年3月に延期を発表。年内出荷台数を400万台から200万台に下方修正。(2007年3月までの見通しは600万台で変わらず)
9月22日 - 日本国内、内蔵HDD20GB版の価格を62,790円(税込)から49,980円(税込)に変更を発表。両モデルとも、HDMI Ver.1.3を標準搭載することを公表。
11月11日 - 日本発売。内蔵HDD20GB版 販売価格 49,980円(税込)、内蔵HDD60GB版 販売価格 オープンプライス。
11月11日 - バージョン1.10 アップデート開始。「PLAYSTATION Network」上の「PLAYSTATION Store」でPS3用ソフトのダウンロード配信と販売が開始。
11月17日 - 北米で発売。20GB版499ドル、60GB版599ドル。
11月22日 - 「PLAYSTATION Network」上の「ゲームアーカイブス」でPSP用ソフトのダウンロード販売を開始。

[編集] 2007年
3月1日 - ガンダム無双とセットにした「ガンダム無双 with PLAYSTATION 3(HDD 60GB)」販売。
3月8日 - オンライン・ユーザーコミュニティ「Home」発表。
3月23日 - 欧州、中東、アフリカ、オーストラリアで発売。(60GB版のみ)
4月12日 - 北米地区での20GB版発売停止を発表。
4月23日 - SONYプレスリリース[6]、業界最大の青紫色半導体レーザー月産170万個体制を確立、外販強化、コストダウンも進む。
5月23日 - 一部大型店等では本体購入時に数量限定でソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントより発売された「007 カジノ・ロワイヤル」Blu-ray Disc版を贈呈。
6月16日 - 韓国で発売。(80GB版のみ)
6月28日 - PlayStation.comにて「PLAYSTATION 3を楽しもう!」キャンペーン開始。本体購入者全員に「PSNチケット」プレゼント(60GB・3,000円分 20GB・2,000円分)
7月9日 - 北米にて60GB版を$499(米国)/$549(カナダ)に値下げ。
7月26日 - 〜みんGOL5で始めよう〜「PLAYSTATION3 ビギナーズパック」を、60GB・61,980円 20GB・51,980円(各税込)で発売。
8月30日 - BLADE STORM 百年戦争とオリジナルサウンドトラックをセットにした「BLADESTORM 百年戦争 with PLAYSTATION3(HDD 60GB) 」を64,980円(税込)で発売。
8月 - 北米にてモーターストームを同梱した80GB版を発売。
9月20日 - 東京ゲームショウ 2007のSCE平井一夫の基調講演にて、振動機能を搭載した「デュアルショック3」を日本国内では2007年11月発売予定と正式発表。
9月23日 - Folding@homeにおいてPS3単独で1ペタフロップス超え達成。(米国時間)
10月7日 - 欧州で、40GB版を399ユーロで発売すると発表。60GB版の499ユーロへ値下げを発表。
10月9日 - 日本で、40GB版を39,980円(税込)で発売と、DUALSHOCK3の発売を11月11日に行うと発表。同時に新色セラミック・ホワイト(CECHH00 CW)も販売すると発表。10月17日以降、20GB版の44,980円(税込)、60GB版の54,980円(税込)への値下げを発表した。
10月10日 - 欧州で、40GB版を発売。
10月17日 - 本体購入時(一部店舗除)に20万枚限定でソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントより発売された「スパイダーマン3」Blu-ray Disc版を贈呈。
10月18日 - ソニーが同社の所有するCell生産設備を東芝に売却すると発表。今後はソニー、SCE、東芝が出資する新会社が、東芝からラインの貸与を受け製造する予定[7]。
11月11日 - 日本で、65nmプロセスのCellを搭載した「CECHH00シリーズ」40GB版(クリアブラックとセラミック・ホワイトの2色)が発売[8]。同時にDUALSHOCK3を発売(クリアブラックとセラミック・ホワイトの2色)。
- 真・三國無双5とマップファイル等をセットにした「真・三國無双5 with PLAYSTATION3(40GB/セラミック・ホワイト) 」を49,980円(税込)で発売。
12月13日 - 7dream.comにて、グランツーリスモ5プロローグとGT FORCE RX等をセットにした「グランツーリスモ5 プロローグ PS3本体(40GB)セット【オリジナル特典付き】 」を51,980円(税込)で発売。

[編集] 2008年
1月10日 - 日本で、20GBモデルと60GBモデルの出荷を1月中に終了し、40GBモデルのみの販売に一本化する事をSCEJが正式発表。
1月31日 - SCEJから、デビル メイ クライ 4とプレミアム映像を収録したブルーレイディスクをセットにした特別生産限定商品「PLAYSTATION3 “デビル メイ クライ 4”プレミアムBDパック」を47,800円(税込)で発売。
同日、2007年第3四半期の世界売上が490万台だったと発表。PS3のソフト販売数が前年同期比約5倍となったが、2007年度通期のPS3販売見通しを1100万台から950万台へ下方修正。[9]。ゲーム事業の営業利益は、前期の542億円赤字から129億円の黒字に転換、売上は過去最高の5812億円だったが、PSPとPS2の黒字でPS3の赤字を埋めている形が明らかになった[10]。
2月4日 - 米IBM、Toshiba America Electronic Components、ソニー・コンピュータエンタテインメントが共同で、ISSCC(IEEE International Solid-State Circuits Conference)2008にて、45nmプロセスのCellを発表[11]。今後のプレイステーション3等に搭載される予定。
2月5日 - SCEJから、40GB(CECHH00シリーズ)の新色として本体色「サテン・シルバー」を、2008年3月6日(木)より39,980円(税込)で、DUALSHOCK3「サテン・シルバー」を5,500円(税込)で発売すると発表[12]。
3月6日 - セガから、龍が如く 見参!と特製ステッカー“昇龍”をセットにした“プレイステーション3『龍が如く 見参!』パック”を47,040円(税込)で発売。
6月12日 - コナミデジタルエンタテインメントから、メタルギアソリッド4に特典映像を収録したブルーレイディスクを同梱した、METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTSスペシャルエディションと、40GBモデル(CECHH00シリーズ)に『MGS4』オリジナルカラーを施した【鋼 -HAGANE-】と、本体同色のDUALSHOCK3がセットの『METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS プレミアムパック』を51,800円(税込)で発売予定[13]。
- ソニー・コンピュータエンタテインメントから、40GB現行モデルの三色(CECHH00シリーズ)に、METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS(通常版)と、標準付属のSIXAXISに加えて、本体同色のDUALSHOCK3を追加した『PLAYSTATION3 METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS WELCOME BOX with DUALSHOCK3』を49,800円(税込)で発売予定[14]。

[編集] 国内販売台数
2006年12月31日 - 国内推定累計販売台数「46万台」(エンターブレイン調べ)
2007年1月8日 - プレスリリースによれば、2006年の北米出荷台数は100万台。
2007年1月16日 - 日本国内生産出荷100万台。全世界生産出荷200万台。
2007年5月16日 - 全世界生産出荷550万台。うち店頭出荷台数は約360万台と発表。
2007年6月17日 - 国内推定累計販売台数「96万605台」(エンターブレイン調べ)
2007年7月15日 - 国内推定累計販売台数「101万492台」(エンターブレイン調べ)
2007年9月30日 - 国内推定累計販売台数「121万242台」(エンターブレイン調べ)
2007年11月16日 - 11月5日〜11月11日、日本国内で5万5924台(内 40GBモデル 3.7万台)を販売し、Wiiの3万4546台を抜いて据置ゲーム市場で初の週間トップセールスを記録[15]。
2007年11月30日 - 10月29日〜11月25日、日本国内で18万3000台を販売し、Wiiの15万9000台を抜いて据置ゲーム市場で初の月間トップセールスを記録[16]。
2008年1月7日 - 2007年1月1日〜2007年12月30日、日本国内で「120万6347台」(推定)を販売し、国内推定累計販売台数「167万3063台」[17](エンターブレイン調べ)
2008年1月22日 - 国内推定累計販売台数「180万台」(エンターブレイン調べ)
2008年4月3日 - 2007年度、日本国内で「119万7418台」(推定)を販売し、国内推定累計販売台数「200万9492台」[18](エンターブレイン調べ)

[編集] 仕様
SCEがマニュアルや公式サイト上で公開しているデータに基づく。クロック周波数・性能の数値は2006年のE3で発表されたもの。2006年のE3以降は公式には発表されていない。

概要
外形寸法 約325×98×274 mm(幅、高さ、奥行き)突起物含まず。
重量 約5 kg (40GBモデルは4.4Kg)
定格電源 最大約380 W (40GBモデルは280W)
CPU
Cell Broadband Engine 3.2GHz[19]
1 x PowerPC-base 64bit Core (PPE)
1 VMX vector unit per core (in PPE)
512 KB L2 cache
7 x SPE @3.2 GHz (User:6, System:1)
7 x 128bit 128 SIMD GPRs
7 x 256 KB SRAM for SPE
浮動小数点演算性能 : 218 GFLOPS
GPU
RSX (Reality Synthesizer) NVIDIAとの共同開発[20]。 GeForce 7800 GTX (G70) がベースだが、メモリバスなどの仕様が異なる。
描画コアと512メガビットGDDR3 SDRAM4枚の構造。
GPUクロック周波数: 550 MHz(現時点で公式資料からクロック数表記が消えている)
ユニット数:24PS 8VS 8ROP
浮動小数点演算性能 : 1.8 TFLOPS (現時点で公式資料から浮動小数点演算性能が消えている)
フルHD(最大1080p) x 2 チャンネル
Multi-way programmable parallel floating point shader pipelines
メモリ
Main RAM: 256 MB XDR DRAM @3.2 GHz
VRAM: 256 MB GDDR3 (128 bit) @700 MHz(現時点で公式資料からクロック数表記が消えている)
システムバンド幅
Main RAM: 25.6 GB/s
VRAM: 22.4 GB/s
FlexIO
for RSX: 20 GB/s (write) + 15 GB/s (read)
for South Bridge: 2.5 GB/s (write) + 2.5 GB/s (read)
サウンド
デコード
Dolby TrueHD(7.1ch{8ch}、Blu-rayディスク再生時)
Dolby Digital(5.1ch、ゲームプレイ時、DVD、Blu-rayディスク再生時共に)
DTS(5.1ch、DVD再生時)
DTS-HDMaster Audio(7.1ch{8ch}、ファームウェア2.30で対応)
リニアPCM 最大7.1ch (8ch)
AAC
ATRAC3plus

エンコード
Dolby Digital(5.1ch、ゲームプレイ時)
(デコード、エンコードともにすべてソフトウェア処理)
ディスクメディア
CD CD-ROM(PS、PS2ソフトを含む)、CD-DA、CD-R、CD-RW、SACD Hybrid(CD層)、DualDisc(音楽専用面)
DVD DVD-ROM(PS2ソフトを含む)、DVD-Video(DualDiscのDVD面も含む)、DVD-R、DVD-RW、DVD+R、DVD+RW (DVD-VR〈CPRMにも対応〉、DVD+VR、AVCHDフォーマットに対応)
SACD(40GBモデルを除く)
Blu-ray Disc BD-ROM、BD-R、BD-RE(プレイステーション3、BD-Video〈BDMV〉、BDAVの再生に対応)
コントローラ (SIXAXIS)
Bluetooth (最大7台)
USB (有線接続)
Wi-Fi (PSP®)
Network (over IP)
通信
Ethernet (10BASE-T、100BASE-TX、1000BASE-T)×1

Wi-Fi(ワイヤレスLAN) IEEE 802.11 b/g(20 GBモデルは非搭載)
Bluetooth:Bluetooth 2.0 (EDR)
AV出力
解像度 480i、480p、720p、1080i、1080p。(他のシステム使用時はWXGA、SXGA、WUXGAもHDMIで対応する)
HDMI (Ver1.3a "Deep Color(12bit)"、"x.v.Color (xvYCC)" に対応) 出力×1
アナログ映像/音声 AVマルチ出力×1
光デジタル (OPTICAL) 出力×1
I/O
USB(2.0):前面×4(40GBモデルは 前面×2)
カードリーダー/ライター(60 GBモデル、80 GBモデルは標準装備、その他はUSB接続の市販品で増設可能)
Memory Stick(MS) 標準/Duo、PRO×1
SDメモリーカード 標準/mini×1(SDHC規格対応)
CompactFlash (Type I、II) ×1
HDDスロット
デタッチャブル 2.5" HDD slot×1
80GB、60 GB、40GB又は20 GBの取り外し可能2.5インチSATAハードディスク
※HDDはユーザによる市販品への交換が可能
メディア再生機能
動画
MPEG-1,MPEG-2 (PS,TS) ,H.264/MPEG-4 AVC,MPEG-4 SP,DivX,WMV
音楽
ATRAC(.oma .msa .aa3),AAC(.3gp .mp4),WMA(.wma),MP3(.mp3),WAV (.wav)
静止画
JPEG,GIF,PNG,TIFF,BMP

[編集] 同梱品
PLAYSTATION 3本体
ワイヤレスコントローラー(SIXAXIS)
電源コード
AVケーブル(AVマルチ⇒コンポジット端子)
USBケーブル(A端子⇒ミニB端子)
LANケーブル(40GBモデルを除く)
説明書一式

[編集] 各モデルの比較
20GBモデル 40GBモデル 60GBモデル
(日本、北米) 60GBモデル
(欧州) 80GBモデル
(北米)
型番 CECHB00 (NTSC) CECHH00 (NTSC)
CECHG00 (PAL) CECHA00 (NTSC) CECHC00 (PAL) CECHE00
CECHF00
日本国内の定価 44980円(生産終了) 39980円 54980円(生産終了) 未発売 未発売
本体カラー クリアブラック クリアブラック
セラミックホワイト(アジアのみ)
サテン・シルバー クリアブラック クリアブラック クリアブラック
本体重量 5kg 4.4kg 5kg 5kg 5kg
最大消費電力 380W 280W 380W 380W 380W
USB接続端子の数 4 2 4 4 4
光学ドライブ周辺のクロムメッキ なし あり あり あり あり
無線LAN (IEEE 802.11 b/g) なし あり あり あり あり
カードリーダ/ライタ なし なし あり あり あり
SACDの再生 可 不可 可 可 可
PS2用ソフトのプレイ 可(EE搭載)[1] 不可 可(EE搭載)[1] 可(EE非搭載)[1] 可(EE非搭載)[1]

^ 一部のプレイステーション2用ソフトは正常に動作しない[21]。また、Emotion Engine (EE) が搭載されているモデルは、非搭載のモデルと比べプレイステーション2との互換性が高い。詳しくは#PS、PS2との互換性参照。

[編集] 詳細仕様

[編集] CPU
詳細はCellを参照

ただし、PS3では8つあるSPEの一つが歩留まり向上を目的にした冗長性の為に使用不可になっている。


[編集] GPU
GPUには、GeForceシリーズ等のPC向け高性能GPUを手がけるNVIDIAと共同開発した「RSX Reality Synthesizer」を採用。

RSXは、NVIDIA社のPC用グラフィックチップ「GeForce7800 GTX (G70) 」にPS3内部で採用されている「Flex IO」インターフェイスを搭載したチップである。搭載されているバーテックスシェーダは8本、ピクセルシェーダは24本と、GeForce7800GTXとスペック的には同一の物だが、VRAMとのインターフェイスは256 bitから128 bitへと削減されている。またシェーダ画像を最終的に出力するROPユニットの数も、16から8に削減されている。SCEではRSXの浮動小数点演算性能を当初1.8 TFLOPSであると発表していた。この数字はRSXのベースになったといわれているGeForce 7800 GTX (G70) 430MHzの313GFLOPSの6倍弱であり、G70の次世代GPUであるGeForce 8800 GTX (G80) 575MHzの345.6 GFLOPS (G70の算出方法では約500GFLOPS) をも上回ってしまう。

しかしこれはマイクロソフトがXbox 360のシステム全体の浮動小数点演算性能が1 TFLOPSであると発表したことに対抗し特殊な算出方法を用いたと見られる。SCE・MSともに数値の内訳は明らかにしていない。VRAMとのメモリインターフェイスは、一般的なGDDR3接続で、帯域幅は22.4 GB/sec。CPUのCellとは、Flex IO インターフェイスによって 35 GB/secの帯域幅で接続される。

PS2の解像度720×480に対し、PS3では1920×1080ピクセルの16:9 フルHD表示が可能、プログレッシブ表示にも対応。AV出力にはHDMIも採用され、完全なデジタルtoデジタルの映像出力が可能。HDMIにて1920x1080pに対応したゲーム機はPS3が初。そして、1920x1080p 60fpsに対応した初めてのゲームはロンチタイトルである『リッジレーサー7』である。

発売後しばらくは1920x1080i/p対応ゲームは限られ、1280x720p対応のみのものが多かった。そのようなタイトルでは1920x1080iテレビ(日本のいわゆるD3端子テレビのこと)ではSD解像度(720×480p、720×576p)になる問題が指摘された。以後1920x1080i/p対応のゲームは増えたが、ver.1.80から有効になったハードウェアスケーラ機能を使っているものが多い。PS3のスケーラはXbox 360のように任意の解像度変換ではなく固定パターンのみサポートである(この制限の原因がハード/ソフトのいずれかは不明)。サポートするパターンは960x1080、1280x1080、1440x1080、1600x1080であり、フレームバッファを水平方向のみスケーリングすることで1920x1080i/p出力が可能。特に960x1080はピクセル数が1280x720とほぼ同数であるため特別負荷を増やすことなく1920x1080i/p出力が可能となる。また1280x720から1920x1080へのスケーリングに比べて良好な結果が得られる。


[編集] 冷却・騒音・消費電力
高速なCPU/GPUを使用するため、静音性と冷却を両立するために大型のヒートシンクと16cmのファンを搭載。排気の温度はかなり高いため、向かって右側(横置きの場合)の排気部、および前面の吸気部には排熱/吸気用に一定のスペースを確保する必要がある。40GBモデルでは基板設計が新しいものに変わっている為、発熱が押さえられている[22]。室温より高温の空気は上昇するため、縦置きの方が排熱効率は高いと見られる[23]。

最大騒音は36dB(40GBモデルは30dB)と公表されている。2倍速のBD(データ転送量はDVDの6倍速に相当)ディスクドライブ、16cmの排熱ファンは共に回転速度が遅いため、薄型PS2に近い静粛性である。

最大消費電力は380W(40GBモデルは280W)と公表されているが、これは電源容量のことだといわれている[24]。XMB使用時で約165〜170W(40GBモデルでは約130〜132W)、BD-Video再生時には約170〜174W(40GBモデルでは約134〜137W)、ゲームは約170〜197W(40GBモデルでは約142〜158W)となる。また、最新のファームウェアにすることによって低下していることも判明した[25]。


[編集] メモリ
メインメモリには米国Rambus社が開発した次世代メモリ「XDR DRAM」を採用した。2005年5月17日時点で東芝とエルピーダメモリがプレイステーション3向け512MビットXDR DRAMを発表している。XDR DRAMは、32ビット帯域ながらDDR2 SDRAMのデュアルチャンネル転送の2倍のスピードに達するといわれている。I/Oインタフェースは米国Rambus社のFlexIO技術を採用し、HD品質の高精細画像をリアルタイム処理する為に必要な転送速度を実現している。CPUにはXDR DRAMメインメモリが直結され、GPUにはGDDR3ビデオメモリが直結されており、NUMA構成を取る。レイテンシ・ペナルティがあるものの、CPUとGPUが相互に他方の専用メモリにアクセスすることも可能である。


[編集] サウンド
サウンド処理は主にSPEが担当し、全てソフトウェアで行う。PS3のゲームタイトルでは最大7.1chの非圧縮PCM出力、ドルビーデジタル 5.1chのリアルタイムエンコードに対応する。Blu-ray Discに採用された次世代フォーマットでは、ドルビーTrueHDをPCMに変換して出力する。ドルビーデジタルプラスのデコードには今のところ対応していないが、HDMI 1.3a規格を採用しているので出力を行う余地はある。これらは今後のシステムアップデートで強化される可能性がある。その他、デジタル放送の記録フォーマットであるAACのデコードも可能。音声出力はアナログ・HDMI・光デジタルのいずれか1つを選択する。2つ以上同時に出力することはできない。(PS2はアナログと光デジタルを同時に出力することが可能)なお、無設定状態ではリニアPCM 2chですべての端子から同時出力が可能。 SACD(40GBモデルを除く)の音質は高く評価されている[26]。


[編集] BDディスク/ドライブ
ソニー/松下電器産業などが提唱する次世代DVD規格である「Blu-ray Disc(以下BD)」を採用。北米での次世代DVDの規格争いにおいてBD陣営の強力な牽引役となりHD DVDを撤退に追いこむ要因の一つとなった[27]。高価格になったためBDドライブ標準搭載への批判もあるものの、HD DVDとの競争では高いシェアを握っている。ライバルのHD DVD陣営に属するマイクロソフトはXbox 360向けの別売HD DVDドライブを発売して対抗した。ソニーの方針を批判するユーザーからは肯定的な評価を受けたが、米国での販売台数はPS3の10分の1程度で[28]、日本ではさらに差が大きく、HD DVD撤退に伴いマイクロソフトはHD DVDドライブの生産停止を発表した[29]。
容量9GB弱のDVDに比べ、BDは大きい記録容量(25GB/50GB/100GBが開発済み。200GBが開発中)を持つため、ゲームが記録容量の制約を受けにくくなった。ゲームによってはDVDでも容量は足りるが、著作権保護(PS3のゲームはコピーが非常に難しい)などを考慮し、全作品がBDを使用(PSN配信作は除く)。PS3はBD-ROMの他にBD-RとBD-REの読み出しも可能。CPRM・AACSに対応、読み取り専用で書き込み不可。2008年3月のファームウェアVer.2.2で、記録膜に有機色素を採用したLTHタイプのBD-Rを正常に認識するようになった[30]。
PS3は、BD再生において専用のプレーヤー/レコーダーと比しても遜色ない性能を持っており、AV機器批評家からは高い評価を受けている。システム更新により無償で劇的に機能が向上する点はAV機器としては革新的で、特に2007年5月のver.1.80ではBDの1080p/24Hz出力(フィルム素材の映画ソフトを最も忠実に再生する)にまで対応した。[31]。
ver1.80でDVDのアップコンバートに対応、高価な民生機に匹敵する画質と評価する向きもある[32]。この機能は、テレビアニメAIRのBD版も参考に、DVD版が同レベルにみえるように開発されている。BDやSACDを十分活かすにはHDMI 1.3aを入力可能なフルHDテレビやプロジェクター、HDMI端子搭載のAVアンプ等が必要であるが、少なくともHDMI搭載のハイビジョン対応テレビがあれば、DVDのアップコンバートなどで多くのユーザが恩恵を受けられる。

[編集] コントローラ

[編集] SIXAXIS
「SIXAXIS」(シックスアクシス)の形状は、従来品のDUALSHOCK 2とほぼ同じだが、振動機能にちなんだ従来の名称は廃止され、モーションセンサー(6軸検出システム)の軸数にちなんだ新しい名称が採用された(Six axis=6軸。回文でもある)。

Bluetoothによるワイヤレス通信接続が可能になったため、従来のようなケーブルやマルチタップ等の煩わしさから解放され、リモートによる電源投入も可能となった。また、USBケーブルによる有線接続と急速充電が可能(充電は本体が起動している時のみ可能)。初回使用時は、USB経由でPS3本体に接続し、中央のPSボタンを押してペアリング(Bluetoothの相手となる機器の組み合わせを認識)させる手順が必要となる。一度ペアリングさせれば、次回以降この手順は必要ない。

コントローラの新要素は、アナログスティックの精度向上(8ビットから10ビットへ)、R2/L2ボタンのトリガー化、3軸加速度と3軸回転(前後左右傾き・左右振り)を検出する6軸検出システムを搭載した「モーションセンサー」で、より直感的な操作が可能である。従来あった振動機能は搭載されていないが、以前の感圧入力機能も引き続き搭載され、大幅な軽量化(138g)を実現している。

なお、「SIXAXIS」に振動機能が搭載されない理由として、当初は開発担当者のインタビュー上で「モーションセンサーとの併用が技術的に難しいため」であるとされていたが[33]、後にSCEA(SCEのアメリカ法人)のCEOのインタビューで「技術的には可能だったが、価格が高くなるため戦略的な問題を理由に外した」と訂正されている[34]。


[編集] DUALSHOCK 3
2007年11月11日より、「SIXAXIS」にフォースフィードバック機能(振動機能等)を追加した「 DUALSHOCK 3」が発売[35]された。振動機能は、既に発売されている一部ソフト[36]に対しても、ネットワークを利用したアップデートで対応。重量はSIXAXISの138gから192gと標準的な重さになった。 Impress Watchのレビューでは、満充電からバッテリーが切れるまでの振動時間は、11時間35分[37]。北米では2008年4月に発売された。

2008年6月12日に発売予定の『メタルギアソリッド4』の『METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS プレミアムパック』には、SIXAXISに代わってDUALSHOCK 3が付属。『PLAYSTATION3 METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS WELCOME BOX with DUALSHOCK3』には、SIXAXISに加えてDUALSHOCK 3も付属。

デュアルショック#デュアルショック3(DUALSHOCK3)も参照


[編集] ネットワーク
10BASE-T及び100BASE-TX、1000BASE-TをサポートするEthernetインタフェースを備える。

また、40GBモデル、60GBモデルおよび80GBモデルでは、IEEE 802.11 b/g準拠の無線LANを搭載する。特にPSPとの連動による「リモートプレイ」は、PS3の画面をMPEG-4/480pに変換・転送し、PSPでのネイティブな操作・視聴が可能となる"簡易ロケーションフリー"を実現。2007年5月31日からは、インターネット経由のリモートプレイに対応。外出先でリモートプレイをする場合、自宅のPS3をリモートプレイ待機状態にしておき、PSPで、PS3で使用しているPLAYSTATION NetworkサインインIDとパスワードを入力する必要がある。(PS3 ファームウェア1.80で対応。また、PSP ファームウェア3.50以上が必要。なお、著作権保護されたBD・DVD等については転送出来ない)。またデータのやりとりを行ったり、ポケットステーション のような使いかたをしたり、PSPをPS3のコントローラやセカンドモニタとして使用するなど、今後さまざまな応用が考えられている(ゲームとの連動については、有線USBでも対応の予定)。

20GBモデルは無線LAN機能が非搭載で増設も不可の為、無線LANを用いたPSPとの連動が制限されていたが、バージョン1.60で無線LANルーター経由のリモートプレイができるようになった。無線LANは「AOSS」(バッファロー)、「らくらく無線スタート」 (NEC) 対応。

PS3ファームウェアVer2.00からはWake on LANやWake on Wi-Fiにも対応した。スタンバイ状態(電源ランプが赤点灯)でリモートアクセスを認識して自動的に電源が入るようにする事が出来る。


[編集] AV出力
AV出力端子にはHDMIとAVマルチが搭載される(同梱はAVケーブルのみ)。

HDMIはPCとディスプレイの接続標準規格であるDVIをAV家電向けに映像・音声転送を可能にしたもので、プレイステーションの歴史上初めて映像と音声の完全なデジタル転送を可能とした。採用される最新のHDMI Ver.1.3a規格を搭載した製品は、PS3が初めてである。さらにはHDMI Ver.1.3規格の中でもオプショナル機能であるDeep Color (12bit) 、x.v.Color (xvYCC) をサポートしており極めて先進的である。バージョン1.60からはHDMI端子の自動認識に対応した。当初はHDMI端子の自動認識がなく、RCA端子等にて接続して設定する必要があった。

PS1・PS2と同じ仕様の接続端子であるAVマルチを用いた出力でもD1(480i)- D5(1080p)までのアナログ出力をサポートしている。既存のケーブルの流用が可能。ただしDVDとBlu-ray DiscビデオはRGBでの出力ができず強制的にY/Cb/Cr信号に変更されるほか、D端子出力と同様に市販のDVDをアップコンバート出力することはできない(Ver1.80以降で対応)。同じくコンポーネント端子、D端子、SCART端子(ヨーロッパ向け)、S端子、コンポジット端子での接続も可能。


[編集] I/O
60GB/80GBモデルには本体にメモリースティック、SDメモリーカード、コンパクトフラッシュと三種類のカードスロットが搭載されていて、横置きの場合におけるBDドライブ左に位置するカバーが開くようになっている。

搭載していないモデルでは、カバーはついているが開かない。内部ではUSBで接続されている。メモリースティックのスロットにはメモリースティックDuoもアダプターなしで差し込める。同様にSDメモリーカードのスロットにはminiSDもアダプターなしで差し込める。各スロットにはアクセスランプもある。

ゲームデータの保存にはHDD、メモリースティックの他、SDメモリーカードやコンパクトフラッシュなど様々なメディアにセーブデータを置ける様にした。またUSBポートにはUSBマスストレージ規格に対応した機器とPC向けに販売されているマウスやキーボードなどの汎用機器が接続できるとしている。USBでHDDを繋げる場合はFAT32でフォーマット済みでないと認識しない。(Game OS使用時)


[編集] ハードディスク
PS3におけるハードディスクは、PS2のようなオプション装備ではなく標準装備となっている。使用されているのは一般的な2.5inchシリアルATA 5400rpmのHDDである(初期装備はSeagate製が多いとされている)。市販の2.5インチSATAのHDDへ自由に交換が可能であり、交換作業は容易である。7200rpmのものに交換しても発熱・消費電力・騒音が増加するだけであり、目立った恩恵はない。交換の方法は説明書に書かれている。

ハードディスク交換失敗によって故障した場合には、保証期間内でもメーカーの保証対象外となる。修理に出す時はHDDを外してメーカーに送る必要がある。ただし、修理内容によっては本体交換やマザーボード交換などでPS3が使用していたHDDの初期化を要求する場合もあるので修理前にHDDのバックアップは必須である。

また上級者向けに3.5インチのSATA HDDを装着するサードパーティー製のキットも市販されている。3.5インチのものであれば基本的に250GB〜320GBまで拡張可能となる。

外付HDDをUSBポートに接続することができるが、NTFSではなくFAT32にフォーマットする必要がある。(Game OS使用時)


[編集] PS、PS2との互換性
20GB、60GB、80GBモデルのPS3ではPS/PS2用のゲームソフトをプレイ可能である。40GBモデルでは、PS用ソフトのみがプレイ可能である。

プロセッサアーキテクチャがPS/PS2と異なる(両者ともMIPS系で、PS3はPower(PC)系)ために、全モデルともエミュレーションによってPS用ソフトに対して互換性を持つが、PS2については互換性を高めるため、後期のPS2に搭載されたチップ「EE+GS」(Emotion Engine・Graphics Synthesizer)を搭載し、このためにDRDRAM2つも装備。ただし、欧州版60GB/80GBモデルではEE+GSチップとDRDRAMは無くなり、GS相当のチップのみに。EEをエミュレーションすることでPSタイトルのプレーは可能だが(但し、EEをエミュレーションする場合、EE+GSチップの場合より互換性が低い)、GSはDRAM混載の2560bit幅で48GB/秒のバスを持つ特殊なアーキテクチャであり、またゲーム開発者がPS2の性能を極限まで引き出す為に直接GSにアクセスするプログラムを書いた例も多いことから、簡単なエミュレーションは困難。40GBモデルでは低価格・低消費電力化を理由に、前述のハードウェアによるPS2互換のための部品が省かれPS2非対応の仕様となった。

セーブはHDDの仮想メモリーカードに行う。メモリーカードスロットがないため、PS/PS2のセーブデータを取り込むには「メモリカードアダプター」が必要。ver.1.80までは、仮想メモリーカードのデータは実物カードに移せなかった。メモリーカードデータをSDカード等の外部メディアに保存可能。『モンスターハンター』や『ドラゴンクエスト 少年ヤンガスと不思議のダンジョン』、『実況パワフルプロ野球シリーズ』などの一部のPS2用ソフトのセーブデータにコピー禁止属性があるため仮想メモリ移せなかったが、ver.1.80のアップデートでムーブ(移動)が可能に。

PS/PS2用コントローラ接続端子がないためPS3専用コントローラを使用するが、サードパーティー製のコントローラ変換アダプタも存在する。振動機能のあるPS/PS2用ソフトには別売りのDUALSHOCK 3を使う。

USB接続の周辺機器や特定ゲーム専用コントローラは、純正でなく外部業者製が多いためPS/PS2ソフトへの対応は不完全。振動機能やフォースフィードバックも含めて動作する場合もある(プレイステーション3のシステムソフトウェア#ver.1.70参照)。

2006年11月11日の段階では803作(PS用511・PS2用ソフト292)に何らかの不具合が発生(国産全7841作中、動作検証中1631本)。当初動作不能ゲームに含まれていた『ファイナルファンタジーXI』、『信長の野望Online』といったHDD必須のPS2タイトルもver.1.31で対応するようになり、ver.1.51ではPS2非対応だったPS作品の一部が対応に[38]。

発売から約2ヶ月間、PS/PS2ソフトの映像出力時にi/p変換の不具合による大幅な画質劣化が発生していたが、ver.1.50以降は改善され、i/p変換の恩恵を受けられるモニタなら画質はPS2よりもむしろ優れたものとなった。ver.1.80以降でアップコンバートに対応、HDTVであればPS1/PS2より高精細で滑らかな表示が可能になった。スムージングを入れると画像の荒さを取る画像処理が行われる。特にグラデーションのような色の変化が滑らかに出来そうな部分には効果的な補正が掛かり、単なる高解像度化よりも画質が向上する。

PS2に存在した、PS用ゲームソフトプレイ時に「テクスチャマッピング補間」「CD-ROM高速読み込み」を可能とする機能(プレイステーション2#上位互換性参照)は、PS3でのエミュレーションにおいては省かれてしまっている。尤も、省かれたと言っても「テクスチャマッピング補間」機能に関しては前述のアップコンバートやスムージングによる画質向上と重複する機能である。


[編集] 周辺機器

[編集] SCE純正品
ワイヤレスコントローラ(SIXAXIS)型番:CECHZC1J
2006年11月11日発売。同じものが本体に1台同梱される。
ワイヤレスコントローラ(DUALSHOCK 3)型番: CECHZC2J(ブラック)CECHZC2J CW(セラミック・ホワイト)
2007年11月11日発売。
メモリーカードアダプター 型番:CECHZM1J
2006年11月11日発売。USB接続でPS・PS2のメモリーカードのセーブデータをPS3のHDDに移行したり、逆にメモリーカードに書き戻すことができる(システムソフトウェアVer.1.80以降)。しかし、ゲームからメモリーカードに直接アクセスすることは出来ない。
BDリモートコントローラ 型番:CECHZR1J
2006年12月7日発売。BD・DVDビデオ等の操作に便利なリモコン。Bluetooth接続。なお標準のコントローラでもBD・DVDビデオは操作できる。
S端子ケーブルSCPH-10480 (プレイステーション2と兼用)
コンポーネントAVケーブルSCPH-10490 (同上)
AVケーブルSCPH-10500 (本体同梱品と同等)
D端子ケーブルSCPH-10510 (プレイステーション2と兼用)
その他、プレイステーション・プレイステーション2用のAV出力ケーブルも代用可能。

[編集] サードパーティー製品
AVマルチケーブルVMC-AVM250(ソニーテレビ事業部製RGBケーブル)
GT Force RX(ロジクール製ステアリングコントローラ、2006年11月11日発売、9,980円)
ChillStream(ロジテック、2006年12月28日発売、4,480円)
アクティブクーリング機能つきPS3用コントローラ
バーチャスティック ハイグレード(セガ、2007年2月15日発売、7,329円)
光デジタルケーブルおよびHDMIケーブルは市販品を使用。ただしDeep Color(12bit)出力のためにはHDMI Ver.1.3規格カテゴリー2準拠のものが推奨されている。

[編集] 日本同時発売のソフトウェア
機動戦士ガンダム Target in Sight(バンダイナムコゲームス、7,329円)
GENJI -神威奏乱-(ゲームリパブリック/ソニー・コンピュータエンタテインメント (SCE) 、5,980円)
宮里三兄妹内蔵 SEGA GOLFCLUB(セガ、7,140円)
リッジレーサー7(バンダイナムコゲームス、7,329円)
RESISTANCE 〜人類没落の日〜(SCE、5,980円)

[編集] システムソフトウェア
純正のシステムソフトウェアはOSの名前としては「Game OS」と呼ばれている。 操作の為のGUIはXMBを採用している。

詳細はプレイステーション3のシステムソフトウェアを参照


[編集] サードパーティーシステムソフトウェア

PS3 Linuxカーネルの構造SCEIが提供するPLAYSTATION 3システムソフトウェア以外にも、サードパーティーが提供するシステムソフトウェアをインストールして使用することが可能である[39][40]。PS3のXMBでは「他のシステム」と呼ばれる。次のLinuxディストリビューションによるインストール、作動が確認されている。

Yellow Dog Linux 5.0(Fedora Coreベース)
アメリカTerra SoftとSCEIの共同開発、SCEI公認OS。
Fedora Core 5 / 6 , Fedora 7 / 8
PS3 Linux Distributor's Starter Kit(SCEI公式のドキュメント。上記YDLもこれを使用している[41])内にインストール方法が記載されている[42]。 また、株式会社フィックスターズのウェブサイトではYDLともどもインストール方法が日本語で紹介されているFedora 7からはLinuxカーネルにPS3のコードが導入されている。
Gentoo Linux[43][44]
Ubuntu[45]
Xubuntu[46]
このほか、PPCアーキテクチャ対応であれば、ほかのLinuxディストリビューションや他のOS(BSD系やOpenSolarisなど)でも導入・作動する可能性はある。また、HTTP-FUSE PS3 Linuxでは、ネットワーク上のlinuxイメージから起動する事が可能である[47]。


[編集] 各国の発売日
地域 発売日
日本 2006年11月11日
香港 2006年11月17日
台湾
アメリカ合衆国
カナダ
ブラジル 2006年/2007年
メキシコ
インドネシア 2006年第四半期
シンガポール 2007年3月7日
マレーシア
アラブ首長国連邦 2007年3月22日
サウジアラビア
ヨーロッパ 2007年3月23日
インド 2007年4月27日
韓国 2007年6月16日


[編集] PS3についての関連事例 

[編集] 地上デジタル放送
SCEEはGC2007で、ヨーロッパ圏向けにUSB接続の外付け地上デジタル放送チューナユニット「PlayTV」を発表した。チューナーを二つ搭載、HDDに1080pのまま保存が可能といった特徴がある。2008年初期に英仏独伊西で提供予定。録画番組をPSP向けに変換して、USB経由で転送できる。EPGも対応し、高価なHDDレコーダー顔負けの性能と機能を持つ。日本では地上デジタル放送の視聴および録画に関する制限が非常に厳しく、現時点では発売は未定となっている。米国での発売も未定。


[編集] 発売時に発生した事件など
発売開始直後、メリルリンチ日本証券は60GB版の製造コストを約85,000円と試算、単純に言えば売る度に25,000円以上の損失を出していたことになる。しかし、2008年1月の各誌報道によれば、40GBモデルの製造原価は、基板の設計変更や機能の省略などによって800ドルから400ドルへと半減した。北米での80GB版と日本での60GB/20GB版の出荷停止は、逆ザヤによる赤字を抑えることも目的とみられる。発売当初、BDドライブの主要部品である青紫色レーザーダイオードの量産失敗により、出荷台数は発売日に9万台、以降も週3-4万台程度と供給不足に陥った。発売日には国内のみならず海外からの来日者もおり各地で即日完売。その後1ヶ月間余は供給不足が続き、インターネットオークションにおける高額な転売が問題となった[48]。米国SCEのCEOジャック・トレットン氏は、2008年1月GameSpot紙に対して2007年北米で苦戦した原因について「PS3の最大の失敗は発売開始時の供給不足だった。米国だけで少なくとも100万台の需要はあったがそれに応えることができなかった」と述べた。2006年末頃から次第に供給不足は解消され、2007年1月中頃には生産出荷台数(主にソニーがゲーム機の販売台数の代わりに用いる、生産拠点からメーカーの倉庫などへの出荷数。小売店への出荷数とは異なる)国内100万台、全世界200万台を達成したと報道された。
2006年11月17日の米国発売日には販売店の前で2人組の強盗による発砲事件が発生、購入の為に並んでいた客数人が怪我をした。12月4日には、ノースカロライナ州ウィルミントンで大学生からPS3を強奪し逮捕状が出た18歳の同大学生が警官に自宅で射殺される事件が発生。死亡した大学生の手にはPS3のコントローラーが握られていた[49]。この事件は警察側が245万ドルを遺族に支払って終結した[50]。12月5日には茨城県の運送会社の荷物置き場から、保管中のPS3が180台(計約950万円相当)がパレットごと盗まれ、[51]出入り業者の男性運転手と共犯の無職男性が逮捕された。
欧州版やオーストラリア版は国内や米国で発売されているモデルより互換性が低いが、価格は他のハードと同様に日米よりも割高である。しかし急激なユーロ高を勘案すれば、円/ドル換算の価格はある程度割り引いて考える必要がある。欧州では、発売からの累計販売数で、既にPS2やXbox360を大幅に凌いでいる。[52]量産体制が整った状態での販売開始のため、発売週の販売台数はWiiやXbox 360を上回った[53]。欧州版の購入者でPLAYSTATION Networkに登録した先着50万人にBlu-ray Discビデオソフト「007 カジノ・ロワイヤル」を提供した[54]。
2007年6月16日、韓国・米国・カナダで発売された。欧州版(60GB)をベースとした80GB版(80GB版は世界初)で、価格は518,000ウォン(日本円で約6万7千円)[55]。

[編集] ハード販売戦略
SCEのCEOとしてPS3の開発を主導した久夛良木健は、PS3の発売以前のインタビュー記事においてプレイステーション3はゲーム機じゃないと発言し、PS3が従来のゲーム専用機の枠に留まらない、エンタテインメントに特化した家庭用スーパーコンピュータであることをアピールしている。[56]。ここで久夛良木が言う「エンタテインメントコンピュータ」とはゲーム、オーディオ・ビジュアルを含む広範な娯楽環境の提供、またパソコンと同様の“誰もが自由にソフトを制作できるオープンな開発環境を持つ”ことも意味し、ソフトウェアをユーザーが独自に開発できる環境(Linux等)を提供することで、PS3というハードの魅力に惹かれたパワーユーザーが独自のソフトを開発する事も見込んでいる[57]。(ただしライセンシー向けの開発環境と違ってLinux上ではPS3の持つ100%の能力が使える訳ではない)

また、発売前の2006年5月には当時のSCEヨーロッパCEOのデヴィッド・リーブズは「最初に宣伝をしなくても最終的にコアゲーマーはプレイステーション3を買うだろう。(中略)スタートダッシュに関しても問題は無い。1995年のプレイステーション、2000年のプレイステーション2と私達はプレイステーションブランドを確立してきましたのでたとえゲームが無くても最初の500万台は売れる」と豪語した[58]がキラータイトルの不在により苦戦し、全世界販売台数が500万台を突破したのは2007年10月のことである。

2007年6月に久夛良木の後継としてSCEのCEOとなった平井一夫は前任者のメッセージが伝わりきっていない懸念を持ちながら「ここでハッキリ申し上げたいのは「PS3は“ゲーム機”です」と。それ以外にないんですよね。「これは何なのですか」と聞かれたら、ハイ・デフィニション (HD) かつネットワーク環境で楽しめるゲーム機という軸があって、その周りに他の機能の様々な楽しみ方がついてくると私は思っています」とゲーム機としての側面をアピールしている。[59]。さらに初期モデルの価格引下げや、PS2との互換性やSACDの再生機能をそれぞれ省略した40GBモデルを出すことで高価格に躊躇するユーザーを取り込もうとしている。


[編集] ゲームソフトメーカーの動向
この節には発売・提供・放送・公開前の新製品・サービス・番組・映像作品などに関する記述があるため、性急な編集をしないでください。

2008年2月、世界最大のサードパーティである米国EAは、2008年度における欧米ハード売上見通しを発表し、欧州ではWii・700万台、PS3・550万台、Xbox 360・200万台、PS2・195万台と予測した。北米でもWiiが独走し、PS3とXbox 360は500万台程度で拮抗すると予測。[60]。つまり、世界市場の動向として、日米欧でWiiが圧勝、PS3は2位ながら健闘、Xbox 360は米国専用に近い形になると予測している。米国大手であるActivision社も同様の予測を発表している[61](EAと違うのは北米での売上でXbox360がPS3を百万台程度上回るとしている点)。
PS3は、全世界で1億2千万台以上売れたPS2の後継機であり、発表当初は参入メーカーが相次いだが、高い本体価格や、ゲームの種類・数の乏しさなどもあって不振が続き、開発の比重を別の機種に移したり、マルチプラットフォーム化するメーカーが増えた。
PS3発売前に開発予定ソフトとして発表された中にはXbox 360のみの発売となった『ビューティフル塊魂』、ローンチタイトルの予定が、延期を繰り返しXbox 360が先行発売された『Fatal Inertia』、PS3で発売予定だったものが途中でWiiに切り替わった『モンスターハンター3』、完全版がWiiで発売することとなった『忌火起草』などがある。また、PS3で発売後にXbox 360で発売の『ガンダム無双』、逆にXBOX360で発売後に新要素を追加して発売する『トラスティベル』、『ロストプラネット』のようにマルチプラットフォーム化したソフトも存在する。更に『ガンダム無双』に至っては新要素を追加しPS2に逆移植されるという事態となっている。
マルチプラットフォームにした場合、ゲーム開発に慣れているXbox 360をベースに開発した後に移植する例も見られた。『レインボーシックス ベガス』のように、旧世代のゲームエンジン (UnrealEngine2.5)を使用したことが原因で画質が著しく劣化する例も見られた。
RAMの容量に関しては、Xbox 360では512MBをCPU/GPUで共用し、PS3ではMain RAM 256MB、GPU RAM 256MBの独立形式であるため、それぞれのOSで消費する容量を考えなければ容量の違いは殆どない(PS3ではCPU/GPUそれぞれ相手のRAMにもアクセスできる)。グラフィック面等で劣るマルチ作品が一部にあったのは、ハード発売時期の違いによる制作経験・技術的蓄積の問題とも言われる。各メーカーの技術力の差はあるが2007年下半期以降のPS3タイトルの画質は概ね向上している。2007年12月、米国SCEのCEOジャック・トレットンは、「サードーパーティは、PS3版の開発を先行させて後で別プラットフォームに対応させ始めている」と発言した[62]。
これに対しルーカスアーツの開発チームはXbox360用エンジンを開発後、PS3用に移植を進めたがエンジンがバージョンアップするたびにXbox360版と同じ性能を出せなかったため、PS3専用の開発チームを作ったと上記のトレットンとは逆の事を述べている[63]。
PS3による開発費高騰の問題は、日本経済新聞の調べによると20倍[64]と言われているが、実際に開発をしたコーエーは「(PS2の)2倍もいっていない」と開発工程の仕組み次第だと答えた。[65]
過去にPS躍進の原動力の一翼を担っていた「低予算ながらに独創的、あるいは実験的な要素を含んでいる個性的なゲーム」は、PLAYSTATION®Storeで低価格(800-900円以内)ダウンロード販売されており、『PixelJunk』、『Dark Mist』、『TOY HOME』、『flOw』、『STAR STRIKE HD』などといったタイトルが存在する。それとは別にPLAYSTATION EYEを利用した斬新なTCGの『THE EYE OF JUDGMENT』や、ステージやキャラをデザインして共有できる『LittleBigPlanet』なども開発中である。また、大型独占タイトルとしては『ファイナルファンタジーXIII』、『メタルギアソリッド4』、『ヘイズ』、『グランツーリスモ5』、『ICO』や『ワンダと巨像』の開発チームの新作が予定されている。

[編集] その他
違法コピー問題
AACSの暗号が破られたことによりPS3のBD-ROMはコピー可能な状態であるが、Wii、ニンテンドーDS、PSPなど違法コピー問題を抱えている台湾では、PS3ではコピーすることは非常に難しく、いまだコピー保護は破られていないと報道された[66]。


[編集] 関連項目
プレイステーション3のゲームタイトル一覧
プレイステーション3のシステムソフトウェア
プレイステーションストア
Folding@Home
Home
日本におけるゲーム機戦争

[編集] 脚注
[ヘルプ]^ プレイステーション3 スーパーオーディオCD FAQ (英語) PS3SACD.com、2008年02月29日
^ kotaku
^ 「プレイステーション 3」 HDD 20GB/HDD 60GBモデル国内出荷完了のお知らせ
^ PS2互換
^ 海外で販売されている"PLAYSTATION 3"規格ソフトウェアは国内で購入した"PLAYSTATION 3"で遊べますか? PlayStation.com(JAPAN)サポート]
^ Sony Japan プレスリリース 青紫色半導体レーザーの生産体制及びビジネスの強化、2007年4月23日
^ ソニー、Cell生産設備売却で東芝と合意
^ 新型PS3ハードウェアレポート 〜大幅に縮小された冷却機構 PC Watch 2007年11月12日
^ ゲーム黒字転換でもPS3の「逆ざや」解消はまだ・ソニー10−12月期
^ SCE第3四半期決算
^ ISSCCに次世代Cell B.E. 45nm版が登場 〜6GHz動作、電力を30%以上削減 PC Watch 後藤弘茂のWeekly海外ニュース 2008年2月6日
^ PlayStation.com(Japan) |「プレイステーション3」本体および周辺機器に新色サテン・シルバー登場
^ KONAMI、6月12日に全世界同時発売 PS3「METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS」、Game watch、2008年2月29日
^ ニュースリリース「PLAYSTATION3 METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS WELCOME BOX with DUALSHOCK3」、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン、2008年5月2日
^ PS3、初のWii超え 国内の週間販売
^ 07年11月ゲーム販売:PS3がWiiを逆転
^ 2007年の国内ゲーム市場規模は過去最高の約6876億6000万円、ファミ通.com、2008年1月7日
^ 2007年度のゲーム市場は6769億5000万円、前年度比103.8パーセントの伸びを記録、ファミ通.com、2008年4月3日
^ 公式資料からクロック数表記が消えているがLinuxでの実測で3.2 GHzと判明している。
^ http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0617/kaigai191.htm 後藤弘茂のWeekly海外ニュースSCEI 久夛良木社長インタビュー(4)「PLAYSTATION 3のコストダウン戦略」
^ 「プレイステーション 3」で「プレイステーション」および「プレイステーション 2」規格ソフトウェアタイトルをお楽しみいただくにあたって、PlayStation.com(Japan)
^ PS340GBの基板設計
^ 廃熱効率
^ 電源部120V × 3.2A [1]、FCCに提出された資料(PDF)より
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^ 本田雅一のAVTrends(Impress AV Watch 2007年5月28日)
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^ SCE、BD-Live対応のPS3用最新ファーム「2.20」を公開 −LTHタイプのBD-Rも再生可能に。レジューム再生強化
^ 山之内 正が“新生PS3”を検証 − 24p出力対応で最高水準のBDプレーヤーに進化(ファイル・ウェブ 2007年5月28日)
^ 音元出版「AV REVIEW」2007年7月号「HDワールドグランプリ」
^ プレイステーション 3に搭載される未発表の機能も判明!――システム開発担当者に仕様の詳細を聞く、ITmedia、2006年5月12日
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^ PlayStation.com(Japan) | お知らせ | 6軸検出システムに加え、新たに振動機能を搭載したDUALSHOCK3、PlayStation.com(Japan) 、2007年9月20日
^ 不定期連載 ゲームグッズ研究所【第137回】、Impress Watch、2007年11月19日
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^ Open Platform for PLAYSTATION 3
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^ 「PS3」強奪容疑の男射殺・米南部、品薄状態続く、NIKKEI NET IT+PLUS、2006年12月05日
^ [Police Shooting]
^ 茨城で「プレステ3」180台盗難、運送会社から通報、NIKKEI NET IT+PLUS、2006年12月06日
^ 欧州チャート
^ PS3の販売台数、欧州で最高記録を達成、ITmedia オルタナティブ・ブログ、2007年3月29日
^ 欧州版PS3購入者にBDビデオ「007/カジノ・ロワイヤル」を提供-PLAYSTATION Network登録者50万人にプレゼント、AV Watch (Impress) 、2007年02月13日
^ PS3、韓国でも発売 HDDは80Gバイト、ITmedia News 、2007年05月21日
^ 本田雅一のE3レポートSCEI 久夛良木健社長兼CEOインタビュー〜Cellが家庭にもたらすパワー(2005年5月21日、Impress Watch)
^ 後藤弘茂のWeekly海外ニュース SCEI 久夛良木社長インタビュー(2)「PS 3のHDDにフル機能Linuxを搭載」(2005年6月9日、Impress Watch)
^ Sony: Key PS3 launch titles hit in 2007(2006年5月19日、ComputerAndVideoGames.com)
^ ソニー・コンピュータエンタテインメント平井一夫社長兼グループCEOインタビュー(2007年9月3日、Impress Watch)
^ EAの2008年EUハード動向見通し
^ Activision 2008
^ 米SCE社長の発言
^ "日本も外注先に?ゲーム開発費高騰で進む国際分業・GDC08報告(2)" NIKKEI NET IT+PLUS: 2008年03月07日. 2008年03月07日閲覧.
^ "ソフト開発費 回収多様化" 日本経済新聞: 2007年9月24日朝刊(GAMEWatchに表の抜き出しがある)
^ "コーエー松原社長、コーエーの次期事業戦略を社長として初披露 事業ポートフォリオによる開発とグローバルを意識した多作化に注力" GAME Watch: 2007-09-27. 2007年10月27日閲覧.
^ 台湾の違法コピー事情

[編集] 外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、プレイステーション3 に関連するカテゴリがあります。PLAYSTATION オフィシャルサイト
ユーザーガイド
PLAYSTATION 3 サポート情報 (Q&A)
Open Platform for PLAYSTATION 3
株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント (SCEI)



[隠す]表・話・編・歴家庭用ゲーム機(ソニー・コンピュータエンタテインメント)
据え置き型 プレイステーション(ソフト) - プレイステーション2(ソフト) - プレイステーション3(ソフト)
携帯型 プレイステーション・ポータブル(ソフト)
周辺機器 EyeToy - Popegg - ちょっとショット - GPSレシーバー
他社ゲーム機 任天堂 - セガ - NEC - その他






プレイステーション・ポータブル(PlayStation Portable)とは、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)が2004年12月12日に発売した携帯ゲーム機である。略称は、PSP(ピーエスピー)。

目次 [非表示]
1 概要
2 機能
2.1 ゲーム
2.2 ゲームシェアリング
2.3 ワイヤレスLAN機能(通信)
2.4 インターネットブラウザ
2.5 USB接続
2.6 UMDビデオ
2.7 メディアプレイヤー
2.8 スリープ機能
2.9 インターネットラジオ
3 歴史
3.1 歴代キャッチコピー
4 主な仕様
4.1 ハードウェア
4.1.1 PSP-1000
4.1.2 PSP-2000
4.2 ソフトウェア
4.3 周辺機器・アクセサリー
4.3.1 SCEI製
4.3.1.1 PSP-1000用
4.3.1.2 PSP-2000用
4.3.1.3 PSP-1000、PSP-2000両用
4.3.2 SONY製
4.3.3 主な社外品
4.4 本体のバリエーション
4.4.1 PSP-1000シリーズ
4.4.2 PSP-2000シリーズ
5 システムソフトウェア
6 同時発売ソフト
7 本体画像
8 PSPについての関連事例
8.1 販売台数
8.2 日本国外での評価
8.3 □ボタンの不良
8.4 その他
9 関連項目
10 脚注
11 外部リンク



概要
最大で1.8GBの容量を持つUMDや、メモリースティック Duoインターフェースを採用し、画像や音楽、動画を再生することができる。無線LAN機能によりブラウザやPS3との連動(リモートプレイなど)やUSBポート等での拡張性、システムソフトウェアアップデートによる様々な機能を追加することを特徴とする。

コンパクトながら二層成型を施し透明感と光沢のあるデザインのボディに大型ASV液晶を搭載。PSP発売以前は、据え置き機と携帯ゲーム機との性能差は開く一方であり、特に三次元的表現は据え置き機の独擅場であったが、据え置き機と較べて遜色のないグラフィック性能を持つゲームを携帯ゲーム機上でプレイ出来るようになった。ただし、高性能である一方、ランダムアクセスに弱いCLVの光ディスク系メディアを採用したことによるロード時間、バッテリ駆動時間の短さ、筐体の脆弱性などの問題も指摘される(ロードに関してはソフト制作側の技術によって短時間で済むソフトも存在する)。詳細な性能は主な仕様を参照のこと。

2007年9月20日には従来のPSP(PSP-1000)を継承しながらも軽量・薄型化し、ロード時間の短縮、テレビ出力端子(ゲームの映像はプログレッシブ方式の入力に対応したテレビと、D端子ケーブルまたはコンポーネントAVケーブルが必要)、USBケーブルからの充電、ワンセグチューナーなどを対応させたPSP(PSP-2000)を発売した。このPSPは169.4×18.6×71.4mm(幅・高さ・奥)で重さが約189gとなっている。また、2007年9月13日発売の『クライシス コア ファイナルファンタジーVII』同梱版で、一足先に発売された。

「プレイステーション」(PS)の名を冠しているものの、PS、PS2などとは違い、一般的には「プレステ」とは略されず、互換性もない(ただし、PSに関してはゲームアーカイブスとして販売されているソフトを動作させるためのエミュレータがシステムソフトウェアバージョン3.00以降に組み込まれている)。


機能

ゲーム
PSP専用UMDをセットし起動することでゲームをプレイすることができる。また、PLAYSTATION StoreでもPSP専用ソフトやプレイステーションのゲーム(ゲームアーカイブス)がダウンロード販売されており、これらを別売のメモリースティックに保存することで、そこからゲームを起動させることもできる。一部のソフトについては、ネットワーク上で体験版が配布されていることもある。

プレイステーション・ポータブルのゲームタイトル一覧
ゲームアーカイブス

ゲームシェアリング
他のPSPやプレイステーションスポットからワイヤレスLAN機能を使って体験版ソフトをダウンロードしたり、1本のソフトでの多人数対戦をする機能。シェアリングによりダウンロードしたソフトは電源を切るかホームメニューに戻ると消えてしまうが、スリープ機能を使えば中断することが可能。ただし、シェアリング対戦は複数のソフトを使った対戦に比べて機能が制限される。

ゲームシェアリングを参照

プレイステーションスポット
全国150箇所以上のゲームソフト販売店やインターネットカフェや駅、劇場に設置されている、PSP用の体験版データをワイヤレスLAN機能を使ってダウンロードできるスポットのこと。
プレイステーションスポットを参照


ワイヤレスLAN機能(通信)
PSPは無線で他のPSPや、パソコンのアクセスポイントなどと通信をすることができる。アドホックモードとインフラストラクチャーモードがある。

アドホックモード
PSP同士の近距離(30m以内)の通信。主に仲間内での協力・対戦プレイや、体験版を他のPSPに分け与えるゲームシェアリングなどに使われ、2人〜16人での同時対戦が可能。ゲームシェアリング対応ソフトは1本のソフトで多人数対戦をすることも可能。PS3との連携にも利用される。
インフラストラクチャーモード
アクセスポイントを介してインターネット接続できる機能で、データのダウンロード、アップロード、ウェブブラウザによるHPの閲覧が可能。新しいステージなどの追加データを定期的に配信したり、プレイヤーが作ったステージ、育てたキャラクターデータ、ゴーストデータなどをやり取りできる。これにより、クリアしただけで終わりというわけでなく、ゲームをより楽しむことが可能になった。また、対応ソフトは少ないもののインターネットを利用して遠く離れた人との対戦も可能となっている。

インターネットブラウザ
システムソフトウェア バージョン 2.00からインターネットに接続することによりウェブページの閲覧が可能になり、一般的なブラウザと比較しても遜色のない機能が用意されている。ブラウザには株式会社ACCESSのNetFrontが採用されている。

ブックマークの保存
文字サイズの変更
表示文字コードの変更
履歴の表示
JavaScriptに対応
プロキシサーバの利用
ファイルのアップロード、ダウンロード
Flashコンテンツの表示
システムソフトウェア バージョン 2.70より対応
[本体設定]-[FlashPlayerを有効にする]から認証を受ける必要がある
YouTubeなどのFLV形式の動画サイトには非対応
タブブラウズ機能
Webページのブラウズにはパソコン同様にマウスポインタを使用し、アナログパッドで操作できる。ページ上の画像や動画、音楽もダウンロード可能。これらのデータはすべてメモリースティックに保存され、ダウンロードしてすぐ見ることができる。しかしながら、対応外の拡張子のファイルをダウンロードしようとすると、文字化けしたページが表示される場合がある。

また、赤、青、オレンジの3つのタブがあり、同時に3つのページにアクセスできる。タブの切り替えは、□ボタンを押しながらLボタンおよびRボタンで行う。□ボタンを押している間、画面上部にそれぞれのタブを表すバーが表示され、現在どのタブを表示しているかや、それぞれのタブの読み込み状況が表示される。

機能が多い反面、ブラウジング時のデータの管理は全てメインメモリ上で行われているため、動作速度は決して速くなく、画像の多いサイトでは「メモリ不足」で完全に表示できない場合もあるが、システムソフトウェア バージョン 3.10から搭載された、「省メモリ」機能を有効にすることで多少軽減される。

PSPの画面サイズ向けにレイアウトされたサイトや、壁紙や動画をダウンロードできるサイトもある。


USB接続
PSP本体上部のUSB端子からミニUSBケーブルで接続することで、パソコン、PS2、PS3とデータをやりとりすることが出来る。

動画・写真・音楽データをパソコンからダウンロードしたり、PSPのセーブデータをパソコンに保存したり、パソコン経由でインターネットを通じで他の人とデータを交換したりできる。また、対応しているソフトならPS2とのリンクも可能。体験版のダウンロードができるソフトもある。また、周辺機器と接続して機能を拡張することも出来るが、PSP自身はホストデバイスの機能を有しないため、対応周辺機器はホストデバイス機能を内蔵したものに限られる。

PSP-2000では、パソコンやPS3などUSBを搭載されているものに接続することにより、USBの電力が補給され充電することができるため、外出する際にACアダプタを持ち歩く手間が省ける。


UMDビデオ
UMD-VIDEOで供給されている映像ソフトを見ることができる。

『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』を初め、映画、ドラマ、ミュージッククリップ、ポルノグラフィなど多岐のジャンルに渡るソフトがある[1]。ビデオレンタル店ゲオの一部の店舗(約50店)ではDVDと同一料金でレンタルも実施されている。


メディアプレイヤー
メモリースティックに保存してある動画データの再生、音楽の再生、画像データの閲覧ができる。

対応しているフォーマットはH.264/MPEG-4 AVC Main Profile Level3・MPEG-4 SP(AAC)・H.264/MPEG-4 AVC(AAC)・ATRAC3plus・Linear PCM・MP3・MPEG-4 AAC・WMA(WMAの再生はインターネット接続によるアクティベーションが必要)・JPEG・TIFF・BMP・GIF・PNG。各機能にはレジューム機能を搭載し、停止した時点から再び再生することが可能なほか、無線LANによりPSP同士で写真を交換することもでき、マルチメディアプレイヤーとして実用的である。保存できるデータの量はメモリースティックの容量に依存するため、音楽データや動画データなど容量が大きいデータを保存する場合は、より大容量のメモリースティックがある方が望ましい。


スリープ機能
パワースイッチを短く上に入れることで、ゲームをそのままの状態で一時的に中断することができる。

再起動時は1〜2秒ほどで再開できる。スリープモード中は基本的に殆どバッテリーを消費しない。また、一定時間で自動スリープにすることも可能(HOMEメニューの設定で変更可能)。また、バッテリー残量が少なくなると自動的にスリープに入りバッテリーを節約するようになっているが、その後完全に電池が切れた場合は電源が切れてしまい、復帰できずHOMEメニューに戻ってしまうため、なるべく早めに充電する必要がある。スリープモードになり画面が消えた後も1〜2秒ほどバックグラウンドで動き続けるので、アクションやレースゲームなどのリアルタイムで動かすゲームで使用する場合はポーズをかけてからスリープに入るのが望ましい。


インターネットラジオ
システムソフトウェア バージョン 3.80からインターネットに接続することによりインターネットラジオを聴くことが可能になった。

インターネットラジオを聴くためには、あらかじめラジオ局や個人が用意したPSP専用のインターネットラジオプレーヤーをメモリースティックに登録する必要がある。インターネットラジオプレーヤーの開発者向けキットの配布が予定されており、ラジオ局や個人がそれぞれプレーヤーを用意できるようになる予定。

機能はインターネットラジオプレーヤーによって異なる。なお、現在どちらのプレイヤーも日本語表示には完全に対応していない。

公式サイトで配布されているPSP向けのインターネットラジオプレーヤーは以下の通り。(2007年12月現在)

Internet Radio Player I
SHOUTcastの提供するインターネットラジオを聴くことができる。
Internet Radio Player II
icecast.orgのの提供するインターネットラジオを聴くことができる。

歴史
2003年
5月14日 - 新携帯プラットホーム“PSP”発表。
2004年
5月 - 携帯型ゲーム機 「プレイステーション・ポータブル」 (PSP) 全世界約100社のゲームソフトウェアメーカーが参入。
5月12日 - 携帯型ゲーム機 「プレイステーション・ポータブル」 (PSP) 商品発表。
9月21日 - PSP国内ソフトウェアラインアップ(予定)発表。
10月27日 - PSP 国内12月発売タイトル発表。
12月12日 - プレイステーション・ポータブル、プレイステーション・ポータブル バリュー・パック(ブラック)発売開始。
2005年
4月 - UMD Video対応ソフトウェア 発売開始。
6月9日 - PSP向け周辺機器「カーアダプター」・「アクセサリーポーチ&クロス」発売。
9月15日 - プレイステーション・ポータブル バリュー・パック(セラミック・ホワイト)発売。
10月 - 全世界累計生産出荷台数1,000万台到達。
10月27日 - PSP向け周辺機器「大容量バッテリーパック」・「メモリースティック PRO デュオ」 (1GB) 発売。
11月17日 - プレイステーション・ポータブル ギガパック(ブラック、セラミック・ホワイト)発売。
12月 - 全世界累計生産出荷台数1,500万台到達。
2006年
3月15日 - PS Business Briefing 2006 Marchで公開されたロードマップおよびホームページで、アップデートによる今後の新機能や新サービスを発表。
10月1日 - 東北新幹線「はやて」のグリーン車利用のJR東日本パック旅行「びゅう」の購入者にPSP本体とソフト貸出サービス開始。実施期間は2007 3/31までの期間限定。
10月19日 - 「プレイステーション・ポータブル ボーナスパック」発売。
11月22日
PSP本体カラーバリエーション「ピンク」PSP-1000 PK 発売。
PS3を通じてPS1ソフトのダウンロード販売開始。
12月14日 - PSP本体カラーバリエーション「シルバー」PSP-1000 SV 発売。
12月21日 - PSP本体カラーバリエーション「メタリックブルー」PSP-1000 MB 発売。
2007年
1月16日 - 全世界累計生産出荷台数2,000万台到達。
2月22日 - PSP本体カラーバリエーション「シャンパンゴールド」PSP-1000 CG 発売。
4月3日 - SCEAがPSP本体基本パックの価格を199ドルから169ドルへ値下げ(日本での値下げは無し)。
7月12日 - 軽量・薄型化したPSP(PSP-2000)発表。
9月20日 - PSP-2000発売。PSP用パソコン向けPLAYSTATION Storeが開設。
10月4日 - PSP-2000特別限定同梱パッケージ先行発売分を含め、売り上げ50万台を突破。
11月4日 - PSP-2000が9月20日の国内発売から2ヶ月で売上台数100万台達成。
12月13日 新色「ディープ・レッド」2種類のパックで限定発売。
2008年
2月28日 - 新色「ミント・グリーン」発売。
4月24日 - 「マット・ブロンズ」バリューパック(PSPJ-20002)を限定発売。

歴代キャッチコピー
全てのゲーム! を、持ちあるこう。
全ての楽しい! を、持ちあるこう。
さー、何して遊ぶ?
さー、新展開。
アソビが変わるぞ。(現行)
GOSHOCK(シャンパンゴールドが出るまでの5色の一時期)
これが、ゲームだ。
かるッ。(PSP-2000発売時)

主な仕様

ハードウェア

PSP-1000
CPU
PSP CPU(MIPS 32bit コア R4000×2)
クロック周波数:1〜333 MHz
浮動小数点演算能力:2.6Gflops(33MHz駆動時)
ポリゴン演算能力:(SCE公表値)3300万ポリゴン/秒[2]
メモリ
メインメモリ:32MB(うちカーネルが8MBを占有エリアとして確保)
内蔵DRAM:4MB
ディスプレイ
4.3インチ シャープ製ワイドスクリーンASV液晶
480×272 ピクセル(16:9)、1,677万色
最大輝度 200/180/130/80 cd/m2(200cd/m2はACアダプター使用時のみ)
サウンド
ステレオスピーカー内蔵
主なI/O
IEEE 802.11b準拠(Wi-Fi)
USB2.0 High Speed対応 mini-B Type
メモリースティック PRO Duoスロット(MagicGate・高速転送対応)
赤外線通信(IrDA)
外部電源供給端子
本体電源入力端子(リチウムイオンバッテリー)
ヘッドホン/マイク端子
内蔵ドライブ
再生専用UMDドライブ
電源
内蔵リチウムイオンバッテリー(3.6V/1,800mAh。別売りで2,200mAhもある)
PSP専用ACアダプター(100〜240V対応)
重量
約280g (バッテリーを含む)
ちなみにこのPSP-1000にアクセントとして付けられている上部の凹みは上段78+中段79+下段80の計237個付いている。このアクセントはPSP-2000では削除された。

PSP-2000
CPU
PSP CPU
クロック周波数:1〜333 MHz
メモリ
メインメモリ:64MB(うち32MBはバッファ。これによりソフトによっては読み込み待ち時間の短縮が期待できる)
ディスプレイ
4.3インチ ワイドスクリーンASV液晶
480×272 ピクセル(16:9)、1,677万色
サウンド
ステレオスピーカー内蔵
主なI/O
IEEE 802.11b準拠(Wi-Fi)
USB2.0 High Speed対応 mini-B Type
メモリースティック PRO Duoスロット(MagicGate・高速転送対応)
アナログ ビデオアウト
外部電源供給端子
本体電源入力端子(リチウムイオンバッテリー)
ヘッドホン/マイク端子
内蔵ドライブ
再生専用UMDドライブ
電源
内蔵リチウムイオンバッテリー(3.6V/1,200mAh)
PSP専用ACアダプター(100〜240V対応)
重量
約189g(バッテリーを含む)、従来のPSP-1000よりも約91g軽い。

ソフトウェア
XMB(クロスメディアバー)による直感的操作が可能
音楽(MP3/ATRAC3/ATRAC3plus/PCM/AAC/WMA)再生機能
動画(MP4/AVC720×480ドット・30fps・Level3まで対応)再生機能
静止画(JPEG/TIFF/GIF/PNG/BMP)閲覧機能
IPアドレス振り分け機能。
日本語入力にジャストシステム製ATOKを採用。
ACCESS製インターネットブラウザNetFrontを搭載。
アドビシステムズ製Macromedia Flash Player 6.0を搭載。
セキュリティーソフトにRSA Security製RSA BSAFEを搭載。

周辺機器・アクセサリー

SCEI製

PSP-1000用
バッテリーパック
PSP-110 DC 3.6V 1800mAh(PSP-1000本体に付属のものと同じ)
PSP-280 DC 3.6V 2200mAh
バッテリー急速充電器 PSP-190
リモコンつきヘッドホン(ホワイト PSP-140、ブラック PSP-140B)

PSP-2000用

D端子ケーブル
PSP-2000専用ワンセグチューナーバッテリーパック
PSP-S110 DC 3.6V 1200mAh(PSP-2000本体に付属のものと同じ)
リモコン付きヘッドホン PSP-S140
アナログアウト用各種ケーブル
AVケーブル(ゲームの映像出力は不可)
PSP-S150 コンポジットケーブル、約2.5m
S VIDEO ケーブル(ゲームの映像出力は不可)
PSP-S160 S端子ケーブル、約2.5m
D端子ケーブル(ゲームの映像出力にはプログレッシブに対応したテレビが必要)
PSP-S170 D端子ケーブル、約2.5m
コンポーネントAVケーブル(ゲームの映像出力にはプログレッシブに対応したテレビが必要)
PSP-S180 コンポーネントケーブル、約2.5m
ワンセグチューナー
PSP-S310 ワンセグ放送を受信する時はメモリースティック Duoが必要となる。
クレードル PSP-S360
クレードル本体 PSP-S340
リモコン PSP-S350
クレードル&D端子ケーブル PSPJ-15013
上記のクレードルにD端子ケーブルをセットにしたもの。

PSP-1000、PSP-2000両用
ACアダプター(PSP本体に付属のものと同じ)
カーアダプター PSP-180
ネックストラップ

メモリースティック PRO Duo 1GBとメモリースティック Duo 32MBメモリースティック
メモリースティック PRO Duo 1GB PSP-MP1G
メモリースティック Duo 32MB PSP-MP32
GPSレシーバー (PSP-290)
本体上部のUSB端子に取り付ける仕組み。利用開始時の位置取得時間は40秒以内で、1秒ごとに位置情報を更新する。「MAPLUS ポータブルナビ」等でポータブルナビゲーションとしての利用もでき、「メタルギアソリッド ポータブル OPS」や、「みんなのGOLF場」などGPS対応のゲームも発売されている。
カメラ (PSP-300)(商品名:ちょっとショット)
本体上部のUSB端子に取り付ける仕組み。マイクも内蔵されている。SCEはこのカメラを利用して将来ビデオチャットのサービスを開始する予定で、ゲームをしながらもビデオチャットできるようにしたいとしている。映像フォーマットはMotionJPEGを採用する。また、PS2の一部のソフトウェアで利用された、体の動きをカメラに映すことでゲームを操作する「EyeToy:Play」のPSP版として「EyeToy on PSP」という名称で発売する予定
PSP専用バッテリーチャージャー(PSP-330)
2200mAhバッテリーパック(PSP-2000用バッテリーカバー付き)
PSPJ-15007(ピアノ・ブラック)
PSPJ-15008(セラミック・ホワイト)
PSPJ-15009 (アイス・シルバー)
マイクロホン
SINGLE PACK(マイクロホン1個同梱) PSPJ-15014
TWIN PACK(マイクロホン2個同梱) PSPJ-15015
ソフトケース(ホワイト、ブラック)
アクセサリーポーチ
クロス

SONY製
メモリースティック Duo
MSH-M128N(128MB)、MSH-M64N(64MB)、MSH-M32N(32MB)
3MSH-M128(128MB、バリューパック3枚組)
メモリースティックPRO Duo
MSX-M4GS(4GB)、MSX-M2GS(2GB)、MSX-M1GST(1GB)、MSX-M512S(512MB)、MSX-M256S(256MB)
メモリースティックPRO Duo ハイスピード
MSX-M2GNU(2GB)、MSX-M1GNU(1GB)、MSX-M512NU(512MB)、MSX-M256NU(256MB)
メモリースティックビデオレコーダー (MSVR-A10)
デジタルチューナーやDVDレコーダーなどの機器で受信したテレビ番組を、DVDレコーダー感覚でメモリースティック Duoにリアルタイムで録画できる。それにより今までは不可能だった、デジタル放送の「1回だけ録画可能」な番組もメモリースティックへの録画を実現。録画した番組は、PSPでそのまま再生でき、従来のようにパソコンでのデータ変換や転送の手間や時間を省くことが出来る。しかし、チューナーや再生機能は搭載しておらず、メモリースティック Duo/PRO Duo専用で、かつPSPのみで再生可能。
スゴ録(RDZ-D900A、RDZ-D97A、RDZ-D77A、RDR-AX75)
ブルーレイディスクレコーダー(BDZ-A70、BDZ-X90、BDZ-V9)
DVD/HDDハイビジョンレコーダーに、「おでかけ・スゴ録」を搭載。PSPを直接USBでつなぐだけで転送可能。あらかじめファイルを変換しておけば、1時間の番組が3分で高速転送できる。MPEG-4 AVCを使用。ムーブという形で「1回だけ録画可能」のタイトルも転送できる。この場合、HDDからそのタイトルは削除され、メモリースティックに移動される。移動したタイトルをHDDへ戻すことはできない。
BDZ-X90/BDZ-V9はHDD/DVDハイビジョンレコーダーではなく、BD(Blu-ray)/HDDハイビジョンレコーダーになる
ロケーションフリーベースステーション(LF-PK1、LF-PK20)
ベースステーションと連携させることにより、PSPをロケーションフリープレイヤーとして活用することが可能。LF-PK1では動画コーデックがMPEG-4(PART2)のみであったが、LF-PK20はAVCの送信にも対応した。

主な社外品
iFM for PSP
Griffin Technologyという日本国外の会社が海外で発売した周辺機器の一つ。PSPリモコンにFMラジオチューナーを内蔵し、76.0 MHz〜108.0 MHzの範囲まで受信可能。元々は名前の通りiPod向けに発売されている製品であった。
PSP テレビプロジェクター
プロアクションリプレイなどでおなじみのサイバーガジェットが販売している製品で、PSPの液晶画面をテレビ画面上に映し出すことが可能な機器。機能が機能だけにかなり値が張るが、それでも人気のある周辺機器の一つである。同じような製品でゲームテックが発売しているPSP プレイオンTVなる製品もある。
液晶保護シート
各社から発売されている液晶保護用のシート。ゲームショップなどの他に100円ショップでも販売されている。PSPの画面は指紋やほこりがつきやすいことに加え、PSP本体は利益率が低いため(これはゲーム機全体にいえることであり、PSPに限った話ではない)「保護シートを使用してください」と注意書きしてあるゲームショップも多数存在する。商品によって透明度、写り込みのしやすさ、視野角、貼り付けやすさ等が違うため、選ぶ際は注意が必要である。湿度の高いところで貼り付けるとほこりが入らず綺麗に貼れるため、「風呂場で貼るといい」と言われることがあるが、PSPは高温多湿に弱いので機械の寿命を縮め、最悪の場合破損する事がある。
メモリースティック Duo および PRO Duo
I-O DATAやSanDisk等が販売している。
その他、丈夫なエチレンビニルアセテート製のポーチや大容量バッテリー、UMDケースなどの製品も販売されている。

本体のバリエーション
違いは同梱物とカラーバリエーションのみで本体の性能に差はない。ただし、基板や生産国が違うことがある。価格はPSP-1000の場合はオープン価格で、PSP-2000の場合はメーカー希望小売価格(消費税込)。


PSP-1000シリーズ
プレイステーション・ポータブル(オープン価格、PlayStation.comでは税込価格20,790円)
ブラック、PSP-1000:2004年12月12日発売
セラミック・ホワイト、PSP-1000CW:2006年4月20日発売
ピンク、PSP-1000 PK:2006年11月22日発売
シルバー、PSP-1000 SV:2006年12月14日発売
メタリックブルー、PSP-1000 MB:2006年12月21日発売
シャンパンゴールド、PSP-1000 CG:2007年2月22日発売
※本体のほかACアダプターとバッテリーパックが付属。
※メモリースティックDuoは付属しないため別途購入する必要がある。
※アメリカでは2007年4月より199ドルから169ドルへと、30ドル値下げした。
プレイステーション・ポータブル バリュー・パック(税込価格 26,040円)
ブラック、PSP-1000K:2004年12月12日発売
セラミック・ホワイト、PSP-1000KCW:2005年9月15日発売
本体セットの内容にメモリースティック Duo 32MB、リモコン付きヘッドホン、ポーチ&ハンドストラップが付属。
現在は生産終了し、ボーナスパック(後述)の生産に切り替わっている。
プレイステーション・ポータブル ギガパック(税込価格 31,290円)
ブラック、PSP-1000 G1:2005年11月17日発売
セラミック・ホワイト、PSP-1000 G1CW:2005年11月17日発売
バリュー・パックにメモリースティック PRO Duo 1GB、USBケーブル、クロス、スタンドが付属。
バリューパックに付属するハンドストラップは付属していない[3]
プレイステーション・ポータブル ボーナスパック(オープン価格、PlayStation.comでは税込価格28,000円)
ブラック、PSPJ-10004:2006年10月19日発売
セラミック・ホワイト、PSPJ-10005:2006年10月19日発売
本体セットの内容にメモリースティック PRO Duo 1GB、USBケーブル、スタンド、ポーチが付属。
好評だったバリューパック、ギガパックの流れを汲んで発売されたボーナスシーズンに向けた数量限定モデル。
PlayStation.comでの価格は28,000円となっており、実質的には以前発売されていたギガパックの値下げといえる。
ソフト同梱限定パック
ソフトと同時発売された限定版。ソフトとセットになっているだけでハードそのものは単品販売と違いはない。オリジナルの同梱品がつくものや、オリジナルカラーの本体もある。
プレイステーション・ポータブル -どこでもいっしょ-レッツ学校!お勉強パック(税込価格28,140円)
2006年6月15日発売で、セラミックホワイト版のみ。バリュー・パックに以下の同梱物が追加
PSP専用ソフト『どこでもいっしょ レッツ学校』
どこでもいっしょ オリジナル「プレイステーション・ポータブル」用ポーチ
どこでもいっしょ オリジナルボールペン(付録)
プレイステーション・ポータブル LocoRoco 得得パック(税込価格24,800円)
2006年7月13日発売でブラック、セラミックホワイトの2種類あり。
 本体セットの内容に『ロコロコ』とメモリースティック Duo 32MBが付属。
メタルギアソリッド ポータブルオプス プレミアムパック(税込価格29,190円)
プレイステーションポータブル(カモフラージュ)PSP-1000 CA 2006年12月21日発売
『メタルギアソリッド ポータブル OPS』を同梱した限定版
ソフト、PSP本体のほか、オリジナルケース、ストラップ、ピンズ3点が同梱される。
参考サイト(コナミスタイル)
メタルギアソリッド ポータブルオプス コナミスタイル限定版(税込価格37,800円)
プレイステーションポータブル(カモフラージュ)PSP-1000 CA 2006年12月21日発売
『メタルギアソリッド ポータブル OPS』を同梱した限定版
ソフト、PSP本体のほか、ヘビ皮オリジナルケース、ヘビ皮ストラップ、ピンズ3点、証明書が同梱される。
参考サイト(コナミスタイル)
テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー・スペシャルパック(税込価格28,000円)
2006年12月21日発売
プレイステーションポータブル(メタリックブルー)に『テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー』と以下の特典を同梱した限定版
メモリースティック Duo 32MB
オリジナルポーチ
オリジナルストラップ
オリジナルクロス
モンスターハンターポータブル 2nd ハンターズパック(税込価格27,300円)
2007年2月22日発売
プレイステーションポータブル(シャンパンゴールド)に『モンスターハンターポータブル2nd』と以下の特典を同梱。
着せ替え生肉クリーナー!?
オリジナルポーチ
オリジナルストラップ
オリジナルドレスアップステッカー 2種類
モンスターハンターポータブル 2nd サマーボーナスパック(税込価格22,000円)
2007年7月26日発売
モンスターハンターポータブル2ndを同梱した限定版。本体の色により、シャンパンゴールドとメタリックブルーの2種類がある。
先発の同梱版と違い特に特典はつかないが、本体とソフトを単品で買うよりも安価である。

PSP-2000シリーズ
クライシス コア -ファイナルファンタジー VII-(FFVII 10th アニバーサリー リミテッド)(税込価格25,890円)
2007年9月13日発売、77,777台限定発売。PSP-2000先行販売モデルとなっている。
プレイステーションポータブル PSP-2000(FFVII10周年記念オリジナル仕様)
『クライシス コア ファイナルファンタジーVII』を同梱した限定版
オリジナルストラップ
FFVII 10th Anniversary インナーイヤーヘッドホン
プレイステーション・ポータブル(税込希望小売価格 19,800円)
ピアノ・ブラック、PSP-2000 PB:2007年9月20日発売
セラミック・ホワイト、PSP-2000 CW:2007年9月20日発売
アイス・シルバー、PSP-2000 IS:2007年9月20日発売
ローズ・ピンク、PSP-2000 RP:2007年9月20日発売
ラベンダー・パープル、PSP-2000 LP:2007年9月20日発売
フェリシア・ブルー、PSP-2000 FB:2007年9月20日発売
ミント・グリーン、PSP-2000 MG:2008年2月28日発売
※本体のほかACアダプターとバッテリーパックが付属。メモリースティックDuoは付属していない。
プレイステーション・ポータブル "Deep Red" バリューパック(税込価格 22,800円)
本体は、ディープレッド(PSP-2000 DR)。
本体セットの内容にポーチ、ストラップ、クロス、メモリースティックDuo 32MBが付属。
2007年12月13日発売、数量限定生産。
プレイステーション・ポータブル "Deep Red" ワンセグパック(税込価格 29,800円)
本体は、ディープレッド(PSP-2000 DR)。
本体セットの内容に、ワンセグチューナー、ポーチ、ストラップ、クロス、メモリースティック PRO Duo 1GB、スタンドが付属。
2007年12月13日発売、数量限定生産。
スターオーシャン1 First Departure -Eternal edition-(税込価格 24,840円)
本体は、フェリシア・ブルー(PSP-2000 FB)をベースにスターオーシャンの紋章がデザインされている。
スターオーシャン1 First Departure UMDソフト
オリジナルポーチ
2007年12月27日発売、数量限定生産。
モンスターハンターポータブル2ndG ハンターズパックG(税込価格 25,800円)
PSP-2000(マッドブロンズを基調にしたオリジナル)
モンスターハンターポータブル2ndGソフト
オトモポーチ(大),(小)
プレイステーション・ポータブル "マット・ブロンズ" バリューパック(税込価格 23,800円)
本体は、マット・ブロンズ(PSP-2000 MN)。
本体セットの内容にポーチ、ストラップ、クロス、メモリースティックDuo 32MB、D端子ケーブルが付属。
2008年4月24日発売予定、数量限定生産。

システムソフトウェア
詳細はプレイステーション・ポータブルのシステムソフトウェアを参照


同時発売ソフト
括弧内はゲームのジャンル名、及びメーカー名。

みんなのGOLF ポータブル (ゴルフ・ネットワーク対戦可能 / ソニー・コンピュータエンタテインメント)
リッジレーサーズ (レース・ネットワーク対戦可能 / ナムコ)
ルミネス (アクションパズル / バンダイ)
ヴァンパイア クロニクル ザ カオス タワー (対戦格闘 / カプコン)
アーマード・コア フォーミュラフロント (人工知能シミュレーション / フロム・ソフトウェア)
麻雀格闘倶楽部 (麻雀 / コナミ)

本体画像

PSP-1000 正面

PSP-1000 背面

PSP-2000 正面

PSP-2000 背面


PSP-2000と1000の比較画像(正面)

PSP-2000と1000の比較画像(裏面)

PSP-2000と1000の比較画像(厚さ)

PSP-2000でワンセグ放送を受信



PSPについての関連事例

販売台数
2005年10月にPSPは全世界累計生産出荷台数1,000万台[4]に、また2006年3月には同1,700万台に到達。2008年3月、日本国内の推定累計販売台数は800万台を突破。ソフトは2008年4月時点では『モンスターハンター ポータブル』(ベスト版を含め)、『モンスターハンター ポータブル 2nd』、『モンスターハンター ポータブル 2nd G』がミリオンセラーを記録している(エンターブレイン調べ)。


日本国外での評価
米国の雑誌「ポピュラーサイエンス」は、11月15日発売の12月号で、2005年の新製品大賞を発表した。ソニーの「プレイステーション・ポータブル」(PSP)がハイテク小物部門にて、東芝の垂直磁気記録方式ハードディスクドライブ(HDD)がコンピューター部門にて、ともに大賞を獲得した。
Spike TV Videogame Awards 2005においてBEST BREAKTHROUGH TECHNOLOGY賞をPSPが受賞した[5]。
Time誌の「Best Inventions 2005」をPSPが受賞した[6]。
Manila Bulletin Onlineにて「THE TOP 15 TECHNEWS GADGETS OF 2005」の第1位を獲得した。

□ボタンの不良
PSP-1000型の発売当初、□ボタン反応が鈍いことや、凹んだまま戻ってこなくなることがあると指摘された。原因はバリが十分に取れていなかったためと、ボタンの位置が検知位置と一致していなかったためと判明。一部の金型に問題があったとして修理対応を行った。一時期、本体のボタン構造については当時のSCE会長久夛良木健が「仕様だ」とインタビューで答えたため大きな非難を浴びた。[7]。


その他
現状の制限事項と性能向上、その影響
PSPソフトは、発売以来長い間、可変クロック周波数機能により、最高222MHzで動作するように設定されていたが、ファームウェアバージョン3.50からは333MHzでの動作が解禁になった[8]。これにより、処理能力がさらに向上するため、より技術的クオリティの高いゲームの発売が期待できるが、消費電力も大きくなるため、対応ソフトのプレイ時はバッテリー持続時間が短くなってしまうという弊害もある。
ディスクカバーの問題
PSP-1000型の発売当初、力のかかり方によりディスクカバーをロックしている部分が外れてしまい、ディスクカバーが開いてしまう不具合がネット上で話題になった。この件に対してSCE広報部長福永憲一が「この不具合による修理依頼はほとんどなかった」とコメントしている。[9]
広告問題
2005年11月にアメリカのニューヨーク、シカゴ、アトランタ、フィラデルフィア、ロサンゼルス、マイアミにて本物のストリートアートに見せかけた落書きによる広告を行ったが、住人の不評を買い、更に公共物や私有地の壁などに無断で描かれた場所もあったため、被害住民から苦情が寄せられた。2006年7月、ブラックに続きホワイトがラインナップに加わるにあたってオランダで出された広告のうち、「白人女性が威嚇するように黒人女性の顔をつかむ」という構図の写真が人種差別的であるとアメリカで騒動となり、広告を取り下げた。
トロイの木馬、自作ソフトの起動、それに関連する話題
「PSPでサポート外ソフトウェアを起動させる為のプログラム」と偽称し、PSPに感染するトロイの木馬(ウイルス名:Trojan.PSPBrickなど)が配布されていることがシマンテックにより報告された[10]。これに感染するとPSP本体にあるBIOSを破壊してシステムファイルを削除し、起動不可能にしてしまう。SCEはこういった非正規のソフトウェアを使用しないように警告しており、感染した場合のサポートは行わないと発表している。このウイルスはPSPのバージョンを2.00以上にすれば感染を防ぐことができる。ブラウザ機能や無線LAN経由でユーザの知らないうちにウイルスに感染するといった事例はない。なお、このウイルスは携帯ゲーム機を対象とした初のコンピューターウイルスである。
またCFW入りPSPを入れて販売していたため、札幌市在住の男が商標法違反(商標権の直接侵害)で逮捕された[11]。ちなみにゲーム機を対象とした初の商標法違反での逮捕である。
詳細はプレイステーション・ポータブルの自作ソフトを参照


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